ヘスティアファミリアが英雄たちの集まる魔窟なのは間違っているだろうか 作:red knight
そういうのが嫌な方はご遠慮ください。
朝 ギルド会館
「それじゃ行こうかベル。」
「ええ。」
ベルとエミヤが足を踏み入れる。
「お待ちしておりました。ヘスティアファミリア団長ベル・クラネル氏、副団長エミヤ氏。」
エイナが出迎える。
「ギルド特別監房に行きたいんだが」
「はい。ウラノス様より仰せつかっています。どうぞ。」
「ありがとうございますエイナさん。」
「ベル君、これも私の仕事だから。それではご案内します。」
エイナに案内されベルとエミヤはギルド会館の地下に進む。
ヘスティアファミリア
ヘスティアファミリアの
「いや~久々に班長やコマッちゃんの料理が食えるとなるとこりゃ来なきゃ損や。」
「ロキ、昨日アレだけ宴会したのに何でベルの快気祝いパーティーに参加するんだい?」
ロキファミリアの面々である。
中央のロキを筆頭にフィンやガレス、リヴェリア、アイズ等もいる。
「せやかてドチビがワイらより先にファイたんやタケ、それにアストレアにも声かけてるんやで。ウチらが最初に同盟組んでる中なんや。何か悔しいやないか。ここは参加せな。」
そんな中一人エルフの若い少女が声をかける。
「あの~私も参加してよかったんですか?」
「いいんだレフィーヤ。お前も幹部候補生としてヘスティアファミリアの幹部たちと顔繋ぎをしておくのもいいと思って連れてきたんだ。それにラウルやアキも一緒だし問題ない。」
リヴェリアに説明されてレフィーヤは納得したのか、小さく頷いた。
「しっかし………これがあの
「前はアポロンファミリアの
「しかもそれを改築して今のようなオラリオでもっとも様式美あふれる屋敷にしたんじゃ。」
「あと庭の管理をしているのもある意味異形な奴だからな。今ではオラリオ中が認知しているがな。」
ベートの疑問にフィン達三幹部が答える。
すると
「神ロキ及びロキファミリアの皆様お待ちしておりました。」
目の前に大きな赤い馬のような異形が現れた。
いきなり現れたことに驚いたベートとアマゾネスの双子、レフィーヤが警戒するが
「やぁ赤兎馬。出迎えご苦労さんや。」
「相変わらず外見に似合わぬいい声だな。」
「呂布ですが………とりあえず神ヘスティアの元へ案内いたします………ヒヒーン!」
「「「「!?」」」」(゚д゚)!
あまりのインパクトにヘスティアファミリアの
「ねぇ団長、あの馬は一体?」
「彼は赤兎馬、あれでもれっきとした冒険者だよ。しかもレベル5。」
「そしてこの屋敷の管理人でもあるぞ。」
「いやどう見ても人じゃねぇだろ!?」
ティオネの質問にフィンとガレスがあっさりと答えるのにベートがツッコむ。
「まぁ最初はモンスターと勘違いされることも多々あったけど今じゃ街の住人からも好かれている人気者だよ彼。」
((((いやどう見ても馬だろ))))
4人の心が一つになった瞬間だった。
「あらロキ、貴方も来てたの?」
「おーファイたん。」
現れたのは赤い髪に眼帯を付けた女性、鍛冶の神でオラリオで一二を争う
その傍をヘファイストスと同じように眼帯を付けたハーフドワーフの女性ヘスティアファミリアの団長椿・コルブランドと赤髪に大剣と大きな包みを背負った男性ヴェルフ・クロッゾが固めている。
その少し後ろに橙色の髪に小柄だが団長の椿やヴェルフよりも力強い雰囲気を持つ男性が立っていた。
「珍しいね。『
「儂はヴェルフに連れられて来ただけだ。まぁ個人的に頼まれとったユキチの刀を納めに来たんだがな。」
「そういうなよ村正の旦那。アンタだってベルを個人的に気に入ってんだろ。」
「そういうがなヴェルフよ、儂は主の専属契約者とはあくまで友人ってだけだ。それは主も同じだがな。」
彼は千子村正、ヘファイストスファミリア所属のレベル6で
ちなみにユキチ・福沢やデメテルファミリアの九代目山本時雨蒼燕と専属契約している
「あ!リヴェ姉、やっぱり来てたんやね。」
「ご無沙汰しておりますリヴェリア様。」
「マリエールとヘンリエッタか。」
リヴェリアと挨拶しているミアハファミリア所属のマリエール(以後マリエと呼称)本名マリエール・リヨス・アールブ、リヴェリアの妹で同じくエルフの王族である。
そして同じくミアハファミリア所属のヘンリエッタはマリエの従者兼友人でありエルフの貴族である。
「あれ?ミアハは来てへんの?」
「いえ。ナァーザ団長とセララ、ののを連れて私達より先に来ています。」
「ウチらは快気祝いの品の準備で遅れたからミアハはん達には先に行ってもろうてん。」
「ミアハ様とお連れの方は屋敷の方にいます。」
そこに現れたのはメイド服を着た小さな女の子。
「あら~鏡花ちゃん。」
ヘンリエッタが目を輝かせて女の子に近づく。
「今日はベル団長の快気祝い、だからこの服装で接待しろとハヤテが………」
「「ハヤテ(ちゃん)、グッジョブ!」」
「ほんまにあの子は………」(-ω-;)ウーン
「ヘンリエッタの奴………それにロキといいハヤテといい、独特な訛りのある奴はどうしてこうも変わった趣味を持っているんだ………」(-ω-;)ウーン
「リヴェ姉!それウチもあの二人と同類って事かいな。」
「お前の場合は無自覚な分質が悪い。」
「?」(。´・ω・)?
