世界各地でオーブを探すため勇者達と別行動をしていたマルティナはとある町へやって来た。
マルティナ「さて、何処からオーブの情報を聞きに行こうかしらね。」
町に着いたばかりのマルティナを物陰から隠れて怪しい人物が見ていた。
???「マルティナ…へへへ~待ってたぜ、闘技場で見たが間近で見るとやっぱいいギャルだな~あの姉ちゃんなら俺の目的達成の手助けをしてくれそうだ。」
そう言いながらゲスた笑みを浮かべた怪しい人物は物影から出てきてマルティナに近づいた。
???「へへへ、そこの綺麗な姉ちゃん、何か困り事かい?」
突然マルティナに声をかけたのは白いTシャツと緑色のズボンを履いたブタのような外見をしていた小柄で珍妙な人物だった。
マルティナ「貴方は?」
マルティナは警戒するように尋ねた。
ウーロン「おっと失礼、俺の名はウーロンってんだ、見た所、姉ちゃんはこの町に初めて来たって感じだな。」
マルティナ「そうね、確かにこの町には初めて来たわ。」
ウーロン「へへ、やっぱりな、俺はこの町に数年くらい住んでるからほぼ全員の顔は覚えてるぜ、知らねえ顔の奴は大抵旅人とかだろう。」
マルティナ「ふ~ん、所でこの町に酒場ってあるかしら?ちょっと聞きたいことがあって。」
マルティナはウーロンにそう聞くがウーロンは自信満々に答えた。
ウーロン「酒場?確かにあるが、情報が欲しいならわざわざ行く必要はねえぜ?」
マルティナ「どういう事?」
ウーロン「へへへ、何たってこの町で俺の知らないことは何もねえからな!だから酒場で聞くより俺に聞きな、姉ちゃんは綺麗だから一つくらいなら特別に安くしとくぜ?」
この町で知らない事はないと聞いたマルティナは早速ウーロンにオーブの事を聞きだした。
マルティナ「それじゃあ早速聞くけどオーブって知ってる?丸くて光る物体なんだけどウーロンは何か知らない?」
ウーロン「お、オーブ?」
当然、ウーロンはオーブの事など全く知らない、だがウーロンは知ったような感じの自身のある態度を取った。
ウーロン「あ、ああ当然知ってるぜ!それならきっとあの遺跡で祭られてるアレに違いねえ。」
マルティナ「本当なの?その遺跡って何処にあるの?」
ウーロン「まあその話はここじゃ中々話せない内容なんだ、続きは場所を変えてから話すぜ、俺の家に付いてきな。」
ウーロンは小声でマルティナに言うと自分の家へ続く道へ歩き出した。
マルティナ「(今の焦った感じの態度といい、どう考えても怪しいわね。)」
ウーロンの態度にマルティナは警戒心を強めつつ後に続いた。
その途中、突然ウーロンに声をかける元気な声が響いた。
子供「あ!ウーロンだ!お疲れ~!」
突然、少年がウーロンに駆け寄ってきた。
ウーロン「おう坊主、今日も元気だな~。」
マルティナ「ウーロン、この子は?」
ウーロン「ああ、俺が前に仕事関係で世話してやった子供でな、言い忘れてたが俺はこう見えて超一流の情報屋なんだぜ?」
マルティナ「そう?」
子供「あ!そうだ!姉ちゃんにこれあげる!」
そう言って少年はポケットから黄色くて丸い飴玉を取り出し、それをマルティナに手渡した。
マルティナ「ふふ、ありがとう、頂くわね。」
マルティナ「(子供から貰ったものだもの、流石に毒なんて入ってないわよね、それに子供の気持ちを無下には出来ないもの。)」
マルティナは少年から貰った黄色い飴玉をその場で口に入れて舐めた。
ウーロン「(……へへへ………)」
マルティナが黄色い飴玉を舐めたのを見るとウーロンは怪しい笑みを浮かべた。
子供「あ、そうだ!友達と遊ぶ約束してたんだった!それじゃあウーロンと姉ちゃん!またな~!」
ウーロン「ああ!またな!」
ウーロンとラスティナは笑顔で少年に手を振り見送った。
子供「(ウーロンに言われたとおり、あの姉ちゃんに黄色い変な飴玉を渡して舐めさせたけど一体何でこんな回りくどいやり方で飴玉を舐めさせたんだろう?ウーロンが自分で渡せばいいのに。)」
少年は疑問に思いつつ走り去っていくのだった。
そしてウーロンとマルティナはオーブの在り処を知っているというウーロンの家に行くため進んでいた。
マルティナ「そういえば私、まだ名乗ってなかったわね?私はマルティナ。」
ウーロン「(ああ、勿論知ってるぜ、へへへ…)」
ウーロン「マルティナか、見た目通りいい名前だぜ、改めて宜しくな。」
マルティナ「ええ、宜しくね。」
そして少し町外れの森の中に入り、そこに小さな家があった。
ウーロン「付いたぜ、ここが俺の家だ、少し狭いが我慢してくれよ?」
ウーロンはマルティナを自分の家に迎え入れた。
