お読みくださりありがとうございます
第七話前編です。
自動車部の戦車変更。
※誤字脱字報告ありがとうございます
よく知る場所でも決して油断してはいけない
練習試合から一夜明け、パルパティーン学園長は戦車道顧問のケノービとアナキン、そして大洗学園を廃校させようとする者達を調査する501を集め会議を始めていた
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〜大洗女子学園学園長室〜
「五十鈴君は母君から勘当を言い渡されたと?」
かなりの爆弾発言にパルパティーンも片眉を上げ驚きの表情をつくる。
「はい・・・五十鈴君本人は平然としていまして、むしろ秋山君や西住君といったクラスメイトの方がショックを受けておりました。」
ケノービも困惑顔で報告を続ける。どうやら五十鈴華は花道の家元である母親の五十鈴百合には内緒で戦車道に入っており、更に彼女は大の戦車嫌いだったという事が事態をより深刻化させてしまったという事だ。ケノービがこの報告を受けたのは親子の話し合いが決裂し、華達が学園に戻ってきた後であった。すでに夜更けともいう時間でもありまた五十鈴百合は心労で寝込んでしまっており、何より当の本人、五十鈴華の方から「母との面会は無用」と言われてしまい、明日(今日)華と個人面談をするという事で話をつけた。
「この学園は第一に『生徒の自主独立を重んじる。』というのが明記されておる。例え教員といえど我々が五十鈴君の家庭の問題に口を出す事は控えた方が賢明だ。」
「では五十鈴君からは話を聞くだけにしておきます。もちろんアドバイスを求められればそれに応じますが。」
「それで良かろう。」
とりあえず五十鈴華の件は学園側からは静観するという形を取る事にする。アナキンが次の課題についての報告に入る
「では、次に本戦に向けての戦力拡充ですが、自動車部の方もレースが終わりましたので本人達の希望通りに戦車道へと参加させます。彼女達の戦車につきましては、僕が個人的に寄付するという形で準備をしておりまして、本日中に届くようになっております。アソーカ達についても本戦までには合流する事になります。また、随時他の科目からの転向も受け付けておりますので、今のうちから使える戦車を探しておくべきだと思います。」
ケノービが補足する
「前回の戦車捜索で学園内の捜索は完了してますので今回は更に周辺地域に捜索範囲を広げ、更に地下エリアの捜索も行います。」
「だが地下エリアは生徒会が掌握していないエリアもある。その辺はどうする?」
因みに生徒会は今日は戦車道大会の説明会に参加していてこの会議には参加してない。
「R-2にこの艦のデータをインプットさせてますのでそれを元に捜索範囲を決めて行動します。」
「♪」
アナキンの発言に当のアストロメクドロイドR-2D-2が電子音を上げて返事をする。
「うむ、ではこのデータを使用すると良い。生徒会の者達と調べた、かつて我が校が購入した戦車で売却記録の無いものを集計したものだ。」
「ありがとうございます。」
パルパティーンの差し出したデータディスクを受け取るアナキン。早速R-2のソケットにディスクを入れる。
「?」
「今はまだいい。後で確認しようR-2。」
R-2のデータを表示するか?との問いに待ったをかけたアナキン。次の議題が重要だ。パルパティーンが話を進める。
「では、我が学園の廃校問題へと移ろう。アソーカ君、その後の調査はどうなっているかね?」
「はい。先ずは例の学園艦教育局長ですが、再来年に開催される戦車道の世界大会の誘致を強力に推し進めているようで、関連団体はもちろん各企業にも接触しているようです。また設備投資等にもかなりの力の入れようで、このままいけば『今までこの国で行われたあらゆる国際競技会の予算を超える』と言っていいレベルです。更に戦車道のプロリーグ設立にも関与しています。」
「辻廉太・・・という名だったな、その教育局長は?」
パルパティーンの問いに頷くアソーカ。
「はい。彼は我々の大洗同様、かなりの数の学園艦の統廃合を模索している様です。実際廃校となってしまった所も多数あります。」
「世界大会に統廃合・・・随分と権限があるものだ」
「学園艦廃校に伴う経費削減等で成果を上げて省内の実績を積んでいる様です。しかしそのやり口が強引だと省内からも批判が出ているようですし、黒い噂もあります。学園艦解体業者との癒着だとか世界大会誘致に裏金をばら撒いてるとか。」
