ハヤテのごとく!~another combat butler~   作:バロックス(駄犬

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第33話~ロボは永遠の男のロマン~

「たぁ!」

 

ヒナギクが正宗を構え、腕を斬られたじろいでいるロボットを頭から一刀両断。

 

ロボットはパチパチと電気を放ちながら崩れ落ちた。

 

「ふぅ。 二人ともケガはない?」

 

崩れた拍子に飛んできた小さな破片を弾きながらヒナギクが近寄る。

 

「ヒナギク…お前どうしてここに? その持ってるものは一体?」

 

ナギはヒナギクの手にある正宗に視線を移す。

 

「ああ、これね~」

 

ヒナギクは正宗を伊澄から渡された。 しかしこれはナギ達には内緒である。

 

少しだけ考え、ヒナギクは言った。

 

「天使からの贈り物かしら?」

 

―あげてませんよ?あげてませんよ?あと天使ではないですし……

 

 

ここには居ない伊澄がオロオロしている姿が浮かんだ。

 

「ところであなた達…こんな所で何してるの?」

 

話を元に戻し、ヒナギクがナギ達に聞く。

 

するとナギは慌てて自分の役割を思い出し、

 

「ハヤテの…! ハヤテの解毒剤を取りに行かなきゃ…!!」

 

 

更に奥へと走り出した。

 

 

 

 

「これでまた少しは動ける筈です。 でも毒が消えたわけではないので、無理はいけませんよ」

 

 

青色の光が伊澄がかざした手からハヤテを包むように溢れる。

 

光が無くなるとハヤテの体が立ち上がった。

 

「あ…!! ありがとうございます!!」

 

立ち上がったハヤテは今までのようなつらい表情はない。 体は先ほどより動き、体の各部位に力が行き渡る。

 

「でも伊澄さん…その力は?」

 

「え!? あ!? こ…これはその…」

 

やはりと思っていたが実際聞かれると、伊澄は慌ててしまう。

 

取り敢えず両手を広げて言う。

 

「ハ…ハンドソープです……」

 

(ハンドパワーって言いたいんだろうな……)

 

なんとか伊澄の意図を察知したハヤテ。 伊澄は続ける。

 

 

「でもナギには内緒にしておいて下さい。 ナギは私がこういう力を使える事はしりませんから…その……」

 

 

そう言ってまた両手を広げる。

 

「ハンドソープを……」

 

 

(絶対ハンドパワーって言いたいんだろうな……)

 

 

伊澄の姿に少し苦笑いのハヤテ。

 

「しかし少年、気を抜いてはいかんぞ」

 

 

後ろでリィンが話掛ける。

 

「悪霊はまだたくさん居る……」

 

「まぁ、あなたもですけどね」

 

真剣な顔のリィンにハヤテは真顔でツッコンだ。

 

 

「あの…悪霊退治なら残って私がやりますから……ハヤテ様はナギ達を…」

 

 

伊澄はいつもの表情で言うがハヤテは驚きの表情だ。

 

「でも伊澄さん……!!」

 

「私なら平気です」

 

 

伊澄はそう言うとクルッと背を向け、袖で口元を隠す。

 

 

「ハヤテ様…私…ナギやワタル君の言うマンガやアニメはよく分からないのですが……変身ヒーローだけは好きなんですよ?」

 

「へ?」

 

伊澄の口からはあまり聞き慣れない単語にハヤテはキョトンとした。

 

 

「ヒロインがピンチになったら現れて…必ずその子を助けてくれる……そんなヒーローが好きなんです…」

 

伊澄はハヤテに見えない小さく微笑むと、ハヤテと向かい合って言った。

 

「ハヤテ様はナギのヒーローだから…ナギの所へ行って下さい……」

 

「伊澄さん」

 

「それにこちらの方が邪魔で大きな力が使えません」

 

伊澄が札を翳した瞬間、近くにいたリィンの姿が霧のように消えかかっていく。

 

「ああ……あれが三途の河か~」

 

消し飛ばされそうなリィンの目には渡ってはいけない河が見えるらしい。

 

 

「分かりました。 では伊澄さんも気をつけて……」

 

そう言うとハヤテはリィンと共に去って行った。

 

 

