毎度更新が遅くなり申し訳ありません。
番外編のショートストーリーでございます。
ルークが出会う少女とは・・・・
子は時に親が思いもよらない行動をする・・・
家族サービス!戦車道大会本戦が迫る中、アナキン・スカイウォーカーは久々の休日に、愛する妻パドメ、そして双子のルークとレイアを連れTDLへとやって来ていた・・・・
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〜バザール内〜
TDLへとやって来たアナキン達は先ず入り口を入ったすぐの広場でレイアがキャラクター達との写真撮影に盛り上がり、次いでアーケード内でどちらから回るかを決めようとしていた。
「ルーク、残念ですがあなたの身長ではSTTやSPMには乗れません。今日は時計回りで楽しみましょう。」
パドメが腰を屈めてルークの目線に合わせて諭す。
因みに時計回りとはお城を12時に見立てて左側から楽しむルートであり、反時計回りはその逆から楽しむルートである。
「STTに乗りたかったのに・・・」
「なに、今度来た時の楽しみにすればいい。身長なんてすぐに伸びるさ!」
アナキンが息子の肩を励ますように叩く。因みにSTTやSPMに乗る為には102cm以上の身長が必要となる為、だいたい5〜6歳にならないと乗れないのである。
「わかったよ、父さん、母さん。」
ルークは両親に頷き気持ちを切り替える。
「では、最初は海賊さんに会いに行きましょう!」
レイアがにこやかに先頭に立ち歩き始めた。
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〜JGC乗り場〜
妙に耳に残る海賊の曲を楽しそうに鼻歌で歌うルーク達は次にJGCへとやって来た。待ち時間は10分待ちとなっていた。ここまで来るまでにも結構な人の流れがあったからかアナキンが呟く。
「平日なのに意外と混んでいるんだな。」
アナキンの言葉にパドメが苦笑する。
「全然空いているほうよ。混んでいる時はここでも30分以上の待ち時間になるわ。」
「そうなのか?」
「ええ、10分待ちなんて無いも同然よ。」
程なくして船に乗り、船長の話を聞きながら進んで行くがアナキンは途中で違和感を覚える。
「あれ?これって確か船長が銃を撃つんじゃなかったか?」
「それ、だいぶ昔の話よアナキン。今はそんな事しないわよ。」
「やっぱり動物愛護の問題とかで?」
「だと思うけど・・・聞いた話だと船長同士の撃ち合いが横行して禁止されたっていうのもあるわ。」
「ハッそんなバカな、タトゥイーンの
「そうよね。」
2人は顔を見合わせ笑いあった。
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〜WRR乗り場〜
船を降りた一行はそのまま階段を昇りWRRへと並ぶ。ここも10分待ちであった。
「お祖母様も来れば良かったのに・・・」
レイアが残念そうに呟く。
「母さんは人の多いところが苦手だからな。」
それも事実ではあるが、久しぶりに親子4人で楽しんで来なさい。というシミの気遣いだという事をアナキンもパドメも理解していた。そのシミはC3POと共にアナキン達が帰ってきた後のささやかな晩餐の為に買い出しに出掛けていた。
「あっ見て!汽車が来たよ!」
ルークがトンネルの方を指差すと汽車が汽笛を鳴らして駅へと向かって来た。
汽車が到着し、乗っていた乗客達が降りて入り口側のゲートが開く。アナキン達は運良く先頭の席に座る事が出来た。
前に乗る車掌の掛け声と汽笛と共に汽車はゆっくりと動き出す。
「ところでパドメ、サティーン学園長と連絡は取れたか?」
「ええ。でもやっぱり戦車道大会が終わるまでは無理そうよ。強豪校だけあって色々大変みたい。」
「そうか・・・」
「肝心のケノービ先生の方はどうなの?」
「オビ=ワンが女性に対する積極性をもてる様になるには、パドメが総理大臣になるより時間が掛かると思うぞ。」
パドメは政権与党の議員であり、将来の大臣候補とも言われている有望な議員だ。だが、それでも総理大臣になるのには最短でも10年以上はかかるであろう・・・。
「それは言い過ぎではなくて?」
「そんな事はない、
