毎日ひたすら纏と練   作:風馬

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合格と旅立ち

私が第二次試験を一番に合格してからもう三日・・・と言う前に一応の知り合いであるカストロさんとヒソカがどうなったかだね

 

結論から言うとカストロさんは二次試験を通過してヒソカは試験に落ちた

 

カストロさんは二日目の終わりの方で合格をしたようで如何やら武人ではなく狩人(ハンター)技能が強く問われるこの試験は戸惑ってしまったみたいだ

 

体術も超一流で気配を殺す『絶』も扱えるけど、最初のウサギを探し出すというノウハウが皆無だったからね。私のように『円』のゴリ押しで探そうにも彼の『円』はまだそこまでの領域には無いようだしね

 

ただ森の中で枝葉とかに引っ掛かりそうなあのひらひらマントは意外にも傷一つ無くて、曰く「大切な一張羅ですので茂みに隠れたりする時は『周』を使う事も(いと)いませんでした」・・・との事だった。いや(いと)おうよ。『練』とか使ってる訳じゃないなら気付かれなかったかもだけど、試験官のあの説明を聴いた上でマント優先すんなよ、と言いたい

 

―――で、肝心のヒソカの方はと言えば

 

 

 

「ほぉら、ウサギを狩ってきたよ♣」

 

「ふん!なにが「ウサギを狩った」だ。貴様ら受験者達の位置はそのプレートで把握している。随分と他の受験者(エモノ)も狩ったんじゃないか?」

 

「だったら如何だって言うんだい?あの程度で死んじゃうようなら、どの道ハンターには成れなかったと思うよ♦」

 

「試験官気取りか?虫唾が奔る。猛獣ハンターとして貴様のような血に飢えた獣が街中を徘徊すると考えただけで気分が悪い。この試験が終わったら貴様も狩ってやるよ。どうせ罪状なんて叩けば埃のように出てくるだろうからな」

 

「おやおや♠決めつけで他人を悪く言っちゃダメだってママに教わらなかったのかな?こわ~いハンターさんに殺されたら堪らないし、これって正当防衛だよね♦」

 

"ザシュァッ!!"

 

「ぐっぎゃああああ!?俺の顔がああああ!?貴様、この俺に、試験官に攻撃するとは!ふ、ふ、不合格だ!貴様はもう不合格だ!この場で殺してやる!!」

 

「ん~、それは残念♣でも、このままあの二人の傍に居たら摘まみ食いじゃ済まなくなりそうだし、丁度良いのかもね♥キミへの感謝も込めて命までは盗らないでおいてあげるよ♠バイバイ♥」

 

"ゴシャッ!!"←顔面が殴り潰されるような音

 

 

 

 

・・・とまぁ外から聞こえてきた会話と音はこんな感じだったのよね

 

幸い試験官がアレコレとするタイプの試験内容じゃなかった為に急遽飛空艇に居たスタッフが試験官の代わりを務めて試験自体に影響は無かったんだけど

 

「試験官も言いたい事は分からなくもないけど、言動がバカ過ぎるでしょ」

 

原作の選挙編でも言及されてたように、明らかに犯罪者な奴をそもそも試験を受けさせる事自体気に食わなかったって気持ちから出た言動なんだろうけど、感情が先行し過ぎでしょうアレは

 

「まぁでもヒソカが居なくなった事だけには私も感謝かなぁ?」

 

なんだか最後の方にやたらと不穏なセリフも聞こえてきてたし、少なくとも現時点でやり合いたい相手じゃないからね

 

そんなこんなで一人の試験官の顔面以外は平穏無事に時間が過ぎて行って二次試験終了のブザーが鳴り響いた

 

それから大空へと飛び立った飛空艇のブリッジに集められた私たちは次の目的地まで丸一日程掛かると教えられて解散となった。私としては初日の更に最初の内に合格してたから通算四日目の休日だ。やる事?『纏』と『練』ですよ・・・そこ!ボッチ気質とか言わない!

