TSオリ主は完璧なチートオリ主になりたいようです【本編完結】   作:GT(EW版)

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 要望があったので


とある世界線のお話 謎の美少女怪盗を見た旧作ファンの反応

 

 

 一児の父ですが、息子の性癖が心配です。

 

 それは、今年から始まったとあるアニメのことである。

 20年前に放送された知る人ぞ知る名作厨二アニメ「フェアリーセイバーズ」の企画が再始動し、まさかのリブート作品「フェアリーセイバーズ(インフィニティ)」の放送が開始されてより数ヶ月。

 当時子供だった視聴者は今や一児の父となり、毎週日曜日の朝は八歳の息子と一緒に新作アニメを楽しんで視聴していた。

 血は争えぬと言ったところか、息子もかつての父同様、派手な戦闘シーンが輝きを放つこのアニメを気に入ってくれたようだ。そんな息子を横で見ながら、父は自分が子供の頃に体験したワクワクを共有することができてこの上無い幸せを感じていた。

 

 そして、新しいアニメを楽しんでいるのは父自身も同じだった。

 

 放送前の情報では「所詮はリブート作品、思い出の焼き直しに過ぎない」という冷めた感情もあった彼だが、いざ始まってみれば当時とは比較にならない動きを演出する最新の作画クオリティと、当時のままほとんど変わっていない有能なスタッフ、原作者直々に関わった脚本という熱意に突き動かされ、大人になった筈の彼は20年前と何ら変わらぬ気持ちで作品を楽しんでいた。大人になっても、好きなものは好きということだろう。

 

 しかもこの「フェアリーセイバーズ(インフィニティ)」、彼のような旧作ファンの大人に向けた要素として、かつてのアニメとはいくつもの変更点があった。

 

 象徴的なのが、「メア」という追加キャラクターの存在である。

 

 「PSYエンスの実験体」というヘビーな出自を持つ十歳の彼女は、主人公の炎によって研究所から救い出されてから初めて人並みの生活と幸福を知る。

 初めは誰にも心を開くことなく、戦うこと以外に己の存在意義を見出すことができなかった彼女だが、不器用ながらも兄代わりを務める炎と父親代わりの明宏、そして姉として献身的に接してきた灯たちの優しさに触れ、徐々に人間らしい感情を獲得していく姿には保護者心を刺激され、そのホームドラマに大変ホッコリしたものだ。

 物語は既に30話を過ぎてなお絶賛放送中であり、全26話で完結した旧作よりも贅沢な尺に恵まれていたことから、彼女らの日常を丁寧に描写してくれた内容は親御さんとしても安心できる内容だった。

 

 

 ……雲行きが怪しくなってきたのは熱い死闘の末、PSYエンスを倒した翌週のことである。

 突如開いたゲートからエレメント・ワイバーンが襲来し、旧作における第二クールが始まった時、それは現れた。

 

 

『そうか……キミの焔は立ちはだかる者を焼き払う為ではなく、寒さに震える子供たちを温める為にあったんだね』

 

 

 なんかまた、エラく濃い新キャラが出てきた。

 

 第一クールではメアという新キャラの存在と、それに伴って炎と灯の性格や関係性が少し変化した点はあったが、基本的な大筋自体は旧作とそう変わりなかった。

 そんな時、今までとは決定的に違う展開が巻き起こったのだ。

 

 その象徴として扱われているのが新章のヒロイン、「怪盗T.P.エイト・オリーシュア」である。

 

 異能使いの異能を盗む異能使い。

 ボーイッシュな怪盗衣装に身を包み、中性的な少年のような雰囲気を放つ僕っ子だが、デザインは作中一の美少女であり、仕草の一つ一つがこれまでのヒロインたちにはない色気を感じさせるキャラクターだった。貧乳なのに。

 

 その新キャラクター──T.P.エイト・オリーシュアは物語のエンディングが終わった後、Cパートに毎話欠かさず登場し、存在感を放っていた。

 

 登場初期にはロッカールームの闘士たちから突如として異能を盗んでいく不穏さを見せつけた一方で、次の登場では違法取引を行っている反社会勢力を単身で叩きのめしたり、自らの異能に苦しんでいる人間を手助けしてあげたりと、その行動は徐々に義賊的な面が目立つようになっていく。

 

 特に幼い少年少女の危機に颯爽と現れるミステリアスな姿は、ビジュアル的にもカッコよく美しく、そしてどこか儚げだった。

 

 スタッフさん、気合い入れすぎじゃね?──と、大人目線で見ていた父が軽く引いたレベルである。

 確かにリブートアニメの新キャラクターというのは制作が特に気を遣う要素なのだろうが、彼女を描く時だけ異様に気合いが入っていると言うか……なんかエッチだったのだ。

 