アナキン達の情け容赦ないオビ=ワン評にパドメはなんとも言えない表情になる。
「だから、僕達がお膳立てしてあげないといけない訳だ。パドメだってあの2人には幸せになって欲しいだろ?」
「そうね。2人共大切な友人ですもの。」
パドメはにこやかに微笑んだ。
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〜城前の広場〜
その後も幾つかのアトラクションを楽しんだアナキン達はパレードを待つ為、中央の城前の広場でレジャーシートを広げて座っていた。
「父さん、パレードまでどれくらいある?」
「あと30分くらいでここに来るはずだぞ。」
「そんなに待つの?だったらちょっとその辺を歩いてくるね。」
「ちょっと待ちなさいルーク?」
言うが早いかルークはさっと靴を履き、パドメの静止も聞こえぬふりをしてそのまま歩いて行ってしまった。
「迷子にならないといいんだけど。」
レイアが少し呆れ気味にパドメに言う。
「まったく・・・じっとしていられないのは誰に似たんでしょう?」
「さあね。」
パドメのジト目を受け流すアナキン。ここにオビ=ワンが居たら「君達2人の子供だからだろう。」と言って苦笑する場面である。
アナキンは携帯を取り出してR2-D2に継なぐ。
「R2、ルークの動きを
R2の了解の返事を聞き一旦携帯を切るアナキン。因みにR2はアナキンの乗ってきた車の中で待機していた。
「R2に任せておけば大丈夫さ。」
気楽に宣うアナキンに妻と娘はそろってため息をついた・・・。
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〜トゥモローランド〜
大学生のメグミ、アズミ、ルミの三人はキャンパスデーパスポート(所謂学割)を使ってTDLへと来ていた。彼女達は戦車道の大学選抜に選ばれる程の実力者である。そしてもう1人・・・。
「隊長、大丈夫ですか?」
「・・・大丈夫です。」
隊長と呼ばれた少女はメグミ達よりも若く・・・否、幼く見える。それもそのはず、彼女の年齢は13歳。本来なら中学生なのだが、飛び級制度により大学生となり、大学選抜の隊長に就任しているのである。その実力は三人娘を凌ぐものであった。
「3D酔いかしらね?」
「まあ人を選ぶアトラクションではあるから・・・」
STTはジェットコースターではなく、正面のモニターの動きに合わせて部屋全体が動くアトラクションである。リニューアルされてからは3D映像になったのも相まって更にクセの強いアトラクションになっていた。だが少女の不調はそれが原因ではなかった・・・。
(アレは・・・カイロ・レンは・・・ベン・・違う・・・そんな事はあり得ない・・・アレは・・・ジェ・・ン・・・」
映像に出てきたカイロ・レンを名乗る青年に不快感を覚え、昨夜見た夢のような感覚で直ぐそこにあるのに思い出せない戸惑いを感じている為であった。
そんな彼女はふとまだ幼い1人の男の子を見つけた。
「あの子・・・・」
「隊長?どうかしましたか?」
メグミ達が隊長の視線を追うがこれといったものは見当たらない。そんな三人を置き去りにして隊長は駆け出す。
「た、隊長!?どちらへ!?」
その幼い男の子はルーク・スカイウォーカーであり、彼は無意識のうちにフォースを使い普通の人には気が付かれない様にしていた。ルークはまだ前世の記憶に目醒めてはおらず、フォースの使い方も教わっていないのだが、持って生まれたセンスだけで未だ幼児と言える年齢でも誰に捕まる事なく散歩しているのである。そう、ルークを感知出来るのは
彼女はいきなりルークを抱きしめる。ルークは最初キョトンとしたが直ぐに立ち直り彼女に声を掛ける。
「お姉さんは天使なの?」
そう問われた少女は何故か瞳から涙が溢れていた。追いついたメグミ達はその光景に驚愕して動けない。
「た、隊長が・・・ショタに目覚めた・・・?」
「あの子もあの幼さで何て殺し文句を・・・」
「一体何がどうなってるの?」
そんな三人組にお構いなく少女達は2人の世界に浸っていく。
「私は愛里寿。島田愛里寿。」
愛里寿と名乗った少女は更に強くルークを抱きしめる。
「お姉さん、ちょっと痛いよ?」
