ウサミン星襲撃から数日後の奉仕部部室
八幡「う~す」
雪乃「こんにちは比企谷君」
結衣「やっはろー」
いろは「こんにちはです、先輩」
八幡「ほら、菜々姉からサインもらってきたぞ。これが一色で、これが由比ヶ浜で、こっちが雪ノ下な」
いろは「なんで、一人2枚あるんですか?」
八幡「それはな…」
結衣「ひ、ヒッキー、これってもしかして…」
八幡「そう。菜々姉のサインと由比ヶ浜には城ヶ崎美嘉、一色には大槻唯、雪ノ下には…」
雪乃「ひ、ひひひひ、比企谷君。こ、こここここ、これは、み、みみみみみみ、みくにゃんの…」
八幡「そうだ。前川みくのサインだ。菜々姉が事務所でもらってきてくれた。まあ菜々姉が見た目で判断してもらってきてくれただけだけどな」
いろは「凄いです!大槻唯ちゃん、大ファンなんです」
結衣「か、カリスマJKのサイン…。優美子に自慢しよう」
八幡「俺からもらったって言うなよ」
雪乃「…」
八幡「ん?雪ノ下、気に入らなかったか?じゃあ、返す…」
雪乃「何を言ってるの比企谷君。これは神棚に飾って拝むべきよ」
八幡「キャラ崩壊してないか…。まぁ、気に入ってくれたなら良かったが。菜々姉曰く、俺と仲良くしてくれてるお礼だとよ」
雪乃「逆に申し訳ないわね。この前、押し掛けてしまったのに」
八幡「そこは気にしてなかったぞ。なんせ、俺が部屋掃除とか飯作ってると、佐藤心さんとか突撃してくるからな」
結衣「シュガハとか来るんだ!!」
八幡「あと、片桐早苗さんとか川島瑞樹さんとか高垣楓さんとか…。三船美優さんとか、酔っぱらうと色っぽくて、童貞の心臓に悪い」
いろは「凄い面子ですね…」
八幡「まぁ、俺と違ってコミュ力あるからな」
ミミミンミミミンウーサミン♪
八幡「悪い、電話だ」
雪乃「着信音からして、安部さんね」
八幡「正解。もしもし、どうした?ワインに合うツマミ?チーズとかか?わかった、買って行けばいいんだな?了解。じゃあ、あとで」
結衣「ワイン?」
八幡「あぁ、柊志乃さんが地元の一升瓶ワインを持ってきたらしい。そういう訳で帰るけど、いいか?」
雪乃「そうね。特に依頼もないし大丈夫よ」
八幡「すまん」
ガラガラビシャ
いろは「行かせて良かったんですか?」
結衣「何が?」
いろは「先輩ですよ。菜々さんの所に行く時、凄く嬉しそうなんですよ。おかしくないですか?」
結衣「大丈夫だよ。だって従姉妹だよ?」
いろは「結衣先輩知ってますか?従姉妹って、結婚出来るんですよ」
結衣「なん…だと…」
いろは「いや、先輩っぽく言わなくていいですから。そうですよね?雪ノ下先輩。…雪ノ下先輩?」
雪乃「うふふっ。みくにゃんのサイン♪」
いろは「ダメだ…」ガックリ
結衣「でもさ、結構年上だよ?ヒッキーって、年上はストライクなのかな?」
雪乃「平塚先生の胸とか姉さんの胸とか城廻先輩の胸とか見ていたわね。あと由比ヶ浜さん。結局、胸なのね」クッ!
いろは「でもでも、年下も好きですよね?私とかお米ちゃんとか」
雪乃「それは庇護欲ね」
結衣「ヒッキーはきっと同じ歳が好きだよ」
いろは「根拠はなんですか?」
結衣「ヒッキー、私とかゆきのんに優しいもん。ね、ゆきのん♪」ダキッ
雪乃「由比ヶ浜さん、暑苦しいわ。でも、言ってることはあってるわ」
いろは「絶対に年下ですよ!!」
結衣「同じ歳だよ!!」
奉仕部のドアの外では…。
平塚「なんだ、比企谷は私の胸を見ていたんだな。よし!今度抱き締めてやろう。さらに、大人の女の良さを教えてやろうではないか。はははっ」