[IS]運命の翼の少女   作:名無しのごんべい

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予告通り番外編です。続き期待してた方はごめんなさい。



今回はいろんな人に謝らないといけないかもしれない。

これを読まなくても本編に影響は一切ありませんので大丈夫です。


番外編1 チョリーッスって言いにくいよね

今日の訓練を終え、シャワーを浴びる。

ミネルバに入隊してから娯楽がめっきり減ったけど、この瞬間だけは生きててよかったと思う。

 

今シャワールームには誰もいない。

当然だ。私が他の人と時間をずらしたんだから。

 

正直言って、私は団体行動は苦手だ。

チームの連携だって、ルナとレイが同じ隊だからしているだけで、他の知らない人と同じ隊になってもこんな風に連携はできないだろう。

 

(まぁ命令なら無理やり連携取るけど……)

 

軍隊にいる以上、いつまでも私情を挟むわけにはいかない。

最近は頼りになる隊長も入ってきてくれたし、もう少し戦いやすくなるかな?

 

そんなことを考えながら、シャワーを終える。

体をふいて素早く着替える。

ルナが勝手に改造してしまい、面倒だからそのまま来ているミニスカートの改造赤服を着て部屋に戻る。

 

「ふー………」

 

にしても本当にきつい。

最近戦闘ばかりで嫌になる。

この前のガルナハンでの戦闘は本当に死ぬかと思った。

私のインパルスが分離して自立飛行できるからよかったものの、あんな所を通らせるなんてどうかしてる。

 

物思いにふけっているとふと気付く。

 

軍服のままだ。

 

室内でいつまでも軍服でいる必要もない。

部屋着に着替えるため、一度赤服を脱ぐ。

そこでメイリンが最近体重を気にしていたのを思い出した。

この前もルナのスカートをはこうとしてファスナーが閉まらず悪戦苦闘していたのを思い出す。

 

(体重なんてそんなに気にするものかなぁ?)

 

そういえばマユも体重計に乗っては奇声を発してた時期があったっけ。

少し気になって着ていた下着を脱ぎ部屋に備え付けてあった体重計に乗る。

 

(49kg……)

 

確か女性の平均体重が51kgって聞いたことがあるからこれは少ない方なのかもしれない。

 

(もう少しあった方がいいかなぁ?)

 

戦場では体重の重さも重要になってくる。

軽すぎると相手に投げ飛ばされやすくなるし、力負けもしやすくなる。

もう少し食事を増やそうと決意を固めた時、

 

「シンいる~?ちょっとMS部隊で作戦会議を………」

 

呼び出しもせずにルナが入ってきた。

 

「ルナ?どうしたの?」

 

ルナのほうを見ずに答えると、あわてたような声が聞こえてきた。

 

「シ、シン!?あんたなんて恰好で!?」

 

「な、は、裸!?」

 

「………ッ!!」

 

あれ?ルナ以外の声も聞こえる?

 

振り向くとそこにいたのは、

 

「………レイ?………隊長?」

 

友達のレイ・ザ・バレルとMS部隊隊長のアスラン・ザラだった。

 

 

「………へ?うぇ!?」

 

 

慌ててそばにあったシーツをひっつかみ、大事なところが見えないように抱き寄せる。

 

「……あ!?いやその、済まない!!まさか着替え中とは!!」

 

「いいからあっちに行っててください!!」

 

ルナの蹴りが隊長に炸裂する。

綺麗にみぞおちに入った蹴りを受けた隊長は悶絶してその場にうずくまる。

レイは何も言わずに静かにその場を離れていった。

 

「ほらシン!さっさと着替えて!」

 

「う、うん……」

 

その日はMS隊の間に気まずい沈黙が流れた。

 

 

 

 

 

 

============================================

 

始まりは束さんから渡されたISだった。

 

「なんですか?これ?」

 

「第二世代型のISを基に作った新作!今一年生のいっくんの友達の専用機持ちに配ってるんだ!」

 

「セシリアたちにも?」

 

驚いた。

束さんは自分の興味がない人間にはめったなことがないと話しかけすらしない。

その束さんがセシリアたちにISを渡すなんて。

 

「人数が必要だったからね!

とりあえずつけてみて!」

 

言われたとおり待機状態のISをつける。

 

(な……なんだ……?これ……!)

 

「さ~て、どうなるかな~?」

 

そんな楽しげな束さんの声を最後に、俺の意識は途絶えた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

タッグトーナメントも終わり、臨海学校の準備期間に入った。

最近タッグトーナメントの影響もあって学校中の人達から私は危ない奴という認識を受けている。

別にそんな扱いを受けるのは慣れているからどうってことないが、一夏やセシリアに迷惑がかからないか心配だ。

そんなことを考えていると前を歩く一夏に気付いた。

あまり人目のつくところで一夏と話していると彼が私のせいで孤立してしまうのではないかと思ったが、見つけたのに無視すると言うのも友達としてどうなのだろう?

そう思って声をかけることにした。

 

「おはよう一夏」

 

「チョリーッス!」

 

……………………ん?

 

え?今なんて言った?

聞き間違えかと思ったのでもう一回挨拶する。

 

「おはよう一夏」

 

「チョリーッス!」

 

聞き間違えじゃなかった!