「ありがちな噂だな。」
アナキンが呟く。癒着だの裏金だのというのはゴシップ誌によく見られる見出しである。
「そうね。ただその噂の企業の中に面白いモノを見つけたわ。グレガー。」
アソーカに指名されグレガーが話を進める
「はい。彼が接触している企業の一つに『サブテキスト・マイニング社』の名がありました。スカイウォーカー先生をスカウトしてきた『カーズレーシング』の親玉です。」
「あのベンチャー企業にか?」
「はい。更に驚くべきことにすでに官報にて廃艦解体事業へのサブテキスト社の入札が報じられています。」
パルパティーンが感嘆の声を上げる。
「ほう。まるで
ケノービが疑問を投げかける。
「この国ではああいった事業は、善悪はともかくとして、いわゆる大手企業の持ち回りになっているのが
アナキンが苦笑する。
「最早ベンチャー企業とは呼べんな」
グレガーが頷きながら続ける。
「そうです。更に言えば株式は非公開、資産も不明。どう見ても普通じゃない」
「どう致しましょう学園長。先程我々は本戦迄に戦車道に合流するという話になっていましたが、サブテキストや学園艦教育局長の調査との両立は難しいと判断します。もし調査を優先するのでしたら戦車道への合流は一旦白紙にして・・」
レックスの言葉に片手を上げて制するパルパティーン。
「いや、君達は予定通り戦車道の方に合流してくれ給え。西住君の指揮能力は卓越したものがあるが、いかんせん手駒が足りん。こちらが負けてしまっては元も子もない。以後の調査は私の方で受け持つとしよう。」
「了解致しました。」
「よろしいので?」
ケノービの意外そうな問いに、いたずらっぽく笑いながらパルパティーンは返答する。
「なに、普段の学園の運営は『優秀な生徒会』がやってくれているので学園長というのは存外暇なのだよ。調査の方は私に任せてくれ給え。」
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〜大洗女子学園自動車部棟前〜
ついにアナキンが自動車部への
「ヤ、ヤークトパンター・・・?」
ナカジマが呆然と呟く。他の自動車部メンバーも口をあんぐりと開けて見ていた。アナキンが
「ああ、そうだ。メーカーに頼んで一つ造って貰った。約束の口止め料+レースのご褒美だ。遠慮なく使ってくれ。」
「あ、ありがとうございます。」
「これが口止め料・・・?」
「相変わらず師匠はやる事が派手というかなんというか・・・」
「黒森峰に怒られませんか?」
「最高の戦車を用意してやると言っただろ?それにドイツ戦車を黒森峰以外が使ってはいけないというルールはないんだ。構うものか。」
自動車部の面々が感謝しつつも戸惑いを隠せないでいる中、アナキンはシレッとしていた。
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〜大洗女子学園校庭〜
「では諸君、あらためて今日から戦車道のメンバーとなる者達を紹介する。」
ケノービに紹介されたナカジマ達自動車部の4人とアソーカ達501の4人が挨拶する。これで正式に29名が揃った事になる。そして・・・
「更に追加のメンバーも紹介しよう。僕の『親友』の"R-2D-2"だ。よろしく頼む。」
「♪〜♪」
アナキンに紹介され前に進み出るR-2。彼女達にはその電子音はまるで「よろしく」と言っている様に聞こえた。
「ほ、本物のアストロメクドロイドにヤークトパンター・・・スカイウォーカー先生ってどれだけお金持ちなんですか!?」
驚愕している優花里に沙織が首を傾げながら質問する
「ゆかりん、アストロメクドロイドって、あのR-2って言う青いロボットの事?」
「はいそうです武部殿!軍用はもちろん、民間大手の航空各社をはじめ鉄道や運送業にも採用されている、主に整備やナビゲーションを務めるドロイドです!当然お値段も車どころか都内のタワマンの上層階が買える様な金額です!」
「一軒家と言わないのが時代だな。・・・・昨日の練習試合のⅣ号の調整もコレが行っていたのか」
麻子がⅣ号の操作性向上を行ったのがR-2D-2だったのだと納得した。
「とても優秀なロボットさんという事はわかりましたが、戦車道に参加してもよろしいのでしょうか?」
沙織同様に首を傾げながら華が問いかける。
「は、はい・・・それはその・・・前回大会において人命に関わりかけた一件がありまして・・・安全対策の一環として今大会からドロイドを採用する事になったんです・・・」