 特に夕暮れ時の公園に現れては悲しみに暮れる少年を優しく抱きしめ、異能と共に心を盗んでいったシーンには、何か子供の頃の自分が置いていったものがグッと込み上がってきた気分だった。

 

 ああそういえば、俺の初恋も小さい頃に会った親切なお姉さんだったなぁと──いい感じにノスタルジーに浸れたのである。因みにその時の初恋のお姉さんが、今現在共に暮らしている彼の妻である。一児の父は勝ち組だった。

 

 そんなエイトの視聴者人気であるが、やはり大きなお友達的には非常に高いものがあった。

 ホームページで行われた登場キャラの人気投票では、登場から数話にして早くも一位暁月炎、二位メア、三位風岡翼、四位光井灯に次ぐ五位の結果を叩き出している。

 

 そして話数が進むに連れてエイトの登場シーン、活躍シーンは増えていき、再びレギュラーメンバーに絡み、メアの覚醒シーンに現れた時には聖獣たちとの何らかの関係性を仄めかしていた。

 旧作でメインを張っていたケセドがまさかの扱いと言い、リブート作だった筈の「フェアリーセイバーズ(インフィニティ)」はこの頃から旧作と大きく流れが変わり始め、後の展開に対する予想できない期待と不安がさらに大きくなったものだ。

 リブート作における大胆な変更は、大きなリスクを孕む難しいものだ。全体としては新規のファンや肯定派の方が大きかったが、「こんなのはフェアリーセイバーズじゃない」と新作を受け入れられない旧作ファンもやはりそれなりにいた。懐古が絡むと、どうしたって否定意見は出るものである。

 

 しかし、彼としては不平不満よりも新しい物語を見れる喜びの方が大きかった為、新作の内容は概ね好評に受け止めていた。

 

 そして「∞」からの新規視聴者である息子も放送時間を毎週楽しみにしていたのだが……ある日、事件が起こった。

 

 

 【TVスペシャル フェアリーセイバーズ(インフィニティ) 闇の呪縛を祓いし者】の放送である。

 

 

 一時間の放送時間で送られたその回は、かつて放映された唯一の劇場版作品のリブート作であり、無能力者の少年「闇雲カケル」を主人公にしたスピンオフ形式の物語だと言う。

 その内容は心に深い傷を負った妹を救う為、無能力者の少年闇雲カケルが怪盗T.P.エイト・オリーシュアと共に心の闇と戦う……という新キャラを軸にしたストーリーだった。

 

 話としてはそこまで特別な内容ではない。

 何が問題だったのかと言うと、描写の数々がメイン視聴者層である少年たちの性癖を無差別に破壊し回ったことだった。

 

 その日の呟きのトレンドに上ったのが「頑張れ男の子」、「おねショタ」である。

 

 スペシャル版ということで、スタッフの皆さんが有り余る力を注ぎ込んで作り上げたこの回──劇場版級のクオリティーで描かれた美少女怪盗の作画は、普段にも増してさらに艶めかしかった。

 ミステリアスで底知れない雰囲気を放つ少女がふとした拍子に漏らすお茶目な言動の数々は、それまでも作中の少年たちの性癖を手当たり次第掻き乱していた。

 ネット上では以前から度々ネタにされていたものだが、このTVスペシャルではとうとう画面の前のちびっ子たちにも影響を及ぼしてしまったのである。

 ある意味公務員的なしがらみに囚われているところがあるセイバーズとは違い、エイトは怪盗行為に躊躇いを持たないアウトロー気質の少女である。そんな彼女が自分では私欲の為と言いながら、身を削ってでも少年の盾になるシーンには爽やかなツンデレみを感じ、心が揺さぶられたものだ。

 その際、敵の攻撃を受けた際には普段露出の少ない衣装がところどころ破けたり、大胆な回避アクションを行えば普段は見えない白い太ももがチラチラ見え隠れしたりと、大人としても何かクるものがあった。隣を見ればやはりと言うべきか、息子が照れている様子だった。微笑ましい。

 

 本編では敵か味方かはっきりせず、ファンの間では様々な憶測が飛び交っていたT.P.エイト・オリーシュア。そんな彼女をヒーローポジションに添えたこのTVスペシャルは、主人公である暁月炎が出てこないという前情報に最初は不満がっていた息子も、終盤には前のめりになって視ていた神回である。

 

 このTVスペシャルでは主人公のカケル君が小学生の為、息子には高校生である炎よりも感情移入しやすかったのだろう。そんな自分に似た少年が妹の為に奔走し、どうしようもなくなったところに美少女怪盗の登場である。時には優しいお姉ちゃんのように、時には強いお兄ちゃんのように振る舞うエイトちゃんのムーブは、子供たちの心をとても狂わせた。