マルティナとウーロンはお互いに席に着いた。
マルティナ「さて、オーブがある遺跡についてそろそろ教えてくれるかしら?」
ウーロン「ああいいぜ、だがその前にマルティナは俺のある野望の協力をしてもらうぜ。」
マルティナ「野望?」
ウーロン「ああ、この世界のどこかに何でも願いを叶える神を呼べる7つの玉があるらしいんだ、それを一緒に探してもらうぜ。」
マルティナ「何でも願いが叶うですって!?そんな馬鹿げた話があるわけないわ!」
ウーロン「確かに確証はねえけど俺は信じてる!俺にはどうしても叶えたい願いがあるんだ!」
マルティナ「ウーロン…そんな物が本当にあるとして貴方は一体どんな願いを叶えると言うの?」
ウーロン「それは…」
マルティナ「それは…?」
ウーロン「全世界のピチピチギャルにモテる事だ!」
マルティナ「……………」
ウーロン「俺はこの通り全然モテねえ、だからモテモテになる願いを神に叶えて貰うんだ!」
ウーロンの言葉を聞いたマルティナはため息を吐きながら席を立った。
マルティナ「馬鹿馬鹿しい、帰らせてもらうわ。」
ウーロン「ま、待ってくれ!オーブの話は聞かなくていいのか!?」
マルティナ「この町の近くの遺跡にあるのなら他にも情報は聞けるかもしれないわ、それにあるかどうかも分からない物の為に時間を使ってられないわ。」
帰ろうとして家の出入り口へ向かうマルティナの前にウーロンは土下座して頼み込んだ。
ウーロン「頼む!他の奴らじゃ駄目なんだ!アンタだけなんだ頼めるのは!」
マルティナ「何で私にそんなにこだわるのよ?」
ウーロン「それは…アンタは俺のタイプだからだ!」
マルティナ「………帰らせてもらうわ。」
マルティナがウーロンを横切って出入り口へ向かおうとした時、ウーロンはマルティナの前に再び立ちふさがる。
マルティナ「退いて、何度頼んでも無駄よ。」
ウーロン「どうしても…駄目か…?」
マルティナ「駄目よ。」
マルティナがハッキリとそう言いきるとウーロンは何かを決心したような表情になり、マルティナを睨む。
ウーロン「綺麗な姉ちゃんだから穏便に済ませようとしたけどやっぱ駄目だったか…」
マルティナ「何?私と戦うって言うの?」
マルティナは咄嗟に戦闘態勢を取った。
ウーロン「へへへ…俺は喧嘩は弱っちいからなぁ…俺なりのやり方でマルティナに勝たせてもらうぜ。」
マルティナ「!?」
マルティナは何かをけしかけてくる様子のウーロンに対して警戒を強める。
ウーロン「俺のタイプの綺麗でおっぱいボインボインの姉ちゃんだからこの手だけは使いたくなかったが仕方ねえ…。」
ウーロン「ピーピーピーピー!ピーピーピーピーピーピー!」
マルティナ「え!?何?」
突然ウーロンはマルティナに向かってピーピーと言い始めた、すると………………
(ぴ~ごろごろごろごろごろごろ~♪)(ぎゅるるるるるるるるるるぅぅぅ~♪)
マルティナ「うっ!?お…お腹が…き…急に…!?」
ウーロンがピーピーと言うと突然マルティナのお腹がエグい音を立てた。
その音にあわせてマルティナは段々と顔を青ざめて顔も体も汗をかき始めた。
マルティナは前屈みの姿勢で両手で腹を押さえて両足を内股にして体中小刻みに震えながらモジモジし始めた。
ウーロン「へへへ…効果覿面のようだな?」
マルティナ「あ…貴方…!うぅっ!?い…一体…私に…はぐっ!?何を…したの…!?」
ウーロン「さっき子供がお前にくれた黄色い飴玉を舐めただろ?アレの効果だ。」
マルティナ「黄色い…飴玉…ですって!?私が舐めたあの飴玉は…一体何なの!?」
ウーロン「俺の知り合いが作った物でピーピーキャンディって言ってな、これを舐めた人はピーピー言われるとゲリになっちまうんだぜ!」
マルティナ「な!?ゲ…!?」
そこまで言うとマルティナは残り一文字を言う前にかろうじて口を閉じた、流石に美女が言う言葉ではないだろう。
ウーロン「へへへ…どうだい姉ちゃん?人前でゲリを我慢するのは屈辱的で中々こっ恥ずかしいだろう?」
マルティナ「あ…貴方って人は…!!」
マルティナは青ざめて恥ずかしさに赤面して汗まみれになりながらウーロンを睨んだ。
ウーロン「おいおいそんなに力むなよ?出ちまうぜ?それに俺はアンタがマルティナだって知ってたからな、だから戦っても強くて勝てないと分かってたからこういう手に出させてもらったぜ。」
マルティナ「こ…このぉ~!」
マルティナは激しい便意に耐えながらウーロンに向かって走り、戦おうとするが…
ウーロン「おっと!ピーピーピーピーピー!ピーピーピーピーピー!」
(ごぎゅりゅりゅるるるるるるぅぅぅ~♪)(ぐるぐるぴぴ~♪)
