TSオリ主は完璧なチートオリ主になりたいようです【本編完結】 作:GT(EW版)
フェアリーワールドに伝わる「サフィラ神話」の一節である。
遥か古。若かりし頃の聖龍アイン・ソフが創世期より戦い続けてきたという原初の闇──それこそが「深淵のクリファ」と呼ばれる存在だ。
幾度となく姿を変えて生まれ変わるその存在は、十柱からなる厄災の化身とも呼ばれており、今この時代に深淵の世界から解き放たれようとしている液体状のアビスもまた、元はこれから生み落とされた存在だった。
雲海の下の世界が誰にも踏み入れることができない深淵となったのも、全てはクリファの存在が元凶である。
故に彼らは深淵の起源として恐れられ、かつては聖龍と原初の天使たちによって半数が討伐され、もう半数が封印されたという記録が残っている。
しかし討伐されたクリファはアビスと同様に時間を掛けて何度でも生まれ変わり、その度に天界へと舞い戻り厄災を撒き散らしていた。
寿命以外の大天使の死因は、ほとんどが深淵のクリファの仕業と言われているほどである。故に栄光の大天使ホドは盟友ケセドの死に対しても、頭のどこかでは彼らの介入を疑っていた。
──それは当たっていた。
深淵のクリファ、第4の悪魔「アディシェス」。
遙か昔に討伐されたかの存在は、この時代に蘇っていたのだ。
以前よりもさらに力を付けて。
『ぐっ……! このホドが……アイン・ソフの危機を感じたわけだ』
真っ先に敵と認識し、ホドは果敢に挑んだものの圧倒的な質量を前に弾き飛ばされる。
後方の高山へと叩き付けられたホドはひび割れた仮面から露出した片目で暗黒の巨鳥の姿を睨むと、今まで戦ってきたアビスとは桁違いの戦闘力に戦慄する。
そんな彼の眼差しに気づいているのかいないのか。暗黒の巨鳥アディシェスはゆっくりと天空を旋回し、逃げ惑う聖獣たちの姿を舌舐めずりをするように見下ろしていた。
「あっははははっはははははっはははは!!」
……耳障りな声だ。天使であるホドには、とても言語とは思えない奇声だった。
独特な甲高い周波数は、まるで無数の生物がバラバラに悲鳴を上げているかのようで薄気味悪い。
そんなアディシェスは闇一色の眼光をこちらに向けると、道端の蟻を踏み潰すような気安さでさらなる攻撃を仕掛けてきた。
おもむろに開いたくちばしから、漆黒のブレスを吐き出したのである。
『──っ!』
ホドは急いで立ち上がり、その場から飛び退く。
自慢の大盾は持っているが、アレを受けるのはマズいと直感的に察知したのである。
そして、その判断が正しかったことを彼が飛び退いた跡が証明した。
『山が……? やはり、毒か!』
放たれた漆黒のブレスが着弾した場所は、その一帯の土地が腐り落ちて崩壊し、余波を受けた周辺の木々までもあっという間に枯れ果てていったのだ。
伝承とは姿が違うが、概ね記録通りである。
第4のクリファ、アディシェスの力は「猛毒」──猛毒の息を吐き、ありとあらゆる生命を腐蝕させるのだ。
彼がこの世界の如何なる生命とも相容れぬ危険な存在である証だった。
故にサフィラス十大天使の名において、ホドは絶対に許すわけにはいかない。
たった一人になろうと奴を仕留めてみせる──強い使命感を抱き、槍の柄を強く握りしめたその時だった。
横合いから紅蓮の冷気と蒼い焔が飛来し、アディシェスの身へと殺到していったのである。
「む……!? ダァとか!?」
不意を突くような形でそれらの攻撃が着弾すると、アディシェスは身を捩らせながら吠えた。
しかしそれは痛がっていると言うよりも、嫌がっているような反応だった。