ギルド会館地下10階………辺り
「ロイマンはどうした?」
「フィッツジェラルドと賭けをしてすっからかんになったのをオラリオ中に知られたらしくしばらく謹慎してます。」
「懲りねぇなあの豚………」
「あははは」(;^_^A
ベルとエミヤはエイナの案内で先を進む。
「こちらです。」
「ありがとう。」
「ありがとうございますエイナさん。」
一つの部屋にたどり着いた一行。
「ではここで」
「また後でな。」
エイナが去るとエミヤとベルは部屋の中に入る。
「おや?これまた珍しい客だな。」
「お久しぶりです。ザルド叔父さん。」
「元気そうだなザルド。」
現れたのは顔に無数の傷を持つ大男。
かつて闇派閥に手を貸しオラリオを崩壊させようとした元ゼウスファミリアの冒険者であるザルド。
「おーいザルド。飯はまだか?」
すると部屋の奥から黒いドレスを着た女性が現れる。
「あっ!お義母さん。」
「ベっベル!」
彼女はザルドと同じく闇派閥に手を貸しオラリオを崩壊させようとした元ヘラファミリアの冒険者であるアルフィア。
アルフィアは素早くベルに近づき抱きしめる。
「4年前、お前が昏睡状態になったと聞いた時は心臓が止まるかと思ったぞ!」
「いや、しょっちゅう吐血してるじゃんっブヘ!」
ザルドがツッコむと同時にアルフィアがザルドに拳を叩き込んだ。
「「………」」(-ω-;)ウーン
「もう心配をかけさせるなベル!」
「はっはい!」
ベルをぎゅーと抱きしめるアルフィア
そんな二人のやりとりの陰で
「大丈夫かザルド………」
「なんだかんだで付き合い長いからな………」
エミヤがザルドをいたわる。
「ったく………エミヤ、お前がアイツの魔法を代償に病を完治させたせいでアイツ身体能力がバカ強くなったんだぞ。」
「それがベルの望みだったからな。かなり複雑な状況でできる最善を尽くしただけだ。アルフィアの身体能力が上がったのは治療後のリハビリの結果だ。」
「それはそれで最悪じゃねぇか!?」
「うるさいぞ!そこの料理好きども!」
((随分と元気になられてまぁ………))
再びヘスティアファミリア
「「「………」」」
「どうしたの?それで終わり?」
『聖火の竈』地下3階にある闘技場にてアストレアファミリアの団長アリーゼ、副団長の輝夜、そしてリュー・リオンが膝をつきながら息を整える。
その傍でトンファーを構えながら彼女たちを見下す一人の青年。
「流石だな
「本当に強いですね。」
「はぁはぁはぁ………」
「群れてる時点で僕に勝つことなんてできないよ。せめてあの小動物たちみたいに単体で階層主を瞬殺できるようにならないとね。」
「はぁ、やはりヘスティアファミリアの高レベル組はぶっ飛んでるな。」
「この方は特にそうですね。」
「ヘスティアファミリア随一の戦闘狂で序列8位の男、キョウヤ・雲雀。群れるのを嫌う貴方が何故冒険者に?」
リューの質問に対しキョウヤは肩をすくめながら
「この場所には嚙み殺したい相手が多いからね………それにあの小動物たちが獲物になるのを待つならここにいるのが一番手っ取り早いと思ったからさ。」
「「「………」」」
アリーゼ達が呆れている頃、闘技場の観客席では………
「どうナァーザさん?義手の調子は?」
「問題ない。ありがとうリタ。貴方とパスカルがこの義手を無償提供してくれたお陰でミアハ様が無理な借金を背負わず済んだし」
「それならマリエールに感謝しなさいよ。あの人が私達に依頼してくれなかったら本当にマズイ状況だったのよミアハファミリアは。おまけにマリエールがヘンリエッタや小竜たちを引き連れて当時いたロキファミリアから改宗してあなた達のファミリアに加わったおかげで今までと同じように活動できているんでしょ。」
「そうね。私はあの時のトラウマが原因でダンジョンに潜れないけど小竜君達が探索してくれるしマリエやヘンリエッタがファミリアの財務を管理してくれてるし貴方たちのファミリアも協力してくれるしね。」
