[IS]運命の翼の少女   作:名無しのごんべい

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読む前に注意を!

作者はたっちゃんの戦いをほとんどうろ覚えでしか覚えてませんからもしかしたら原作のたっちゃんと違う戦い方になってるかもしれません!

もし全然違う戦い方だった場合はこの作品のたっちゃんの戦い方はこんな感じなんだということで納得してください!
お願いします!


第二十二話 「暗躍あるいは発散」

「ほらほら!そんなんじゃ私は倒せないわよ!」

 

生徒会長の水の槍が火を噴く。

放たれる弾丸を低空飛行で回避しながら隙を探す。

 

(……鬱陶しい!!)

 

我慢の限界が来て左腕の《ソリドゥス・フルゴールビームシールド》を展開しながら突っ込む。

 

「まるで猪ね」

 

ソリドゥス・フルゴールを前面に押し出しながら生徒会長に突進。

それに槍で応戦する生徒会長。

 

(もらった!)

 

槍がシールドに当たった瞬間にシールドで槍を跳ね上げる!

驚いたような顔をしている生徒会長の胴に向けてビームサーベルを振り抜く。

 

「相手の機体特性もわかってない状態で突っ込むなんて………20点ね」

 

サーベルが胴に当たる直前で止まる。

 

「…………水?」

 

「その通り!」

 

目の前の出来事に対応できなかった私は生徒会長が振り下ろした槍に反応できずに直撃をもらう。

アリーナの地面に叩き付けられた私の周りにキラキラと輝く光が舞う。

これは…………、

 

「………水………蒸気?」

 

「正解よ」

 

生徒会長が答えた直後、私の目の前で爆発が起こった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「弱い」

 

模擬戦が終わり、「弱者」と書かれた扇子を広げながら放った生徒会長の第一声がそれだった。

 

「貴女のこれまでの戦闘記録を見せてもらったわ。

織斑 一夏君との初の模擬戦。

タッグトーナメントでの戦闘。

臨海学校での二対一の戦い。

そのどれもが私が舌を巻くほどの戦闘技術を持って戦っていた。

だけど今のあなたは何?何も考えずに猪のようにただ突っ込んでくるだけ。そんなの何も怖くないわ」

 

生徒会長の言うとおりだった。

 

何も考えずにただ突っ込む。それは私がアカデミーに入学して最初期にしていた戦い方だ。

ただただ力がほしくて我武者羅だった頃、私はそれがどれだけ危険かレイやルナに教えられたはずなのに。

 

だけど止められないのだ。

この身を焦がす怒りを、

心を満たす憎しみを、

 

この感情を鎮める方法を、私は戦って誰かにぶつけること以外知らないのだ。

 

「やっぱり織斑先生が言っていた通り、しばらく頭を冷やす必要があるわね」

 

そう言って生徒会長は再びISを身にまとう。

 

「来なさい。あなたの気が済むまで付き合ってあげるわ」

 

その言葉とともに、二回戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう何回目かもわからない膠着状態。

 

生徒会長がガトリングを乱射して、私が弾切れのスキをついて一気に接近し、切り抜ける。

だけど私のサーベルはまたしても水のシールドに防がれる。

そして私に向かって振り下ろされる槍。

最初の戦いのリプレイだ。

 

(だけど!)

 

このやり取りは一度見た。

振り下ろされる槍に向かって左手の掌を向ける。

そして槍をつかみ、《パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲》を発射。

叩き付けられる高エネルギーのビームに耐えきれず、槍が爆散する。

驚いて硬直する生徒会長に向けて右手のサーベルを振るう。

生徒会長はそれでも笑みを絶やさず、水を巧みに操り私の攻撃を凌ぐ。

 

(あれで水を操作してるのか?)

 

生徒会長の左右に浮いている二つの結晶を注視する。

ただの飾りにしては特徴的すぎる。

 

試しに結晶に当たるようにサーベルの軌道を変えると生徒会長が過剰に反応した。

 

(いける!)

 

生徒会長が出した剣と切り結びながら確信する。

あの結晶を壊せば私の勝ちだ。

フォースシルエットからもう一本のビームサーベルを抜き、二刀流になった私は怒涛の連撃を開始する。

 

一刀目……剣でそらされる。

 

二刀目……結晶を狙うも水に防がれる。

 

三刀目……またも剣にそらされるが生徒会長の体制が崩れる。

 

四刀目……体勢を崩したことで水の防御が間に合わず、結晶に傷をつける。

 

五刀目……今度は生徒会長の持つ剣を直接狙い、弾き飛ばす。

 

六刀目……今度こそ水の防御を完全に抜け、右の結晶を破壊する。

 

七刀目……両方のサーベルを叩き付けるが残った結晶を使い水を総動員して防がれる。

 

がそれが狙い。

 

左手のサーベルを離し、構える。

 

左手を突き出し、水のヴェールに向けて一気に突っ込む。

掌が水に触れる刹那、パルマフィオキーナを発射。

IS用となってダウングレードされたとはいえ、それでもかなりの威力を発揮する私の切り札は、期待通り水のヴェールを貫いた。

そして右手に残ったサーベルで結晶を破壊し、サーベルを生徒会長の首筋に突きつける。

 

「勝負あり……ですね」

 

「ええ、私の負けね」

 

生徒会長はどこから取り出したのか「天晴」と書かれた扇子を取り出して笑いながら言った。

 

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「どうだった?」

 

『こちらは大丈夫です。彼女、まだ立ち直るには時間が必要ですが少なくとも今すぐ暴れ始める心配はありません』

 

「そうか。すまないな、こんな役をやらせて」

 

『生徒の悩みを解決するのも、生徒会長の務めです。

それで、なぜ奴らに彼女が狙われているのか、話してくれないんですか?』

 

「こちらも確証があるわけではないんでな。確証がないことを話すわけにはいかん」

 

『……分かりました。これから引き続き彼女の護衛を続けます』

 

「頼むぞ」

 

『了解しました………ああ、そうそう織斑先生?』

 

「なんだ?」

 

『彼女と織斑君、生徒会に入れてもいいですか?』

 

「織斑は前に言っていたからわかるが、なぜ飛鳥も?」

 

『なるべく近くにいてくれた方が守りやすいですし、何より私自身が彼女と一緒にいたいですからね』

 

「というと?」

 

『簡単に言うと、友達になりたいんですよ』

 

「………そうか。分かった、任せる」

 

『任されました。それでは、失礼します』

 

ブツッ、という音と共に電話が切れる。

にしても友達になりたいか。

 

(よかったな……飛鳥……)

 

お前のことを考えてくれているものはお前が思う以上に多くいるぞ。

だから……、

 

「そんな生徒を助けてやるのが教師の役目だな」

 

そう言いながら、正面を見据える。

 

足元に転がるのはISによく似た機体の残骸。

そのすべてが無人機で構成されているのが幸いだった。

稚拙なAIのおかげでほとんど労せずに殲滅できた。

 

(見たことがあるな)

 

デスティニーの戦闘記録にたびたび映っていた機体だろう。

緑の機体や青の機体。

いわゆる量産機か。

 

(狙いは飛鳥か)

 

先に学園に帰して正解だったな。

 

(帰って束とともにこの機体の調査……また忙しくなるな)

 

これからのスケジュールを頭の中で組み立てて、私は溜息を吐いた。




とうとう直接手を出してきた謎の集団。

そしてやっぱり千冬さんはチートだね!

IS2を本気で見ようかと検討中。
見た方が先頭描写とかわかりやすくなるかな?
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