 

いやだって考えてもみて欲しい。周囲に居るのは試験でピリピリしている気難しいマッチョが大半を占めているこのハンター試験で友達を作ろうとか思わないでしょう。私と同じ子供から青年くらいの子が居たら話し掛けてみたくもなるけど、今年の試験にそういった子は居ないのだ。具体的にはポンズとかポンズとかポンズとか・・・ポックル?知らない子ですねぇ

 

それにカストロさんも目標になってるヒソカが私の一撃を受けてもピンピン(?)してたのを見て再度奮起したのか、次の目的地までは二人でオーラを高め合ってたりもしてたので断じてボッチじゃないんですぅ!!

 

自分で自分に虚しい理論武装をしながらも辿り着いた第三次の試験会場は、絶海の孤島がスタート地点らしい。この島そのものは大した大きさではないようで大体直径5kmといった小島だ

 

時刻は既に夕方で海の向こうに日が沈み始めている

 

試験官は同じ飛空艇に乗っていた訳ではないようで海を背景に腕組しながら待っていた

 

グラサンにはだけたアロハシャツでハ〇イでも満喫してそうな格好で、今にもサーフボード片手に海に飛び出しそうな雰囲気の人だ

 

「俺がお前らの三次試験の試験官、グラチャンだ!海を仕事場にしているシー・ハンターって奴だな。お前らにはこの島から丁度真北の方角に小型ボートで丸1日の距離に在る次の島まで移動して貰う。期限は2日以内だ。では始め!」

 

説明を聞いた受験者達が各々この島の探索を始める。今の話だけじゃ分からない事が多すぎるからね。まさか泳いで次の島まで行けって訳じゃないだろうし

 

「どう思われますか?ビアーさん」

 

「まっ、穏やかな大海原を平穏無事にただ進むなんて内容にはならないでしょうね」

 

幾ら何でも『皆でイカダを造って仲良くゴールイン』なんてハンター試験じゃやらないでしょう

 

すると小走りに島の北の方に駆けていった受験者達が「お~い!こっちに来てくれ~!」とか叫んでいる声が聞こえてきた。他の受験者たちも大体は次の島が在るという方角の島の北側に向かっていたので自然と皆が集まりだす

 

そんな私たちの目に飛び込んできたのは人数分は有るモーターボートだ。小型ではあるが少し詰めれば2人程度ならギリギリ乗れるかな?

 

「へっへっへ!こりゃあ良い。如何考えてもコイツを使えって事だろ?」

 

「おい、今軽く調べてみたがどのボートも燃料は満タンだぞ。このエンジンタイプなら半日以上は連続稼働も出来るぜ―――キッチリとオールまで用意してるしな」

 

「はっ!余裕じゃねぇか。要は方角だけ気を付けて寝ずに船を動かせってんだろ?夜なら星を見れば良いし、昼間なら太陽を見りゃあ良い。モーターは・・・ご丁寧に船と一体化してあるな。一つの船に二つのモーターを積むのは無理か。まっ、仕方ねぇ。半日はオールで漕ぐ事になりそうだ」

 

う~ん。多分あの人達死ぬか試験終了後に干からびる直前で救助されるかの二択だよね。そんな匂いがプンプンする

 

そうして早速海に出た人達を見送っていくと太陽が沈み切った辺りから急激に海面に(もや)が漂うようになり、そのまま1分もしない内に辺り一面が濃霧に包まれた

 

「おい・・・こりゃあ・・・」

 

「ああ、潮の流れが明らかに変わった。暗くて確証は持てないが、滅茶苦茶な海流になってるぞ」

 

「あいつ等大丈夫か?これじゃあ星なんて見えもしねぇよ」

 

「中には一人くらい方位磁石を持ってる奴も居るだろう」

 

「いやダメだ!今俺の持ってるコンパスを確認したんだが針の動きが定まらねぇ!ここら一帯に妙な磁場が形成されてやがる!!」

 

「なにぃ!?」

 

あ~、多分今頃先行していった人達は濃霧の中を潮でグルグル回ってるんでしょうね

 