やはり……と、ホドはその様子に聖龍アイン・ソフの言葉を思い出した。
「ちがう……このテイドではナイ。だぁトはどこだ!?」
ダメージを受けた様子では無いが、アディシェスは己に攻撃を仕掛けてきた二人の人物──暁月炎と力動長太を警戒するように見据えた。
「手を貸すぜ!」
『其方ら……』
「これを見過ごしておくことはできない。正直、何が何やらだが……俺たちの異能がアビスに有効なら、手伝える筈だ」
『……ふっ、いいだろう。遅れるなよ
二人の人間が宿す瞳の色は、どちらも嫌いではなかった。
使命に燃えていて、正義感に熱い男の目だ。個人的には好ましくさえ思っていた。
ケセドの死の真相が見え始めたとは言え、人類は未だ発展途上で全てが信じ切れるものではないが……この二人とメアのことならば、信じても良いのではないかと思い始めている。
人間と組んで深淵のクリファと戦う──まさしく聖龍アイン・ソフの思し召し通りになったなと、ホドは現在置かれた状況に苦笑を浮かべた。
神として甘いところはあるが、やはりあのお方は偉大である。ホドは改めてそう思った。
『ホド様、我らも戦います!』
『お前たちは都の者たちの防衛を優先しろ。奴の相手は二人の救世主殿と、このホドが引き受けた!』
目的が同じである以上、共闘することに異存は無い。寧ろこちらから頼みたかったぐらいだ。
長年続いたアビス──深淵のクリファとの因縁を、遂に断ち切る機会が巡ってきたのだから。
しかし、アディシェスの力は凄まじい。
全長40mを越す巨体で空を飛び回れば、羽ばたき一つでソニックブームを巻き起こし甚大な被害を地上にもたらしていく。
その有り様はまさしく厄災の化身であった。
加えて、厄介なのはそれだけではない。
「うおっ!? っぶねぇ!」
『奴の吐息に触れるな! 触れれば死ぬぞ!』
「なんて奴だ……!」
一瞬で対象を腐蝕させ、絶命させる猛毒のブレスである。
その脅威を前にしては、いかにオリハルコンの鎧を纏っているホドであろうと油断はできない。生身の人間では、触れるだけでも致死級の攻撃だった。
近距離戦ではその巨体を使い、遠距離では猛毒のブレスを使ってくる。いかなる距離でも狡猾に立ち回るアディシェスの姿には、これまでのアビスとは明らかに違う知性が感じられた。
だが、知性はあっても意思疎通を行うことはまるで不可能である。
これまでにホドは念の為何度かテレパシーを送っているのだが、アディシェスからは全く反応を得られなかった。
故に、対話は不可能だ。その上巨大な翼を持つこの悪魔は、世界中のどこにだって移動することができる。ここを取り逃がせば、一体だけでも世界各地にどれほどの被害を出すかわからなかった。
──ここで倒す。これ以上の犠牲は許さない。
『合わせろ、アカツキ!』
「っ! バニシング──」
『マーキュリー─―』
「セーバァァァァ!!」
「っ!? おおおおおおおおお?」
──人間と天使、蒼炎と閃光。
二人の力を合わせた必殺の剣戟がアディシェスの身体を捉え、その胴体に「X」の字を刻み込んだ。
瞬間、光と火の粉が混じった激しい爆発が巻き起こり、アディシェスのくちばしから絶叫が響き渡った。
手応え有り。サフィラス十大天使ですら、まともに受ければただではすまない一撃である。
──しかし、爆煙の中から姿を現した暗黒の巨鳥は健在だった。
「ゆるさんぞ……このできそこないどもが……!」
身体に傷はついている。全く効いていないというわけではないのだろう。
しかし二人の必殺技を合わせても、致命傷に至っていないのが事実だった。
奴を倒すには、この技ですら力不足なのである。
「マジかよ……!」
力動長太が驚愕の声を漏らす。
