「う~ん。良い朝だ~♪」
家のベッドよりぶっちゃけ5割増しでフカフカな布団から起き上がって伸びをする
地上何百mの高さのホテルなので何だかんだで景色は格別なんだよね。もっともエレベーターとか待つのも時間が掛かるし住もうとかは思わないけどね・・・降りる時なら窓からダイビングって手もあるけど、どう考えても通行人とかに迷惑だし
「さてと、戦うと流石にバレちゃうからダメだけど、折角だから幾つか試合を観に行きますか」
一晩経ってから私は改めて200階の受付に向かい
そこで昨日貰ってなかった分のファイトマネーを受け取って昨日の内に200階クラスへの登録をしなかった為にまた1階からやり直しで次にまた同じことが有れば2度と選手登録が出来ないと注意された
まっ、元々200階で戦うつもりの無かった私にとっては関係のない話だ
そうして200階ロビーをぶらぶら歩いていると意外な人物が目に入った
ヒラヒラしたマントを着た長髪のイケメン武術家。作中屈指の【強/凶/狂】キャラである変態ピエロことヒソカに念能力の悪い例としてボロッ
そっか、考えてみればそりゃあ居るよね
でもこの200階クラスは一度戦うと90日間の準備期間が与えられてその期間内で在れば何時でも試合が出来るというシステムだ。そして総計10勝すればこの天空闘技場の230階から250階を占有して住んでいる21人のフロアマスターに代替わりの決闘を申し込める・・・と、後半の説明は余計だったか
兎も角一度戦えば新たに90日はこの天空闘技場に来る必要も無くなる訳なので逆によく出会えたなって感じだ・・・この分だとヒソカも居たりするのかね?
※ビアーに出会えなかったので他の
そんな事を考えつつボンヤリと眺めていたせいか向こうも私の視線に気が付いたようだ
「やぁ、キミは昨日このクラスに来た子だね。私になにか用かな?残念ながらサインは今は受け付けてないんだ」
うっわコイツ自分からサインとか言い始めやがった
ナルシストなのか?ナルシーなのか?
「御免なさい。長髪系男子は好みじゃないのでサインは要らないです」
丁重にサインを断ったらなんか前から"ズルッ"と滑り落ちるような音が聞こえた気がした
「そ・・・そうかい。確かにそういう子も居るかも知れないけど、ここまで面と向かってハッキリ言われたのは初めてだよ」
顔を上げると爽やか系スマイルが微妙に引き攣っていた
別に私も貴方がサインとか言い出さなかったらこんな事言わないよ
「ああ、それと私は昨日この階で登録しなかったので一応もうここの闘士じゃありませんよ?」
「え?そうなのかい?」
「はい。元々200階以上では戦わない予定だったんです。来年のハンター試験を受ける条件がここで200階まで昇る事だったんでもう目標は達成してるんですよ」
ハンター試験は毎年べらぼうな数の受験者が居るんだし、別に今私たちの会話に聞き耳立ててるような人の気配も無いんだからこの程度は話しても問題ないでしょ
「適当に200階の試合を幾つか観戦したら家に帰ろうかなって思って歩いてたところだったんですよ。それではこれで失礼しますね」
「待ってくれ!」
会話も終わりだとカストロの横を通り過ぎて行ったら後ろから呼び止められてしまった。まだ何か有るの?
「キミがここの闘士ではないと云うのであれば是非聞きたい事が有るんだ!」
私が闘士じゃないからこそ聞きたい事?
「なんですか?その聞きたい事というのは?」
「キミは・・・『念』というものを知っているかな?」
「はい?」
知ってるか知らないかで問われれば勿論知ってるけど、なんでカストロがそれを私に訊くの?
「・・・私は今から一月程前に屈辱的な敗北を味わった」
なんか語りだしちゃったよ・・・って、一ヵ月前?
