アリシアさん。それは、検索すると、とっても素敵な笑顔が見れる、今でも有名なひと。
アリシアさん。それは、今でも語り継がれる、みんなが大好きで、とっても素敵なひと。
アリシアさん。それは…………
フ「あらあら、灯里ちゃん」
灯「アリシアさん、お久しぶりです~」
フ「どうしたの?」
灯「あの……わたし……」
フ「ん?」
灯「わたし、もっとアイちゃんの役に立ちたいんです!」
フ「灯里ちゃん……」
灯「でも、今の私には、アイちゃんのお役に立てる事が限られていて」
フ「あらあら、今でも、アイちゃんにとって、十分頼りになっていると思うわよ?」
灯「もっとです~。例えば、ウンナマコンの事とかも教えてあげたいのですが……」
フ「ウンナマコン?」
灯「はい、アリシアさんから引き継いだ、例のアレの事です」
フ「ああ、アレね。それがどうかしたの?」
灯「その、実は……」
愛「アリア社長〜、もう干しいもスティックは……ああっ!?」
灯「はひっ!?」
フ「あらあら、アイちゃん。こんにちは」
愛「アリシアさんっ! こっ、こここっ、こんにちは! んもう、灯里さん、アリシアさんと連絡してるなら、教えて下さいよう!」
灯「いや、あの、アイちゃんね、これには訳があって……」
愛「訳ありはお買い得商品だけで十分です! ……って、そうだ! アリシアさん聞いてください!」
灯「はわわ……はわ」
フ「あらあら、何かあったの? アイちゃん」
愛「それが、藍華さんが、お仕事でウンナマコンって言うのを見ていたらしいんですけど、私達には何だかさっぱり分からなくて……」
フ「そう。それで、灯里ちゃんには聞いたの?」
愛「はい……でもさっき、灯里さんも、知らないという事が分かりまして」
フ「あら? でも灯里ちゃん、さっき私に、ウンナマコンの事で相談をしていなかった?」
灯「はひっ!?」
愛「ええっと……灯里さん、それはどういう……」
灯「あ、あの……アイちゃん、それはね」
フ「ねえ、灯里ちゃん」
灯「は、はひっ!」
フ「こんな事を、私が言うのはどうかと思うけれど、やっぱり、お仕事に関する事で、後輩から聞かれた事には、きちんと答えてあげた方がいいんじゃないかなって思うわ」
灯「その、それには訳が……」
フ「あらあら、じゃあ、何か教えられない事情があったのかしら?」
灯「そ、それはその、藍華ちゃ…あっ!」
愛「ああっ!? もしかして、藍華さんに口止めされてたんですか?」
灯「ええっと……それは……」
フ「そうだったの。灯里ちゃんが、お仕事のことで、アイちゃんに教えてあげないなんて、おかしいと思ったのだけれど」
灯「は、はひ……」
愛「あの……灯里さんは……どっちが好きなんですか?」
灯「な、何のこと?」
愛「私と、藍華さんの事が……です」
灯「えっ? どっちが好きっていうか……どっちも大事なんだけど……」
愛「そうですか、じゃあ、もし私と藍華さんが同時に助けを求めていて、どっちかしか助けられないとしたら、灯里さんはどっちを助けるんですか?」
灯「ええっ? そんな……」
フ「あらあら、何だか話が別の方向に向いて来たわね」
灯「いや、なんて言えば良いんでしょうか?」
フ「もちろん、自分の気持ちに正直に……ね?」
灯「そんなの、選べませ〜ん」
愛「そうですよね。灯里さんにとっては、必ずしも私は一番じゃないんですね……(グスッ)……わ、私、もう少し干しいもスティック、食べて来ますんで」
灯「あっ! でも、そんなに食べたらアリア社長の分が……じゃなくてアイちゃん! ……行っちゃった」
フ「あらあら、灯里ちゃんには、
灯「ええっ!? そんな……ことは……」
フ「ううん、大丈夫よ、灯里ちゃん。グランマともお話して、もしもの時には、藍華ちゃんやアリスちゃんにARIAカンパニーの経営のお手伝いをしてもらおうっていう話になっていたから……」
灯「えーっ!?」
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社「ぷいぷい?」
灯「はひっ!? ……あっ、アリア社長、すみません。何だかちょっぴり怖いというか、変な想像をしてしまいまして……」
社「ぷい?」
灯「あの、やっぱりですね。こういう事は、アリシアさんに相談するのではなくて、わたしの方からきちんとアイちゃんにお話を……」
ジリリリリーン
灯「はひっ!?」
ジリリリリーン
灯「で、電話……ゴンドラ協会から?」
ジリリリリーン
灯「……(ゴクリ)……」
ガチャッ
灯「はい、ARIAカンパニーです」
フ「ああ、灯里ちゃん?」
灯「アリシアさん!」
社「ぷいぷ〜い!」
フ「うふふ、アリア社長は、相変わらずお元気そうですね」