渾身の一撃は、アディシェスの闘争本能をより刺激する結果に終わったのだ。
アディシェスは漆黒の翼を大きく広げると、甲高い咆哮を上げながら一同の全身に突き刺さるような殺気を浴びせた。
……来る。
大きい一撃が、来る──長年の経験から次に移す敵の動きを警戒し、ホドが大盾を構える。
しかしその直後、アディシェスの動きが何故か止まった。
まるで誰かに呼び掛けられたようにハッとすると、彼はキョロキョロと辺りを見回し始めたのである。
そしてその視点は「ケセドの止まり木」のある地上の一点で止まり、雄叫びを上げた。
「──!? だァと……? そうか、おまえが……そこにいたのかダぁぁァとぉォォっッ!!」
『っ……!?』
身の毛がよだつとはこのことか。
アディシェスはこれまでの奇声よりも遙かにおぞましい咆哮を上げると、ホドたちには目もくれずに睨んだ方向へ急降下していった。
『いかん!』
せっかく被害を最小限に抑える為に上空へ誘導したというのに、彼がこの勢いで地上へ降りたら周辺一帯が大惨事になる。
一同は急いで後を追い掛け、彼の向かう先へと回り込もうとした。
しかしその瞬間、ホドは彼が向かっている先にいる存在に気づいて呼吸を止めた。
──そこには数千年生き抜いてきた彼でさえも未だ会ったことの無い、十二枚の翼を持つ大天使の姿があったのだ。
その姿を認識した時、ホドは彼女のことを初めて見た際に感じた違和感の正体に気づいた。
あの時は彼女自身の気配を香水のように覆い隠していた「理解」のサフィラスの気配が、ホドの判断を鈍らせていたのだ。
だが今は、今の彼女からははっきり感じる。
このホドが今まで感じたことのない──今や伝説の中にしか残されていない、「大いなる者の存在」を。
『やはり、そうなのか……原初の大天使よ』
確信は無かった。故にこの目で見るまで半信半疑だった。しかしこれはもはや、信じなければならないところまで来ているのかもしれない。
今、このフェアリーワールドには未だかつてない何かが起ころうとしている。
ホドはそう確信し、敬うような眼差しで少女の姿を見据えた。
その視線の先で少女──T.P.エイト・オリーシュアが放つ光と闇の閃きが、アディシェスの肉体を貫いた。
「ぬっおおおオオオオ!?」
これまでとは明らかに違う悲鳴を上げながら、彼女の攻撃を受けたアディシェスが吹っ飛ばされて仰向けに倒れていく。
三人掛かりでも致命打を与えられなかった彼が、たった一発の攻撃に悶えたのである。
彼女と旅をしていた者たちですら、その光景に言葉を失っていた。
「姉ちゃん、すげぇ……」
「エイト……あんたは……」
彼女への反応は二種類である。
力動長太とメアはただ純粋に感激したように目を見開き、ホドと暁月炎は得心したように頷いていた。
そんな彼女は一同の視線もどこ吹く風か、十二枚の翼でふわりと空へ浮き上がると、凛とすました顔でアディシェスの姿を見下ろしていた。
「……ダァト……あいたかったぞダァト」
「……何故、キミは出てきてしまったんだ。闇の歴史の奥底に、封じ込められたままで良かったのに……何故キミは、この世界に」
「おまえをころすためだ! われわれはおまえをアイしているのだッ!!」
「誰もキミを愛さない。キミを求めている者はどこにもいない……いないんだ。還りな……キミの在るべき場所へ」
「イヤだ……イヤだぁぁぁぁぁっっ!!」
彼の発する声は相変わらずまるで聴き取れないが、彼女の方はアディシェスの言葉がわかっているかのようだった。
その言葉には彼の存在そのものを否定する天使のような冷淡さが込められていたが……寂しげな表情は、まるで彼のことを哀れんでいるような慈悲の色が浮かんでいた。