 

 元々は派手な戦闘シーンに惹かれて「フェアリーセイバーズ(インフィニティ)」を視ていた口である息子にとって、彼女が放つ多彩な技の数々は見栄えが良く、それまでは年上のお姉さんキャラであることに恥ずかしがってグッズを持っていなかった彼が、放送後には即行で父にねだってきたほどだった。

 

 後日、グミの付録に付いてきた夕暮れ時のエイトちゃんが描かれたキラカードは、息子の部屋の額縁ケースにしっかりと収まっていた。

 あまりにも堂々と美少女のカードが飾られていたので驚いたが、息子はクラスメイトの間でも人気だったので恥ずかしがるのをやめたらしい。

 遊びに来た息子の友達も普通に羨ましがっていたことから、何かジェネレーションギャップを感じる。父が子供の頃は「あーアイツ女のカード持ってるなんてエロだぜー!」とからかわれるのが通例だったものだが、時代は変わったのだろうか。それとも息子のクラスメイトたちだけが特別なのか。

 ともあれ「ちげーし、オレはブラック・マジシャン好きだからガール飾っているだけだし!」と言うような無駄な虚栄心は無くなったようで何よりである。

 この前など一緒に買い物に行ったおもちゃ屋の店頭にエイトのフィギュアが並んでいたのを見つけた後、父に向かって言い訳もせず「エイト買って!」とストレートにねだってきたことを思い出す。

 その言葉がいかがわしく聞こえてしまったのは、おそらくは父の心が汚れているからだろう。

 

 うん、息子は充実した少年期を過ごせそうで何よりである。

 

 欲しいと決めたものは、どんなものであろうと試しにねだってみるものだ。買ってあげるかはもちろん別問題だが、つまらない意地を張って硬派なフリをしても人生マイナスでしかない。

 もちろん八歳にして美少女フィギュアを欲しがるのもそれは個人の趣味なので、好きにしていいのだが……まさかクリスマスプレゼントにもエイトの可動フィギュア(キャストオフできる高い奴。やたら出来がいい)を要求してくるとは思わなかったものだ。

 

 サンタさん困惑だよ。最近の小学生ってすごい、そう思った。

 

 

 

 

 

 

 そして盛り上がっているのはもちろん、初めてフェアリーセイバーズに触れた少年たちだけではない。と言うよりも、ネット上では旧作放送当時のファンによる考察議論が活発に行われていた。

 当時を知る者としては、なんとも感慨深い再ブームである。

 

 この日、父は自室のパソコンを弄り動画サイトで「フェアリーセイバーズ∞」と検索してみると、そこには謎多き美少女怪盗T.P.エイト・オリーシュアについての考察を纏めた動画が数多くあった。

 

 

【怪盗オリーシュアの正体は堕天使だった!? 闇の呪縛はブラフ】

 

【T.P.エイト・オリーシュアの正体はアビス!? 人間になりたかった深淵】

 

【エイトの正体! エイト涙の理由】

 

【ショタコン僕っ子怪盗お姉さん エイト・オリーシュアの正体がヤバすぎるwwwwwwww】

 

【エイトお姉ちゃんは極悪人だった!? ケセド、お前の身体ボクに馴染むぜ!】

 

【何故エイトは子供に甘いのか!? サフィラス十大天使との共通点】

 

【11番目の天使ダァト エイトちゃんの本名がわかる伏線が大量に出ていました】

 

【エイト=8の天使ホドの関係者説濃厚 ホドの娘!?】

 

【T.P.エイト・オリーシュアの正体、ダァトなの バ レ バ レ 】

 

【エイト=ビナー 旧作では未登場の大天使か】

 

【ケセドは2人いる!? とんでもない新事実が発覚!】

 

【コクマーのセリフにエイトの正体が!? 99.9%が見落とす激ヤバ伏線】

 

【正体はサタン!? フェアリーセイバーズ∞の新キャラT.P.エイト・オリーシュアを徹底解説】

 

【エイトの正体、アイン・ソフ確定】

 

【エイト、未来のメアちゃんで確定か】

 

 

 

「いや、多すぎだろ常識的に考えて!」

 

 その画面に対し、思わずツッコミを入れてしまう。考察系の動画って、確定という言葉をサラッと使うから困る。

 動画の一覧にはトンデモ考察が多すぎて、サムネイルはもはや大喜利合戦になっていた。

 因みに彼はダァトだろうなぁと思っている。旧作も原作漫画も、セフィロトの樹をモチーフにしたサフィラス十大天使の中で、隠された十一番目のサフィラスだけが露骨にスルーされていたのだ。これを真っ先に疑わなくて一体何を疑うのだという、面白みの無いメタ読みだった。

 

