ヘスティアファミリアが英雄たちの集まる魔窟なのは間違っているだろうか 作:red knight
ダンジョン5階層
ヘスティアファミリアの新人冒険者チーム『
「くっそーコイツ硬てぇー!」
「トウヤ離れて!ルディさん!」
「任された!喰らえ!『
ミノタウルスからトウヤが離れたタイミングで放たれたルンデルハウスの魔法はミノタウルスに命中したが胸板に小さな焦げ跡を付けただけでミノタウルスはピンピンしていた。
「全然効いてない!?」
「大丈夫。いつも通り相手が攻めあぐねている状況を作り出せばまだ勝機があります。もう一度仕掛けましょう。」
「「「「了解!」」」」
5人はもう一度ミノタウロスに攻撃を仕掛ける。
そんな5人の様子を眺めるように見ている二つの影………
「あのガキども、頑張ってんなww」
「………」
一人はロキファミリア最速の男ベート・ローガ、もう一人は『剣姫』ことアイズ・ヴァレンシュタインだった。
二人が何故ここにいるのかというと………
15分前 ダンジョン12階層付近
ロキファミリアは遠征を終え帰還することになりその帰路の途中で………
「お前、どうやったら俺の作ったアイテムが壊れんだよクソ狼!」
「うるせいぞ銀髪爆弾魔!だったろもっといいアイテム作りやがれ!」
ベートとゴブニョファミリアから助っ人として参加した『
「………たく。あいつらときたら………」(´Д`)ハァ…
「ははは………」(;^_^A
「(´Д`)ハァ…飽きんのあ奴らは………」
ロキファミリア団長にして『
「あの二人を見てると『
「そうじゃよ。あやつとまともに張り合える人材は主とオッタルを除けばヘスティアファミリアの
ガレスと話しているのはロキファミリアに所属する冒険者の中でフィン達三幹部と並ぶレベル6で『
「あーあ、ベートとゴクっちの奴また喧嘩してるよ。」
「ったく!あのクソ狼にクソ爆弾魔!団長に迷惑かけやがって………」
アマゾネスの双子の姉妹ティオネとティオナが二人の喧嘩を見てそれぞれ違う反応をする。
そんなこんなで喧嘩が長引きそうになると
「二人とも………極限に止めんか!」ゴチン!
「「イテッ!」」
二人に拳骨が落とされた。
落したのはロキファミリアの訓練教官も務めるレベル5『
「何しやがる!?」(# ゚Д゚)
「てめぇ芝生!」(# ゚Д゚)
「お前らがくだらん事で喧嘩するからだろうが!団体行動するなら喧嘩するな!」
「「………」」
真っ当な正論に文句も言えず黙る二人。
「あははは、まぁまぁいいじゃないですか先輩。ゴクデラもベートもそれだけ仲がいいってことでww」
「「仲良くねぇよ!」」
三人の口論の中に入って来たのはデメテルファミリアからゴクデラと同じく助っ人として遠征に参加した『
ちなみにゴクデラ、リョウヘイ、山本の三人は同郷だという。
「あの三人のおかげで遠征は途中までスムーズなんだけどね………」
「ゴクデラの作った魔道具を使ってアイズが無茶したり、魔道具をベートが雑に扱ってゴクデラが切れたり、その二人をいさめようとリョウヘイの拳が飛んで周りにも被害が出たり、剣術の腕が一流の山本にアイズやティオナが挑んだりして結果的に断念せざるを得なかったんじゃよな………」
フィンとガレスが遠征の間メンバーがやらかした事を思い出しため息をつく。
「そう言えばフィン、18階層で遠征中だったヘスティアファミリアの元へ行った際、次の遠征の協力を取り付けられたか?」
「残念ながら断られたよ。これがベルならあっさり了承してくれるけど今はエミヤが団長代行をしてるから簡単にはいかないね。あそこは戦力もそうだが指揮系統も『
「ルル・B・ランペルージとシロエか………あの二人がいるだけでもヘスティアファミリアの影響力は高いからな。大胆不敵に味方を手足のように動かす『
「でもそれ以上にあそこには実力者が揃ってる。『
「あいつらか。あの頃はまだ若くレベルも最高が4だったが今じゃ一人除いて全員がレベル5になったからな。」
「それもあの事件がなければ今頃は全員レベル6まで言ってたんじゃないかと言われるぐらいだったからな。」
「たしかに。トリコの話を聞いてなかったら信じなかったけどあの5人にはそう思えるだけの強い電磁波を感じたよ。」
フィンとリヴェリア、ガレス、ココがヘスティアファミリアについて話していると
「!?何か来る!?」
「どうしたココ?」
ココが何かを感知すると洞窟の奥からミノタウロスの群れが現れた。
「ここにきてミノタウロスの群れか。」
「思い出話にふけってる場合じゃないな。」
「全員!戦闘態勢!」
フィンの掛け声に遠征メンバー全員が反応する。