マルティナ「うぐっ!?はうぅっ!?」
ウーロンにピーピー言われて再び腹が激しい音を立てるとマルティナは腹を押さえながらその場に立ち止まった。
ウーロン「どうだ?流石にもう我慢の限界だろう?」
マルティナ「は…早く…うぐっ!そ…そこを退いて!」
ピーピーキャンディの効果で下痢の我慢が限界に近いマルティナはウーロンに退けるように言う…しかし…
ウーロン「言っておくがここから出てトイレを探すのはお勧めしないぜ、さっき歩いてきた通りここら辺は森の中だ、当然森の中にはトイレは無ぇ。」
ウーロン「それに町までは少し距離がある、とてもトイレがある町まで我慢出来るとは思えねぇしそれ以前に逃がさねぇぜ。」
マルティナ「そ…そんな…!」
マルティナの表情が絶望に染まっていく中でウーロンは言った。
ウーロン「まあ、ここは俺の家だ、この辺でトイレって言ったら当然そこのトイレしか無ぇからな。」
そう言ってウーロンはマルティナの背後の右端になる「W・C」とプレートに書かれたドアを指差す。
マルティナ「っ…!!」
トイレを発見したマルティナは一目散に走り出し、猛スピードでトイレに駆け込もうとする。
ウーロン「おっと!行かせないぜ!」
だがしかし、その瞬間ウーロンはマルティナの腹部にしがみ付いた。
マルティナ「うぐぅっ!?ち…ちょっと!離れなさい!うぅっ!お…お腹押さないで!」
ウーロン「へへへ…タダでトイレを貸すわけないだろう?トイレ使いたきゃ分かるよな?」
マルティナ「いいから早く…退いてぇぇ!」
ウーロン「言っとくが無理やり引き剥がそうとするとこの場でピーピー言いまくってやるからな。」
マルティナ「な!?」
ウーロン「トイレ使いたきゃ俺と組め!」
マルティナ「い…嫌よ!絶対に嫌!」
ウーロン「クソを我慢してるクセにカッコウ付けるんじゃねぇよ。」
そう言ってウーロンはマルティナの下腹部を指で突っ突き始めた。
マルティナ「はぐぅっ!?お…お腹突っ突かないで…!……はうぅっ!?」
その時、我慢の限界点に到達したマルティナは今度は咄嗟に両手で尻を押さえた。
マルティナ「お…お願い…ト…トイレに…トイレに行かせてぇ!!」
我慢の限界になったマルティナは涙目でウーロンに訴える。
ウーロン「流石に我慢の限界みてぇだな、あのマルティナもゲリグソの我慢が限界になるとケツ押さえるんだな。」
既に我慢の限界のマルティナは尻を押さえるという恥ずかしい格好をしても気にしない程に追い詰められていた。
そのままの姿勢でウーロンが引っ付いた状態でトイレに向かおうとするが…
ウーロン「別にこのまま俺ごとトイレに入ってもいいんだぜ?マルティナがゲリグソ垂れ流してる所を見てみたいしな。」
マルティナ「そ…それだけは嫌!あ……私……もう……」
ウーロン「おいおい、ここで漏らしてクソ撒き散らすなよ?掃除するの大変なんだからな、しばらくにおいだってするだろうし。」
マルティナ「お願い!トイレに行かせてぇ!もう何でもするからぁ!」
我慢の限界に達したマルティナはついに観念したような事を言った。
ウーロン「じゃあ俺の野望の為に俺と組め!」
マルティナ「組む!組むから早く離れてぇぇぇ!」
ウーロン「へへへ…じゃあ、どうぞトイレでブリブリしてきな。」
そう言ってウーロンはマルティナから離れた。
マルティナ「………ヴッ!?」
その時、マルティナの我慢が「限 界 突 破」した。
マルティナ「も…もう駄目ぇぇぇぇぇ~!!!」
ガチャ!バターン!カチッ!
ウーロンが離れたと同時にマルティナは両手で尻を押さえて両足を内股にしながら猛スピードでトイレに駆け込んだ。
ウーロン「ごゆっくり~♪」
マルティナが駆け込んだトイレのドアに向かってウーロンは勝ち誇ったような笑みを浮かべながらそう言うのだった。
マルティナ「……あ………」
マルティナ「ほおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~……………♡」
ピーーー♪ ※自主規制※
※余りにもお聞き苦しい音声が含まれておりますのでカットさせて頂きます。
※映像はお花畑と薔薇が広がるイメージ。
トイレに間一髪間に合ったマルティナは激しい大音響を出しているのも気にしないほど苦しみから開放され
涙を流しながらスッキリするのだった…
マルティナ好きの人達ごめんなさいw ユーザー名の通り主はこういうのが趣味ですw
続きはいつになるか分かりませんが出来たら書きたいと思います。
新たに新作も書くかもしれませんので良かったら宜しくお願いします。