バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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同情しかない悲しみと共鳴

明久は、不用意な発言であの二人の制裁によることで血を見ることになったのだが、木下優子と島田が戻ってきたら意気投合をしていた。どうやら戦いの中で友情が生まれようだな

 

「いやー、先程の戦いはなかなかいい戦いでしたね!」

 

「えぇ、確かに学力は大事ですが、人としての大切さも教えられた気がしますね」

 

「えぇ、では高橋先生。第二戦のコールをお願いします」

 

「第二戦出る人前に出てください!!」

 

高橋先生の言葉に前出てきたのは、先程島田と木下優子にお仕置きされた明久だった。いつもながらあの生命力は凄すぎるな………

 

「いだだ……僕がいく……」

 

「Aクラスからは私がいきます」

 

「Aクラスは佐藤美穂選手がでてきて、Fクラスはキングオブバカの明久が出ますねぇ。あ、この戦いは俺たちFクラスは負けるなー……」

 

「公平な実況はどこにいったぁぁああ!?!やる前から敗けの判定を下すなぁ!」

 

「と、明久がいってますが竹内先生はどう思いますか?」

 

「うーん、確かにAクラス相手となれば彼の快進撃も厳しいと思いますね。ですが、勝負はどうなるなかわかりませんので見守りましょう!」

 

竹内先生がそういうと第二戦の代表二人が前へ出ていった。戦いが始まろうとすると、坂本が明久に呼び掛けていた

 

「明久……お前の本気を見せろ」

 

「何?!」

 

俺は坂本の言葉に驚いていた。俺の知らない明久の本気があると言うのか!?

 

「ふぅ・・・・・。やれやれ、僕に本気を出せってこと?」

 

「ああ。もう隠さなくてもいいだろう。この場にいる全員にお前の本気を見せてやれ」

 

「吉井君、でしたか?あなた、まさか……」 

 

「あれ、気づいた?ご明答。今までの僕は全然本気なんて出しちゃあいない!」

 

坂本の言葉に対戦相手の佐藤選手も驚いてるが俺も解説の竹内先生も驚いていた。少なくとも俺が知る限りあれ以上の本気があるのか!?

 

「な、なんと!?今まで本気だしていないと言うのか!?」

 

「この戦いは見ものですね」

 

「く……科目は物理でいきます!」

 

「ふふ、ヅラも驚いてるね。今まで隠してきたけれど、実は僕は……」

 

俺や竹内先生が驚き、佐藤選手も警戒体制に入りながら科目を宣言する。そして、明久は不敵な笑みを浮かべながら……

 

「左利きなんだ」

 

物理

Aクラス

佐藤美穂 375点

    VS     

Fクラス

吉井明久  60点

 

「「「「「………は?」」」」」

 

「天誅ぅぅ!!」

 

俺は明久に向かって殴ろうと思い飛ぶと、竹内先生が俺の足をつかみ地面に叩き落とされた

 

「落ち着きなさい」

 

「あ、はい。すいません」

 

俺は自分の席に座り直して明久と佐藤選手の戦いを解説するべく実況を再開した

 

「さぁ、バカ選手がバカな宣言したお陰で変な空気になりましたが試合は開始です!」

 

「バカと言うな、バカと!!」

 

「いきます!!」

 

Aクラスの佐藤選手の召喚獣の装備はネイティブアメリカン風の衣装に鎖鎌で攻撃を仕掛けるが、明久は木刀で鎖鎌を防いでいた

 

「!?」

 

「あぶなぁぁ!?」

 

佐藤選手はまさか防がれると思っていなかったのか驚いていて明久はいきなり終わらされると焦っていた

 

「く!でしたら縄で!!」

 

鎖鎌のしたの部分にくくりつける場所があるのでそれを明久の召喚獣に向かって投げると明久召喚獣は木刀で弾いた

 

「であやああ!」

 

「弾かれた!?」

 

「これは、明久選手!見事に攻撃二回とも回避しました!やはり、だてに観察処分者出ないと言うことか!」

 

「今この会場にいる人にも改めて説明しますと、観察処分者の召喚獣には「物体に触れられる」という特性があります。また召喚獣を用いた雑用を数多くこなしてきた事で召喚獣の操作にも非常に卓越しており、他の生徒にはまず不可能な緻密なコントロールも難なくやってのける。…つまり、彼は伊達に観察処分者としての召喚獣の操作をやっているわけではないので回避できたのです」

 

「竹内先生、解説ありがとうございます!」

 

「もらったぁぁ!」

 

明久の召喚獣は高くとび、佐藤選手の召喚獣に木刀を振り下ろそうとするが向こうも必死に対抗していた

 

「くぅ!」

 

「っ、防がれたか!」

 

明久の召喚獣は着地して後ろに下がりながら木刀を構えていた。佐藤選手はすこし息を切らしながらもすぐに警戒し直した

 

「まけません……いきます!」

 

「それは僕も同じだよ!」

 

「てやぁぁぁ!!……っあ」

 

「………へ?」

 

佐藤選手の召喚獣は明久に向かって走ろうとすると滑ってしまい鎖鎌が明久の方に飛んでいき、明久も突然のことで動けず……

 

「!?!!?!!?!」

 

「「「「「いっ……!?!」」」」」

 

明久の召喚獣は鎖鎌の縄の部分に思いきり男の大事なところに直撃してAもFも関係なく男性全員がその股間を押さえていた

 

「ひとつ説明しよう……明久は観察処分者として過ごしているが、先程の竹内先生が『物体に触れられる』といいましたよね……」

 

「はい……まさか……」

 

「つまり、受けたダメージもフィードバックとして本人もうけるのです。つまり………」

 

「いだぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁ!!!」

 

「「「「「よ、吉井ぃぃぃぃい!」」」」」

 

明久の叫びと共にAクラスもFクラスも関係なく、明久の痛みに共感して叫んでいた……

 

物理

Aクラス

佐藤美穂 370点 WIN

    VS     

Fクラス

吉井明久  0点  crotch death (股間死亡)

 

「想像絶する痛みが来ます……南無妙法蓮華経……」

 

俺はこればかりは明久に同情しながら御経を唱えてしまった。明久よ……安らかに寝ろ……




ここまで読んでいただきありがとうございます!
明久はフィードバックがあるので股間……相当な痛みが……
ここまで読んでいただきありがとうございます!
また、感想お気に入りもよろしくお願い致します。 
次回もよろしくお願い致します
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