 そんな彼は試しに一覧の上から順に視聴してみるが──実際に視てみるとこれが中々、奇っ怪な見出しに反してどれも真面目な根拠に基づいて尤もらしく考察されたものだった。

 

 一見滅茶苦茶に思える考察も、教養の暴力で神話を紐解いていく内に本当にそんな気がしてくるような説得力があり、セフィロトの樹などアニメ等の媒体で知った程度の知識しか無かった彼ですら、真面目に神話の勉強になったものだ。

 さながら「フェアリーセイバーズで学ぶセフィロトの樹講座」というところか。とりあえず高評価ボタンをクリックしておいた。

 

 

 

 

 そんな彼は何本か動画を視た後で「せっかくの休日になんで俺はこんなに頭を使っているんだ?」と我に返り、リフレッシュの為に動画サイトを閉じ、別のサイトを開くことにした。

 

 それは素人によるイラストや漫画、小説の投稿や閲覧が楽しめるイラストコミュニケーションサービスのサイトだった。

 

 彼自身には人前に自分の描いたイラストや漫画を晒せるような絵心や度胸は無い。もちろん、小説を書く気力や文章力も同じである。そんな彼がこのサイトを開いたのは、「フェアリーセイバーズ」のイラストが新作「フェアリーセイバーズ∞」の放送に伴い、どれほど増えたのか興味があったからである。

 その結果、検索してみるとやはりと言うべきか、新アニメ放送の効果は大きかった。

 自分のように旧作時代に思い入れのあるファンが、新作を機に新しいイラストを次々と生み出していたのである。やはり公式からの供給とは、ファンの創作意欲を最も掻き立ててくれるものなのだろう。

 

「おお、やっぱ新キャラ組は人気だな」

 

 中でも一番多かったのは、メアのイラストである。

 父に明宏、姉に灯、兄に炎を添えて描かれた疑似家族的なイラストに優しい気持ちになり、心を癒やされた彼は無言の「いいね」を押してその他の名画を探し回った。

 

 メアの次に多かったのは同じく「∞」からの新規キャラクターであるT.P.エイト・オリーシュアである。

 

 彼女のイラストはこの頃爆発的に増えているようであり、日間ランキングにも関連イラストをちらほら見かけた。

 おそらく大半は萌え効果とは言え、一度終わったコンテンツが再び盛り上がるのならば何も言うことは無い。フェアリーセイバーズのファンは案外民度が高かった。それだけファン全体が歳を取ったということでもあるのだろうが。

 

「……ふむ」

 

 そんな彼は時にカッコ良く、時に可愛らしいエイトお姉さんの美麗なイラストを見回しながら、ふとあることを思いつき検索欄をクリックする。

 

 

 【T.P.エイト・オリーシュア R-18】

 

 

 彼は日頃のデスクワークで培った、鮮やかなタイピングで目的の単語を打ち込んでいく。

 なに、ほんの好奇心である。自分は興味無いが……自分は興味無いが! そういう類いのイラストはどれぐらいあるのかなぁと気になったので、打ち込んでみたのである。やましい気持ちはこれっぽちも無いのだ!

 

 

「ほう……!」

 

 

 そして検索結果であったが──想像以上であった。

 神絵師と呼ばれる剛の者たちが生み出した芸術的な官能絵の数々は、彼のような人間が一口に語るにはおこがましすぎるほどに見事な出来だったのだ。

 

 その累計数、同作品内でぶっちぎりの一位である。

 

 これだけは息子には見せられないなと思った彼は、「子供の視るアニメのキャラになんてことを! まったくけしからん!」と悪態をつきながら、それらを淡々と自分用の鍵付きフォルダへと保存していった。

 

 

「貴方……何見てんの?」

「ゲッ」

 

 画像を見るのに夢中になっていた一児の父は、背後から近づいてくる一人の妻に気づかなかった!

 その衝撃たるや、鉄パイプの打撃を後頭部に受けるよりもよほどショッキングなものだった。

 呼び掛けられた瞬間慌ててページを閉じようとした彼だが、無情にもそのカーソルは右上の「×」ボタンを外れ、向かい合うデスクトップパソコンの画面には今も開かれっぱなしになっている人気ヒロインのあられも無い姿が広がっていた。

 

 幼女とお風呂に入っている美少女怪盗の無修正イラストである。

 

 それをはっきりと目にした妻は目を見開きながら無言で画面を見つめた後──破廉恥な夫に向かってぴしゃりと言い放った。

 

 

「それ私が描いた絵よ」

「マジで!?」

 

 

 衝撃の事実に、一家の大黒柱はこの事実を決して外に漏らさぬことを……必ずや、息子の性癖を守り通してみせると誓ったのだった。




 それ(父の画像フォルダ)を見たら、(息子の性癖)が終わり

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