「私が戦ったヒソカと云う奴は終始私をふざけた態度で翻弄し、最後に私の体を軽く小突くと全身をバラバラにされるかのような衝撃が襲った・・・倒れ伏し、意識が途切れかけている私に奴は最後の謎の攻撃が『念』によるものでこの階の闘士は皆がそれを扱えると告げたのだ―――私が強くなったならまた遊んでやるなどとふざけた事を言い残してな」
ふむふむ。まぁヒソカだしね
クレイジーサイコピエロな戦闘狂だから強くなりそうな相手を見つけるとその相手を煽ってその敵意が自分に向くように仕向けるのがデフォだし
「医者には全治二ヵ月と告げられたが『念』とやらについて識る為にも体が最低限動くようになった今日、こうして出てきたのだ」
「ああ!言われてみれば全身包帯だらけですね!」
そっか、なんとなくでもカストロを見てしまっていたのはヒソカと再戦するまでは楽勝で勝ち星を拾ったって言うカストロがボロボロだったからか!
「そ、そこからかい?まぁ私たち闘士が怪我をしてるなんて当たり前の事だから当然と言えば当然かな?ともあれ私は『念』を知ろうとした訳だが、ライバルである同じ200階クラスの闘士達に尋ねる訳にもいかなくてね。如何したものかと悩んでいたところで『念』が使えてライバルでもないと云うキミが現れた訳なんだよ―――ヒソカにやられた影響で人の体を覆う揺らぎのようなものは見えるようになっていたからキミが『使い手』である事はすぐに判ったからね」
ああ~、多分ここの人たちに訊けても十分な情報は得られなかったと思いますけどねぇ
「頼む!キミが『念』について知っているなら是非とも教えて欲しい!その身を包むソレは他の闘士達と比較にならないのは感じる。素人ではないんだろう?お金であれば3億までなら即金で出せる。もっと必要なら稼いでこよう!」
「いえ、そう言われても私も200階までは来てるのでお金なら十分有りますし・・・」
「ならば他の対価ではダメか?なんでもしよう!」
ん?今なんでもするって言ったよね?
こんな年下の私に頭を下げてるんだし少し真剣に考えてみよう
カストロ―――原作で
特に問題とされているのが彼が創った【
だけどここでカストロをただのバカとか貶める事は出来ないのよね
彼はヒソカの『洗礼』を受けただけで『念』の事はなにも知らない上に周囲に居るのも独学で間違った知識・認識を持つ使い手ばかり
それなのに彼は十中八九独学で超高難易度能力の【
同じ強化系のゴンが変化系や放出系の簡単な修行でかなり苦戦してた事を思い返せば確かにヒソカが目を付けるにたる才覚が有ったと言える
原作では才能の無駄遣いしちゃっただけで、才能という一点を見つめれば割と作中でも最高クラスだろう(蟻の王とかは除く)
どうせハンター試験が始まるまでは時間が余ってるんだし、私は念能力の修行法の知識
ヒソカもカストロが強くなれば少なくとも天空闘技場の試合で殺す可能性は低くなると思って良いはずだし、そうなれば自動で優秀な人脈がゲット出来るという訳だ
勿論その後に殺される可能性は有るけど、A級賞金首集団の幻影旅団辺りとヒソカが遊んでいれば共倒れは十分期待出来るしね
「カストロさん。私が『念』を教えるに当たって幾つか条件が有ります」
「ああ、聞かせてくれ」
「一つは前金で2億貰いますね」
ちゃんと『念』の修行させたとしてカストロがヒソカと
「問題ない。他には?」
「はい。もう一つはカストロさんもハンターに為って下さい」
これが私が出すもう一つの条件だ
「ハンターに・・・かい?」
「はい。より正確には
「
その程度の情報は一般にも流れてるんだね・・・まぁ隠すような情報じゃないからか
「何故・・・と訊いても?」
「そうですね。理由としては私もハンターを目指す以上は折角なら上まで行ってみたいからですね。具体的には
原作における主人公組とも言えるゴン・キルア・クラピカ・レオリオの四人の中で結局真面にハンターしてたのって緋の目ハンターなクラピカくらいでしょう
ジンハンターなゴンは特殊なので除くとしてね
