TSオリ主は完璧なチートオリ主になりたいようです【本編完結】   作:GT(EW版)

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 佳境です。メアサイドはしっとりしていますが映画的な派手なシーンは多分画面外で色々起こっています。


おおお父さん、そんなふしだらな真似は許しませんよぉ!↑↑

 それは明保野市にとってはもちろん、人間世界にとって五年前のアビス襲来事件以来の大規模な激戦となった。

 

 地上にはセイバーズを筆頭とする有志の異能使いと聖獣たちが、空にはT.P.エイト・オリーシュアや風岡翼を始め希少な飛行能力持ちたちによって敷かれた防衛ラインが、グレイスフィアから送り込まれた異形たちの侵攻を食い止めていた。

 しかし、いかに彼らの実力が高くとも、立て続けにゲートから現れ出る敵の物量は途絶える気配が無かった。

 異次元から次々と送り込まれてくる質と量を兼ね備えた圧倒的な軍勢を前にしては、彼ら自身は無事でも無力な住民たちに被害が及ぶのはもはや時間の問題と言えた。

 

 ──しかし、それでも希望はある。

 

 防衛ラインを突破し、避難所の子供たちに襲い掛かってきた一体の異形を光の剣の一閃で切り伏せた後、T.P.エイト・オリーシュアは子供たちに向かって安心させるような微笑みを返した後、空を仰いで何かを期待するような眼差しを邪悪の樹の方へと向けた。

 

 

「見せてくれ、メア。キミの導く未来を」

 

 

 オッドアイに輝く双眸が見据えるのは、そびえ立つ巨大な樹の頂上──そこでは二つの色がもつれ合うような軌跡を描きながら、ダンスを踊るように幾度となく交錯を繰り返していた。

 

 それは、灰色の堕天使が振り下ろした長剣の斬撃を、光井メアの橙色の大盾で受け止めている光景だった。

 

 

 

 

 戦闘が始まって何度目になるかもわからない攻防を繰り広げながら、灰色の堕天使が怪訝な眼差しを向けて口を開く。

 

「何故だ……何故攻撃してこない? メア!」

 

 これまで剣による攻撃を仕掛けているのは彼だけで、メアの方は防御に専念するだけで一度として反撃を返さなかったのである。

 相対しながら自分との戦闘を放棄するような振る舞いに、彼女は返した。

 

 

「貴方だって、腐蝕の力を使わないのは何故?」

「──っ」

「それは、貴方も躊躇っているからでしょ」

 

 

 腐蝕の力──深淵のクリファ「アディシェス」が持っていた本来の能力である。

 触れた者全てを腐蝕させる猛毒の力は、彼が繰り出す一挙一動の全てを一撃必殺に変える恐るべき能力であり、以前はその力でセイバーズとサフィラス十大天使を苦しめていたものだ。

 

 しかし今の彼は、その力をメアに対して一切行使していなかった。

 

 もちろん新しい肉体に生まれ変わったことで、以前の能力を喪失した可能性はあるだろう。

 だがメアの目には、腐蝕の力を使えないのではなく、使いたくないのだということを見抜いていた。彼の振るう剣に対して、猛攻の中に僅かな躊躇いの心を感じたのだ。

 その事実を指摘し、メアははっきりと突きつける。

 

「私たちとは戦いたくないって、貴方言ったよね? エイトさんの歌のように、世界が優しかったらいいのにって」

 

 横薙ぎに振り払った彼の剣を、空中でバック転するような動きでかわしたメアが、その足を邪悪の樹の頂上から伸びる枝木の一つに留めて堕天使の姿を見下ろす。

 吹き抜ける風が橙色に輝く前髪をふわりと持ち上げると、メアは自らの手に携えた大盾をリボンの状態に解除し、力強い眼差しで少年の姿を射貫いた。

 

「貴方を通してグレイスフィアが私を見ているのなら、戦いたくないっていう貴方自身の気持ちも伝わっている筈」

「……だから、どうしたと言う? 僕が何を思おうと、君が何を言おうと、今さら彼の決定は覆らない」

「そんなことない! 戦いをやめて、グレイスフィア。貴方を捨てたアビス・ゼロはもういない……故郷に帰る為に、誰かを傷つけるのはやめて」

 

 目の前の少年に対してだけではなく、メアは少年を通して彼の「神」であるグレイスフィアに対して強く訴える。

 堕天使を含めて、この場にいる者は誰一人として戦いを望んでいないことを伝えたかったのだ。切実な思いを込めて見つめるメアの瞳に対して、グレイスフィアの代弁者として堕天使が返したのはまたも長剣の一振りだった。

 

「戦いに集中しろ!」

「……っ」

 