 

「二回も言わなくてもわかってるって!それとも何?そんなに俺とあいさつしたいの?だったら一緒にあいさつしようZE!チョリス!」

 

……………………。

 

静寂が朝の廊下を支配する。

 

「あの……一夏……だよね?」

 

「もちろんジャン!え?何?もしかして今日の俺って別人に見えるほどかっこよかった!?うわヤベッ、進にそう言われたらチョー嬉しいんだけど!」

 

「あ、うん。ありがと」

 

一夏のハイテンションについていけず、生返事を返す。

 

「お!のほほんさん!チョリーッス!今日も元気にのほほんしてる!?」

 

「お~おりむ~!なんだか楽しそ~。

ちょりすってなに~?」

 

「もちろん!挨拶の魔法!チョリーッス!」

 

「ちょり~っす~!」

 

 

 

わたしは にげだした!

 

 

 

 

 

あのカオス空間から逃げ出して教室にたどり着く。

一夏の様子は明らかにおかしい。

こういう時に頼れる友人は一人しかいない!(友達二人しかいないけど)

 

「セシリア!」

 

そう!彼女なら一緒に解決策を考えてくれるはず!

 

そうしてこちらに背を向けているセシリアのほうへと急ぎ足で近づく。

 

「セシリア聞いて!一夏が!一夏がおかしくなっちゃった!」

 

「なんだって!?」

 

 

 

…………………ん?

 

 

 

 

なんだろう?何かいつものセシリアとは違う違和感がある。

 

「それで?どういう風に変になったんだ!?」

 

思考にふける暇もなくセシリアが聞いてくる。

 

「えーっと……なんだかやけにハイテンションで、え、えと。

ちょ、ちょりす?とかいうわけのわからない言葉を使ってて……」

 

一夏の挨拶(本人談)の部分は口に出して言うのはかなり恥ずかしかったので多分周りから見たら私の顔は赤くなっていただろう。

 

「ちょりすだとぉ~!」

 

そんなことよりもセシリアだ。

やっぱりどこか様子がおかしい。

普段はこんな男っぽい口調じゃないのに……。

 

「そ、そんな言葉づかい!お母さんは認めませんよ!」

 

そう言い残して、セシリアはどこかへ行ってしまった。

 

「少しいいか?」

 

「へ?」

 

後ろから声をかけられる。

振り向くとそこには篠ノ之さんがいた。

 

「今の話、本当なのか?」

 

「う、うん。一夏がおかしくな「違う!!」ふぇ!?」

 

言葉を途中で遮られる。

 

「あの少年はもう来ているのだな!?」

 

「しょ、少年?」

 

「そうだ!私のガンダムがもうそこまで来ているのだな!?待っていろ少年!!キミの心を釘付けにする!!」

 

そう言って篠ノ之さんもどこかへ行ってしまった。

 

「…………なんなの?」

 

あまりの急展開についていけず、涙目になりながら一言漏らす。

 

「だ~んだだ~ん!だ~んだ~んだ~んだ~んだだ~ん!」

 

今度はどこからかメロディ(地声)が聞こえてくる。

 

(こんどは何!?)

 

そう心の中で叫びながら声が聞こえる教卓のほうを見ると、

 

「喧嘩番長だ!」

 

大声を上げるデュノアさんがいた。

 

「野郎ども!喧嘩番長様の御登校だ!おら全員今から喧嘩しやがれ!」

 

「訳が分からん!!」

 

我慢できなくなって突っ込む。

するとデュノアさんはこちらに狙いを定めた。

 

「ほぅ……。この喧嘩番長様にたてつくとは……覚悟はできてるんだろうなぁ!」

 

「ていうか喧嘩番長って何?」

 

「いい質問だ……。

喧嘩番長……それは!

喧嘩をするために生きて!喧嘩をするために死ぬ……。

喧嘩………」

 

 

 

長くなりそうだったので私は逃げた。

 

 

 

 

 

 

 

「ここにいたか」

 

声をかけられてびくりと肩を震わせる。

ゆっくりと後ろを振り向くとそこにはボーデヴィッヒさんがいた。

 

「お、おはよう。ボーデヴィッヒさん」

 

「ああ」

 

ここまでは普通だ。

 

「何か用?」

 

「ああ」

 

ここも普通。

ボーデヴィッヒさんはおかしくなっていないようだ。

 

「彼を探している。どこにいるか知らないか?」

 

彼……?

言われて一夏のことだと思いいたる。

この学園に男は用務員の人以外は一夏しか男がいないからだ。

 

「ごめん、ちょっとわからない」

 

「そうか」

 

そう言ってボーデヴィッヒさんはどこかに行ってしまった。

 

 

 

 

 

「ガンダムガンダムガガンダム!ガガンガガンガンガガンダム!」

 

「だ~んだだ~ん!だ~んだ~んだ~んだ~んだだ~ん!」

 

 

 

 

廊下の向こうから歌が聞こえ、ものすごく嫌な予感がした私はその場を後にしようとした。

 

「待ちなさい!」

 

だが回り込まれてしまった!

恐る恐る振り向くとそこにいたのは!

 

 

 

 

 

 

続く!?




ホントに続くかどうかは未定。

ほとんどの人は元ネタ知ってると思う。



パクリばっかりでごめんね!
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