灯「はい。あの、それで今日はどういう……」
フ「ええ、それが、何だか呼ばれたような気がしたの」
灯「ええっ?」
フ「うふふ、冗談よ」
灯「そ、そうなんですか……」
フ「本当は、アイちゃんに、ちょっとお話があって」
灯「アイちゃん……ですか?」
フ「もう、戻っているかしら?」
灯「ええっと、その……実は……」
愛「アリア社長〜、もう干しいもスティックは……ああっ!?」
灯「はひっ!?」
フ「あらあら、アイちゃん。こんにちは」
愛「アリシアさんっ! こっ、こここっ、こんにちは! んもう、灯里さん、アリシアさんと連絡してるなら、教えて下さいよう!」
灯「いや、あの、アイちゃんね、これには訳があって……」
愛「訳ありはお買い得商品だけで十分です! ……って、そうだ! アリシアさん聞いてください!」
灯「はわわ……はわ」
フ「あらあら、何かあったの? アイちゃん」
愛「それが、藍華さんが、お仕事で『ウンナマコン』って言うのを見ていたらしいんですけど、私達には何だかさっぱり分からなくて……」
フ「ウンナマコン?」
灯「はひっ!?」
フ「ああ、それは、もしかして『Undine's navigation management and control system』、つまり、ウンディーネさんの安全な航行を管理・管制するシステムの略称じゃないかしら?」
灯「……はへっ?」
愛「ええっと、ウンディーネのウンに、ナビゲーションのナ……って、そうか、そういう意味なんですね!」
フ「藍華ちゃんが、お仕事中に使っていたというなら、きっとそうね」
愛「うわあ、なあんだ、そうなんだー……あれ?」
灯「はひっ……」
フ「あらあら、どうしたの?」
愛「さっき、灯里さんにも聞いてみたんですけど、知らなかったみたいなんです。ARIAカンパニーには、そういうシステムは無いんでしょうか?」
灯「は、はわわ……」
フ「うーん……ねえアイちゃん」
愛「はい」
フ「灯里ちゃんは、そのシステムの事を『知らない』って言ったのかしら?」
愛「えっ? ああ、いや、確か『ごめんなさい』って言っていたような……」
フ「ああ、なるほど、そういう事ね」
愛「どういう事ですか?」
フ「実は、そのシステムは、ウンディーネさんの安全に関するものだから、ウンディーネさんだと、少なくとも
愛「えっ? そうなんですか?」
フ「そうよ。もし興味本位で見てしまったら、とっても恐ろしいお仕置きが待っているのよ?」
愛「ふえっ!? ち、ちなみにそれはどんな……」
フ「うふふ、それはヒミツです」
愛「そ、そうですか……」
フ「だから灯里ちゃんも、わかったとは思うけど、万が一の事を考えて、教えなかったんじゃないかしら?」
灯「そ、そう……みたいです」
愛「ああ、灯里さん……。何だか気を使わせてしまってすみません。私……」
灯「ううん、気にしないでいいからね……」
愛「あっ、そうだ。ARIAカンパニーにも、ウンナマコンはあるんですか?」
フ「勿論よ。ただ、基本的には、ウンディーネさんが10人以上いるような会社でしか必要無いの。だから、ARIAカンパニーでは、実際に使われた事はないわね」
愛灯「へえ、そうなんですね」
愛「えっ?」
灯「あっ、その……」
フ「あらあら、それだけ、今ARIAカンパニーにいる二人のウンディーネさんが、とっても優秀で、先輩達から信頼されているって言うことよ」
愛灯「そ、そんなあ……」
フ「うふふ」
灯「でも、アリシアさんは何でウンナマコンが何かが、すぐに分かったんですか?」
フ「うふふ、それはね……」
?「私が教えたからよ」
灯「そっ、その声は……藍華ちゃん!?」
藍「ええ、ご機嫌よう」
灯「何だか、嬉しそうだね」
藍「だって〜、理由はともあれ、アリシアさんと会ってるんですもん!」
灯「そ、そうなんだ」
フ「あらあら」
愛「あれ? 藍華さんの後ろにいるのは、あずさちゃん!?」
あ「にゃはは……はろー」
灯「どうして、二人でアリシアさんの所にいるの?」
フ「それは、後でお話するけれど、その前に、アイちゃんは昨日の午後は、何をしていたかしら?」
愛「ええっと、あずさちゃんのゴンドラで、アーニャちゃんと三人で、合同練習をしてましたけど……」
フ「その時、何か変わった事は無かったかしら?」
愛「変わった事ですか? ああ、そう言えば、橋をくぐろうとした時に、近くで何かがぶつかるような音と、悲鳴みたいな声が聞こえたんです」
フ「それで、どうしたのかしら?」
愛「はい。何があったのかと思って行ってみたんですけど、そこには誰もいなくて……。何なのかは気になったんですけど、わからないので、その後はまた、三人で合同練習をしていました」