そして現在 ダンジョン5階層
チーム『
「ディバインバスター!」
ナノハの魔法弾がミノタウロスを貫きミノタウロスは灰になる。
「ふー。あと残りは一匹ね。」
「流石『
「ありがとうございます。でもアカツキさんも相変わらずのスピードですね。『
「お世辞はいい。それよりも団長殿とマシュ殿の援護に向かおう。」
「「了解。」」
そう言って3人が歩き出そうとした時、ダンジョンの奥から光の速さで3人に近づく者が現れた。
「あれ?ナノハさんにツナ君にアカツキさん?何でここに?」
「「「アツシ(君)(殿)!?」」」
現れたのは白髪にちょこんと虎の耳が見えるベルやツナより少し背が高い青少年だった。
「アツシ殿は遠征メンバーに加わってたのではないのか?」
「エミヤさんが遠征を切り上げて地上に帰還することを決めたからその報告に僕が選ばれたんです。」
「シグナスさんは?」
「ヨサノ先生の判断でエミヤさん達と一緒に帰還するそうです。」
「分かったよ。」
「それでみんなは何でここに?」
「実は………」
ツナがアツシに説明する。
「なるほど………それよりベル君の方は大丈夫なの?目覚めていきなりダンジョンって………」
「マシュちゃんがついてるから大丈夫なの。」
「そうか………」
「それじゃ俺達もベルやマシュと合流しよう。」
そう言って4人はベル達の元へと向かう。
同時刻 ダンジョン5階層
チーム『
「おぉぉぉりゃぁぁぁぁ!」
「トウヤ、もう少し踏ん張って!五十鈴さん、ルディさんに付与を!」
「了解!」
「『意思を持つ火の塊よ!かの敵を殲滅するまで燃え続けよ!』」
ルンデルハウスが強力な魔法の詠唱を始めようとしていたが
「がぁぁぁぁぁ!」
「トウヤ!」
前線にいるトウヤがミノタウロスの斧で弾き飛ばされる。
幸い刀で防いだお陰で致命傷にはならなかった。
「大変です!ミノタウロスがこっちに向かってます!」
「セララさん、できる限り魔法でミノタウロスの進行を抑えてください!私も協力します!」
「はい!」
ミノタウロスの進路をセララの自然攻撃魔法とミノリの付与魔法でふさごうとするがミノタウロスは止まらない。
「『放て!溶岩弾!オーブ・オブ・ラーヴァ』」
ルンデルハウス最大の一撃が放たれた。
直撃を喰らい火に包まれるミノタウロス………だが
ブゥモォォォォォォォォ!
少し焼き焦げた痕が見られるがミノタウロスが雄叫びで火をかき消した。
「そんな………僕の一撃が………ウゥ体が………」
「ルディ!?」
「まずい!ルディさんが
さらにミノタウロスが倒れるルンデルハウスを五十鈴の目の前まで迫る。
「ルディさん!五十鈴!逃げて!」
ミノリが叫ぶもミノタウロスの斧が二人に向かって振り下ろされようとしていた。
「「っ!?」」
もはやこれまでかと覚悟を決めたかのように目を閉じる二人。
………………ところが斧が振り下ろされる気配がない。
恐る恐る目を開けると………
「「!?」」
「「「!?」」」(;゚Д゚)
白い髪に赤い目の自分たちと同じくらい………少し年上の少年がミノタウロスの斧を双剣で受け止めていた。
ダンジョン10階層
10階層を進んで地上に戻ろうとしている一団がいた。
「エミヤの旦那、強行スケジュールで帰還するとは聞いてたけど………わずか15分で上層まで登るなんて少しハードじゃね?」
「すまないがユーリ、アイツが、ベルが目を覚ましたと聞いて私自身再会した時の第一声を早く聞きたくて興奮が収まらないんだ。」
「旦那がそれでいいなら俺は文句言わねぇがな………それにしてもアンタと言い主神様といいリリの嬢ちゃんをはじめとする女性陣といいベルに対して過保護すぎないか?」
先頭を行く二人の男。
一人は黒いシャツに赤いコートを羽織り銀髪に色黒の肌、その佇まいは歴戦の強者を感じさせるオーラを放つのはヘスティアファミリア団長代行にして『
もう一人は肩に細身の刀を担ぎ長い黒髪にきりっとした表情を見せながらどこか飄々とした雰囲気を醸し出す彼は『
オラリオでも屈指の斥候役でもある二人の実力者が談話しながらもダンジョンを進み遠征メンバーを先導している。
その後ろを進むのは22名の冒険者たち………
「エミヤさん、ベル君が目覚ました事聞いて内心喜んでますよね。」
「まぁヘスティアファミリア創設からヘスティアとベルとエミヤが頑張って大手の一角にまで上り詰めたからな。」
「だよね♪僕もヘスティアファミリアのアイドルとしてうれしいよ。」
白いローブを羽織り杖を持ちながら歩くメガネが特徴的な地味な男性、『
大盾を背中に背負い全身鎧に身を包む気さくな感じの青年、『
およそ冒険者とは思えないファンシーな衣装に身を包みまるでアイドルっぽい姿の少女(実は男)、『
