ありふれない天龍姫と魔王の異世界無双   作:ゆきほたる

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過去が追いつく日

 □noside

 ニルシッシルは美味かったがカレーに及ばないと厨房に双葉が文句を言いに行き帰って来ないのに、ハジメたちはと言うとカレーが来ることを予感して待ちの姿勢だった。双葉の料理の腕は確かであり、彼女が作るマーボーカレーの格別さを香織は知っている。

 

 某ゲームのメニューを作り上げた彼女の手腕を知るが故に、シンプルなカレーであっても手を抜かない彼女の拘りを知るハジメもまたカレーを待ち焦がれていた。厨房から漂ってくる香辛料の匂いに反応して先ほど食べた料理が胃酸強化によってすぐさま消化されてしまい、ぐぅ、と腹の音が鳴る。

 ユエも期待に目がキラキラとなっており、無表情ながらドキドキと。さらに加えて亜人のシアも優れた嗅覚が感じ取るスパイスの香りに思わずじゅるりと口の端が緩み、慌てて備え付けの紙ナプキンで拭き取る。

 

 それは他の客たちも同じだったのか、何人がの声がハジメたちにも聞こえていた。カーテンひとつで遮れる騒ぎでもなく、明らかに作られているカレーに対して興味津々といった少年小女たちの声だった。

 

「この香辛料の匂いって、クミンとかだよね?」

「優花、ちょっと落ち着けよ。いや、俺も気になるけどさぁ!」

「オーナーさん、どうやって……」

「お、落ち着いてください園部さん。私も確かに気になりますけどぉ」

「愛ちゃん先生、ちょっと厨房覗いてくるね」

「ちょっ園部さん!?」

 

 ハジメと香織にとって、その声は聞き慣れた知人の声。もっともそれは数ヶ月前の話であり、さてどうしようかと見つめあった。

 

「園部さんに愛ちゃん先生がこの街に来てるとは私としても予想できなかったなぁ」

「どうする、香織。園部が厨房に突っ込んだともなれば、先生にはすぐバレるぞ。加えてアイツが邪険に扱えるとは思えん」

「……知り合い?」

「ん、ああ。園部ってのは、オレたちのクラスメイトだ。転移してくる前の学友っていうかな」

「ほぇー、ハジメさんと香織さんの同郷の方々ですかぁ〜。挨拶しなくていいんですか?」

 

 シアの言葉に、ハジメは渋面になる。今更会ったところで、双葉は背が高くなったが逆に言えばそれくらいで。彼女はあまり変わってないが故に信じてもらえるだろうが……大きく変わり果てた自分や香織、にどんな反応が返ってくるかがわからないが故に何処か不安を感じていた。

 

「今はいいかな。お、双葉が戻ってきたぞ」

「おまちどー。シンプルにビーフカレーだぞーっと」

 

 話を逸らす様にハジメは足音の方を向き、カレーを鍋ごと持ってくる双葉に視線を向ける。彼女は重力魔法で、皿に盛られた大盛りの白米を浮かせて持ってきたようだ。ついでに、浮かされている優花の姿を見て香織が飲みかけていた水を吹き出した。

 

「ふ、双葉まって。パンツ見えちゃうから!?」

「押さえてるなら大丈夫でしょ。まったく、友達のよしみだからカレーを分けるんだよ?」

「そういう問題じゃなくてぇ!」

 

 ハジメたちの分にルーをかけて配膳すると双葉は優花を連れてカーテンの向こうに行き、途端にワッと騒がしくなった。どうやら、畑山先生の元に顔を出しに行ったのだろう。

 

「双葉、どこか嬉しそうだったね」

「やれやれ、あー言うところは社交性の高さと言うか……」

 

 カレーを食べて目を白黒させているシアに、頬を緩ませているユエを見やりながらハジメと香織も口に含んでその出来を楽しんだところで双葉が戻ってきたのを確認すると。傍らに合法ロリ先生が居たのに気が付いて、ハジメと香織は軽く会釈する。