 斬撃から放たれる闇の衝撃波が、確かな殺傷力を持ってメアの佇んでいた枝木を横一文字に真っ二つにしていく。

 咄嗟に飛び上がりその攻撃を紙一重で回避したメアの行く手に縮地の如く回り込み、堕天使は長剣を振り下ろした。

 橙色のリボンから再び展開し直した大盾で受け止めながら、メアは先ほどまでよりもさらに鋭く、重くなった衝撃に苦悶の表情を浮かべる。そんな彼女に向かって、少年は深く冷たい眼差しで真っ向から見据えて言った。

 

「グレイスフィアはずっと苦しんでいた……!」

 

 大盾に弾かれた長剣を両手で握り直し、再度力任せに打ち付けてくる。

 闇の中に僅かな光の力を宿した灰色の斬撃が、ホドシールドから広がる光のバリアにピシリと亀裂を走らせた。

 彼は未だ、アディシェスの本領である腐蝕の力を使っていない。しかしその攻撃はかつて備えていたものと比べて何ら劣っているものではなく、小柄な体格からは到底考えられない膂力を持ってメアの守りを崩していった。

 剣圧を押し込みながら、悲痛の目で彼は語る。

 

「生まれた時からずっと独りだった。アビス・ゼロに捨てられた彼は、闇にも光にも居場所は無く……誰も彼を受け入れなかった。カロンも、アイン・ソフも!」

「っ、フェアリーワールドに行こうとしたことが、前にもあったの?」

「そうさ……当然、彼は拒まれたよ。心があっても、彼の性質はアビス・ゼロと変わらない。そこにいるだけで世界樹サフィラに悪影響を与える彼の存在は、どうあっても受け入れることはできなかったんだ。だから追放された……彼自身に悪意が無くても!」

「そんな、ことが……」

 

 グレイスフィアがフェアリーワールドへの帰還を試みたのは、これが初めてではない。かつてはメアの言う通りのやり方で穏当に共存しようとしたこともあったのだと言う。

 それでも存在の性質故に相容れることができず、誰もいない虚無の世界に追放された事実にメアは言葉を失う。

 「居場所が無い」と言った彼の言葉は、ただ卑屈なだけの物言いではなくグレイスフィア自身の経験に裏打ちされた絶望から来ていたのだ。

 だから……と、メアは彼の思いを理解し、問い質す。

 

「だから、支配しようとするの? あの子が帰る場所を、勝ち取る為に……」

「支配されない為に支配する……追放されない為に追放するのは、君たちにとっても真っ当な生存競争だろう? 彼はその競争の輪にすら入れなかったんだ……何千年も、何億年も。もういいじゃないか、帰らせてあげてよ」

「……貴方は……」

 

 泣きそうなほど悲しげな目で語った少年の姿に、メアはグレイスフィアが抱いてきた深い悲しみを理解した。

 そして、彼を不憫に想う少年自身の感情を。

 これまではどこか掴みどころのなかった彼のことが──その本質を、ようやく理解することができたのだ。

 

(だから貴方は、貴方たちは……)

 

 知ってみればそれは、自分と同じで。

 誰にでもある感情だった。

 

 真実にたどり着いた瞬間、メアはその手に持った大盾を解除し──左手から振り抜いた細剣で、彼の持つ長剣を弾き飛ばしていった。

 

 

「──!?」

 

 

 閃光の如き、一瞬にも満たない斬撃だった。

 

 大盾に向かって振り下ろした長剣を、再び振り上げようとした僅かな握力の緩みを突いて、彼女は彼の手から武器を弾き飛ばしてみせたのである。単純な力比べではなく、二人の間にある「武器を持って戦う」ことへの技量と経験差が分けた決着だった。

 彼方に弾き飛ばされた彼の長剣は、回りながら邪悪の樹の幹に落ちて突き刺さる。そこに僅かな意識が逸れた頃には既に、青色のケセドフォームに変わったメアの剣先が少年の目の前に突きつけられていた。

 

 

「……その気になったら、一撃とはね……強いな、君は……」

 

 

 丸腰の身で剣先を突きつけられたところで、彼は自らの敗北を悟った。

 諦念の表情で片膝をついたその姿はあまりにも潔くて──メアにはそれが自分の正体を知らされた時のかつての自分のように、弱々しく見えた。

 そんな彼はどこか安心したように微笑むと、彼女に向かって言った。

 

 

「さあ、とどめを刺してくれ」

 

 

 君に切り捨てられるのなら満足だと、それを促すように少年は顔を顔を上げて少女の姿を見上げる。

 青髪に変わった今の彼女の姿は、奇しくも彼が五年前に迷惑をかけた(・・・・・・)慈悲の大天使ケセドの力を宿した姿である。その姿に敗れたことを誉れにすら思うように、彼は笑っていた。

 

 

 だが。

 

 