(………)

 

走り去るハヤテの背を伊澄は目で追っていた。

 

 

(………)

 

本当は初めて会った時…ハヤテ様なら私のヒーローになってくれるかもって思ったんですが……)

 

 

あの日を思い出す伊澄。 その背後に、身長2メートルぐらいの鬼が二体現れた。

 

 

「ガアアアアッッ!!」

 

(どうやらヒロインは私ではなかったようですから……)

 

 

いつしかそう思ったその幻想はここで終わる。 仕方がない、運がなかったと諦めるのだ。

 

いつしか現れるだろうか。

 

 

「さて…早めに終わらせましょう……」

 

手慣れた動作で札を構えた伊澄。 しかし次の瞬間。

 

 

ドゴンッ!

 

まるで鈍器に殴られたような音が響く。

 

慌てて振り返ると二体の鬼が倒れていたのだ。

 

 

「ハッハッハッ。 どうやら間に合ったようだが、ハヤテくんには先に行かれてしまったようだな……」

 

笑いながら竹刀を肩に担いだ唯子が鬼の上に立っている。

 

 

「アイツもタイミング悪いな……それより伊澄、大丈夫か?」

 

鉄パイプを持つテルが倒れた鬼から降りる。

 

 

「追いついてやったぜ……ちゃんとよ」

 

 

「はい……」

 

この人は約束を守ってくれた人物。

 

「ここからは危険だ。 これからは俺も側にいてやる……」

 

 

「え? あ、あの?」

 

その言葉をテルがどういう意味で言ったのか、少なくとも伊澄は履き違えている。

 

顔は赤くなり、あたふたする。

 

 

そんな時ふと思ったのだ。

 

(もしかしたら……ヒーローは……)

 

自分自身が思い描くヒーロー。 実はすぐ近くにいるのかも知れない。

 

この人だろうか?と伊澄は思った。

 

 

 

 

「むむ。 そんな空気をぶち壊してしまって悪いがテルくん……」

 

「あん?なんだよ……」

腕を組んだ唯子が割って入ってくる。

 

 

「ふむ。先ほどのゾンビ達がやって来たぞ」

 

「マジで?」

 

「マジだ」

 

そう見据える先ほどテル達がやって来た道からゾンビ達がわらわらと溢れてきた。

 

 

何故か某軍事国家のような後進をしながら。

 

 

「なんでゾンビが後進してんだよ」

 

「結束力を高める為だろう? 集団の中で独断行動は危険だからな」

 

 

「なんでそんなシ〇ミド的な事を……アレ?」

 

テルがひとつ気付く。 後進の横で二体のゾンビが会話をしていた。

 

 

『隊長、やはりこれ以上戦いを続けるのは……』

 

『サムソン一等兵、甘い事を言うなれば貴様には死が待っている』

 

「いや、死んでるだろ」

 

「つーかゾンビが喋っている所はスルーか?」

 

唯子とテルがツッコンでいく中で会話は続けられる。

 

『隊長、家族が心配ではないんですか? 私には娘が居ます! もうすぐ誕生日、隊長にも子供が……』

 

 

『居らんな』

 

『隊長……』

 

『君はソマリアの出だったか……』

 

隊長の言葉にサムソンは黙って頷く。

 

『私は若いときに息子を亡くしてね……可愛い元気な子だった』

 

懐かしむような目で語る隊長は心なしか気を張った表情も緩んでいた。

 

『名前は……サムソン』

 

『え……』

 

『思えば些細なきっかけがあの悲劇を生み出したかも知れない。 ああそう言えばあの日は……』

 

目に涙を浮かべ……いや、骨だけだからイメージで浮かべる隊長。

 

 

『トマトケチャップが……』

 

『完熟トマト使用ですか?』

 

『ああ、その日トマトケチャップが……』

 

ゴオオオオ!!