あ「そう! その通り!」
藍「にゃーるほどね。あんたの言ってた事は、一応正しかったワケだ」
あ「ですから、最初からそう言ってるんですけどね……」
愛「ええっと、どういう事なんですか?」
フ「実は、協会に、何かが橋にぶつかって、女性の悲鳴が聞こえたって言う連絡があったの」
愛「えっ? ゴンドラ協会にですか?」
フ「そう。そして、その時近くに、姫屋の制服を着たウンディーネさんがいたって言うお話もあって、ちょうどその時間帯にいたのが、あずさちゃん達だった、というわけなの」
藍「あの時はビックリしたわー。うちのゴンドラをぶつけたんじゃないかって、支店でもちょっとした騒ぎになったのよ」
あ「嫌ですよ支店長。私がそんなミスするわけ無いじゃないですか~」
藍「そりゃあ、私が手とり足とり教えてるんだから当然よ。でも、もらい事故や、面倒な事に巻き込まれる可能性だってあるんだしぃ……ねえ?」
愛「な、なんでしょう……」
藍「あら、ちょっと、見ているだけよ」
愛「は、はぁ……」
藍「で、アリシアさんから話を聞いて、ウンナマコンで、この子のゴンドラの航行履歴を見ようとしたら、丁度この子が入って来たのよ。だから、怪しいと思って、念の為、灯里と後輩ちゃんを呼んだワケ」
愛「ふえっ? じゃあ灯里さんが昨日、行き先も言わずに出かけられたのは……」
灯「だって、藍華ちゃんが内緒だって言うんだもん」
藍「あら、内緒なのはお話だけよ、勝手な解釈禁止!」
灯「えーっ?」
フ「あらあら」
藍「まーとにかく、この子のゴンドラも傷ついてなかったし、関係も無かったみたいだから、良かったんだけれどさ」
灯「でもアリシアさん、そのぶつかった音と悲鳴の原因は、分かったんでしょうか?」
フ「ううん。ただ、あずさちゃんじゃない、という事はきちんと報告しないといけないから、こうして藍華ちゃん達に来て貰ったの」
藍「いえいえ! こういう呼び出しならどんどん呼んで下さいね!」
灯「藍華ちゃん……」
あ「まあ、みんな無事で良かった、という事で!」
フ「うふふ、そうね。それじゃあ灯里ちゃん、アイちゃんも頑張ってね!」
灯愛「はい!」
フ「アリア社長も……あらあら、どこかに行ってしまったみたいね」
愛「あっ! 干しいもスティックが無くなってます! アリア社長ーっ!」
フ「あらあら。それじゃあ、よろしく言っておいてね?」
灯「はい! ありがとうございました」
灯「はひー……」
愛「でも、良かったー……あっ」
灯「どうしたの?」
愛「あはは……。何だか、色々ホッとしたら、とってもお腹が空いちゃいました」
灯「わたしも。じゃあ急いでお夕飯の準備をしますか」
愛「ダメです!」
灯「えーっ?」
愛「その前に、ひとつ灯里さんに質問があるんです」
灯「な、何かな?」
愛「あの……灯里さんは……どっちが好きなんですか?」
灯「はひっ!?」
愛「……」
灯「そっ……それはもちろん、アイちゃんだよっ!」
愛「……はい?」
灯「今のわたしにとっては、藍華ちゃんよりも、アイちゃんが大好きで、とっても大切な人だからっ!」
愛「ふ、ふええーっ!?」
灯「……ほへっ?」
愛「あの、灯里さん……」
灯「な、なんか違ったのかな」
愛「は……恥ずかしいセリフ、禁止ですーっ!」
灯「えーっ!?」
灯「と、言うことで、一応は解決したみたいなんだけど……ほへっ?」
ア「プッ、クククッ……」
灯「そんな、笑えるお話では……」
ア「すみません灯里先輩。でも、どちらが好きかと言うのが、まさか芋けんぴと干しいもスティックの事だとは……」
灯「うん。でも、本当に、何がどうなっていたんだろう?」
ア「そうですね、そんな派手にぶつかるなんて……」
?「(へくちっ)」
ア「(アテナ先輩、お風邪ですか?)」
グ「(ううん、誰かが私のウワサを……うわあっ!)」
バタン!
灯「えっ? アテナさん、大丈夫ですか?」
ア「大丈夫ですよ。ま、今はおでこにタンコブが出来てまして、ちょっとバランスが悪そうではありますが……(アテナ先輩、灯里先輩も心配されていますよ?)」
グ「(うーん、大丈夫)」
ア「すみません、大丈夫だそうです」
灯「うん、でも、何でタンコブ?」
ア「はい。先程のお話にもありましたが、その事件現場の近くに新しく出来た芋けんぴのお店に、アテナ先輩も買いに行かれたそうなのです」
灯「うん、うちもアイちゃんが、訳ありお買い得商品やつを買ってきてくれたんだけど、あれ、美味しいよねぇ〜」
ア「はい。ただその時、急いでいたあまり、橋におでこをゴッチンと、派手にぶつけてしまったとかで……」
灯「そうなんだ……あれ? それって……」
ア灯「ああっ!?」