 

「南雲君、白崎さん……生きていたんですね……!」

「あー、よぉ先生。久しぶりだな、大体四ヵ月ってところかな」

「久しぶりですね、先生。私たちってよくわかりましたね?」

「教え子の顔を忘れるほどのドジをするわけがないでしょう? 本当に、良く生きていてくれました!」

 

 香織が軽く突き放す様に宣うが、畑山先生は怯むことなく自信満々に応じて見せる。しかし、ハジメ一行の様子を見て、双葉を見上げて。座っているハジメと香織の座高が明らかに以前より、劇的に高くなっている状況を見て。

 

「それで、天龍さんはともかくとして、南雲君と白崎さんの体は一体どうしたんですか?」

「色々あってな。奈落の底から這い上がるために努力した結果と言うかなんというか……あ、こっちの二人は……連れと言うか、何と言うか……」

「……ユエ。色々あって、ハジメに助けてもらった」

「シアです! ハジメさんとフタバ師匠にはお世話になってます!」

 

 金髪の美女に、ウサミミの兎人族の美少女にと。大変困惑を含んだ眼差しを寄越し、それには香織が答える。壁の仕切り、そこから此方を見つめる同級生を眺めながら。

 

「私たち、家族になったんです。ええと……世間体的に言えばハーレムですかね?」

「「「「「は、ハーレム……!?」」」」」

 

 外野の生徒たちは驚愕のどよめき、畑山先生は硬直である。香織はカレーを食べ終えてフリーになったハジメと腕を絡める様に寄り添って、彼の肩にしなだれかる。〝愛ちゃん護衛隊〟の黒一点こと、玉井淳史は。呆然と、ハジメが彼女のウエストに手を回して姿勢を安定させるのを眺めていた。

 

「俺はまだ納得してないんだがなぁ……シアに関しては」

「ハジメさんヒドイですぅ!? もう、褥にお邪魔しても追い出さなくなったじゃないですか!」

「夜中に騒ぐのが、めんどくさいから対応しなくなっただけだろうが。ゴム弾が勿体ねぇんだよ、アホウサギ」

「……ハジメ、メッ。シアにもっと優しく」

「へいへい……でもまぁ、先生は変わってなくて予想通りと言うかなんというか……俺たちを普通に受け入れるんだな」

 

 ユエの注意に生返事で返しながら、畑山先生に嬉しそうに返すハジメ。それには香織もその隣に座る双葉も、頷いて同意の意を示していた。

 

「はははは、ハーレムの件は後に回しましょうか。南雲君、左腕の鎧と天龍さんの右腕の鎧って義肢ですよね……?」

「流石にわかるか。うん、大迷宮でやらかしてね」

「それほどの化け物と生存競争を行った結果で、誰か一人でも欠けてたら俺たちは生きてなかったと思うよ」

「それほど危険な場所から這い上がってきたんですか……?」

 

 恐る恐る、畑山先生が訪ねると。何てこと無いと言う風に香織が彼女の質問に答える。

 

「光輝ですら一日保たないくらいにはヤバいところでした、ホントにね?」

「あの、天之河君が生き残れない……!?」

「あの時はほんとにヤバかったですねー。食料も無くなって魔物を食べて凌いだし」

「魔物を食っただと!?」

 

 護衛騎士のデビットが驚愕しているが、双葉が金の瞳を彼に向けると……そのまま、眩暈に襲われる。双葉が言葉を紡ぐと、何か黒い靄にうっすらと包まれている様な……。

 

「此処でのやり取りは、他言無用でお願いします。ソレが、〝最善の選択〟ですよ?」

「……承知、した……」

「デビットさん、どうしちゃったんですか……?」

 

 虚ろな視線で、そう返すデビットはフラフラと出て行くのを見送り。何をしたのかと畑山先生は心配しているようで、双葉を見やる。

 