 

隊長がその話を続ける前に、隊長、集団諸共が極太の光に包まれた。

 

勿論、その元は伊澄。

 

放たれ光が消え去ったあとは何も残らない。 あたかもそこには誰も居なかったように……

 

 

「って、ちょっと待てェェェェッッ!!」

 

テルの怒号が飛ぶ。

 

「なんだよ!? 最終的にはトマトケチャップがどうしたんだよ!? 息子どうしたんだよ!? トマトケチャップでテロでどう繋がるんだよ!?」

「まぁこれ以上続けるのも何だったので……」

 

札をしまった伊澄が静かに呟く。 結果的には敵を全員殲滅できたというのものだ。

 

「結果おーらいです」

 

「いや良くねーよ伊澄ッ! ヤベーよ、トマトケチャップが気になって今すぐにでもトマトケチャップを確認してェッ!!」

 

「意味がわからん」

 

唯子が自然にツッコンだ。

 

「どうすんだよォォォ!! もうトマトケチャップが頭から離れねェよ!! もう夜寝れねェよッッ!!!」

 

 

「くだらないな。 さっさと行こうか伊澄くん」

 

「はぁ……」

 

伊澄と唯子がテルを無視して歩き出した。

 

「いや待てって! 誰かァッ! あの後の結末を教えてくれェェェッ!!」

 

 

ダンジョン内にテルの叫びが木霊したのだった。

 

 

 

 

 

~ダンジョン奥深く~

 

「へぇ…執事とらのあなねぇ…」

 

ナギ達と共にダンジョン奥深くにやって来たヒナギク。

 

辺りをナギが解毒剤を隈無く探している。

 

「あのマラソン大会から随分と深刻な状況になったのね……」

 

「ああ」

 

ナギの話はヒナギクは元々テル達から聞いていた事もあったが、改めて聞くとハヤテがかなり深刻な状況にいることが分かった。

 

 

「でも今はそんな事はどうでもいいんだ!! ハヤテが毒にやられて…!! 一刻も早く解毒剤を手に入れないと…」

 

 

ナギは崩れた建物や柱の影などにも目を向ける。

 

「ヒナギクも一緒に探してくれ!早く見つけないとハヤテが……」

 

 

ヒナギクも頷くがここで『毒ってなにかしら?』という疑問が頭に浮かんだ。

 

 

「おーい見つけたぞ―」

 

ワタルが目当ての物を見つけたのか、ナギが急いでその場へ。

 

「見つけたんだけど……」

 

 

「けど?

 

ナギは怪訝そうな顔をしているワタルを見て顔をしかめる。

 

 

ワタルが見つけたのはなんも変哲もない岩場に咲いている花だった。 しかし、その近くにある小さなプラカードにはこう書かれていた。

 

 

『枯れてると効果ないよ』

 

 

「そ…そんな……」

 

 

絶望的な状況にガクッと膝をつくナギ。

 

 

「枯れてても効くのかな?」

 

「さぁ私に聞かれても……」

 

「分からないか、生徒会長でも」

 

「ちょっと待って、今ググるから」

 

 

ワタルやヒナギクがあれこれ考察するなか、ナギが立ち上がる。

 

「リタイアしよう」

 

「へ?」

 

「リタイアしてハヤテを……ハヤテを病院に連れて行く!!」

 

「え!? だけど……!!」

 

ワタルが戸惑いの表情。

 

 

執事とらのあな、最終試練執事クエスト。 ここにはルールがある。

 

 

リタイア可能、しかし、メダルを持たず外に出ればその時点で執事失格なり。

 

 

ナギ達は現時点ではメダルは持ってない。

 

つまりここでリタイアを選択するという事は、ハヤテの執事復帰を諦めるという事だ。

 

 

「リタイアしたらもうあいつはお前の執事に復帰は……」

 

 

「いい!!」

 

ワタルの言葉にナギが声を張り上げる。

 

 

「ハヤテが無事なら私はそれでいい……!!」

 

 

(………)

 

「ナギ……」

 

ワタルもヒナギクも涙目を浮かべているナギの姿にこれ以上は何も言えなかった。

 

 

しかしその時だ。

 

 

「でも、それでは僕が困ってしまいます」

 

暗闇から声が聞こえた。

 

「僕はお嬢さまの側以外に、帰る場所がありませんから……」

 

「ハヤテ…お前どうしてここに!? ていうか毒は!?」

 

 

ナギはハヤテがここまで立って歩いてきたという事実を疑問に思っていた。

 

「へ!?あ…いやそれは……!!」

 

 