「そりゃ団長のベルやエミヤは縮小前の頃から世話になってるしウチらもあなた達が作ったポーションの世話になってるしね。」
ナァーザと世間話をしているのはヘスティアファミリアのレベル4の魔術師リタ・モルディオ。
パスカルと共にヘスティアファミリアの屋敷の設備を設計した技師でもある。
「それにしてもこの闘技場、あのキョウヤ君の攻撃に耐えられるぐらいしっかりした設計なのね。」
「当然よ。私とパスカルの技術の結晶をフィッツジェラルド商会からいただいた慰謝料で実現したのよ。まぁパスカルは残りの金を使って何か作ってるみたいよ。私の魔石を使った動力も提供したし何か下らない事考えてんじゃないの。」
「それはそれで怖いわね………」(-ω-;)ウーン
すると
「リタ?ナァーザさんと何の話をしてたんですか?」
「何でもないわよエステル。」
「そうですか。それと闘技場の皆様に軽食をお持ちしたんですが」
「「いただくわ。」」
一方厨房では
「いやぁ~すいません。なんかお客様に手伝ってもらっちゃって………」
「いいですよ。私もお手伝いしたかったんで。」
「私はコマツシェフの仕事を間近で観察したかったんで」
「本当に助かりますニャ。エミヤ副長は夕方まで戻ってこないんで正直人手が欲しかったところですニャ。」
コマツとにゃん太、ミアハファミリアのセララとののがパーティーの料理の準備をしていた。
この4人、手際がいいのかみるみるうちに料理が出来上がっていく。
ただし料理に使われている食材は………
「班長、ヘルハウンド肉のロースト出来上がりますよ。」
「こっちもコカトリスの鳥大根が出来上がりましたニャ。」
「にゃん太さん、食人花の実の皮むき終わりました。」
ダンジョンのモンスターだった。
それを厨房の外から眺めているのはタケミカヅチとその眷属たち。
「ダンジョンに巣くうモンスターが食材になるとは思わなかったな………」
「でもそれを可能にするのはアビリティ『
「このファミリアにはトリコ殿やスタージュン殿が居りますから。」
「今そのアビリティを持っているのはヘスティアファミリアを含め探索系の上位を占めるところとガネーシャファミリアだけですよね。」
「しかもモンスターを調理できるのはアビリティ『
「おまけにスタージュン殿はこの二つのアビリティを持っている唯一の冒険者ですからね。」
しみじみとつぶやくタケミカヅチ達。
ギルド会館地下の一室
「それで………ギルドの秘密職員の方はどうだ?」
「まぁ恩恵がないから苦戦することは多々あるがそこは経験と生まれ持った力で何とか対応している。」
エミヤとザルドがたわいもない会話をしていた。
一方ベルは
「そう………でもなベル、私としてはアイツの忘れ形見であるお前には無茶してほしくないと思ってる。」
「心配かけてごめんお義母さん。でも僕は………」
「分かっている。お前が英雄を目指すことに異論はない。だがなベル、お前は今やオラリオで最も強いファミリアの団長でありこの街に必要な存在なんだ。そして私にとってたった一人の肉親なんだ。そのお前がいなくなったら悲しむ人がいるという事を忘れないでくれ。」
「はいお義母さん。」
アルフィアと話すベル。
「そう言えばベル、目覚めてからどうよ。出会いって奴は?」
「黙れザルド!そんな野暮な話を持ち込むな!」
「あのな~ベルは4年間寝てたとはいえ今14歳だぜ。彼女ぐらい作ってもおかしくないだろ?」
「あの~その~」
「ベルに好意を持つ人間だがウチのファミリアのナノハやリリルカ、ミアハの所のカサンドラ、ガネーシャのアーディ、アストレアのリューとロキファミリアのアイズ、分かってるだけで結構いるぞ。」
「「エミヤ(さん)!?」」(;゚Д゚)
エミヤがベルに矢印を向けている人たちを明かした。
その事にベルとザルドは驚愕する。