ゴンたちに会ってみたいってのは有るけど、それだけだと私の人生の目的があと少しで終わっちゃうし、ハンターライフを満喫するには良い目標かな?ってね
「それで
私の条件を聴いたカストロさんは特に迷う素振りも無く頷いた
「良いだろう。その条件を呑もう。私とて格闘家の端くれ、犯罪者や危険動物を相手にする事に否は無い。それにリングの上で味わうのとはまた別の緊張感も得られそうだと思うと逆に今から楽しみにも思えるくらいだ」
カストロさんは私に右手を差し出した
「これから宜しく頼む・・・いや、師匠となってくれるというなら敬語で話すべきかな?」
「砕けた口調の方が好みなので今のままで良いですよ」
私も苦笑いしつつその手を握り返すのだった
▽
さてさて、私がカストロさんを弟子にしてから今は天空闘技場からそれなりに離れた無人の荒野に居ます。そこで私はカストロさんに担がせた黒板を使って念能力の知識を叩き込んでいる
漫画だと展開に合わせて少しずつ知識が開示されて修行してたけど私はそんな面倒な事をする気はない。私自身の修行時間を削るつもりはないので修行の手順やある程度の目安などを最初に伝えたら基本は放置だ
これで師匠面とか笑わせるがまぁカストロさんなら大丈夫でしょ
最悪死んでも原作通りだしあの変態ピエロに挑もうという時点で死ぬ覚悟くらいはしてるよね?私もそこまで口出しする気は無い
「―――と、ここまでが『念』の基礎と応用、注意点などですね。質問は有りますか?」
「いや、大丈夫だ。正直ここまで丁寧な説明が聴けるとは思っていなかった。となれば先ずは『練』の習得と水見式だな」
「そうですね。自分の系統が判らないと何も決められないと言っても過言じゃないので結果が出たら教えてください。それまでは各自の修行としましょう」
カストロさんは十中八九強化系の能力者だろうけど、一応違う可能性も有る訳だしね
そんなこんなで半日ちょい後に手頃な大岩を担いでジョギングしてたらカストロさんがやって来た
「水見式が終わったのだが・・・なにをしているのかな?」
「え?もうですか?流石に早いですね―――それと何って見て判りませんか。岩を担いで走ってるんですよ。私たちは体が資本ですからね」
「人によってはその岩は山と表現し兼ねない大きさだと思うのだがね?」
まぁ扱えるオーラ量が増えるって事は生命エネルギーに満ち溢れてるのと同義ですからね。筋肉を鍛えるよりはパワーが付きますよ
持っていた大岩を地面に下ろした私はカストロさんの後に付いて行って水見式の様子を見せて貰うと案の定と云うべきかコップの水量が変わる強化系としての結果を出していた
「どうやら私は強化系のようだ。ならば私の流派である両手を虎の牙や爪に見立てて攻撃する
カストロさんが瞳を輝かせて3秒で考えたバランス型強化系スタイルみたいな能力を語っていく
「・・・無駄が多いですね」
取り敢えず私の感想はこれに尽きる
「む、無駄だと?どこに無駄が有ったと云うのだ?」
仕方ない。最初の説明義務だけはちゃんと果たしましょうか
「良いですか?他の系統ならいざ知らず強化系に必要なのは『纏』と『練』です。『流』とかそこら辺の修行をするのは別に良いですけど強化系が最終的に必要とするのは体術と莫大なオーラだけですよ。そもそもカストロさんは既に
ゴンとかは一応普段が打撃全振りだったから斬撃を変化系で補ったと取れるけど、貴方にそれは必要ないですよね
「ッグ!・・・ならば放出系による遠距離攻撃は如何なのだ?遠くの敵に技が届くというだけでも戦術の幅が一気に広がると思うのだが」
「それだって同じことです。元々が放出系ならまだしも他系統の私たちは放出系の技で勝負を決めようとなんてしませんよね?あくまでも牽制などに効果が有れば良いはずです。違いますか?」
「確かにそうだが・・・ならばキミは如何すると云うのだ?」
「私の場合はこうします。よく見てて下さいね」
私は全力の『練』をして右腕を引き絞るとそのまま真っすぐに突き出す!
