ヘスティアファミリアが英雄たちの集まる魔窟なのは間違っているだろうか 作:red knight
ここ2・3話ほどコメントもなく少し寂しい気もしますがそんなことにめげず頑張って書いていきます。
中央広場
逃げ出したモンスターだけでなく謎のモンスターも一斉に中央広場に集まってきた。
そのモンスター達を追いこんでいるのは
「ディバインバスター!」
「フライングフォーク!」
「
ナノハ達が東から、トリコが北から、そしてエミヤと赤兎馬が南からやって来た。
「ベル君、お待たせ。」
「どうやらパーティーには間に合ったみたいだな。」
「さぁお楽しみはこれからだぜ。」
中央広場に集結するオラリオでも屈指の冒険者たち。
古代の魔導書と呼ばれる
「これだけのメンバーが揃ったんだ。そう簡単にはしくじらないだろう。では最終確認をする。西側からルル達が追い込んだ例のモンスター達がここになだれ込んでくる手はずになっている。無論他のルートはチームヴェスペリアやガネーシャファミリアの面々、それとギルドからの助っ人が潰してくれている。我々はここにやって来たモンスター達を一匹残らず倒すことだ。すでにモンスター達の進むルートには一般人は誰一人立ち入れないよう手配している。」
「それと西側の方にはツナ君とハヤテちゃん達が救援に行ってるの。」
「途中でシグナム達もそっちの方に救援に向かったからな。」
「私の方からもコウスケとエリアス、ジャンヌに救援を頼んでおいた。」
エミヤとナノハ、トリコ達が現状を説明。
「エミヤ、このメカベルに乗っていればいいの?」
「あぁ、それは私がパスカルに頼んでベルのサポート用に作ってもらったメカだからな。」
ベルがメカベルの背に乗りエミヤがベルにメカベルについて説明している。
「アイズ、準備はいい?」
「大丈夫。フェイト、貴方は?」
「問題ないよ。」
アイズとフェイトが互いに武器を確認しながら準備を整える。
「さてとエネルギー充填完了だ。」
「私も十分回復できたよ。」
「はぁ~ティオナ、この後戦闘だって言うのにトリコと同じ量の食事摂ってるのよ。」
「だってお腹空いてたし。」
「だからって………」
トリコが中央広場に来る途中に倒したモンスターを自身のアビリティとスキルで食材に変えてそれをトリコと同じ量を平らげたティオナにただただ呆れるティオネ。
その時………
ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!
中央広場に向かってくる複数の足音が聞こえてきた。
「全員戦闘態勢!」
エミヤの号令と共に中央広場にいる全員が構える。
15分前、西側では
「ふっ………こんな烏合の衆で我が君臨せし街オラリオを蹂躙しようなどとは片腹痛いわ。」
ただモンスターを倒していくたびに発言に香ばしさが増していくのを、その傍で聞いていたアストレアファミリアの面々は痛々しい表情をしながら離れて見ていた。
「噂には聞いてたけど本当に言ってる事がイタくなる度にキレが良くなっていくわね………」
「これが
「できれば関わり合いたくないですね………」
そんな彼女たちの呟きを尻目にどんどんモンスターが減っていき
「参謀殿、すでに数は三分の一にまで減らしたぞ。」
[了解した。それじゃこれより例のモンスター達を中央広場まで誘導する。各自準備は?]