ハヤテはこの質問に決して伊澄の事がバレるような返答をしてはいけない。

 

 

「それはその……?」

 

「?」

 

ここには居ない伊澄が必死で秘密にして欲しいと慌てる姿が自然と浮かんだ。

 

 

「ぐ…偶然薬が落ちていたのでそれを拾って……」

 

「ええ!? 落ちてた物を拾って食べちゃったのか!?」

 

ハヤテの発言にナギは苦い顔をする。

 

「ダメだぞハヤテ、落ちてた物なんか口に入れるなんてテルみたいな事を……人としてプライドに関わる問題だぞ」

 

 

「え…?ええ……」

 

流石にテルはそこまでしないのではないかと思ったハヤテだが。

 

「おいおい、落ちてたものを拾って食べたのかよ……」

 

とワタル。

 

「ああ。 俺に3秒ルールなんていらない。 エラい人にはそれが分からんのですよとパクパクと……」

 

とリィンがあらぬ事実を言いふらす。

 

「ハヤテ君、いくらなんでもそれはマズいわよ」

 

とヒナギク。

 

一同はドン引きだ。

 

(ああ…僕の人としての尊厳が失われていく……)

 

 

ハヤテはそんな事を思いながらある疑問に気付く。

 

「ていうか、あれ? ヒナギクさんがなぜここに?」

 

 

「へ!? いやそれは……」

 

 

慌てるヒナギクにハヤテは続ける。

 

 

「あ!! もしかして僕の事、心配して助けに来てくれたとか? うわ―うれし―」

 

後半の台詞は正宗によりかき消された。

 

「勘違いしないでくれる?私はただ通りかかっただけ! 私が綾崎くんの心配なんてするわけないでしょ」

 

鼻先に正宗を構えたままヒナギクが言い放つ。

 

「あ…はい、スミマセン…本当にスミマセン……」

 

それを言うや否やそんなの絶対有り得ないといいたげな顔で正宗を下ろす。

 

 

「でも無事で良かったですね」

 

今度はハヤテの背後から声が。

 

「え? その声はシスター・フォルテシア?」

 

後ろに居たのはまさしくシスターフォルテシア、しかしその姿は何か災害に見まわれたかのような姿である。

 

「なんだか随分とボロボロですね」

 

「ええ…色々ありまして……」

 

ふぅと溜め息をつくシスター。 まさかゾンビや悪霊に襲われてたとは言えない。

 

 

「ですが後はあの神殿の中にあるメダルを取ってくるだけ。 さぁどうぞ」

 

 

シスターが指す先にはもうダー〇の神殿のような建物が。

 

「最後くらいは主と執事、二人で行くのがいいかと」

 

「そうだな」

 

「そうですね。ではお嬢さま、一緒に……」

 

ハヤテとナギもノリノリで階段を上っていく。

 

(まぁ…それが最後の罠だけどね……)

 

 

それを見て計画通りだとも言える悪の顔を浮かべるシスター。

 

 

だがその時である。

 

 

「誰だ?」

 

そう言うのはリィンだ。

 

「え?」

 

 

その言葉に、一同が動きが止まる。 シスターでさえもだ。

 

 

「お前は誰だ? なぜフォルテシアの名を語っている?」

 

シスターはゆっくり振り返る。 笑顔だ。

 

「いったい何を……」

 

「とぼけるな」

 

リィンが口調を強めた。

 

「本物のシスター・フォルテシアは60超えたばあさんだ。 しかもばあさんのクセに趣味がジャ〇ーズの追っかけという年甲斐のないばあさんだ」

 

 

その事実に驚きを隠せないハヤテ達。 だがリィンはすかさず続ける。

 

「しかも最近ではジャ〇ーズだけでは飽きたらず、アトベさまにまで手を出して…テ〇プリミュージカルにまで出掛ける神の使いぶりなんだぞッ!!」

 

 

((((そんなプライベートをばらしてやるなよッ!!))))

 

一同、そんな情報どこから仕入れたと言いたげにリィンにツッコむ。

 

 

しかし、シスターは笑みを浮かべる。

 

「まったく…つまらない言いがかりをつくる人ですねぇ……」

 

「シスター?」

 

「そんな言いがかりをつけなければ……」

 

自身の髪をかきあげて更にクスクスと笑うシスターは懐から何かを取り出した。

 

 

「痛い目に遭わずに済んだのに……」

 

そのボタンを押す。

 

ドゴッ!!