歯切れが悪そうに優花里が華に説明する。
「人命に関わる事って?」
「えっと・・・それはですね・・・」
優花里は沙織の質問に一瞬だけみほの方に視線を向けたがすぐに沙織に視線を向ける。
「その話は後にしてもらっていいかな。先に戦車探しの説明をしたいのだが?」
ケノービが優花里達の話を遮り、これからの戦車探しについて話を進める。地上組と艦内(地下)組の二組に分け捜索をする事になって、地上組の引率はアナキン。地下組はケノービが引率する。因みに、本戦に際してチームの呼称を改める事になった。
Ⅳ号戦車→あんこうチーム
八九式戦車→アヒルさんチーム
三号突撃砲→カバさんチーム
M3中戦車→うさぎさんチーム
38(t)戦車→カメさんチーム
となり、これに新たに自動車部のメンバー4人のヤークトパンター(戦車長兼通信手ナカジマ、装填手スズキ、砲手ホシノ、操縦手ツチヤ)が入りレオポンさんチームに、アソーカ達はこれから探す戦車への配属となりチーム名は
「R-2、地図を出してくれ。」
「♪」
アナキンの指示にR-2が応じ地図を立体映像として机上に映し出す。生徒達から歓声が上がる。それが収まったところで地下組を引率するケノービが説明を始める。
「さて、今回は地下の捜索も行うのだが、この地図上にある赤い線を越えてはならない。この範囲内で捜索をする。そこで、ラインを越えると警告音が鳴る
沙織が手を挙げて質問する。
「先生、どうしてですか?」
「この艦は何しろ広いからね。範囲を絞らないと際限がなくなってしまうからだよ。万一迷子になってしまったら戻ってくるのも、探すのも大変だ。それに地下エリアには機関室など船舶課が作業している区画も多い。彼女達の邪魔になっては迷惑がかかるし、艦の航行に支障をきたす事になりかねない。」
「はーい。わかりましたー。」
主に地上で生活している普通科と、艦の航行を主にしている船舶科とは交流が少ない。へたをすると、在学中一度も顔を合わせない可能性すらあるのである。更に教師も普通科と船舶科では異なる。この学園で絶対的な権力を持っているはずの生徒会ですら権限が及ばないところもあるのが地下と船舶科なのである。
「うむ。では班分けだが、チームごとにどちらを希望するかを決めて欲しい。10分後にここに集合しよう。」
ケノービの説明後にアナキンが補足する。
「501とR-2は何かあった時の為に本部で連絡係をしてもらう。自動車部は捜索に参加せずに
「「「「はーい。」」」」
元気よく返事して彼女達はそれぞれのチームで話し合いを始めた。結果、以下の通りに分かれる事になった。
地上組・・・あんこうチーム、カバさんチーム
地下組・・・アヒルさんチーム、うさぎさんチーム
「では捜索を開始しよう。アナキン、あまり皆に無茶をさせるなよ。」
「オビ=ワンこそ気を抜かないで下さい。また助けに行くような事はゴメンですよ。」
と、ケノービとアナキンは互いに軽口とも取れる言い合いをして捜索開始となった。
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〜旧校舎敷地内〜
アナキン達は捜索を進めつつ旧校舎まで来ていた。ここまでで戦車1台、そしてⅣ号戦車用の75mm長砲身が見つかっていた。
「それにしても駐車場に止まってるのを今まで気付かなかったとは・・・僕達は何処を見ていたんだろうな。」
自嘲気味に呟くアナキン。駐車場に放置されていたのは旧日本軍の三式戦車であった。そしてⅣ号の砲身の方もなんと物干し竿代わりに使われていたらしい。コムリンクが鳴り通信が来た事を告げる。
「こちらスカイウォーカー。何か見つかったのか?」
〈秋山です!はい!ルノー戦車です!ルノーB1bisを見つけました!!!〉
声だけでも興奮している事が伝わる優花里に苦笑しながらアナキンが更に質問する。
「それは良かった。で、そのルノー戦車は今どういう状態なんだ?」
〈は、はい、えーと・・・その・・・埋まっています・・・〉
アナキンの質問に興奮から一点して困惑の声で応じる優花里。送られて来た写メを見てアナキンも呆れた。
「何で学園の敷地内に不法投棄の場所があるんだ?まあその問題は後回しだ。とりあえずはそのルノー戦車を引っ張り出そう。秋山、
〈あ、はい!了解致しました!〉
