コミュ障でもVtuberになれますかっ!?   作:ゆーちゃん!!

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ホラゲー・・・ですか・・・?

 

「ということで、今日はホラーゲームをしてもらうわ」

 

「・・・」

 

「逃げるなっ!!」

 

「離して!嫌だよ!ホラーゲームなんてしたくないっ!ただでさえ怖いのに、一人でなんて嫌だよっ!」

 

どうも、恵です。

先ほど、音羽から僕にとっての死刑宣告が下されました。

精一杯抵抗しているのですが、音羽よりも身長が低い僕が敵うはずもなく、身動きが取れないでいます。

 

「安心しなさい。今日やってもらゲームは、結構有名なモノだし、あまり怖くないわよ」

 

「それって音羽の基準でしょ!?音羽が大丈夫でも僕は大丈夫じゃないからっ!」

 

「午後22時ちょうどに配信開始だから、遅れないようにね。・・・それじゃあ、私は事務所で仕事してくるから」

 

「ちょっ!?強制!?強制なんですか!?」

 

「あ、そういえば、今回の配信にあなたの先輩の何人かが来ると思うから」

 

「えっ」

 

すっごい重要なことを最後に言い残して出ていきやがったよあのマネージャー。

・・・え?先輩に見られるの?僕が泣き叫んでるところを?

第一印象って結構重要じゃん?なんでこんな恥ずかしいところ・・・いや、初配信でもっと恥ずかしいことしてたわ。

なぁーんだ!もう失うことないじゃん!(泣)

 

「・・・夜ご飯音羽に奢ってもらお」

 

絶対に高い焼き肉屋に行ってやるからな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えー・・・あ、どうもー・・・≪ゼロイチ≫三期生の、光内恵でーす・・・」

 

コメント:待ってた

コメント:テンションどうした?

コメント:ワクワク

黒宮葵(ゼロイチ二期生):ワクワク

 

「今回は、こちらのホラーゲームをやっていきヴェッ!?」

 

コメント:葵さんおるやんけ

コメント:葵さん人の泣いてるところ好きだもんなぁ

コメント:恵くん逃げて!超逃げて!

白崎黄泉(ゼロイチ二期生):逃がさないヨ

コメント:黄泉ばあちゃんまで・・・!!

 

もうやだこの配信。

ただでさえホラーゲーム苦手なのに、それに加えて先輩が見てる恐怖も入ってくるって・・・。

 

「・・・え、えーっと、さ、さっそく、この赤鬼をやっていきまーす」

 

コメント:声震えてますよ

コメント:500円 頑張れ

コメント:自己暗示していけば案外余裕かもよ?

 

「これは楽しいゲーム、楽しいゲーム楽しいゲーム、楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい・・・」

 

僕はゲーム画面を表示して、スタートボタンを押した。

 

「楽しい楽しい楽しい楽しい楽しヴェァッ!!?」

 

コメント:SEにビビってて草

コメント:さすがにそこでビビるのは予想してなかった

黒宮葵(ゼロイチ二期生):悲鳴助かる

白崎黄泉(ゼロイチ二期生):もっと泣いてもろて

コメント:先輩二人が鬼で草生えない

 

「オォワアァッ!!?無理無理どこ行けばいいのコレ!?どれぐらい追いかけてくるの!?え、ちょ、開かないんだけど!!ねぇ!開けて!お願い!」

 

コメント:必死やんけ

コメント:1000円 悲鳴たすかる代

黒宮葵(ゼロイチ二期生):恵くんは逸材だ・・・!!

白崎黄泉(ゼロイチ二期生):次からホラゲ配信呼びます。悲鳴を上げる覚悟をしておいてください

コメント:これでもかってくらい追い詰めるのやめてあげてもろて

コメント:5000円 ご褒美代

 

「・・・あっ、みんなありがとねって感謝の気持ち述べてるんだから来るなあああぁぁぁっ!!」

 

コメント:ナイスタイミング

コメント:だれか今日の配信で叫んでるところ切り抜いてくれ

黒宮葵(ゼロイチ二期生):神はいたのか・・・

白崎黄泉(ゼロイチ二期生):一日最低10回は見るわ

 

その後も、何度も悲鳴を上げながらも、ゲームオーバーになることはなく、無事に終盤まで進めることができた。

・・・少し喉が痛いけどね。

 

「ヴァァァァァッ!!?三体いるのは聞いてない!ずるいって!ここで全員集合はずるいって!!」

 

コメント:よく捕まらないよな

コメント:体は正直なんだね・・・

コメント:おいバカやめろ

コメント:ここ超えればクリアやで

 

そして、ついに・・・。

 

「無理無理無理っ!!近い!ちょっとでも引っかかれば捕まるっ!!わああぁぁぁぁぁっ!!・・・・あ、あれっ?ムービー?」

 

コメント:おおおおおおおお!!

コメント:すげぇ、一回も捕まらずにクリアした

黒宮葵(ゼロイチ二期生):1000円 よく頑張りました

白崎黄泉(ゼロイチ二期生):1500円 感動した

コメント:50000円 これで美味しい物でも食べてもろて

 

「クリア・・・した・・・?~~~っ!!怖がっだああああああああ!!」

 

コメント:悲鳴ありがとうございました

コメント:恵くんの悲鳴美味しかったです

 

もう無理だっ!もうホラーゲームの配信はしない!

疲れた・・・。精神的疲労がすごい・・・。

先輩方に引かれて無ければいいんだけど・・・。いや、結構テンション高かったな。

僕が悲鳴を上げてるところを見て、『悲鳴たすかる』とか『もっと泣いてもろて』とかコメント打ってたな。・・・いつか泣かす。誰にも言わないけど。

 

「えっと、クリアしたので、今日はこれくらいで終わろうと思います。最後まで見てくれた皆さん、ありがとうございました!またねー!」

 

コメント:お疲れさまでしたー!

コメント:おつー

コメント:しっかり寝るんやで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様。いい悲鳴だったわよ?」

 

「・・・明日のお昼ご飯、焼肉行こうよ」

 

「?いいわ・・・」

 

「音羽の奢りで」

 

「・・・よ・・・。はぁ、わかったわよ」

 

一番高いお肉ばっかり頼んでやろーっと。

 

 

 

 

 

 

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