そしてアディシェスは彼女の言葉を受けると怒り狂ったように咆哮を上げ、エルの大地と大気を震わせた。
「あああアアアアアアアアッッ!!」
『力が集中している……これは……!』
瞬間、アディシェスの全身から激しい闇が無差別に迸り出ていく。まるで嵐だ。
おびただしい闇が渦を巻くそれは、巻き込んだ全ての植物を腐蝕させると跡形も残さず粉々にしていった。
ブレスと同じだ。即ち、この闇は猛毒のガスである。
辺り一面が一瞬にして腐り落ち、直視できないほどの異臭が立ち込めていく。
これが本気を出したアディシェスの力なのだと、慄然としながらもホドは理解した。
『ぐっ……! はああああっ!』
これを広げるわけにはいかない。
ホドは再び全力の光刃マーキュリーセーバーを繰り出し、応戦していく。
「っ! なんて力だ……!」
「何だってんだよ、クソッ!」
猛毒のガスの乱流はアディシェスの全身を起点にしながらハリケーンのように勢力を拡大していく。
炎と長太もホドに続いてそれぞれの必殺技を撃ち出していくが、アディシェスの力はまるで止まる気配が無かった。
これでは、ここにいる者全員がガスに飲み込まれてしまう。
いや、際限無く増大していくアディシェスの力を鑑みれば、彼らどころかこの島全てが死の大地となり果てるだろう。
この事態を乗り越えられる可能性が一つだけあるとしたら、それはきっと──ホドは仮面の下から縋るような眼差しを向け、十二枚の翼を持つ原初の大天使の姿を見据えた。
そして少女が、応える。
「調合……浄化」
左手のノートを宙に浮かび上がらせると、空いたその手にどこからともなく銀色の堅琴を取り出す。
そして彼女が光る右手で糸を弾くと心地良いメロディーが響き渡り、同時にアディシェスの毒ガスの嵐がみるみるうちに勢力を弱めていった。
『これは……?』
「浄化の音色さ……これで、彼の毒は無効化された」
「こんなこともできるのか……」
それは、一分野に特化した人間特有の能力──「異能」ではない。
この性質は「聖術」のそれである。しかも大天使並か、それ以上に純度の高い力だ。
程なくして猛毒のガスは完全に消滅し、そこには呆気にとられたように茫然と立ち尽くすアディシェスの姿があった。
「毒はこのままボクが封じ込める。キミたちは、この隙にとどめを──引導を渡してあげて」
「っ、わかった!」
『感謝する……T.P.エイト・オリーシュア』
「よっしゃあっ! 反撃開始だ!」
毒を無効化すれば、近づくことができる。こちらも積極的に攻撃を仕掛けることができる。
ホドたち三人はお互いに頷き合うと、その場から一気に加速してアディシェスの身へと斬り掛かっていった。
「おのれ……おのれおのれおのれえええっ! なぜまたしてもワレワレをこばむ!? ワレワレはこんなにも、おまえをアイしているというのに!!」
「っええい! うるせぇ!」
力動長太が放つ氷の弾丸が打ち付けられ、飛翔するアディシェスの羽を凍りづけにして鈍らせる。
仰け反った敵の後頭部をホドの槍が超高速で突き刺すと、その先端部から光の弾丸を接射して仰け反らせていった。
そして、そこへ追撃を仕掛けたのが上空のポジションからアディシェスを狙う暁月炎だった。
「ありったけを食らえ……インフィニティ・フレアッ!」
「──!?」
全身に纏ったありったけの蒼炎が、振り上げた彼の両手へと伝っていき、そこにアディシェスの直径30mに及ぶ太陽の如き火球を生成していく。
おそらくその力、フェアリーバーストの全てを一撃に注ぎ込んだのだろう。通常の敵を相手にするには、あまりにも過剰な威力だった。
