八幡「まったくお前らは…」
雪乃 「ごめんなさい」
結衣 「ごめんなさい」
いろは「ごめんなさい」
八幡「素直に謝った…だと…」
??「ハチ君もそんなに怒らないで。お茶どうぞ」
雪乃 「ありがとうございます」
結衣 「ありがとうございます」
いろは「ありがとうございます」
八幡「改めて紹介するよ。俺の母方の従姉妹の安部菜々だ」
菜々「菜々で~す。キャハッ☆」
雪乃「…」
結衣「…」
いろは「…」
菜々「あぁ、ちょっと、引かないでください」
八幡「まぁ、そうだよな」
いろは「まぁイモジャージでやられても…」
菜々「あうっ!」
結衣「だ、大丈夫です!可愛いです。…たぶん」
菜々「あうっ!たぶんって…」
雪乃「私達より年上…。平塚先生とあまり変わらない…のかしら…」
菜々「菜々は永遠の17歳ですから」
雪乃「延々と17歳?」
菜々「あうっ!」
八幡「え~と…」
菜々「ハチ君も指を折って歳を数えないでください!!」
八幡「まぁ、こんな感じだから伯母さんも心配だったみたいでな。心配ないとは連絡したけど、菜々姉も忙しいから、飯の支度とか掃除をしに来てた訳だ。さっき電気が消えたのはブレイカーが上がっただけだ」
雪乃「そうだったのね」
結衣「でも、凄いね。ヒッキーの従姉妹がアイドルなんて」
八幡「俺が凄いんじゃない。菜々姉の努力の賜物だよ」
いろは「でも、そのジャージは女子力低いですよ」
八幡「家ぐらい、気を抜かせてやってくれ」
菜々「ハチ君…、何故ハチ君の友達は菜々の心をえぐってくるんですか…」
八幡「事実だから、仕方ねぇんじゃねぇの」
菜々「あうっ!!ハチ君が一番ヒドイ!!」
八幡「ちょっとお茶飲んでてくれ。飯の支度があと少しだから」
雪乃「比企谷君、手伝うわ」
八幡「悪い、助かる」
結衣「ヒッキー!私も手伝う!」
八幡「やめて、菜々姉が死んじゃう」
結衣「死なないし!死なないよね?」
いろは「結衣先輩には遠慮してもらって、私も手伝いますよ」
結衣「いろはちゃんもヒドイ」
八幡「台所が狭いから、雪ノ下だけでいい」
雪乃「フッ」
結衣「クッ」
いろは「クッ」
菜々「…」
しばらくして…。
八幡「時間も時間だし、そろそろ帰るか」
菜々「ハチ君、彼女たちを送ってあげてください」
八幡「了解。お前ら、駅までで大丈夫か?」
雪乃「比企谷君が」
結衣「素直に」
いろは「送ってくれるなんて…」
八幡「じゃあ、送らなくていいのか?」
雪乃「い、いえ…」
結衣「それは…」
いろは「お願いします…」
菜々「ハチ君もイジワル言わないの」
八幡「 はいはい」
雪乃「では、安部さん。お邪魔しました」
菜々「菜々って呼んでください」
結衣「あ、サインください!」
いろは「結衣先輩ズルイ!私も欲しいです」
菜々「じゃあ、ハチ君に渡しておきますね…。雪乃ちゃんの分も」
雪乃「あ、ありがとうございます」
八幡「菜々姉、また来るな」
菜々「はい、またお願いします」
帰り道
雪乃「気さくな人だったわね」
結衣「うん、すごく話しやすかった」
いろは「アイドルというより、お姉さんでしたね」
八幡「まぁ、昔からあんな感じだ」
雪乃「でも、アイドルとしては遅咲きよね?」
結衣「うん。口では永遠の17歳とか言ってるけどね」
いろは「そうですよね。どう見ても…」
八幡「それ以上は言うな一色。まぁ、苦労してアイドルになれたんだよ」
結衣「へ~」
いろは「そうなんですね」
八幡「昔からアイドルになりたくて、メイド喫茶で働いて…。そんな姿を見ていたから俺は…」
雪乃「比企谷君?」
八幡「いや、なんでもない」