「夜になると真面に航海は出来なくなる海域みたいね。錨・・・なんて海底の深さも分からない上に小型ボートに乗る訳無いし、なにかしら方位が判る何かがこの島に有るのかな?」

 

「ならば私が島を探索して参ります。ビアーさんはここでボートの見張りをお願いできますでしょうか?下手な小細工をされても面倒ですので」

 

まぁ確かに一人だとボートの傍を離れるのはリスクが高いわね。私ならボートを担ぎながら島の探索とかも出来なくはないけど、やりたくは無いし・・・とは言え

 

「その必要はないので今日はこのまま二人交代で船の番をしますか」

 

「え?ビアーさん。それでは夜の海域を切り抜ける手段は如何なさるのですか?」

 

まったくカストロさんはまだ頭が固い。確かに試験官が想定する模範解答は有るんでしょうけど、あくまでも合格条件は次の島に渡る事なんだから態々他の受験者と歩調を合わせる必要なんて無い

 

「(カストロさん、私たちは念能力者。それも強化系の能力者です)」

 

このアドバンテージを生かさなくてなんとすると言うのか。舐めプや縛りプレイをする暇が在ったらさっさと合格して余った時間に『纏』と『練』しか無いでしょう

 

「(何も問題ありません。力押しで課題をクリアしてしまいましょう)」

 

「(はい!ビアーさま!!)」

 

 

取り敢えず「さま」呼びしたカストロさんは今晩の魚を獲らせに海の中に叩き込んでおいた。浅瀬の範囲内なら気配頼りに戻ってこれるでしょう

 

 

 

 

翌朝、辺りが日の光で明るくなってくるとこの島と海域を丸ごと覆っていた霧が晴れてきた

 

「おはようございます。ビアーさん」

 

「ん、おはよう、カストロさん」

 

どことなく寒気がするニコニコ笑顔でカストロさんが目を開いた私に挨拶をしてくるので無難に挨拶を返す・・・なんかこの人襲われるような心配は無い代わりに時折背筋がゾゾゾってするのよね

 

「ん~!さて、他の受験者の様子は・・・なるほどねぇ」

 

『円』で昨晩の内に他の受験者が何を見つけてきたのかを把握する。濃霧はこの島自体も覆っていたから目的のモノを見つけられたのは現時点で十数人といったところか

 

皆他の受験者にモノが奪われないように隠しつつもボートの準備に取り掛かっている

 

私たちもそれぞれボートに乗り込むとエンジンを吹かして沖に出て北に向かう・・・ここで一つ豆知識だけど、腕時計の時針(短針)を太陽に向けると数字の12と短針を等分した方向が南を向くので覚えておいて損は無いよ

 

「さてカストロさん。ここでお浚いですが強化系の能力は身体能力や物体の耐久力を引き上げたりするだけじゃなくて本来そのモノが持つ()()を強化する事が出来ます」

 

原作のゴンとキルアが修行でスコップの『掘る力』を引き上げたのは・・・ちょっと分かりにくいから例に出すならあの独楽使いの人かな?原作の天空闘技場で独楽の回転数を上昇させてたように強化系って言うのはただ頑強にするだけの力ではない。そしてこの世界には様々な役割を持った道具が有る。強化系(わたしたち)の場合は直接触れていられるモノ限定だけどそれを強化してしまえば良い

 

「成程!つまりこのモーター自体を『周』で覆ってしまえば推進力が強化され、夜になる前に走破出来るという訳なのですね!」

 

「そういう事ですね。全力疾走すれば水上を走る事も出来そうですけど、それだと流石に体力が持たないし、泳ぐのもかったるいですしね。ジョギング感覚で水上を走れるようになれば色々楽になるんですが・・・まだまだ足りてないですから」

 

「(ああ、やはりビアーさまは私のような矮小な脳みそでは及びもつかない場所に居られるのですね。柔軟な発想を持ちつつもそこで満足せずにパワーを求める!貴女は常識さえも打ち破ろうとしているのですね!!)」

 

まぁたカストロさんがブツブツ独り言を呟きだしたよ―――ん?でも今の私って某筋肉ダルマの全力パンチ以上の威力を出せるのなら高速で足を回転させて水上を走るんじゃなくて、一回一回水面を叩き付けるようにしてその反動でロングジャンプするように移動出来ないかなぁ?