「ほほう………では次の出所の時にはしっかりと挨拶しておかないとな………それと嫁の作法が何たるか教えてやらんと」(黒笑)
「エミヤてめぇ!どうしてくれんだよこの状況!?次の出所でアイツ間違いなく戦争起こすぞ!」
「大丈夫だ。基本的に殺し合いにはならんよう手は打つし俺としてもベルの(恋愛)事情には手を出さん。それにベルの嫁は私ら
「いやそれ無理ゲーだって………」(-ω-;)ウーン
「なら私の条件は私に(物理で)勝つことだな。」( ̄ー ̄)ニヤリ
「あわわわわ」((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「ほら!?アルフィアの奴、目の色変えちゃったじゃねぇか!?」
エミヤとアルフィアの小姑っぷりに呆れるザルドだった。
三度ヘスティアファミリア
庭の一角でテーブルや椅子を置いたり飾り付けをしている面々がいた。
「カロル、その椅子はこっちですよ。」
「分かったよエステル。」
「エステル、このテーブルは?」
「それは屋敷のテラスの方へお願いしますナオツグさん。」
「あいよ。」
エステルの指示でテーブルや椅子を設置しているチーム『
「エルテルさん、クロス持ってきました。」
「ありがとうございますアツシさん。それじゃクロスをテーブルに敷いてください。」
「アツシ君頑張れ~」
「オサムさんも手伝ってください!」
大量のテーブルクロスを持ってきたアツシとそれを冷やかすように応援しながら椅子に座り込んでだらけるオサム。
その他にも
「よーしっと、次の飾りつけは向こうだね。行くよメカベル。」
「リョーカイ。ボクハ英雄ヲ目指ス。」
「ほんまにベル君みたいなメカ作り寄ったなパスカルはん。」
「アタシの傑作だからね。」
「でもコレ、ベル君に許可取ってへんよね。」
「そこはさほら、事後承諾ってことでさ。」
パスカルが二頭身のロボットに乗りながらテラスを飾り付けしてその様子をハヤテが眺めてた。
「でも最初それ作った時アイズちゃんやアーディちゃんが言い値で買い取ろうとしたときはホンマびっくりしたわ。おまけにナノハちゃんやリリ姉やんまで加わってカオスやったで。」
「にゃははははは」(;^_^A
すると
「ねぇハヤテ、この花はどこに飾ればいい?」
「フェイトちゃん。それは向こうのテーブルの花瓶に入れてくれてええよ。」
「分かった。」
「ホンマにありがとな。パーティーの飾りつけ手伝ってもろうて。」
「いいの。私達も招待されたから。それにパーティーの主役はベル。なら手伝うのも当然。」
彼女はアストレアファミリアのレベル4で『
「4年前、ベルやナノハ達がいなかったら私達アストレアファミリアは全滅していた。あの時の恩は忘れない。それにベルはナノハにとって大事な人だから………それはそれでムカつくけど………」
「相変わらずナノハちゃん命やねフェイトちゃんは………」(;^_^A
そんなこんなでパーティーの準備は進んでいった。
小姑(物理)のアルフィアと叔父さんポジションのザルドはまぁこんな感じにしてみました。
彼等が何故生存しているのかについてはアストレアファミリアのことも含めて追々書いていこうと思います。
あと他作品組の発展アビリティはこんな風にしてみました。
美食屋:トリコ、スタージュンら『トリコ』組
死ぬ気の炎:ツナ、キョウヤ・雲雀、クローム髑髏ら『家庭教師ヒットマンリボーン』組
契約者:エミヤ、クー・フーリン、イスカンダル、ネロ・クラウディウスら『Fateシリーズ』組
BJ:ナノハ、ハヤテら『リリカルなのは』組
秘奥義:『テイルズオブ』組全員
口伝:シロエ、ナオツグ、アカツキら『ログ・ホライズン』組
他作品の要素も加えたらこんな感じですね。
ちょいちょい小ネタを挟みながら今回は仕上げていったので次回は少しシリアスにバトル回にしてみようと思います。