ヘスティアファミリアが英雄たちの集まる魔窟なのは間違っているだろうか   作:red knight

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ヘスティアファミリア何でもランキング(ガネーシャファミリア所属F太調べ)

必殺技でオラリオを壊滅できそうな人ランキング

第1位:ナノハ・高町(理由:スターライトブレイカー一発で街が跡形もなく消えるため)
第2位:トリコ(理由:全身凶器な技が多いため)
第3位:シャマル(理由:料理だけで壊滅できそうだから)

追記:第三位の方の必殺技が分からなかったので一番殺傷能力がある特技を記載しました。(笑)



第16話

廃教会裏の路地

 

 

「それじゃ自己紹介も済んだところでそろそろ特訓を始めようか。」

初会合から自己紹介を済ませたベル達ヘスティアファミリアとツナ達の面々はエミヤの一言で本題に入る。

「それで誰がツナ達を鍛えるんだ?」

「その前に聞きたいことがある。次の試合は誰が出るんだ?」

「俺だぜ。」

エミヤの質問に対し答えたのは

「君は確か山本武だったか………なら」

「私が相手だな。」

山本武の相手はユキチだ。

「君は剣を使うと聞いたが」

「ああ。これだぜ。」

山本が持っていた竹刀を見せる。

「なるほど………”時雨蒼燕流”か。」

「!?」

「ならこの場所では分が悪いな。ついてくるがいい。」

ユキチは山本を連れて何処かへ。

「ツナは最終戦だったな。ならベル、ツナの相手をしてくれ。」

「わかったよエミヤ。」

「ちょっ!?ちょっと待ってエミヤさん!?」

するとツナが慌てて止める。

「どうかしたか?」

「だってベルって6歳ですよね。幼児が俺の特訓相手なんて」

「ツナ、お前の家庭教師は赤子じゃなかったか?」

「それはそうですけど………」

「それとベルはこれでもレベル1の冒険者で少なくとも今の君と同レベルの実力と考えてもらっていい。」

「いや、それでも………」

「何グダグダ言ってんだダメツナ。向こうが指名したんだからさっさとやれ。」

渋るツナにリボーンが小言弾をツナに撃ち込んだ。

「………分かったよ。それじゃやろうかベル。」

「うん。」

ツナは覚悟を決めベルと路地のガラクタの乱雑する場所へと向かう。

「さてトリコ、お前はそこのリョウヘイの相手をしてやってくれ。」

「分かったぜ。じゃぁリョウヘイ、あっちでやろうか?」

「おう!極限に燃えてきた!頼むぞトリコ!」

トリコとリョウヘイはベル達とは反対側の空き地に向かう。

「それじゃ残るは」

「俺だな。」

「ん?何か勘違いしてないか?」

「ああん?どういうことだ?」

「私が相手にするのはゴクデラ、君だけじゃない。そこのランボも含めた二人だ。」

「ああ!?舐めてんのか!?この俺を、10代目の右腕である俺がなんでこの馬鹿牛と組んでやらねえと行けねぇんだ!」

「簡単な話だ。現状あの3人は少なからずとも個人としての改善の余地がある。だがお前とそこのランボは個人の実力の前に圧倒的に足りてない所がある。それを今から教えてやる。実戦形式でな。」

エミヤが双剣を構える。

「舐めやがって!おい馬鹿牛!起きろ!」

そう言ってゴクデラがランボに拳骨を落として起こす。

「ふぎゃ!?」

「さっさとあのクソ色黒倒して10代目の応援に行くぞ!」

するとエミヤが軽く笑いながら

「どうやら冒険者を侮っているみたいだな。なら一度知ってもらうとしよう。圧倒的な実力差というモノをな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

路地の東側

 

対峙する武とユキチ。

ユキチが刀を構える。

「さて特訓を始める前に一つ言っておくことがある。」

「何だ?」

するとユキチが武の持つ竹刀を指し

「以前私が刀を交えて勝てなかった相手が4人いる。」

「………」

ユキチの話に山本は静かに耳を傾ける。

「『飛天』比古清十郎、『桜蘭』沖田総司、『敗者(ルーザー)』佐々木小次郎、そして………『篠雨』山本時雨秋雨こと山本剛。」

「!?」

「どうやら山本剛は君の親縁みたいだな。」

「ああ親父だ。」

「なるほど………では時雨蒼燕流も彼から教わったのか?」

「ああ。」

「では君の覚悟のほどがどれくらいか………まずは小手調べといこうか。」

そう言って一瞬で武の懐まで飛び込むユキチ。

キィィィィン!