「幻惑で暗示しただけだよ。ただの思考誘導だから、何の問題もないわ」

「今の、闇の魔力でしたよね?」

「大丈夫だから、問題もないよ」

 

 食い下がらんとする畑山先生、しかし双葉は問題はないと突っぱねる。双葉が行ったのは精神を揺らし、深層に暗示を刷り込む魔術の類である。このトータスに存在する魔法とは根幹が違う物であり、精神そのものに影響を及ぼすギリギリの代物である。

 

「まぁ、黙っておいてもらう方が楽ですし。あたしたちの身体変化も魔物を食べたせいでこうなったんですから。いや、それしか食べる物しかなかったんですよ」

「え……でも、魔物を食べたら死んじゃうんじゃ……」

「死にかけはしたけど、ここに生きてる以上はあたしたちはそれを超克したんだよ」

 

 ドン引きする畑山先生に呆れながら双葉はそのあとの質問に答え続けた。今まで何をしていたのか、何処にいたのか、などの話を。差し当たりのない、真実と嘘を混ぜて話していた。なおその話を鵜吞みにした畑山先生は凍り付いていたが。

 

「南雲君、白崎さん、天龍さん……辛い思いをして、生き延びていたんですね……」

「なーに、生き残れてるから問題はないよ。ただ、みんなの元に戻る気はないって事だけは了承してほしいかな」

「地球に帰る方法を俺たちの方で探るから、先生たちは今日俺たちと会ったって事実は伏せてほしい」

「また目途が立ったら、ハイリヒ王国に足を運ぶからさ!」

「分かりました。ただ、一つ手伝ってもらってもいいですか?」

 

 脈略の無い、手伝ってほしいと出た畑山先生に。双葉が目を丸くして、ハジメと香織が苦笑した。何を言われるかを予測して、溜息はグッと堪える。

 

「いっとくが先生、俺たちは(レア)だぜ?」

「はい、でも。私のお願いを聞いてくれるくらいの貸し、はありますよね?」

「はっはっは……いい性格してるよホント。流石、先生だな」

 

 それはハジメがまだ問題児だった頃の話である。他の勉強で手一杯だった、課題の提出が遅れていた彼に先生が〝手を貸した〟ことがあったのだ。

 

「あの貸しをここで使うんだな。話だけは聞くよ」

「はい、実は二週間ほど前に清水君が失踪したんです。そして、今日まで懸命な捜索を続けていたんですが……」

「収穫もない、だから俺たちを頼るんだな? いいぜ、清水は一応俺の数少ない友達だし放っておけん。闇魔法の使い手だから魔人族にスカウトされても困るしな」

「縁起でもない事を言わないでください! でも、そう言う可能性もあるんですけど。それでも、最後まで彼を信じたいんです!」

「よく言った。それでこそ、愛子先生だな」

 

 ハジメは彼女の依頼を受けることにした。その熱意と教師としての責任を放棄しようとしない覚悟に免じて、手を貸すことを是としたのである。彼の一行の答えもまた、共通していた。

 

「お前らも、手伝ってくれるな?」

「もっちろーん! 双葉もいいよね?」

「ハジメがそう選択したなら、あたしは反対はしないよ」

「……ん、ハジメの友達なら助けないと駄目」

「ハイです! 人助けならドンとこいですぅ!」

 

 北の山脈の調査と並行して清水幸利の捜索と言う仕事が舞い込み。忙しくなるぞとハジメは呟くのだった。

 

 ■双葉side

 

 ハジメが愛子先生のところへ密談に行くって話して外に出てから数十分経ち、あたしも寝間着に着替えて眠る準備をしていた。湯浴みも済ませてすっきりしたから快眠できそうだなと考えていたが、どうにも寝つきが悪く月明りを眺める様に窓を開けて飛び出した。

 擬/白皇龍の光翼(シャドウ・ディバイン・ディバイディング)を展開して飛翔する。澄んだ空気に冷たい風が肌を撫でて心地よい。眠気が覚める気分ではあるが、柔らかな月明りが照らす大きな湖を眺めて心を凪に。