[こちらチームヴェスペリア。こっちは配置完了だ。]
[こちらガネーシャファミリアのハシャーナだ。俺達も準備が整った。何時でもいいぞ。]
[こちらアストレアファミリアのライラだ。私達も問題ない。]
[エミヤだ。迎撃準備はできている。始めてくれパスカル、ルル。]
[OK!オラリオ中に設置したスピーカーをonにするよ。ルル頼むよ。]
[では私ルル・B・ランペルージが命じる………オラリオの住民たちよ………我が命あるまで屋内に退避し決して外に出るな。]
「さぁ名もなきモンスター達よ、主たちの断末魔を奏でよ。我がそなたたちの声をオーケストラにしてオラリオ中に響かせようではないか。」
No side
オラリオ中に設置してある街灯にはヘスティアファミリアのパスカル作のスピーカーが内蔵してある。
元々はギルドがエレボス事件での事を踏まえた安全対策としてヘスティアファミリアのパスカル個人に依頼しギルド主導の勧めた一般人避難誘導策がスピーカーによる被害状況の報告と緊急速報の通達だった。
ただしその対価としてヘスティアファミリアには緊急時に何時でも街灯のスピーカーを自由に使用できる権利を得たのである。
そしてそのスピーカーを一括してコントロールできる装置がヘスティアファミリアの
「OK!オラリオ中に設置したスピーカーをonにするよ。ルル頼むよ。」
パスカルが通信機を装置に繋いでルルに頼む。
[では私ルル・B・ランペルージが命じる………オラリオの住民たちよ………我が命あるまで屋内に退避し決して外に出るな。]
この放送はオラリオ中に響き一般人は全てまるで人形のようにこの言葉を聞いて屋内へと避難し始める。
「流石『
オペレーションルームでパスカルの隣で
「このスピーカーの能力をフルに使ってくれるからルルには好感が持てるよ。」
「やってる事は一時的な集団洗脳ですけどね………オラリオ中を巻き込んだ………」
パスカルがルルを褒める傍でヒューバートがボソッとつぶやく。
「でもこれで住民の被害は最小限に抑える事ができるね。」
「ですね。僕達はここで被害状況の確認と情報の精査ですね。シロエがいない分頑張りましょう。」
「そうだね。」
「なら私も尽力するか………」
闘技場内
ガネーシャの目の前に突き出されるように跪いた清水とその隣に立つシロエ。
「何故だ………何故俺が用意したモンスター達がこうも簡単に蹂躙されるんだよ!」
清水の叫びに対しシロエが軽く微笑み
「さっき言ったはずだよ。こっちは君達
「だからと言って何故俺だと特定できた!?」
「この騒動が起きる直前までは分からなかったよ。でも騒動が起きた後檻を見張ってたガネーシャファミリアの人達の証言と近くに落ちていたこの破片を見つけて君だと特定できたんだ。」
シロエが出したのは黒い水晶の破片だった。
「この黒水晶の欠片は違法魔道具の一つ『パランティーア』、君にこれを持たせた人物はどうやら
「!?」
「どうやら君をガネーシャファミリアに忍び込ませたのはフュードル・Dのようだね。」
シロエは清水のほんのわずかな動揺を見逃さなかった。
「主犯が分かったなら後は簡単だ。君には今回の襲撃に加担したファミリアとその関係者について全て吐いてもらうよ。」
そう言ってシロエが清水に詰め寄ろうとするが
「やっやめ!?ぐぅぅ!?」
いきなり清水が苦しみだす。
「どうした?」
「ぐぅぅ!?あぁぁぁぁぁぁ!?」
いきなり清水が泡を吹いて倒れる。
「これは一体?」
「主よ、すでに………」
「ああ。」
清水が何者かに殺された。
(こんなことが出来るのは………)
オラリオ城壁
「やはり
「そうだね。でも彼の能力は興味深かったから色々調べることができてボクは満足だよ。」
「そうですか。それは好都合でした。ご協力感謝しますよ『カルタフィルス』。」
「とりあえずモンスター達には刷り込みでオラリオ全体を襲うように暗示をかけておいたけどこの様子だと作戦は失敗だね。」
「そうですね。なのでこの失態は計画の立案者であるルドラ様に全ての罪をかぶっていただく必要がありますね。」
「まぁボクには関係ないから後は任せるよフュードル・D。」
中央広場
ベル達が向かってくるモンスター達を迎撃している。
それはもう圧倒的に………
「
「Xバーナー!」
「レッグナイフ!」
「ディバインバスター!」
全員の攻撃で大半のモンスター達が魔石に変わっていく。
さらに
「そろそろ頃合いかな。メカベルの機能も使ってみろベル。」
「分かったよエミヤ。顕現せよ
『Page22 SuperCoordinator Kira Yamato Actual』
ベルの眼に輝きが無くなる。