だがルークの声からは不快さを感じない。年齢不相応に穏やかな声音だった。愛里寿は少し力を緩める。そしてルークはその幼い手で愛里寿の背中を撫でながら自己紹介する。
「ボクはルーク。ルーク・スカイウォーカーだよ。ありすおねえさん。」
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その後、R2から知らせを受けたアナキンが指定された場所に着くと少女に抱きしめられながら頭を撫でられてる
「えっとすまない。あの子の父親なんだがこれは一体どうなっているんだ?」
「あ、すみません。私達も何が何だか・・・」
「隊長がいきなりあの子・・・あ、えっと貴方の息子さんに抱きついて・・・」
「しばらくあんな感じなんです・・・」
「そ、そうか・・・」
メグミ、アズミ、ルミの答えにアナキンも頷くしかなかった。更にアナキンを戸惑わせたのは彼女、島田愛里寿のフォースの強さにであった。
(この少女のフォースはアソーカを凌ぐかもしれない・・・。これほどのフォースを持つ者が居るとは・・・。)
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10分程後、愛里寿は名残り惜しそうにルークを解放し、アナキン達はそれぞれ自己紹介しあっていた。
「そうか・・・君達は戦車道の大学選抜チームのメンバーなのか。」
「はい。隊長は13歳なのですが、飛び級制度で大学に入学して私達の隊長となる程の方なんです。」
「それはすごいな。今度、うちの学校に教えに来てほしいものだ。」
社交辞令ではなく、アナキンは本心からそう言った。
「そうしたらありすおねえさんにまた会えるね。」
「・・・ありがとうございます。機会を作って必ず・・・。」
愛里寿はアナキンと彼の手を握ってニッコリ笑うルークを見ながらそう返答する。
「私達も高名なアナキンさんに会えて光栄でした。」
三人組はちゃっかりアナキンからサインをもらっていた。そんな彼等にパークワイドからまもなくパレードがこちらに来ると放送される。
「では、また。」
「バイバイ。」
アナキンとルークが別れの挨拶をする。
「はい。またいずれ。」
三人組を代表してメグミが挨拶をする。
「・・・・・」
愛里寿はルークの瞳をじっと見つめていた。
「大丈夫だ。キミが望めば必ずまたルークと逢えるさ。」
そんな彼女に穏やかな顔で声を掛けるアナキン。愛里寿は頷き。
「ルーク、また逢いましょう。」
「うん。ありすおねえさん。またね!」
それを機にアナキン達は彼女達の下から去っていった。
愛里寿は本来なら今日は母と一緒に
・・・・・・・そんな彼女達がアナキンやルーク達と思いもかけない形で再会を果たす事となるのだがそれはもう少し先の話であり、愛里寿や三人組はもちろん、アナキンですら見通せない未来であった・・・・。
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〜帰りの車内〜
「そう、そんな事があったのね。」
パレードぎりぎりで戻ってきたアナキンは、パドメに詳しい事は帰りに話す。と説明してその後の予定を楽しみ、パークを後にした。そしてアナキンは、島田愛里寿という少女とルークの出会いについて話し始めたのである。
「それにしてもまさか僕が君に出会った時に言った言葉を、更に幼いルークが言うとはね。」
「ならルークにとってその愛里寿さんという方は『特別な存在』という事になるのかしら?」
アナキンの苦笑いにパドメは首を傾げながら問いかける。
「さあてね。確かに彼女からは並々ならぬフォースを感じた。でも、これからどうなるかはルークと彼女次第だろう?」
「母親としてはこんなに早い時期から息子を取られたくはないわよ。」
「アハハハ。それもそうだ。」
パドメの冗談半分本音半分の言葉にアナキンは笑いながら頷く。
「この事は母さんにも伝えなきゃな。どんな顔をするのやら?」
アナキンはこの後のシミを交えた家族の団欒に思いを馳せるのであった・・・・・・
次回予告:番外編2『我等の道〜This is the Way〜』
聖グロリアーナ女学院隊長、ダージリンは聖グロ特有のしがらみに頭を悩ませていた。彼女達に様々な形で干渉してくる卒業生達にダージリンの出す答えとは・・・?