優花里との通信を切り、自動車部にあるのを使用する為、自動車部整備棟でヤークトパンターの調整を行っている彼女達に連絡を取るべく内線をかけるアナキン。LATT/i同様、AT-TEも武装を外され作業用として使用されている。垂直な崖でも登れるAT-TEはこういった作業にうってつけである。皆で作業しているからかコール10回数えたところで相手が出た。
〈自動車部、ツチヤでーす。〉
「ああ、ツチヤか。スカイウォーカーだ。忙しいところすまないがウォーカーを使いたい。出せる様にしておいてくれ。」
〈はーい。わかりましたー。で、誰が乗るんですか?〉
「501にやらせようと思っている。君達はそのまま戦車の調整をしていて構わない。」
〈りょーかーい。〉
内線を切り、501に連絡しようとしたアナキンにそのアソーカからコムリンクに通信が入った。
「アソーカか。丁度良かった。今こちらから・・・」
そんなアナキンを遮り、アソーカが緊張した声で用件を伝える。
〈ちょっと待ってアナキン、こちらは緊急よ。マスターケノービと
「はあ?落とし穴?何をやってるんだオビ=ワンは?」
〈今、バレー部の磯辺さんからの通信でそう言ってきたの。彼女達は無事で、これから探しに行きたいって言ってきてるんだけど・・・〉
アソーカは
「それは許可出来ないな。僕が磯辺と話そう。それとオビ=ワン達の捜索にはウォルフとグレガーを先行させてくれ。場合によってはバレー部を保護するだけでも構わない。」
〈わかったわ。通信終わり。〉
アソーカとの通信を終え地下に居るアヒルさんチームとの通信を開くアナキン。
「こちらスカイウォーカー。アヒルさんチーム聞こえるか?」
バレー部キャプテンの磯辺典子が応答する。
〈はい!聞こえます!スカイウォーカー先生!〉
「君達は無事か?」
〈はい!私達は大丈夫です!でもケノービ先生と一年生の子達が居た場所の床が突然なくなって落ちていってしまって・・・〉
(床が消えた・・?何かの
「これからウォルフ達がそちらに向かう。君達は地上に上がって学園に戻って来てくれ。」
〈私達、ケノービ先生とうさぎさんチームを探しに行きます!〉
「駄目だ。R-2の地図から外れている所への移動は許可出来ない。君達は戻るんだ。」
〈でも・・・〉
「君達まで迷子になっては大変だ。捜索は僕達に任せてくれ。」
〈・・・はい。わかりました。〉
「では、気をつけて帰って来てくれ。」
通信チャンネルをオビ=ワンに切り替えるアナキン。
「オビ=ワン?こちらスカイウォーカー。聞こえますか?オビ=ワン、こちらスカイウォーカー。」
呼びかけるも返事はない。溜め息を吐きつつチャンネルを今度は西住みほに切り替える。
〈はい、西住です。スカイウォーカー先生どうかしましたか?」
「すまない西住。地下の方でちょっと問題が起きた。ルノー戦車の回収は一旦中止する。悪いが一旦全員で学園まで戻ってくれないか。僕もすぐに行く。」
〈え・・・?何があったんですか?〉
心配そうな声のみほにアナキンは努めて冷静に語りかける。
「すまない。それも学園に帰ってから皆に話そう。今はとりあえず学園へ。」
〈はい、わかりました。皆に伝えます。〉
「頼む」
旧校舎を出て学園へ戻ろうとするアナキンに冷泉麻子から通信が来た。
「冷泉か、どうした?」
〈スカイウォーカー先生か?すまない。沙織達がどうやら地下に入って行ってしまった様だ。〉
一瞬、彼女は何を言っているのか?と怒りかけたが、なんとか冷静さを保ち質問する。
「どうしてそうなった?地下に行ったのは武部の他には誰がいる?」
〈戦車があった場所のほど近くに祠の様なものがあって、そこに行ったら文章が書かれていた。所々文字が消えているが今から読む。『ここに我らが残せし・・・眠る。その眠り安からん事を』これを見た歴女・・・カバさんチームと沙織が、隠し財宝だの埋蔵金だのと興奮して私達が止める間もなくそのまま行ってしまった。〉
「ここは日光の山奥でも諏訪湖でもない、学園艦だぞ!?何故そんな発想になる!?」
思わず声を荒げるアナキン。麻子は冷静にアナキンに指示を求める。
〈お怒りはもっともだが、先ずは私たちはどうすればいいのか指示をお願いする。〉
「取り乱してすまない。君達は学園に戻るんだ。間違ってもその祠の先へは行かない様に。」
〈了解した。〉
次から次へと起こるトラブルにアナキンは頭を抱えたくなった。
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〜大洗女子学園戦車ガレージ〜