「CPC設定完了。ニューラルリンケージ。イオン濃度正常。メタ運動野パラメータ更新。原子炉臨界。パワーフロー正常。全システムオールグリーン。メカベル
メカベルのバックパックと走行がパージし数多くのミサイルやらビーム兵器が現れる。
「メカベル、
ベルの掛け声と共にメカベルの全兵器が火を噴く。
ミサイルがモンスターに命中し粉砕。
ビームがモンスターの胴体を貫き破壊。
その攻撃で全てのモンスターに直撃して爆音を上げて大喝采。
「眠りにつけ
ベルがメカベルから降りてくる。
「全モンスター壊滅完了だな。」
「これで問題解決だねエミヤ。」
「ああ。だが問題はまだ残ってる。」
するとエミヤの通信機にルルから通信が
[エミヤ、オラリオの外で
「そうか………でも安心しろ。そっちはギルドのあの三人が動いている。」
[なるほど………了解した。]
ルルからの通信を切りエミヤは全体を見渡すと
「とりあえず、こっちは一段落だな。」
「うん。エミヤ、外の方は?」
「大丈夫だ。そっちはベルも知ってる奴らが片付けてくれる。」
オラリオの城壁の外
ルドラ率いる
「ぐぅぅ!?聞いてないぞ………何故『静寂』と『暴食』、『魔術師殺し』が生きているんだ………」
満身創痍のルドラを鎖で縛るのはアルフィアとザルド、そしてコートを来た40代ぐらいの男性。
「俺達の仕事はオラリオに降りかかる厄災を人知れず取り除くこと………」
「そうだな。俺達はあの時死ぬはずだったからな。これぐらいで罪滅ぼしになるならいくらでもやるだけさ。」
「私はベルともう一度会えたしもう死んでもいいと思ったが、今はこの生活が大事に思えてるからな。この生活を邪魔する奴は全員敵だ。覚悟は良いな。」
「………もはやこれまでか………おのれ~」
「神ルドラ、ギルド特別職員『
そう言ってコートの男がポケットから拳銃を取り出して
「神ルドラ、お前が地上にもたらした功罪を、神界にて永久に問答し続けるがいい。」
バァン!
拳銃に撃たれたルドラが光になって消えていく。
「キリツグ、これで終わりだな。」
「ああ、さぁ帰ろう。」
「そうだな。」
三人は城門に戻っていく。
騒動終結後、中央広場にて
中央広場にて仮設されたステージでヘスティアファミリアの新人チーム『
そのステージの最前列でベルはヘスティアと一緒に『
「今日は色々大変だったけど、最後はこんな楽しいイベントを最前列で見れて嬉しいよ。」
「そうですね。僕も楽しいです。」
「来年も楽しい
そんな二人を見て
「この光景が何度も見れるように頑張らないとな。」
「そうだなエミヤ。」
「それでシロエ、敵はやはり………」
「ああ。フュードル・Dたち
「そうか………なら一度オラリオの外にいる面々にも召集をかけないとダメかもしれないな。」
「「そうだな(だね)。」」
そう言って再びベル達の様子を見るエミヤ達。
「ベル君、ヘスティア様、にゃん太班長のお任せ屋台飯貰ってきたの。」
「速く食べようよ。」
ナノハとツナも料理を持って二人と一緒に座る。
「ありがとうツナ、ナノハ。」
「「どういたしまして。」」
「さぁ食べようか。」
とある路地
ゴクデラとクローム髑髏、山本がある人物と対峙していた。
「それは本当ですか?」
「急だな。」
「………」
「仕方ねぇぞ。あのダメツナが10代目ボンゴレに正式に決まったからな。本来ならもっと早くに就任するはずがあのベルが昏睡状態になったせいでもあるしな。」
「………でもそれは彼のせいじゃない。それとオラリオに残ると決めたのはボスの意思。」
「そうですよ。だから俺達は10代目の決めたことに従ったんっすよ。」
「そうだな。ツナにとってベルはある意味恩人だしな。」
「だとしても関係ないぞ。ツナは正式にボンゴレを継ぐ。そしたらこのオラリオとはおさらばになるんだ。アイツだってわかってるはずだ。」
「「「………」」」
「明日俺はツナと話を付ける。お前達も身辺整理はしておけよ。」
ボルサリーノを被った赤子?みたいな少年の言葉が三人の心に響いていた………
これにて怪物祭編終了です。
次回から回想『怪物祭ヴァリアー編』をなります。
ツナとベルの関係をスポットに当てた話にしていく予定ですのでお楽しみに。
今回ルルのスキルを考えて書いてみました。
『
・ギアスが発動している状態で命令すると命令された相手は全てその命令を実行する
・ギアスを見たりギアスが発動した状態で命令を聞くと催眠にかかる。
・なお
ギアスについては発展アビリティとして考えています。
今後その事について近いうちまた設定集を書いてみようと思ってます。
今年はこの話が2021年最後の投稿になります。
来年も頑張って書いていきますのでよろしくお願いいたします。
ではまた次回お会いしましょう。