「ビアー適当に右パンチッ!!」
"ドゥゥゥウンッ!!"
重低音と共に遥か先まで拳圧が深く地面を抉っていく
別にただのパンチで技名とか無かったのでなんとなく頭を過った技名を叫んだのだが拳圧はそのまま遠くの大岩を破壊した
「更に!ビアー大暴投ッ!!」
ついでにさっきまで私が背負っていた大岩に駆け寄って持ち上げて数百メートルは遠くまでぶん投げると盛大に砂塵が舞い上がる
うん、これは良い!なんか最強で無敵っぽい響きだ!・・・止めておこう。このまま行くとなんかその内スカート捲りとパンツ脱がし術を行使する筋肉ダルマな人が現れそうな予感がする
まぁそれは兎も角としてこの程度ではまだまだなんだけどね。この世界には一回の跳躍で2km移動出来るネコとか後々生まれるし、私もその程度は出来るようにならないと
「見てくれましたか。今みたいにパンチやキックで衝撃波を出しても良いですし、その時々で近場に在る岩とか木とかをぶつけても良いです。衝撃波や大質量攻撃なら念能力者相手に直接的なダメージは乏しいかも知れませんが吹き飛ばし効果が付いてるので使い勝手が良いんですよ。強化系を極めていけば自然と出来るようになるので放出系の修行とか時間の無駄です」
真っすぐ行って、ぶっ飛ばす。右ストレートでぶっ飛ばす―――小細工が通じるのなんて所詮は同レベル帯に限った話だ
最初から衝撃波とか飛ばせないって?地面ごと蹴り飛ばすとかすれば良いし、そもそもあくまでもこれは副産物の補助技。基本は『殴れる距離まで近づいて殴れ』だ
「・・・・・・・・・・・」
あれ?なんで黙ったままなんだろう?
「そもそも人間の体って云うのはそれだけでとっても器用なんです。殴る、蹴る、引っ掻く、噛む、跳び回る、視る、聞く、嗅ぐ、投げる、掴む、泳ぐなど身体操作において出来ないことを探す方が難しいです。こと戦闘において強化系に細かい理屈は必要在りません。人間であると云うソレを高めるだけでほぼ万能なんですから!・・・どれだけ小手先の技術が有ってもダメージが通らなきゃ意味ないんですよ。下手に寄り道するよりはオーラ自体を鍛えましょう。力こそが強さでパワーこそが強さです」
「そ、それは・・・それで良いのか・・・?」
むぅ?まだ迷ってらっしゃるのか
「カストロさん。この世界にはこんな至言が在ります。それは・・・『暴力こそ、この世で最も強い力ッ!!』」
「ッ!!?」
カストロさんが雷に打たれたかのような驚愕の表情をしている・・・どうやら彼もまた真理に到達したようですね。やっぱり王様の格言は一味違った説得力があるなぁ
「私たちが天空闘技場で200階まで昇れたのは結局
「パワーこそが・・・神・・・」
なんかボソボソ言ってるけど強く為りたかったら呆けている暇なんてない
「分かったらさっさと『纏』と『練』!先ずはスムーズに発動出来るようにしたらぶっ倒れるまで『練』ですよ!」
こうして暫くの間二人で『纏』と『練』を続ける日々が始まったのでした
・・・あれ?そう言えばなにか重要な事を忘れてるような気がするんだけど、気のせいかな?