 少女──光井メアはその姿を非戦闘形態である黒髪に変えると、その左手に携えた青色の細剣を解除してリボンに戻した。

 

「……!? 何故……っ」

 

 そのまま青色のリボンを橙色のリボンと併せて自らの髪に結び直すと、背中の羽さえも解除したメアの姿を前に、彼の瞳が動揺のさざ波に揺れた。

 片膝をついた姿勢のまま、少年は愕然と動けずにいる。

 

 

 そんな彼の元へ数歩歩み寄ったメアは──何も言わずに膝を屈め、少年の身体をギュッと抱き締めた。

 

 

「あ──」

 

 

 とどめを刺せと言った彼に対して、彼女が返したのは鋭い斬撃ではなく温かな抱擁だったのである。

 彼の耳元で、メアが言葉を紡ぐ。

 

 

「大丈夫だよ」

「……っ」

「グレイスフィアも、貴方も……もう大丈夫だから」

 

 

 囁くように放ったその声は、今まで包み隠されてきた彼の心の奥底を暴くような言葉だった。

 

 

「貴方たちの敵はもういない。だからそうやって……怖がらなくていいんだよ」

「……僕、は……」

 

 

 メアに言い当てられたのは、彼が心の奥底に隠していた感情だった。

 それは深淵のクリファを前世に持ち、グレイスフィアによって生まれ変わったこの世に二人といない生い立ちをしてきた彼が、ずっと抱えてきた心の闇である。

 

 かつては自分自身が世界中に振り撒いていた感情でもあるそれは──見知らぬ世界、見知らぬ輪廻に放り出されてしまった者が苦しみ続けている──「恐怖」という感情だった。

 

 

「貴方が生まれたこの世界は、悲しいことばかりじゃないから。怯えないで、一緒に生きよう」

「……ダァトは僕に、誰も愛さないと言った。僕は……アディシェスはたくさん、酷いこと、してきたから……」

「それでも、今の貴方には本当の心が芽生えている。優しくて、純真な心が。エイトさんから聞いたよ。グレイスフィアのことをエイトさんたちに伝えたの……貴方なんでしょ?」

「…………」

 

 

 メアの問い掛けに、彼は沈黙をもって肯定する。

 それは彼女の中で引っ掛かっていた疑問であり、彼の反応で今確信に変わった。

 

 エイトが先んじてグレイスフィアの情報を入手していたのは、彼の方から彼女に接触し、目的を明かしてきたからだったのだ。

 

 そしてその行動が意味するのは、彼がグレイスフィアの計画に対して葛藤していたという事実だった。

 

 

「貴方は本当は、グレイスフィアを止めようとしていた。あの子のことを助けたいと思っているのも本当で、私たちのことを傷つけたくなかったのも本当」

 

 

 その思いは矛盾しているように見えて、実のところは一貫している。

 これまでは彼のエイトを意識したような意味深な物言いや翼への冷徹な態度、メアへの態度で曇らされていたが──結局のところ彼はまだ生まれ変わったばかりであるが故にどこまでも無邪気で純粋な、しかし不器用な少年だったのである。

 

 グレイスフィアのことを助けたいけど、メアたちのことは傷つけたくない。

 だからグレイスフィアに協力した結果志半ばでメアやエイトに打ち倒されるのなら、それはそれで構わないと思っているほどに──彼の本質は後ろ向きだった。

 

 そんなメアの指摘に彼は、震える声で呟く。

 

 

「……誰も、僕たちを受け入れない。誰も、僕たちを愛してくれない。それはわかってる……僕たちは世界にとって、存在そのものが赦されなかったから……」

「悲しい気持ちは……私にもわかるよ。だけど、何者でもない私にだって、受け入れてくれる居場所はあった。貴方にも、きっとある」

 

 

 二人の姉にされて嬉しかったことを真似するように、メアは抱擁しながら少年の背中をトントンと摩る。

 それから彼の肩を掴むと、彼女は正面から目を向き合わせて告げた。

 悪夢に魘され続けている者に対して呼びかけ、意識の覚醒を促すように。

 

 

「だから貴方ももう、全てを否定するのはやめて」

「…………」

「この世界にある優しさと向き合って。貴方自身も持っている、その心と」

 

 

 少年の心の闇に触れたメアは、まるでかつての自分自身と相対するような気持ちになっていた。

 深淵のクリファというあらゆる生命と相容れなかった前世を持ち、世界から追放された独りぼっちの神に対して大恩を感じている彼。

 

 そんな生い立ちを持つ彼にとって何より足りなかったのが、この世界の優しさを信じることだと思ったのだ。

 

 確かにこの世界は綺麗事ばかりではないけれど、だからと言って可能性を諦めて自暴自棄にさ迷い続けるのは……あまりにも、悲しいことだと思った。

 

 故に。

 

 

