テイワットに舞うは月の香り   作:H/H 3i

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遅くなりました

本当に申し訳ない

どんどん新しい要素が出てくるんで飽きませんね、原神。



狩人の神の目(夜空の瞳)

現在狩人は西風騎士団の取調室に居た。アンバーに連行されたのである。もっとも、彼はなぜ連行されたのか分かっていないが狩人はとにかく暇を持て余していたのである。

 

「暇だな、早くここから出してくれないか? 貴公、分からないか?私は獣を狩りたいのだよ」

「そういわれましても… ジン代理団長より見張っておくように指示されておりますので」

「ううむ そうか、もうしばらく待つとしよう」

 

「…まだか?」

「待つと言ってから1分もたってませんよ」

 

 

 

そのころ騎士団の代理団長の執務室にて、

 

「…ジン団長… 報告書です…」

「ああお疲れ お手柄だったな、アンバー。 しかしなぜそんなに疲れた顔をしているんだ?」

「報告書を見ればわかります…。」

 

 

 

「しかし一体あなたは偵察騎士に連行されたのですか?」

「それが身に覚えがないのだ。おそらく何か誤解があったと私は考えている。 話しても?」

「ええ」

「まずはだな…」

 

 

旅人、アンバーが狩人に遭遇したときに遡る。

 

「私はやったんだあーっ!

ヒャハハハハハハハァーッ!」

 

「…ねえ旅人。この人があんたの

「違う」

「ははは、はぁ、 おや?獣ではないな。 もしやこの獣は貴公たちの獲物だったのかな?横取りしたようですまない」

 

頭につけていたアルデオを外し、アンバー一行に話しかける。

 

「別にこのヒルチャールたちは私たちの獲物ではないけど、私には今のあなたの姿の方が魔物に見えるよ」

「おいアンバー! 下手なこと言って怒らせちゃダメだぞ!」

「失礼だな私はこれでも紳士で通っているのだ。」

「「嘘つけ!!」」

 

「…でも悪い人ではなさそうだけど、私の偵察騎士としての仕事だからね。一応あなたの身分を調べる必要があるから私の質問に答えてね。 パイモンはそこでうなだれてる蛍をお願い」

「分かったぞ」

 

「まずあなたの名前とどこから来たのかを教えてね」

「うむ、名はない。というよりも忘れてしまった。ヤーナムというところから来たのだ」

「…信じられないけど嘘ついてるようには見えないね。ヒルチャールをたくさん倒せるくらいには手練れみたいだけど神の目は持ってる?」

「? 神の目とはこれか?」

 

狩人は神の目について知らなかったもののアンバーの言葉からおそらく戦闘に使う物、またはアイテムのようなものについて言及しているのではと判断し、それを彼女へと手渡そうとした。

 

「う、うわああ! なにこれ!?」

「夜空の瞳というものだが、神の目とはこれではないのか?」

「違うよ! 前言撤回!やっぱり不審者だ!」

 

 

「というわけだ。祝福を受けた神秘の瞳なのだがな」

「偵察騎士殿、ご愁傷様です… 報告の為少し席を外します。それと神秘?に詳しそうなものに変わってもらうので少々お待ちください。」

「承知した」

 

話を聞いた西風騎士は一刻も早く担当を変わるために理由をつけて部屋を退出した。残された狩人は一息ついた後、あたりを見回し立ち上がった。狩人並びに不死者ならば誰もがすることを為すために。

 

「アンバーちゃんの報告した不審者さんはここか、し、ら…」

 

なぜか顔色の悪い騎士から聞いた神秘を使う不審者の話に興味を惹かれ担当を引き継いだ図書館司書であるリサが取調室に入るとそこには散乱したテーブルとイスの残骸の上でたたずむ狩人の姿があった。

 

「…これはだな…、そう、椅子や積まれた本があったら誰もがやることという「そこに座りなさい」はい。」

 

一瞬で無表情になりパチパチと電気を放つ仁王立ちのリサと冷たい声に従い体育座りになった狩人

 

「なにか弁解はあるかしら?」

「あれは「あるかしら?」いえ」

「よろしい。では取り調べを再開しましょう」

 

 

 

「なるほど、ヤーナムという町で獣を狩ることを生業としていて気付いたらこのテイワットにいた。これであってるかしら?」

「ああ概ねそれで合っている」

「代理団長に報告するからくれぐれも物を壊さないように」

「承知した」

 

取調室から退出したリサはため息をつきながら代理団長のもとへ向かった。

 

「ジン、調書とったわよ。目を通してちょうだい」

「ありがとう。しかし頭が痛くなるような内容だな」

「ええ、言葉は通じても話が通じない子だったわ。おそらく常識が違うのでしょうね」

「とりあえず、騎士団所有の家具の弁償という名目でしばらくの間監視をつけ彼の人となりを見るとしよう」

 

 

 

「というわけで報告を終わらせて戻ってきてこの有様はなにかしら?」

 

リサが再度戻った時取調室の窓がすべて割られていた。もちろん狩人が割ったのだが。

 

「いやまさか窓が割れるとは思わなか「お黙り」はい」

 




個人的にヤーナムの窓は獣とか血に酔った狩人が入ってこないように頑丈に作られてると思ってるんですけど、
そうすると鉄格子までついてた窓を内側から割ったギルバートさんは体が鉄でできてるんですかね

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