[カストロ side]
私はその日、女神と出会った
最初は幼さを宿しながらも同じ200階クラスまで昇ってきたライバルとして見ていた
その頃はまだヒソカにやられた傷のせいでベッドの上だったので『念』というモノに思いを馳せつつ部屋に備え付けのテレビで他の闘士達の試合を分析していた
そんな中で注目の選手として紹介されていた中に彼女の姿を見たのだ
外見に関しては可愛らしく健康的。将来は美人となるだろう事が窺えたがそれ以上の感想は持たなかった―――11歳の子供に欲情するような危ない思考は持ってなかったし、なによりヒソカへのリベンジの心が想いの大半を占めていたからな
そんな中で最悪闇討ちなどに遭っても痛みを無視すれば逃げる程度は問題ないくらいに体が回復した辺りで私は『念』について知る為に部屋を出た
だが『念』の事を誰かに訊ねようにもこの階の闘士達は全員が敵であると言える。素直に教えてくれるとも思えないし、間違った知識を態と吹き込まれるかも知れないと考えれば情報収集には相当手を焼くと思っていた
だがそこで彼女と出会い軽く会話する中で彼女が200階クラスで戦うつもりが無く、登録もしていないのだと知って私は渡りに船とばかりに彼女に『念』の教授を頼んだ
確かに相手は子供ではあったが、ヒソカにやられてから見えるようになった他人の体を纏うオーラは少なくとも彼女と出会うまでに何人かすれ違った闘士よりも優れていると感覚で判ったからだ
その後対価としてまさか私にハンター・・・それも一流のハンターの証とも云える
ともあれ条件を承諾した私は彼女と一緒に荒野まで赴き『念』について識る事となった・・・彼女は私が考えていた以上に『念』について知っていたようで基礎から応用、念能力者同士の戦いにおける注意点、天空闘技場の念能力者事情まで教えてくれた
もしも私があのまま天空闘技場で情報収集を続けていたら『念』についてどれだけの勘違いを引き起こしていたか判らない
何故そこまで詳しいのか聞いてみたところ、その昔ト〇シという人が(全国の読者に向けて)教えてくれたんだそうだ。彼女の口ぶりから師という訳ではないようだが、どんな方なのだろうか?
多少気になりはしたが今はヒソカに勝つ為にも早速修行に入る事にした
自身の生命エネルギーを操る『念』は細かい感覚の掴み方は人によって異なるようでアドバイスも難しいから後は自力で模索しろとの事だ
自転車に乗れる人が乗れない人に『如何やって乗っているか』を口で説明出来るかという話らしい
彼女は話すことは話したと言わんばかりにサッサと私の視界から消えてしまった・・・きっと私が一人で集中して修行に取り組めるように気を使って下さったのだろう
それから時間も経ち日も沈み始めた頃にやっと『練』に成功した私は早速とばかりに水見式を行った。この時の私は年甲斐もなくはしゃいでいた自覚がある
そうして自身が強化系だと判った事で頭の中でどんな能力を創れば強く為れるのかを考えながらステップすらも踏みそうな気分で彼女の下へ歩いて行った。なにせ今の私は子供の妄想のような力を現実に出来るというのだから
だが、私の浅薄な能力案は彼女に叩き潰されてしまった
彼女は圧倒的な力を私に魅せ付けながら強化系に必要な強さを教えてくれた
即ち、力こそが『神』なのだと
そもそも『力』というカテゴリーが
私の考えた能力は所詮は手数と範囲を広げる為のモノだ
千差万別にて奇々怪々な念能力者を相手取るなら自分もそれなりの能力を身に着けるべきなのだと思い込んでいた
だが念能力の事を知らない頃の私は元々あらゆる武器の使用が認められているあの天空闘技場の200階クラスで体術一つで戦い抜こうと考えていたのだ
確かに念能力者が相手では通常では在り得ない攻撃も飛んでくるのだろう。しかし元々素手だけで相手が銃だろうが毒ナイフだろうが火炎放射器だろうが対戦車バズーカだろうが勝ち抜くつもりであの階の戦いに足を踏み入れた私が人生を懸けて鍛えてきた
先程彼女が放った圧倒的な密度の『練』。あれこそが『力』の権化
もしも彼女があのオーラで直接地面を殴りつけていたりしたらどれ程の
これは恐怖?いや違う、これは感動だ!―――武術家として、そして念能力者として進むべき先を眩く照らしてくれる
力が神だと云うのならこれまでも、そしてこれからも『力』を高め続けていくであろう彼女はいずれは真実、力の女神となる御方
私はこの日、武を、そして
後で「ビアー様」と呼んだら何故か殴り飛ばされた
[カストロ side out]
カストロよ、何故こうなったし・・・
勿論カップリングとかじゃありませんww