「でもまぁ、ダンジョンで手に入れた希少食材を使ってベルの快気祝いできるんだし帰還は有りじゃねえか。」
「まぁ僕としてはダンジョンにいるより
「俺としてはもう少しダンジョンで探索したかったがな。」
ナオツグよりも背が高く筋骨隆々な体格と青い髪に頬に刻まれた3本傷がトレードマークの大男、『
他の男性メンバーに比べると小柄で動きやすい服装に軽い軽装備と小さなリュックを背負った男性、『
トリコより少し背が高く長い髪に頬に火傷の痕がある大男、『
「がははは!小僧、今日の料理は期待してるぞ!」
「俺もだぜ!帰ったら酒盛りだ!」
「あなた方は酒と食事しか興味がないのですか?ベル団長の快気祝いがメインですからね。」
「そうだぞ!我が子ウサギが目を覚ましたのだ!世が直々に愛でてやろうではないか!」
毛皮のマントに朱色の鎧を着ながら豪快な気性を感じさせるトリコやスタージュンと並ぶ大男、『
赤い長槍を持ち全身青いタイツのような服に身を包んだ男、『
修道士のような服装の上に鎧を着こんだ馬蹄のような髪飾りに金髪が映えるの女性、『
赤い豪著な舞台衣装のようなドレスみたいな服に傲慢な態度が目立つ女性、『
「本来なら私が斥候役を務めるのだが………」
「別に気にする必要はない。エミヤ副長が自ら斥候を買って出たのだ。問題はないだろう。」
「ルルの言う通りだ。あの男の能力はこのダンジョンに最も適しているからな。」
「ふぁぁぁぁぁ。」
ポニーテールに凛々しい表情が目立つ女性騎士、『
眉目秀麗な顔立ちに左目を眼帯で覆いながらまるで王のような威厳を感じさせる青少年、『
翡翠色の長い髪に金色の瞳を持つ少女、『
欠伸をしながら手に持つ手錠を指でクルクル回す少年、『
「今度の遠征でいい材料が手に入ったよ。これで新しい魔道具ができるね♪」
「お前はもう少し自重しろ。ただでさえ変なモノ作って迷惑かけてるからな。」
「あとお風呂にも入ってください。遠征中とはいえ何日入ってないんですか?」
長杖を持ちまるで羽のような耳を持つ猫人族の女性、『
ブーメランのような剣を担ぎ金髪に無精髭の傭兵風な男性、『
メガネをかけたどこかの軍人を思い起こさせる服装の青少年、『
「いや~副長も若いね。おっさん、尊敬しちゃうね。」
「あの合理主義のエミヤも所詮は人の子ってことね。」
どこか胡散臭い雰囲気を醸し出す年長者っぽい男性、『
所々色気を感じさせる服装にミステリアスな雰囲気の女性、『
「………副長も嬉しそう。」
「だよね。エミヤのあんなうれしそうな表情を見るのは4年ぶりだね。」
「
後方を歩く眼帯を掛けた少女、『
首と腕に包帯を巻きどこか達観して周りを見ている雰囲気を出している狼人族の青年、『
大きなカバンを持ちながら歩くエルフの女性、『
それと先行して地上へと向かっていた猫人族の少年、『
彼等は今回の遠征メンバーで他にも遠征中の途中経過を伝えるため数日前に地上に戻っていたシグナムを除いたチーム『夜天』のメンバー6名と地上に残ったチーム『
地上 とある酒場で
「『
「「「「「へぇー。」」」」」
酒場の飲んだくれたちに饒舌に語る詩人みたいな男性。
「何話してるんですかジョニー?」
「おーアスフィ、今オラリオにやって来た行商の方々にこの町の英雄譚を聞かせてたのさ。」
男の前に現れた女性、ヘルメスファミリア団長アスフィ・アル・アンドロメダが質問しそれを同じくヘルメスファミリア所属の『
「ったく、それよりヘルメス様から伝令でヘスティアファミリアに顔を出してほしいそうですよ。」
「何故俺?」
「貴方が向こうに行っても問題が起きないからですよ。『パイナップル
「なるほどね。………それで俺に何をしてほしいんだい?」
「つい先ほど手に入れた情報ですが………『
「!?本当か?だとしたら面白くなりそうだ。だとすればあの伝説のチーム………『
今オラリオで何かが起ころうとしている。
………ほぼヘスティアファミリアに戦力を割り振ったせいか、オラリオの勢力バランスが滅茶苦茶になったな………(;^_^A
他のファミリアにも色々組み込んだけど………インパクトがそれほどないかも………(-ω-;)ウーン
ちなみに前回ベル達のチーム名が(仮)だったのですが正式名称はこうです。
どう?
かっこよくなったと思いませんか?
ちなみに群れるのが嫌いな『
単純に遠征に参加したら強い相手と戦えるという理由だけです。(;^_^A
あと感想でなのはの年齢設定がどうかという質問があったのですが、返答の際これから決めていくと言いましたが今回は18歳ぐらいにしてベルやチーム『
次回もお楽しみに