「!?」

一瞬驚くも武も時雨金時でユキチの斬撃を防ぐ。

「ほう。反応速度は中々………でも気を抜くとその首が飛ぶかもしれんぞ。」

すぐさま二撃目を放つユキチに対し防戦一方の武。

(この人………めちゃくちゃ強い!?こんな相手に親父は勝ったのか!?)

「言っておくが勝てなかった=負けたではない。私が戦っていた時代で剣士の戦いは負け=死だ。」

「!?」

「ゆえにその4人とは未だに決着がついていない。」

そう言ってユキチが距離を取る。

「そして君が相手するであろうスクアーロは私が現役晩年の時に現れた最も才能ある剣士だ。その剣士を相手に勝つつもりなら奴を超える気迫をもって挑むべきだ。君にその覚悟はあるのか?」

「その事………親父にも言われたぜ。だけど俺は決めたんだ。自分がやらなければいけない戦いは………『遊び』じぇねって。」

「………そうか。では小手調べは終わりだ。ここからは全力で行く。もちろん殺しはしない。だが死ぬ気で立ち向かわないと怪我では済まないぞ。」

「上等!」

今度は武がユキチに斬りかかる。

「ふふ。久しぶりに鍛えがいのある男が現れたものだ。」

ユキチはどこか嬉しそうに笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

路地の西側

 

ベルと対峙するツナ。

「じゃぁ行くよツナさん。顕現せよ英雄図鑑(アルゴブック)。」

ベルの右目が光り、その光が本の形になってベルの頭上に現れる。

「あの本は………」

「気を付けろツナ。あれは魔術の類だぞ。」

リボーンの忠告を聞いてツナが身構える。

『Number2 The folklore of fierce flames Kyo Kusanagi Actual』

本のページが開きそこに書かれたバンダナを巻いた男性の絵が炎を纏ってベルの中に入っていく。

『「見せてやる!草薙の拳を!」』

ベルの中に憑依した人物がベルとシンクロして話す。

「これは一体………」

「これがヘスティアファミリア団長ベル・クラネルの能力だ。」

そう言ってエミヤが近づいてきた。

「おうエミヤ。ゴクデラとランボはどうした?」

「あの二人なら早々に眠ってもらった。正直一番手のかかる手合いだ。」

「ほう。あの二人を一瞬で倒したのか。やっぱりアンタは強いな。ボンゴレの仲間になる気はないか?」

「悪いが私のマスターはベルだ。そういうのを探したければ他を当ってくれ。」

「それは残念だ。」

エミヤとリボーンが話している中、ベルは

『「それじゃ行くぜ!」』

ツナに向かって攻撃を仕掛ける。

ベルの右手が炎を纏い薙ぎ払うように炎をツナにぶつける。

それをツナは死ぬ気の炎を纏った両手で防ぐ。

「くぅぅ!これは死ぬ気の炎とは違う。別の何か………」

『「燃えたろ?」』

ベルが火の灯った人差し指を口許に近づけてフッと息を拭いて消す。

(ベル………君は一体何者なんだ………)

ツナはベルの能力に疑問を持つ。

『「それじゃもういっちょ行くぜ!」』

ツナの葛藤に気を取られることなくベルが再びツナに向かっていく。

「(今はベルの能力を気にしている場合じゃない)死ぬ気で受けて立つ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

路地の南側

 

リョウヘイはトリコと特訓していた。

「はぁはぁはぁ………」

「どうした?もうへばったか?」

仰向けに倒れてる傷だらけのリョウヘイと仁王立ちしながらほぼ無傷のトリコ。

「はぁはぁ………極限に俺は感動している。こんな男がこんな場所にいたとは………だからこそここで倒れているわけにはいかんのだ。もう一度頼むトリコ。」

そう言って起き上がるリョウヘイ。

「それじゃ行くぜ。10連釘パンチ!」

極限太陽(マキシマムキャノン)!」

二人の拳が交差する。

 

 

 

 

 

 

 

 

廃教会

 

エミヤ相手にたった10秒で瞬殺されたゴクデラとランボは廃教会の中で………

「………ったく!あの色黒、一体何者だよ!?」

ゴクデラは廃教会の中で目を覚ますと悪態をつきながらコマツが作った朝食を食べていた。

「仕方ありませんよ。あのエミヤさん相手に勝てる冒険者なんてここオラリオでも少数ですしそれに貴方はまだオラリオに来たばかりで冒険者がどういうモノか分からないですし」