しかし、この怪物を消し去る為にはこれしかないと、彼は賭けに出たのだ。
人間の強さ……しかと見せてもらった。
ホドはその賭けを支持した。今がその時だと。
彼の奥の手に満足げに笑むと、ホドは巻き添えを喰らわぬようにその場から飛び退き、力動長太と共に援護射撃を浴びせてやった。
「お、おおおおおおおおおおおおおッ!?」
直後、炎が投げつけた蒼炎の特大火球がアディシェスの身体を捉えた。
気温が一気に上昇し、エルの空域全体に広がっていく上昇気流に耐えながら、ホドたちもまた一斉に技を打ち続けていく。
しかし、アディシェスは翼が消滅し、その身を焼かれながらもなお抗った。
「ふざけるな……! オレはヤツのなかでふっかつのときをまちつづけ、やっとのおもいでよみがえったんだぞ! オレはもっとちからをつけ、カンゼンにふっかつするはずだったのに……ダァとォ!!」
まるで怨嗟の叫びのようだった。
幾世に渡って増幅し続けてきた、この世の全てを呪うような叫びである。
その熱情は火事場の馬鹿力のように食い縛る彼の力を高めていき、その身を焼き尽くす蒼炎を弾き飛ばそうと抗い続けていた。
「くっ! 駄目だ……まだ俺たちの方が弱い!」
「くそが! ここまでして死なねぇのかよ!?」
このサフィラス十大天使をしても、理不尽に感じる異常な生命力。深淵のクリファとは、それほどの力の持ち主なのだ。
一同は敵を完全に消し去る為の攻撃に手を緩めないが、徐々にアディシェスの抵抗が上回り始めているのを感じていた。
奴の力は底無しかと、ホドたちの力が底を尽き掛けた──その時だった。
──煌めいた一本の光の矢が、アディシェスの背中に突き刺さった。
「ガッ!?」
『っ──ビナーか!』
今さら遅いわ!と、軽く苛立ちながらホドは後方からの援護射撃に感謝を告げる。
しかし、弓矢の横槍があったところで形勢は変わらない。ほんの僅かに、立て直しを図るアディシェスの動きを遅らせただけだ。
──しかしその僅かな時間こそが、彼らの希望をつないだ。
空から二つ、暴力的な光の奔流がそれぞれの方向からアディシェスを挟み撃ちにしてきたのである。
「ばかな……!? こんなことが……このオレが……!」
それは、錫杖を携えた「美」の大天使ティファレトと──聖剣を携えた「王国」の大天使マルクトによる攻撃の光だった。
ホドが仮面の下でほくそ笑む。どうだ見たか我らの力を──と。
この事態を察知して、二人のサフィラスがアドナイから駆けつけてきたのである。
全速力で飛んできたからか、それともアディシェスから漂う異臭からか……二人はいつになく息を切らしていた。
『これはどういうことか……後で聞かせてもらいますよ、ホド』
『承知した。だが今は』
『わかっています。マルク!』
『お兄ちゃんの紛い物め……消え去れ!』
強大な力のせめぎ合いに駆けつけた大天使二人の加勢が、この戦いの決定打となった。
総掛かりの光の砲撃に後押しされた暁月炎の蒼炎の大火球が、暗黒の巨鳥の身体を灰も残さずに一気に焼き尽くしていく。
聖龍アイン・ソフの思し召し通りであれば、これで奴は二度と蘇ることはないだろう。
それをあちらも理解しているのか、消えゆく直前のアディシェスの叫びは酷く怯えていたように聞こえた。
「われわれはおマエを……ダァトオオオオオオッ!!」
最後は狂乱の叫びを上げながら、第4のクリファアディシェスは完全なる「無」へと還っていった。
こちらが払った犠牲はこの島の一部と、聖獣の被害はおそらくケセド一人のみ……深淵のクリファが現れたにしては、奇跡のような結末だった。