「リイン」

「……え?」

 

 

 メアは、彼に呼びかけた。

 それはアディシェスでもグレイスフィアの堕天使でもない、今しがた初めて呼びかけた灰色の少年の名前だった。

 

 

「貴方の新しい名前、考えてみた。まだ、無いんでしょ? 生まれ変わること──リインカーネーションから取って、「リイン」っていうのはどうかな?」

「…………」

 

 

 へへ、と照れ笑いを浮かべながら、メアは彼を信じたいと思った時から考えていたその名前でどうかと訊ねる。

 彼はもう、全てを破壊することしかできなかった深淵のクリファではない。

 グレイスフィアによって浄化され、手段はともかくとしても誰かを思いやる気持ちを持っている今の彼は既に、全生命から敵視されなければならないような存在ではないと思ったのだ。

 

 だから。

 

 

「メアは貴方を祝福するよ。人間でも聖獣でもないメアだからこそ……貴方を何者でもない、一人の男の子として受け入れる」

 

 

 本当の意味で、生まれ変わることができた彼をメアは、受け入れたいと思った。もちろん、今回のように悪いことをすれば叱るし、お仕置きだってするかもしれないが……彼はまだこの世界に生まれた生命として始まったばかりだ。

 

 多くの者たちが彼を否定するのだとしても……メアは自分だけは彼らのようなはぐれ者を祝福したいと思った。

 

 かつて、仲間のみんなが自分を受け入れてくれたように。

 

 彼女は共感を示した。

 

 

「私にはエイトさんみたいに、心の闇を盗むことはできないけど……寄り添って一緒に悩むことは、してあげたい。独りぼっちなのは、とても寂しいから」

「……メア、君は……」

「だから……私と友達になろう。この世界には貴方にも居場所があるんだって、教えてあげるから」

「……僕の、居場所……」

 

 

 かくして、メアの言葉は少年──リインの心に届いた。

 

 彼は自分自身の瞳から伝ってくる大粒の雫に困惑し、数拍の時間を置いてようやく理解したように笑顔を浮かべた。

 

「──!」

 

 虚無だった銀色の瞳に初めて輝きが戻ったその瞬間、自らの心に浮かんだその感情に対し、彼は声を上げて、泣いた。

 

 喜び、怒り、哀しみ、楽しむ。

 

 今の自分が人間たちにとっては当たり前の感情を持っている事実を本当の意味で自覚したその瞬間、彼は初めて前世の自分──アディシェスを葬ることができたのである。

 

 

「……大丈夫……大丈夫だから」

 

 

 心がぐちゃぐちゃになったように泣きじゃくる彼の身体を再び抱きしめながら、幼子をあやすようにメアは寄り添った。

 

 そうしていながら邪悪の樹の上から下の風景に目を向けると、そこでは異形たちの軍勢が進撃を止め、次々とゲートへ帰っていくのが見えた。

 

 

 ──グレイスフィアもきっと、わかってくれたのだろう。

 

 かつて自分を否定した世界は、厳しいばかりのものではないことを。

 

 

 

 これから先、彼がまたこの世界にとって脅威にならないという保証は無い。

 しかしそれでもメアは、これで彼との対話の一歩を踏み出すことができたと思いたかった。

 

 

「ほら、グレイスフィアにも貴方の気持ちは届いているよ。貴方はもう、独りじゃない」

「……うん……うん……!」

 

 

 だからもう、生まれ変わったこの世界に怯えなくて良いのだと。

 自分が何者でもないことに、拘らなくて良いのだと。メアが伝えると、リインはその目に涙を溜めながら穏やかに微笑む。

 

 しかしその視線がメアの背後に煌めいた太陽のような光点に止まった瞬間、彼の表情は再び諦念を宿した。

 

 

「ありがとう、メア……だけど、ごめんね。それでも僕は、生まれてはいけない存在だったようだ」

「……!」

 

 

 グレイスフィアの端末たちが帰っていったゲートとは別の方向からゲートが開くと、中から放たれたおびただしい閃光が、まだ空に留まっていた端末たちを呑み込んで薙ぎ払っていった。

 

 圧倒的なその暴力を可能とするのは、大天使の中でも最高の力を持つ者しかいない。

 

 しかしその砲撃を放ったのは、もちろんT.P.エイト・オリーシュアではなかった。

 

 

 サフィラス十大天使の王にしてフェアリーワールドの管理者、ケテルが降臨したのである。

 

 

 天よりの処刑人の如く姿を現したその存在に対し、リインは訪れるべくして訪れた自らの運命を受け入れ──

 

 

 

 

 ──メアは誰よりも人間らしく、生まれて初めて激怒した。

 

 

 

 




 劇場版特有のボスラッシュです
 これにはエイトはガッツポーズですがダァトさんサイドは苦笑い
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