 

多少派手になっちゃうけど、今の私でも長距離水面走破が出来そうな気がしてきた・・・まぁ今試す事じゃないか

 

会話もそこそこに私たちは『纏』の応用技である『周』を用いて本来の数倍以上のスピードとなったモーターボートでその日の昼頃には次の島に辿り着いた・・・途中渦潮とか海獣とか居た気もするけどパワー(スピード)で突っ切ったよ

 

「・・・そう言えばビアーさん。結局夜でも北の方角が判るモノとはなんだったのでしょうか?」

 

船を桟橋に付けているとカストロさんが模範解答の内容を聞いてきた

 

「ああ、あれはあの島にはノースバードって特殊な感覚器官で常に北を向く習性を持った鳥が生息してたみたいだから、それを取っ捕まえる必要が有ったのよ」

 

伊達に親からも勉強『は』出来ると言われてないのだよ、ふふんっ!(ドヤッ

 

ドヤ顔を決めながらも試験官の前まで歩いていくとニカッとした笑顔を向けられた

 

「三次試験最初の合格者はお前ら二人だ。随分と早い到着だが、念が使えるなら納得だな。試験が終わるまでは向こうの建物で待機しててくれ。俺が海で獲ってきた美味い魚をふんだんに使った料理が食えるからよ」

 

おお!シー・ハンターの海鮮料理なら期待が持てるかもね

 

そんなこんなでちょっと前世ではお目にかかれないような色んな海鮮類で腹を満たして一日ほど時間を潰していると三次試験は終了となった

 

因みに二次試験ではヒソカが暴れたせいか30人くらいに減っていて、今この場に残っている受験者は12人だけだ

 

出発時は十数人はノースバードを持っていたし、その後すぐに用意出来た人も居るだろうから20人は海に出たとして、途中の海獣とかにやられたんでしょう。スピードで突っ切る事が出来なければボートを守りながらの海獣退治になっちゃうから難易度も跳ね上がるしね

 

そうしてまた飛空艇に乗り込んで次の試験会場へ向かうと辿り着いたのはスワルダニシティの一角・・・即ちハンター協会本部だった

 

協会内の暴れられる程度には広い部屋に案内された私たちを待っていたのはネテロ会長と他数名のスタッフの人達だ

 

「儂がハンター審査委員会の代表にしてハンター協会の会長も務めとるネテロじゃ。協会本部(ここ)に来た時点で薄々察しておるじゃろうが、今から行うのが最終試験じゃ。これに合格すれば晴れてハンターの称号を得られるという訳じゃな」

 

ネテロさんの話を聞いて受験生たちの気迫が一段階上昇した

 

絶対に合格してやるって思ってるんでしょう・・・まぁそれは私も同じだけどね

 

「さて、試験の内容を伝える前に先ずは各々クジを引いてもらうぞい」

 

ネテロさんの言葉に合わせてスタッフの人が箱の乗った台車を私たちの前に置き、残った受験生の中で番号の若い人から順番にクジを引いていく

 

如何やらクジには1から4までの数字がそれぞれ割り振られているらしい

 

「うむ。では全員引き終わったかの―――自分が引いたクジに書かれた数字と同じ番号の者が後二人居る。つまりはこれで三人一組が四チーム出来上がったという訳じゃ。最終試験は同じ番号の者たち同士で戦い合い、勝利した者を合格とする」

 

つまりは三つ巴のデスマッチで合格できるのは四人だけって事ね

 

最初に協力して一人を追い落としても良いし、そうと見せかけて不意打ちをしても良い。勿論駆け引き無しの真っ向勝負でも良い訳か

 

