Secret code security. 0   作:与末居

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???「これは、過去に他の場所に置いていたカケラの再編よ。廃棄するには惜しいから、ここに置いておくわね。稚拙な箇所が多数あるから、そこには目を瞑ってちょうだいね?
登場人物は小此木と富竹だけれど、雲雀13がチョイ役で出ているわよ。
富竹→小此木前提の、小此富なのよね。だから接吻するような関係よ。
何編と言われると困るけれど、少なくとも小此木も富竹も雛見沢に住んでいると思っていいわ。
一部の酔狂な人たちにとっては面白いかもしれないわね。少なくとも私は楽しめたわ」





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ひぐらしの鳴く声に。side小此木

まだ人の手の入っていない森の深部。直ぐに対応できるよう、手頃な木の根本に膝を曲げて腰を下ろす。木陰で少しばかりの休憩。ふぅ、と一息吐きながら周囲を見渡す。

鬱蒼とした木々が生い茂り、日の光も入ってこない。まだ耳への違和感はあるが少し経てば落ち着くだろう。

 

――ザワザワと音をたてながら誰かが近づいている事、すぐ傍まで来ている事にまだ小此木は気付いていない。

 

木の幹に背中を押し付け、目を瞑って気を落ち着かせる。蝉の鳴き声はなく鳥の囀りだけが聞こえる。

 

――寄り添うように隣に腰掛けた事にまだ気付いていない。珍しい…ここまで来ているのにどこまで無防備なのだろうこの男は。いい加減気付いて欲しいのと、このまま気付かないで欲しいのと。そっとキスをしようと試みる。

 

瞑った目蓋の上に何かあるのか、何やら柔らかい感触が唇に当たっているのに気付く。

 

「んッ…」

 

何だ、この色っぺぇ声は…断じて俺じゃねぇ。なら、誰だ? ふいに体を起こしてみるとガツンッと前歯が当たったみてぇで、痛い。

 

「いってぇ…」

 

気を緩めすぎたようだ。思わず口に手を当てて赤くなった顔を見せないように深呼吸をする。

スーーー、ハーーー。

 

「ごめんよ、小此木くん。野鳥の撮影していたら見知った顔を見掛けたのでつい、ね」

 

――当ててしまった歯は少し痛むが、よしやった! と心の中でガッツポーズ。困惑している様子にハハハっと笑って、もっと近づこうと腕を伸ばした。

 

「つい、じゃねぇだろ……おい、富竹」

 

伸ばされた相手の両腕をガシッと掴み、形勢逆転と言わんばかりにひっくり返してやる。

 

「珍しいものを見せてもらったよ。惜しむらくは、それを写真に収められなかった事だけどね。って、痛いよ小此木くん」

 

ちょっと、いやかなり恥ずかしい…気を抜きすぎた俺も悪いのだが。仕返しとばかりに雑踏に押し倒して首筋に吸い付き、跡を残してやる。

 

「小此木くん、ちょっと待って。その…インカム、オフじゃないよね?」

 

あ、やっちまった…今の会話を隊員に聞かれちまったかもしれねぇと、チッと舌を打つ。

 

「富竹、お前の声までは入らねぇと思うぞ」

 

「こちら雲雀13。お言葉ですが聞こえてますぜ小此木の旦那。そちらに居る富竹二尉の声も…す、済みませんっ」

 

感度よすぎだコノヤロウ…ま、わざわざ報告してくれるだけありがてぇが。

 

「こちら鳳1から各隊員へ。これからインカムオフにするが、一時間ほどで復帰する。それまで雲雀13が仮の隊長だ。頼んだぞ、オーバー」

 

「雲雀13、了解」

 

今まで入っていたインカムのスイッチを切り、はぁ、と溜め息を吐く。危ねぇとこだった。こいつの嬌声を他のやつに聞かせる訳にはいかねぇ。

 

「僕の事はいいから少し休んだらどうかな。あまり眠れていないのだろう?」

 

――僕は小此木くんの傍に居られるだけで幸せだからと、少しの嘘を吐いて。

 

「オマエの顔見たら眠気なんざ吹っ飛んじまった…」

 

眠ってなど居られるか。ここで眠ったら居なくなっちまう、遠くに行っちまう気がして。

少しだけ、ほんのちょっとだけ、今だけ。寄り掛からせてくれ。

 

 

…………

 

………………

 

……………………

 

…………………………

 

1時間ほど経っても鳳1からの連絡は来ない。

2時間、3時間…発信機でも点けておくべきだったか? そんな事などできるはずがない。

1日経った。2日も経った。そして1週間。どこに行ったのか。富竹と一緒だったはずなのだが。

 

「こちら雲雀13…隊長ォ、生きてますかぁ?」

 

木の根元にインカムと無線機、そしてカメラを残したまま…依然、消息不明。

 

 

 

 

 

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わーーーーー。ですよ。
富竹と小此木がブリーフィング前に親交あったと聞いて、描いた記憶。なので、小此木が雛見沢に来て間もない位の、少数人数での野戦訓練中って事にしておいてください。
富竹と小此木は、ちゅっちゅはしてるけど、それ以上はしてない関係。当時は、がちゅんシーンを描けなかったのもあります。
鷹野さんは? 当時は考えて無かったです。ごめんね、三四さん。

(旧後書き)
ちょっとR18っぽいとこはありますが。妄想が止まりません・・・
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