 

『眠れないのか、フタバ』

「んー、まぁね。クラスメイト達と出会うとは思ってもみなかったし」

『成程、さながら過去が追い付いてきたと言ったところか?』

「そうね……みんな、そこまで強くないかな」

『おい、お前と彼らを比べるのは少々酷だぞ。生物としての格もな』

 

 アルビオンの言うことは正しい。あたしは化け物で彼らは一般人に毛が生えた程度の強さしか持ちえないんだ。人類最高の戦力は光輝で、ハジメたち〝混ざり者〟はそれを逸脱した強者。しかし、そんな彼らですらあたしを超えることはできないと理解してる……。

 

「〝大いなる力には、大いなる責任が伴う〟か。あたしの力もこれが当てはまるのかな」

『そうだな……それは捉え方次第だ。天龍は何者にも縛られない。だが、人間のフタバがどうかはお前次第だろう?』

 

 龍であるが故に束縛を嫌う……影のアルビオンと影のドライグって陰の魂を封じ込め、統合した神滅具・影(ゼロ・ロンギヌス)が〝邪帝皇龍の暗黒凱(シャドウ・アークドラゴン・スキン)〟って厄ネタだっけ。

 倍加と半減。全てが〝零〟に至る賭け合わせで『無間(ムゲン)』を冠する魔力を持つ最悪の神滅具。

 あたしの魂が持つ「調和」と共に転生を繰り返してついに分割されて半々になってもその強大さは健在。今の地球の方で真の赤龍帝と白龍皇は頑張ってるんだろうか? まぁ今気にすることでもないけども。

 

『明日は早朝に出発だろう? 早く睡眠をとるんだぞ?』

「はいはい。そんじゃ、お休みアルビオン」

『ああ、いい夢を見るんだぞフタバ』

 

 光翼を消失させて、あたしは空力で足場を作る。風の魔力を操作して窓際まで戻りながら……視線を感じた。一つは山、北の山脈から。もう一つは〝水妖精の宿〟が一室からだ。

 ふらっと、そっちの方に興味が向いたので声をかけに飛行経路を修正して。

 

「やっほー」

「「「ふきゃぁぁぁぁ!?」」」

「ひどいなぁー優花、妙子に奈々。誰がお化けだって?」

 

 窓際に現れたあたしにびっくり仰天。百点満点のリアクションをしてくれた三人組にあたしは思わず笑ってしまった。

 

「ふ、双葉だったの? ていうか、単独で飛べるの狡くない?」

「何て言うか噂で北欧神話のヴァルキリーだって言われてたのガチに思えてきたんだけど……」

「今はルーン魔術使えないから、その辺の証明はできないかなー。ていうか、何で知ってるの?」

「「……マ?」」

 

 思わぬ、言葉を聞いて素で返しちゃったけどまぁいいか。

 

「ねぇ、双葉。その、南雲って……もう寝てる?」

「明日早いし。優花たちも来るなら早く来てね」

「待って、ねぇまって!?」

 

 その言葉を無視してあたしは自分たちの部屋に帰るのだった。

 

 □noside

 

 早朝、よく眠れたという雰囲気を隠さずに双葉は朝靄の中を歩いていた。後ろにはハジメ一行と愛ちゃん護衛隊の面々だ。ウルの北にある門に向かいそこからブリーゼで飛ばす算段である。

 

「んじゃ、ハジメ」

「おう。運転頼むわ」

「運転? 御者が居ませんけど……馬車もないですよね?」

「愛子先生、こいつは他言無用で頼むぞ?」

 

 面前に展開される大きな陣。そこから溢れた魔力の中、〝宝物庫〟より現れた物を見た畑山先生は固まった。巨大な車両、まるで……軍用車のように厳つい形状のそれは魔物を易々と轢殺できるのではないかと理解できた。

 