そうなると懸念は一つだけ

 

「カストロさんは何番でした?」

 

「私は3番でした。そちらは?」

 

「私は1番だったから、生徒を甚振る真似はしなくて良さそうね」

 

純粋な体術一本に絞ったならカストロさんの方が上かも知れないけど、今の私たちじゃオーラ量に差があり過ぎるからね

 

試合で当たってたら容赦しないけどカストロさんが試験に落ちても私にメリットは無いし、番号が違ってて良かったと言わざるを得ないわね

 

私の引いた番号が1番という事で私と他2名が先ずは試合を行う運びとなった

 

私の相手は頭にターバンを巻いた弓使いのポックルと鉢巻を巻いた槍使いのオジサンだ・・・ポックルは未来が衝撃的だったから覚えてるけどこっちの槍使いの人とか原作に居たっけ?見覚えが有るような、無いような・・・微妙な感じの人だ

 

※原作四次試験でヒソカに相手にされずイルミに殺されたゴズ

 

「相手が女子供ばかりとはやり難いが、数多の戦場を渡り歩いてきた私はそのような者達でも鋭い牙を持っている事を知っている!油断はせんぞ!!」

 

あっ、はい。どうぞ宜しく―――ポックルの方は武人ではなく狩人タイプなので静かに集中力を高めてるみたいだね

 

「では第一試合・・・開始ッ!!」

 

審判役のスタッフ(一応ハンターっぽい)の号令と共にポックルは地面に煙玉を炸裂させつつ距離を取り、槍使いの人は煙を私への盾としても使えるように回り込みつつポックルに迫っていった。明らかに少女な私よりも青年ポックルの方が気持ち的にも狙い易いし、痺れ矢などを警戒したが故でしょうね。私は素手だし荷物も大したこと無いから

 

煙幕の死角から姿を現した瞬間を狙って放たれた矢とかそれらを叩き落した槍使いとか互角の熱い戦いを繰り広げんとしてるところ悪いけど、私もサッサと終わらせたいので小柄な体型を生かして槍使いの人の後ろに回り込んでドロップキックで吹き飛ばす

 

「グアッ!?」

 

「ぬあっ!?」

 

巧みな槍捌きをやり過ごそうとしてた時にまさか体ごと吹っ飛んでくるとは思って無かったポックルは槍使いの人と一緒にゴロゴロと転がる

 

そうして二人の動きが止まって起き上がる前に二人の首筋にさっき槍使いの人が叩き落した複数の矢を拾っておいたのでそれぞれの首筋にプスッと一刺し

 

「―――受験番号303番。ビアー=ホイヘンス。最終試験、合格ッ!!」

 

それから二人の容態を確認したスタッフが戦闘続行不可能と結論を下して私のハンター試験合格が言い渡された

 

 

 

 

私の試合が終わった後も第二から第四試合まで無事に推移していって今年のハンター試験の合格者は四人となった

 

私とカストロさんと後はよく知らない二人だね。別室でプロハンターの証であるハンターライセンスを受け取ってハンターライセンスは如何なる事情が有ろうとも再発行出来ない等の注意事項を受けたらハンター試験も完全に終了だ

 

カストロさんは天空闘技場を拠点にして鍛えるのと同時に犯罪者などを捕まえたりする為のノウハウを学ぶらしい

 

ハンター専用情報サイトの『狩人の酒場』などの存在だけ最後に教えてそこで別れた。私自身は一度実家に帰って両親に直接合格を告げて数日ほどゆったりしてから適当に旅に出る事にした

 

 

 

 

「お父さん、お母さん。それじゃあ行ってきま~す!!」

 

「手紙でも電話でも良いから時々連絡は入れるんだぞ!」

 

「何時でも帰っていらっしゃいね~!」

 

両親に見送られて家を出る

 

さ~て、先ずは何処に行こうかな?

 




三次試験官のグラチャンの容姿は適当で、ノースバートはワ〇ピースのジャヤ編で出てたサウスバードのパチモンですね

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