 

「「~~~~ッ!?」」

 

ハヤテ達は驚愕の表情。なんと機械音と共に地面から犬型ロボットが数体現れたのだ。

 

 

「こいつらさっきの……」

 

「まだいたの?」

 

ヒナギクが正宗を構える。

 

「当然だ!! なぜなら私が教会の寄付の大半をつぎ込んで買ったからな!! ついでにさっきの5倍強いッ!!」

 

(………)

 

「とりあえずあいつをどうにかした方がいいんじゃねーの?」

 

ワタルが目を細めながら言うが、それでは全く解決に繋がらない。

 

 

「まったく…ここまで計画して最後まで実力行使とは……我ながらスマートじゃないですね」

 

不敵に笑うシスターはゆっくりとロボットの方へ歩く。。

 

「シスター!? いったいこれは……?」

 

 

「いったいこれはって……」

 

ハヤテがシスターに聞くがシスターは笑みを崩さず言う。

 

 

「私がこの教会の本当のシスターではないって事ですよ。 綾崎ハヤテ君」

 

 

その言葉にハヤテは分かったのか手をポンと叩く。

 

「まさか男で神父(ブラザー)というオチ……」

 

「違います」

 

シスターはハヤテの言葉を即否定した。

 

 

「この前あなた達が乗った船がテロリストに襲われたでしょ? あれを手配したのは私ですよ」

 

 

(まぁ失敗に終わりましたが)

 

最後に戦った一人の執事を思いだし、顔を歪める。

 

 

「ならいったいあなたの目的は!?」

 

 

「金…というのもありますが……」

 

シスターは突然真剣な顔になった。

 

「一番の目的は三千院家への……」

 

その時、地面から巨大な手が現れその手にシスターは飛び乗る。

 

「復讐だぁッ!!」

 

 

ゴゴコゴゴッ!

 

と地面を鳴らし、現れたのは巨大なロボット。

 

今までのより数段デカい。

 

「え……コレって」

 

ハヤテ達が視線を向けるロボット。 目を引くのはそのデザインだ。

 

 

「ゲッ〇ーロボじゃないか?」

 

「え、ちょっ!コレマズいですよ!!サ〇ライズさんがブチギレますって!!」

 

 

飛び出た2本の角、そして白と赤のボディ、そして顔は獲物を逃さないような鋭い目だ。

 

 

「しかもこれアレだろ、初代じゃないぜ! 『真』のヤツだ!!」

 

「というか、読者が分かりづらいネタを取り入れても仕方ないのでは!?」

 

 

何故か一人テンションが上がるワタル。

 

シスターはその手のひらの上で言い放った。

 

 

「まったく甘いですね!! ワナとも知らずこんな所へノコノコと出てきて!!」

「でも…あなたは執事とらのあなの教官では!? もしかしてこれも含めて試練ですか!?」

 

ここまで来てハヤテはまだわかってないのか、シスターはクスリと笑った。

 

「勉強不足ですよハヤテ君!! 執事とらのあななんて…とうの昔になくなっていますよ!!」

 

「そんな…なぜ!?」

 

 

シスターの言葉にハヤテは驚きの表情だ。

 

シスターはそんな質問するのかといった表情で言い放った。

 

 

「なぜってそりぁ…!! 執事ってあんまいないのに…やっていけるか!!」

 

 

(納得の理由だ――!!)

 

「なんにしても全員まとめてここで……死んでもらうッ!!」

 

 

シスターからの死の宣告が主と執事に降りかかる。

 

これを止める事はできるか。

 

執事クエスト、終盤戦へ……

 

 

「私は既に死んでいるがな」

 

「威張らないでください神父さん……」

 

 

 




なんでこのロボットをチョイスしたのか。 それは私がゲッター好きだからです。 ガオガイガーについでこのロボットが好きだからです。
結構無理な話だと思ったんですが、ハヤテのごとくが基本なんでもありな設定なのでやれることならやってしまえと思ったのです。 執事クエストも終盤です。
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