ヘスティアファミリアが英雄たちの集まる魔窟なのは間違っているだろうか 作:red knight
ヘタレランキングTOP3
第1位:アツシ・中島
第2位:ツナ・S・ジェット
第3位:ベル・クラネル
第3位:コウスケ・E・アビスゲート
多分こういうランキングになるでしょう。
廃教会裏の路地
エミヤはツナを連れて路地に来ていた。
「改めまして、ボンゴレファミリーボス10代目候補のツナ・S・ジェットって言います。」
「それでその10代目候補が何故オラリオに来たんだ?」
「それはですね………」
ツナから語られる内容………それはオラリオ中を震撼させる内容だった。
ツナ語り
今から1年前、俺はごく普通の商人の息子だったんです。
だけどある日、俺の親父が家庭教師を雇ったんですがその家庭教師が………赤ん坊でした。
「ちょっと待て!話が見えん!何故赤ん坊が家庭教師なんだ?」
エミヤさんの疑問はごもっともです。
俺も最初はそう思いました。
けどこの赤ん坊、妙に大人っぽいっていうかハードボイルドっていうかそんなオーラを醸し出してまして………
とにかくその赤ん坊………めちゃくちゃスパルタなんですよ!?
もう死にかける事何千回、酷い目に合わされること何万回、そしてマフィアのボスになれと強要されること何億回と言われる毎日を過ごしまして………
「………ツナ、お前不幸の星の下で生まれたとか言われたことないか?」
その言葉、年に700回言われました。
「一日2回のペース!?」(;゚Д゚)
そんなこんなで俺の生活はその家庭教師が来てから一変しました。
でも悪いことばかりじゃなかったですよ。
友達もできました。
仲間もできました。
守るべきものもできました。
「………そうか………」
そんなこんなで色々過ごしていたある日、俺達の住んでる街をある集団が襲撃してきたんです。
彼等の目的は俺と俺の仲間達の抹殺でした。
「!?」
奴らの名前はヴァリアー………ボンゴレ九代目ボス直属の暗殺部隊でそのリーダーは
その
その際その家庭教師の機転でリング争奪戦という形でボスの座を争う事になったんですが………
「何かあったな。」
はい。争奪戦は3試合終わって俺達の1勝2敗でかなり厳しい状況なんです。
しかも第2試合と第3試合が原因で俺達の街に被害が出たんで場所を変えるってことになって………変更場所がオラリオになったんです。
「………」
それで俺達、オラリオに向かったんですけどその道中でアイツらの妨害にあって離れ離れになってしまいました。
なので仲間達が今どこで何しているのか分かんないんです。
だから………
「仲間達を見つける際にオラリオで拠点となる場所が必要と………まぁベルやヘスティアが許した以上私の独断で追い出すわけにもいかないしな。そういう事ならしばらくは居てもいい。」
ありがとうございます!
「だがその前に私達を囲んでいる奴らを片付けなきゃいけないがな。」
!?
再び廃教会裏の路地
エミヤとツナを囲むように黒服の男たちが武器を持って構えていた。
「へぇ~こんなぼろい教会に逃げ込んだんだ。うしし。」
「そんな事より、ボスが来る前に早い所奴を始末してしまおう。」
その黒服たちの中から明らかに格上と思しき二人が前に出てくる。
「ツナ、奴らがそうか?」
「ええ。ヴァリアーの幹部、ベルフェゴール、レヴィ・ア・タンです。」
「ほう、色欲の悪魔に海の怪物か………大層な名前を持っているな。」
エミヤが冷静に分析する。
(どちらか一人なら私でも対処できるが二人相手だとツナの戦闘力次第だが少々きついかな。)
すると
「エミヤ、ツナ兄ちゃん、何処?」
ベルが近づいてきた。
「ベル!?来たら駄目だ!」
エミヤが制止しようとするが
「何だあのガキは?うしし。まずは見せしめに殺してやるか?」
そう言ってベルに向けてベルフェゴールがナイフをベルに向けて投げる。
ナイフがベルに迫ろうとしていた。
「ベル!?」
すると………
バシュッ!