「だからって何もできずに倒されるなんて………十代目の右腕としてなんて情けないことを………」

ゴクデラはかなり悔しがっている。

「でもまぁここの連中が強いって事は分かる。あの色黒もそうだが芝生の相手をしてるあの大男も山本の相手をしてる白髪野郎も俺達よりもましてやヴァリアーの連中よりも強い。」

素直に認めたのかゴクデラがエミヤ達を褒めるとコマツも嬉しそうに

「ありがとうございます。」

「ベッ別に褒めた訳じゃねぇし………というか上手いなこの飯。」

「それは良かったです。」

「それより解せねぇのは十代目の相手があのガキだって事だ。あのガキは一体」

「ベル君は僕達ヘスティアファミリアの団長ですよ。」

「………」

コマツの一言にだんまりになるゴクデラ。そして

「うそだろ!?あのガキがか!?」

「ええ。それにベル君が僕達を引き合わせたと言っても過言じゃないですし」

「そうなのか?」

「それにあのツナ君が君達の中心であるように僕達ヘスティアファミリアにとっての中心はベル君なんです。」

「そうか………」

コマツの言葉に何かを感じたのかゴクデラは静かになる。

「ところであの馬鹿牛は?」

「ランボ君ならまだ寝てるよ。」

コマツが指さしたところを見ると

「Zzzz………」

鼻提灯を浮かべて眠るランボにイラっと来たのか………

「あの馬鹿牛………呑気に寝やがって………」(# ゚Д゚)

「あの~ゴクデラさん、ダイナマイトはしまってくださいね。ここ壊されたら僕達が寝るところ無くなってしまいますから………」(;^_^A

 

 

 

 

 

 

 

 

オラリオ郊外の荒野

 

ジャンヌはエミヤに言われた通り昨晩オラリオを出てメイルストラに向かっていた。

その途中でエミヤから渡されたフリップを持ってヒッチハイクポーズで立っていた。

「本当にこんなんで捕まるんでしょうか?」

ちなみにフリップには『メイルストラまで乗せて』と書かれていた。

すると………

ヴォォン!

いきなり目の前に風景に場違いなド派手なスポーツカーが現れた。

「へぇい彼女♪ヒッチハイカーとはしゃれてるね♪乗ってくかい♪」

現れたのはサングラスをかけた男。

「貴方が『速さを極めし男(ラディカル・グッドスピード)』ストレイト・クーガーさんですね。」

「ほう。俺の名前を知ってるとは………お嬢さん、アンタは何もんだい?」

「私はジャンヌ・ダルク、エミヤから頼まれて貴方に助っ人を頼みに来ました。」

「へぇ~。あのエミヤからね。ならさっさと乗りな。そこで話を聞くぜ。」

とりあえず車に乗るジャンヌ。

そして………

ギュイィィィィィン!

急発進する車。

「うわっ!ちょっと!?」

「なぁお嬢さん、この世の理はすなわち速さだと思いませんか、物事を速くなしとげればそのぶん時間が有効に使えます!遅いことなら誰でも出来る!20年かければバカでも傑作小説が書ける!有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家、週刊よりも日刊です! つまり速さこそ有能なのが文化の基本法則!そして俺の持論でさ——————ァ!」

「ちょっと話聞いてます!?それと少しスピード落してください!?これじゃ話せるものも話せませんよ!?」(;゚Д゚)

この後メイルストラに着くまで話しできずクーガーのあまりの運転に車酔いすることになったジャンヌであった。

 




特訓編です。
とりあえずこんな感じに書いてみました。



ユキチが語る最強の剣士たちはこんな感じです。↓
比古清十郎(るろうに剣心):自己中心的なナルシストキャラ。多分筆者曰く一番強い剣客の一人。
沖田総司(fateシリーズ):俗に言う桜セイバー。
佐々木小次郎(終末のワルキューレ):年を重ねて強くなる渋い人。
山本剛:山本武の父。のちに武が割って入るための伏線として入れただけ。(笑)
多分最初の三人はどこかで登場させるでしょう。(あくまで予定)



ヘスティアファミリア最初の助っ人は速さを求める男ストレイト・クーガー(スクライド)です。
まぁ彼を捕まえるなら美女のヒッチハイカーを用意して待ち伏せするに限るかなと思って考えてみました。(笑)
まぁ最初からキャラが濃い人を用意したので他の助っ人も濃いメンツにしないとね………(;^_^A



さて次回からいよいよ本格的にリング争奪戦に入ろうと思います。
その前に番外編(https://syosetu.org/novel/277301/)のネタを完成させようと思います。
相変わらずの不定期投稿ですが楽しみにしていただけたなら光栄です。
ではまた次回。
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