アナキンは素直に戻ってきた西住達と、結局やはりというかケノービとうさぎさんチームを探しに行こうとしてウォルフとグレガーに止められ、渋々連れ戻されたアヒルさんチームにあらためて状況を教えた。
「・・・・それでこれから僕がケノービ先生やうさぎさんチーム、そしてカバさんチームと武部を探しに地下へ行ってくる。君達はここで待機していてくれ。アソーカ、レックス、R-2、君達は一緒に来てくれ。」
「先生、私も行きます。」
意外にもそう言ってきたのは西住みほだった。そして全員が口々に同行を求める。アナキンはそれを却下しようとしたがレックスがそれを制した。
「
ウォルフ、グレガーも同調する。
「先生、我々からもお願いします。彼女達は自分達が全力でサポートします。」
アナキンはアソーカに目線をやるが彼女は肩をすくめながら
「貴方自身『待て。』と言われて素直に待った試しが無いでしょう?勝手に動かれるよりは目の届く範囲に居させた方が良いんじゃない?」
とレックス達に同調する。アナキンは溜め息混じりに同行を許可する。
「わかった。仕方がないな。では皆、動きやすい格好に着替えて15分後にここに集合だ。後は僕の指示には絶対に従う事。良いな?」
「はい!ありがとうございます!スカイウォーカー先生!」
彼女達は笑顔でアナキンに感謝した。
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〜大洗女子学園地下搬入エレベーター前〜
アナキン達は地下へ繋がるエレベーター前でこれから向かう事になる場所を確認していた。
尚、アナキンの腰にはR-2が
「さて、改めてR-2にマップを作ってもらった。ここがオビ=ワンとうさぎさんチームが消えたポイント。そしてこっちがカバさんチーム達が進入していったと思われるルートだ。」
「かなりの広範囲を捜索する事になりそうですね。いっそ二手に分けますか?」
アナキンと共にR-2が映し出した地図を見ながらレックスが提案する。アナキンは首を横に振る。
「いや駄目だ。皆でまとまって動こう。前衛は僕とレックスそしてR-2。アソーカ、ウォルフ、グレガーは後衛に。他の者は決して僕達より前、そしてアソーカ達から後ろに行かない事。わかったか?」
「はい、わかりました。」
みほ達がアナキンの指示に頷く。そして彼女達はエレベーターへと進み地下へと降りていった・・・・・・・・
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〜大洗女子学園艦艦底部???〜
「どうやら
眼鏡を掛けた神経質そうな顔をした者がそう報告する。その傍らに居る青白い顔をした者が疑問を口にする。
「何故普通科が艦底部に来る必要がある?目的は何だ?」
「今日は戦車を探す達に地下へと降りるという申請が学園長と生徒会からあったという事だ。おそらくそれだろう。」
長身で冷静そうな者が今日の戦車探しの件と関連付けた。1番体格の良い大柄な者が面白そうに聞き返す。
「そうなのか?で、そいつ等は今どこに居るんだ?」
それに対して最初に報告をあげた眼鏡の女子がキーボードを操作して確かめる。
「ああ、ちょっと待ってろ・・・・・・これで。」
モニターに赤い点が表示される。
「む?ここの上は確か・・・・」
バンダナを巻いたリーダー格の者が赤い点がある上のフロアを指さす。
「そうですね。ここには例の作業用のボタンがあります。」
「押せば床が開放されるヤツか?だがアレには『許可無く絶対に押すな』と注意書きがされていたはずだ。」
「まさか・・・」
「ええ、そのまさかでしょう。やはりレックはどこかヌけている。」
そんな会話をしている彼女達の部屋のドアが開き小柄な少女が慌てた様子で入ってきた。
「大変だよ!
「なんだって!?」
大柄な体に見合う大声が上がる。
「アレが普通科と鉢合わせしたらパニックになります。」
青白い顔が冷静にそう告げる。
「どうしよう『ハンター』?」
小柄な少女に問われたリーダー格の『ハンター』は全員を見回して告げる。
「99分隊、出るぞ。」
後編へ続く・・・・・・
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次回予告
艦内に設けられた数々の罠が襲いかかり、更に滅びたはずの生物と再会してしまうアナキン達。そして99分隊とは・・・・?