ナイフを掴む炎を灯した手にベルを抱きしめる額に暖かい炎を灯したツナ。
「お前ら………こんな子供まで手を掛ける気か………」
ツナの瞳がベルフェゴールとレヴィを捉えた。
ツナがベルを少し離れたところで降ろすと
「エミヤさん、ここは俺が「いや、君はベルの傍にいてくれ。」!?」
エミヤが手でツナを制する。
「へぇーアンタが相手するのかい?ボンゴレの関係者でもないのに俺達と一戦交える気か?」
「愚かな。お前がオラリオの冒険者だとしても我々ヴァリアーの実力を持ってすればこの街の全冒険者を全て抹殺することなど容易い事。」
するとエミヤがフッと笑い
「それは冒険者相手に実戦を重ねた経験があるみたいだな。」
「当然だ。ここ数日オラリオの実態を把握すべくあちこちで冒険者に闇討ちしているのは我々ヴァリアーだ。」
「何故だ?」
「簡単な事だ。我々のボス、
「うしし。面白くなりそうだぜ。」
「………殺し屋か………なら手加減は無用だな。」
するとエミヤの目が虚無のように深い闇の底のような目になる。
「やれ!」
レヴィの号令でヴァリアーの戦闘員たちがエミヤに襲いかかるが
「
エミヤが二振りの剣を投影する。
その剣を使って戦闘員たちの攻撃を受け流し、
「お前たちは本当の冒険者を知らないようだな。」
エミヤの剣漸が戦闘員たちの攻撃をさばき、そして彼らに襲いかかる。
「ぐわぁぁぁ!」
「ギャァァァ!」
一人は右手を切り裂かれ、もう一人は耳を削ぎ落され、さらにはほとんどの戦闘員たちが一瞬にして戦闘不能に追い込まれた。
「こいつ!?一体!?」
「どうやらお前たちが相手にした冒険者のほとんどは第二級以下、なら第一級の冒険者相手に戦ったことはなさそうだな。この様子ならお前たちの考えは一瞬で瓦解するだろうな。何故なら私に簡単にやられるほどの兵隊では話にならんからだ。それにお前達幹部では私や『猛者』、アストレアファミリアやガネーシャファミリアの幹部たちの足元に及ばないな。」
「なんだと!?」
「レヴィ、落ちつけよ。アイツは他の冒険者と違う。どちらかというとアイツは俺達と同じ殺し屋………それもかなりの手練れだ。」
「今ここで手を引くなら私はお前たちを殺さない。だがこれ以上戦うというなら命を捨てる覚悟を持って臨むことだ。」
その様子を遠くで見ていたツナは思わず
「………凄い………」
「エミヤは強いよ。なんたって今オラリオで最上位のレベル6の冒険者だから。」
「!?」
ベルの一言を聞いてツナは驚愕する。
(なんとなくエミヤさんに話せば何とかなるって思ったけど………これはさすがに予想外だな………)
ツナは改めて自身の超直観にただただありがたいと思うのであった。
その日の夜、廃教会にて
夕食を終えベルが風呂に入っていた頃、エミヤはヘスティアとユキチ、トリコとコマツ、ジャンヌを交えてツナについて話していた。
「それで今朝ツナくんを襲撃してきたそのバリアーだか何だかを君が撃退したと」
「正確にはヴァリアーだ。それで奴らはボンゴレのボスの座を手に入れた後オラリオを襲撃すると言っていた。」
「で、奴らの戦力は?」
「戦闘員はレベル3以上なら問題ないレベルだ。幹部も私やユキチ、トリコが出れば簡単に倒せるレベルだ。」
「それじゃ何が問題なんですか?」
「ボンゴレを倒す事は奴らマフィアの掟
「それってどういう事?」
「ヘスティア、『チェッカーフェイス』という言葉を聞いたことがあるか?」
「たしか………!?待って!?もし君の予見することが現実に起こったとしてそれでその『チェッカーフェイス』が出てきたとしたら………」
「黒竜が出てくるよりも最悪な事態になるだろう。それもオラリオが地図から消えることになるだろうな。」
「「「!?」」」(;゚Д゚)
エミヤの一言にヘスティアとコマツ、トリコが驚く。
「つまりそれだけの異常事態って事か?」
「そう言うことになる。これはオラリオ全体の存亡にかかわる事だ。しかもその事態を把握しているのは私達だけだという事だ。」
「他のファミリアに協力を仰ぐのは?」
「ジャンヌ、私達は実力こそ第一級冒険者と変わらないが実際零細ファミリアの私達の進言をオラリオの主要ファミリアが聞くとは思えん。それにギルドはエレボス事件の後始末で手が離せない状況だ。となると私達だけで対応するしかない。そこでだ。」
するとエミヤが手紙を3つテーブルの上に置く。
「ジャンヌ、今夜急いでオラリオを出てメイルストラに向かってくれ。」
「メイルストラ?」
「そこに昔旅で知り合った凄腕の実力者が4人いる。そいつらに当てた手紙だ。ジャンヌ、君ならアイツらを説得できるだろう。まぁ一人ごねるだろうがその時はベルの名前を出せ。そうすれば何とかなるはずだ。」
「そうか。でもなぜ手紙が三つ?」
「一人はメイルストラにいる道中で捕まえられるはずだ。そのための道具も渡す。そいつを捕まえる事が出来ればメイルストラからオラリオまで往復で二日で済むはずだ。」
「分かった。」
「それでエミヤよ。私達はどうするんだ?」
ユキチの質問に対し
