イトコ   作:おたふみ

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3話

ウサミン星襲撃から数日後の奉仕部部室

 

八幡「う~す」

 

雪乃「こんにちは比企谷君」

結衣「やっはろー」

いろは「こんにちはです、先輩」

 

八幡「ほら、菜々姉からサインもらってきたぞ。これが一色で、これが由比ヶ浜で、こっちが雪ノ下な」

 

いろは「なんで、一人2枚あるんですか?」

 

八幡「それはな…」

 

結衣「ひ、ヒッキー、これってもしかして…」

 

八幡「そう。菜々姉のサインと由比ヶ浜には城ヶ崎美嘉、一色には大槻唯、雪ノ下には…」

 

雪乃「ひ、ひひひひ、比企谷君。こ、こここここ、これは、み、みみみみみみ、みくにゃんの…」

 

八幡「そうだ。前川みくのサインだ。菜々姉が事務所でもらってきてくれた。まあ菜々姉が見た目で判断してもらってきてくれただけだけどな」

 

いろは「凄いです!大槻唯ちゃん、大ファンなんです」

 

結衣「か、カリスマJKのサイン…。優美子に自慢しよう」

 

八幡「俺からもらったって言うなよ」

 

雪乃「…」

 

八幡「ん?雪ノ下、気に入らなかったか?じゃあ、返す…」

 

雪乃「何を言ってるの比企谷君。これは神棚に飾って拝むべきよ」

 

八幡「キャラ崩壊してないか…。まぁ、気に入ってくれたなら良かったが。菜々姉曰く、俺と仲良くしてくれてるお礼だとよ」

 

雪乃「逆に申し訳ないわね。この前、押し掛けてしまったのに」

 

八幡「そこは気にしてなかったぞ。なんせ、俺が部屋掃除とか飯作ってると、佐藤心さんとか突撃してくるからな」

 

結衣「シュガハとか来るんだ!!」

 

八幡「あと、片桐早苗さんとか川島瑞樹さんとか高垣楓さんとか…。三船美優さんとか、酔っぱらうと色っぽくて、童貞の心臓に悪い」

 

いろは「凄い面子ですね…」

 

八幡「まぁ、俺と違ってコミュ力あるからな」

 

ミミミンミミミンウーサミン♪

 

八幡「悪い、電話だ」

 

雪乃「着信音からして、安部さんね」

 

八幡「正解。もしもし、どうした?ワインに合うツマミ?チーズとかか?わかった、買って行けばいいんだな?了解。じゃあ、あとで」

 

結衣「ワイン?」

 

八幡「あぁ、柊志乃さんが地元の一升瓶ワインを持ってきたらしい。そういう訳で帰るけど、いいか?」

 

雪乃「そうね。特に依頼もないし大丈夫よ」

 

八幡「すまん」

 

ガラガラビシャ

 

いろは「行かせて良かったんですか?」

 

結衣「何が?」

 

いろは「先輩ですよ。菜々さんの所に行く時、凄く嬉しそうなんですよ。おかしくないですか?」

 

結衣「大丈夫だよ。だって従姉妹だよ?」

 

いろは「結衣先輩知ってますか?従姉妹って、結婚出来るんですよ」

 

結衣「なん…だと…」

 

いろは「いや、先輩っぽく言わなくていいですから。そうですよね?雪ノ下先輩。…雪ノ下先輩?」

 

雪乃「うふふっ。みくにゃんのサイン♪」

 

いろは「ダメだ…」ガックリ

 

結衣「でもさ、結構年上だよ?ヒッキーって、年上はストライクなのかな?」

 

雪乃「平塚先生の胸とか姉さんの胸とか城廻先輩の胸とか見ていたわね。あと由比ヶ浜さん。結局、胸なのね」クッ!

 

いろは「でもでも、年下も好きですよね?私とかお米ちゃんとか」

 

雪乃「それは庇護欲ね」

 

結衣「ヒッキーはきっと同じ歳が好きだよ」

 

いろは「根拠はなんですか?」

 

結衣「ヒッキー、私とかゆきのんに優しいもん。ね、ゆきのん♪」ダキッ

 

雪乃「由比ヶ浜さん、暑苦しいわ。でも、言ってることはあってるわ」

 

いろは「絶対に年下ですよ!!」

 

結衣「同じ歳だよ!!」

 

 

 

奉仕部のドアの外では…。

 

平塚「なんだ、比企谷は私の胸を見ていたんだな。よし!今度抱き締めてやろう。さらに、大人の女の良さを教えてやろうではないか。はははっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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