夕方
「えいッ」
いきなり彼女が抱き着いてくる
「どうした?」
そう尋ねる
「ねー?今日のでーと?楽しかった?」
首を傾げてこちらに聞いてくる
かわいい
今は家にいるため手錠を外している
やっぱ手錠ないのいいなぁ...
「あぁ当然さ今までにないくらい楽しかったよ」
久しぶりに外に出られたっていうのもあるんだろうけど
初めてのでーとは正直楽しかった
手錠でお互いをつなぎあっていたせいで危ない場面も少しあったり
周りの人たちから変な目線で見られることもあったが
そんなことはどうだっていい今横にいる彼女そして自分が楽しかったのだから
「良かったぁ~」
どうやら彼女も満足しているようだ
「楽しかったならいいよね?」
彼女がいきなり何かを言い出した
「ふぁ?」
「だーかーらー外に出れたからしばらく両手拘束していいよね?」
そう言うと逃げられないように抱きしめられている腕に力が入れられ血行が悪くなる
痛い
えぇえぇマジかよ...そういいたいところだけど何が起こるかわからない
だから言いえない
「..いいよ」
「じゃぁ掛けちゃうよ?」
そういって腕をとり手錠をかけようとする
だけど
「やっぱいいえ」
「...え?」
「もう拘束なんてごめんだ!」
そう言って真っ先に彼女から逃げる
いや別にここから逃げるわけじゃない
だって彼女といることは嫌じゃないから
だけど..拘束だけは勘弁だ!
だって...何もかも彼女に丸投げにするわけにはいかないだろ!
「あーあ...逃げちゃった...」
唖然と彼が逃げた後を見つめる
彼が逃げた..ねぇ..
自然と笑みが浮かんでくる
彼を絶対に捕まえる。いや捕まえなきゃ
自然と感情が高ぶってくる
こんな感情になったのは久しぶり
「アッハハハ!そう!逃げたんだぁ..私から..」
「どこに行くのか知らないけど絶対に君をニガサナイ!」
「ぜぇっっったいに君を捕まえるからね?」
「今度こそ君を私しか見れないようにシテアゲル」
「待っててね絶対にニガサナイから。逃げられると...思わないでね?」
さぁここからパーティの始まりだ彼を捕まえたらナニをしよう
まぁいいや考えるのも対外にして彼を捕まえないと!
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「はぁはぁ..ぅア”ぁぁも”ぅ...どうすればいいんだこれ..」
逃げたはいいものの家から出るつもりは当然ない
あ..そうだ!このタイプは後ろから抱きしめてあげれば何とかなった
でもその前に彼女から逃げねば
じゃぁどこに逃げればいいんだ?
「キャハハ!まってぇ~ねぇ~どこ行くのー?」
彼女の狂った声が聞こえてくる
このままではマズイどこかに隠れなければ..
「あれはどうだ?」
隠れるところとして目を付けたのは洗濯機
なんでと思うだろうがそういうことだ
さすがに洗濯機の中に隠れてるとは思わないだろう
そうと決まれば早速
「あはっ!みぃーつぅーけぇーたー!」
「ッ⁉」
マズイ彼女に見つかってしまった
これはもう1回しかチャンスがない
「ニガサナイよ?」
彼女は言った通りに捕まえんとさらに追いかけるスピードを上げる
洗濯機は目の前だ絶対に捕まりたくない
「いっけぇー!」
洗濯機に向かって飛ぶ
あと少し..!
ズルッ
やっべぇ..
滑った..
接地感がない..!
落ちる⁉
ゴッ
うぁぁ..痛ってぇ..
どうやら血は出ていないようだが..
目と目の間というぶつけるととても痛いところを
洗濯機の底にぶつけてしまったようだ
まぁいい兎に角彼女から逃げられたのか?
「あれ...?どこ行ったの..?...いない⁉」
うまくやれた..のか?
「まさかぁッ⁉」
なんでだよ
「うまく誘われちゃったんだぁ...へぇ~..いいよ!
どんな手を使っても君を絶対に捕まえるから!待っててね!」
そう言うと彼女は去っていった
「大丈夫か..?」
念のため顔を出して確認する
いない
うまく逃げた!
洗濯機から出ると
彼女を探しに行こう
「まさか自分から出てきてくれるとは思わなかったなぁ~」
そう決めたはずだった
...なぜおまえがここにいる
「ねぇ~どうしたの?後ろ振り向いてよ~?」
なぜ...逃げ切ったはずじゃ..
「ねぇ...どうしてここにいるのか?って思ってるよね?」
なぜわかる...どうして..
一刻も早く逃げなければ!
「今逃げようとしたよね?でもさ..私が怖くて足がすくんで動けないんでしょ?」
「ッ⁉」
クソッ!彼女が言った通り逃げられない..⁉
「動けないで小鹿みたいにぶるぶるしてる君はとっても可愛いけど」
彼女がじりじり差を詰めてくる
「逃げられても..面倒なんだよねぇ...」
「ヒッ⁉」
「だから..さ?」
ドン!
バン!
「うぁぁ..痛って..なにしやが..グェ⁉」
正直何が起こっているかわからない
「えへへへ...押し倒しちゃった♥」
「ねぇ..私のこと見て?」
見上げると彼女は自分の体に跨っていた
制服を身にまとい妖艶な表情で見つめられる
シチュエーションによってはうらやましい
とすら言われるだろう..が
それどころではない
現状抵抗ができない状況下で相手に何されるかわからない
いわゆるチェックメイトなのだ
「ねぇ...どうして逃げようとしたの?」
彼女が問う
「...お前から離れるつもりはない。ただ拘束されたまますべてを
お前に任せるわけにはいかない。」
正直な気持ちをぶつける
「ふーん...そうなんだぁ...」
「私のこと信じてくれてないの?」
「いや..そういうことではなく..家事を手伝いたい..」
「..まぁいいや」
彼女は何処かあきらめたような...
「このままだと..雰囲気も元も無いけどまぁいいか」
彼女が服を脱ぎ始める
「お前⁉何を⁉」
「見ればわかるでしょ?これから君を私でいっぱいにしてあげるの」
「馬鹿な真似はやめろ!」
「あれ?もしかして着てた方が興奮する?」
そういうと脱ぐのをやめまた着始めた
ダメだ..話が通じない..
そう困惑していると
「大丈夫だよ?怖いことは何もないただ私がすることをすべて
受け入れてくれればいいだけの話だから..さ」ボソッ
彼女は彼の耳にそう囁いた
これは嫌な予感がする..
「ねぇ」
予感的中の覚悟で聞いてみる
「告白を受け入れたのって,,,」
「そうだよ」
彼女が言った答えは薄々感じていたものだった
理想を描き続けてるけどなかなかいい
マイナーネタを入れてみました
わかる人いるかなぁ...