「今ツナが仲間達を急いで探している。昼間に検問していたガネーシャファミリアの面々に聞き出したところツナの仲間と思わしき連中がオラリオに入っていたことが分かった。ツナにそいつらを集めてここに連れてくるよう頼んだ。」
「どういうことだ?」
「ヴァリアーの連中と対峙して分かったんだが私達なら問題ない相手だがツナ達の実力を考えると明らかに差がある。それはどちらかというと経験値という面でだ。それが勝敗に左右する可能性がある。だからオラリオでのリング争奪戦が始まる前にツナと仲間達を鍛え上げる必要があると考えた。その家庭教師が何を考えているか分からんがこっちはオラリオの今後がかかっている。何としてもツナ達に勝ってもらう必要がある。だから私達で奴らを鍛える。」
その言葉に目を見開いたユキチはゆっくりと腰を上げて
「その意見に賛同しよう。ヴァリアーの中に昔馴染みがいたのでな。奴を相手にする者が誰であれアイツを相手にするならそれ相応の覚悟が必要だろう。」
それを聞いてトリコも
「俺も良いぜ。本当は俺達でやれば問題ないんだろうけどそれじゃ根本的な解決にはならねぇってことだろ?」
「ああ。だから私とトリコ、ユキチの三人で徹底的に鍛え上げる。期間は短いがやるしかないだろう。」
「「了解した。」」
そしてエミヤはコマツとヘスティアに目配せ
「ヘスティアとコマツは彼等に衣食住を提供するためにホームをできる限り整理しておいてくれ。無論手が空いたら私も手を貸す。」
「分かったよエミヤくん。」
「僕も精一杯サポートします。」
するとベルが風呂から上がってきた。
「あれ?皆どうしたの?」
「ベル、明日ツナが仲間連れてここに来るらしい。だからベルにも一働きしてもらうぞ。」
「ちょっとエミヤくん、ベルくんに何をさせる気?」
「ベルにもツナ達の特訓に一役買ってもらう。何せベルには完全無欠の『
「特訓!やった!」
ベルが大はしゃぎしている。
「………」(-ω-;)ウーン
「大丈夫か?」
「「「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン」」」
エミヤの提案に喜びをあらわにするベルに頭を抱えるヘスティア、ちょっと不安なユキチと彼等に賛同する三人。
オラリオ郊外の宿屋
「ドカスがぁ!」
一人の男が荒れていた。
「………」
「うしし。荒れてるねボス。」
「………」Ω\ζ°)チーン
フードを被った赤子らしき人物が沈黙している中、ベルフェゴールが笑いながらナイフでジャグリングしレヴィは何故かケツに注射針を刺された状態で倒れていた。
「それでボス。どうするの?その廃教会にいる連中を倒すのは一筋縄じゃいかないんじゃ?」
「………暗殺は辞めだ。争奪戦で奴らを一人残らず殺すぞ。」
「うしし。そう来なくちゃ♪」
するとホテルの扉が乱雑に開けられ
「ゔお゛ぉい!買ってきたぞオラリオで一番高い酒!」
「遅かったねスクアーロ。」
「あのな!この
「それは災難だったね♪うしし。」
「笑ってんじゃねぇぞベルフェゴール!」
翌朝廃教会にて
廃教会の外にエミヤとベル、ヘスティア達が今か今かと待ち続けている。
「ん?来たみたいですよ。」
コマツが廃教会に近づく一団に気づく。
「どうやら一晩で見つけられたようだな。」
一団の先頭に立つツナに話しかけるエミヤ。
「なんとか見つけられました。」
その一団を見渡すエミヤ。
「おい、何ガンつけてんだよ色黒野郎!」
「ははは。こんな場所で世話になってるのかツナ。」
「zzz。」
「おぉぉ!極限に燃えてきたぞ!これは合宿っぽいではないか!」
明らかに一癖も二癖もありそうな面々に思わず大丈夫かって思うヘスティアとコマツ。
「こいつはスゲー奴らと知り合ったなツナ。そこのエミヤって言う奴もそうだが着流しの男もデカい男も明らかに実力者じゃねぇか。」
するとツナの肩に乗ったボルサリーノに黒スーツを来た赤ん坊が地面に降りる。
「なるほど………赤ん坊の家庭教師って珍しいと思ってたが実際会って納得した。」
エミヤが赤ん坊の目の前に立つ。
「”アルコバレーノ"に会うのは初めてだ。私はエミヤ、このヘスティアファミリアの副団長を務めている。」
「そういうお前は”世界に縛られた男”か?ちゃおっす。俺はリボーンだ。」
これがのちにオラリオの歴史上最強と呼ばれることになる『ヘスティアファミリア』と世界有数の白のマフィア『ボンゴレファミリー』が繋がりを持った瞬間である。
いかがでしょうか。
今回ヘスティアファミリアとツナ達10代目ファミリーの初会合です。
ただツナ達の方は後2名ほど足りませんが………(;^_^A
エミヤ側も助っ人を呼ぶために動き出します。
ちなみに助っ人はある意味豪華です。
ちなみに
でもまだリリは出ないよ。
あと前書きのヘスティアファミリア何でもランキングは私(筆者)の独断と偏見で考えたランキングです(笑)
もしこんなランキングしてほしいというリクエストがあれば考えてみます。
ただし本当に私(筆者)の独断と偏見で考えるのでそこはご理解ください(笑)
あと近いうちに設定集第3弾辺りを書こうと思ってます。
その回ではヘスティアファミリアの構成について書いていこうと思ってます。
それでは次回もお楽しみに。