「あたしが魔動回路の設計とか行って、あたし達で作り上げた車両型大型アーティファクトの〝ブリーゼ〟よ。乗れない人は荷台ってことで……えーと、十人だから。シア、ローツに乗る?」

「! フタバさんのシュタイフですよね……いいんですか?」

「大事に乗らないとぶん殴るけど、それでもいいなら?」

「はひ! 丁寧に乗ること心がけますぅ~!?」

 

 暗に事故ったらぶん殴ると脅している双葉に涙目で返事をしたシア。しかし、尻尾がプルプルと震えているのを見ると嬉しさも半分と言った具合だろうか? 

 

「やっぱ運転はハジメがしてくれる? あたしは一応外の警戒をするから」

「ああ、分かった。警戒は任せるぞ、双葉」

 

 ブリーゼが狭く感じない人数の八人で車内に、荷台には双葉が立つことになって。走り出したブリーゼの車内では畑山先生が香織の膝枕で眠っていた。

 

「相当、寝れてなかったんじゃないかな愛子先生。不安に押しつぶされそうなのをずっと我慢してたみたいな精神状態じゃないかな?」

「さすが、その手の専門家の意見はありがたいわ。愛ちゃん先生、ずっと無理してたし。口説かれてるって自覚もないからほんと……はぁ」

「近衛騎士団のひとたちだよね?」

 

 今回いつもなら同行している騎士達は周辺の捜索を任せて、金クラスの冒険者が同行すると言う好条件に愛子を任せるといって下がっていたのは。双葉の影響が大きかった。

 その戦闘力を推し量れる技量を持つ者たちだからこそ、自然体の中で一切の隙がない双葉という強者を四ヶ月前から知っていたが故に任せるという判断に至ったのである。

 

「まぁ、あいつらまで同行させちまったら色々行動が遅れるからな。お前らだけって条件を双葉が突きつけねぇと収拾もつかなかっただろうさ」

 

 弱者を守りながら戦うリスクを双葉はよく知っている。それを考えた上で、彼女は外に出て警戒をしているのである。騎士達が自分たちに微笑みながら、紳士的な対応をしてくれる理由を優花達は知っている。つまり、双葉よりも弱いということを嫌というほど理解させられたのだ。

 

「優花ちゃん、そう落ち込まないでね」

「香織……うん。双葉が強いのはよく知ってるから」

「そーだな。近接戦闘力だとシア以上の化け物だからな、アイツは」

 

 実は、ハジメが魔法で甚振られかけていた所に出くわし、檜山達を止めるべく双葉を呼んだのは優花であった。ハジメはその事実を知ってるし、その借りを返すべくあの日優花を助けた事情があった。

 呆れた雰囲気でハジメが微笑んでいるのを見て優花は双葉に羨ましさを抱く。小さな嫉妬という感情でもあったか。彼の隣に、香織とともに立つことを選んだ彼女の強さと努力は。自分やここにいる面々が、どれだけ努力しても届かない高みだとも。

 

「あのさ、南雲。あとのき、ありがとね」

「あん? ……ああ、トウラムソルジャーのトラップでなんかあったな」

「あのとき、お礼も言えなかったからさ。生きててくれてよかったわ」

「へっ、まぁ。素直に受け取っとくよ」

 

 懐かしむようにハジメが笑い、気にするなと言わんばかりに優花に伝える。思ったより淡白に返されて面食らう優花、その彼女を宥めんと。

 

「俺からも。あの時、まぁ小悪党どもにいいようにされそうになってた俺のために助けを呼んでくれたのは園部だったんだろ? アレは、その時の借りを返しただけだ。だがまぁ、改めてありがとな園部」

 

 そう言われて優花は胸の蟠りが解けるのを感じた。

 

「ヒャッハー、ですぅ〜!」

「シア、あんまりスピード出したら事故るわよー?」

 

 そんな外の喧騒を聞きながら一行は北の山脈へと進むのだった。

 

 ──

 

 to be continued .

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