あの先輩らを対応し終えた俺達は坂本達の協力もあり、名誉回復をなんとかすることができた………
「……いい加減に諦めたらどうだ?」
「ふ、諦めるのは貴様のほうだ。ムッツリーニ」
「……次から次へとしつこい。どうあがいてもお前の敗けだ」
「まだだ!まだ、終わらないよ!!」
俺とムッツリーニは真剣に向き合いながら他の連中は固唾を飲み込んで見守っていた
「覚悟を決めて戦うというのが侍というものだ。忍者の貴様よりも俺が勝つ!」
「…忍びは情報を守り抜くのが基本。いくら、侍が表で輝いてるとはいえ裏で支えてるのは忍び。だから大河……お前は負ける」
「「いざ、勝負!!オォォォォォォォ!!!」」
俺とムッツリーニは覚悟を決めて目を見開いて、叫んでいた……
「ぁぁぁ!!ババが残って負けたぁ!!」
「忍びとは……ガッツがあるものが勝つ……」
「君達は何してるんだぁぁぁ!!!」
「「がぶっ!?!」」
俺は地面に叩いて悔しがり、ムッツリーニは俺に勝利のピースをしていた。そんなやり取りをしてると横から飛びけりをしてきたのをまともに受けてしまった
「戻ってきて、何やら深刻な雰囲気になりなんだろうと思ったらババ抜き!?何してるの!?」
「……お客がすっかり来なくなって暇だった」
「く、明久!今のは中々いたかったぞ!」
「痛くしてるから当たり前だぁぁ!!はぁはぁ……それでどうしてこうなってるのかはわからないけどババ抜きしてる馬鹿がいたのはわかったよ」
バカにバカと言われるのなんて心外すぎて泣きたくなる。む、確か明久は召喚獣の大会で席をはずしていたから坂本も戻ってくるはずでは?
「明久、雄二はどうしたのじゃ?」
「雄二はトイレいってから戻るってさ」
そう話してると廊下の外から話声が聞こえて耳を澄ますと坂本ともう一人は小さい子供がこちらに向かっている声だった
「む、坂本。その子はどうした?まさか、誘拐か?」
「ちげぇよ!?!チビッ子がある人を探してるらしいんだが……」
「なるほど、それでBクラスの菊入と岩下がいるのはなぜだ?」
「「馬鹿コンビと対戦を終えて帰ろうとしていたら、Fクラスの代表が犯罪案件にならないように見張っていた」」
「だから、違うって何回言わす!?で、チビッ子はだれを探して?」
「チビッ子ではなく、葉月です!えーと、馬鹿なお兄ちゃんです」
「「「……いっぱいいるのだけど……?」」」
このFクラスは大半が馬鹿な男だらけなのでその特徴だけではわからないな。すると、Bクラスの菊入がしゃがんで聞いていた
「ねぇ、葉月ちゃんって呼ぶね?葉月ちゃんが言う馬鹿なお兄ちゃんって、どんな感じの人か分かる??」
「えーと、物凄く馬鹿なお兄ちゃんです!」
「物凄く馬鹿なお兄ちゃん……それって……」
「このFクラスで尤も馬鹿なお兄ちゃんとして当てはまるのは……」
「間違いなくあいつだ」
「「「「吉井明久だな」」」」
菊入が葉月ちゃんから聞いた言葉を復唱して、岩下が困り果てたようにその思い浮かんだ人物がわかってしまった。俺達はその馬鹿なお兄ちゃんは明久だと確定して名前言った
「皆、何を言ってるのさ!僕に小さな女の子の知り合いなんていないよ!絶対に人違い―「あっ!バカなお兄ちゃんだ!」……人違いだと、いいなぁ……」
葉月ちゃんは明久を見るなりに抱きついていた。どうやら、本当に葉月がさがしていたのはこのバカだったのか
「良かったな、葉月ちゃん。馬鹿なお兄ちゃんを見つけられて」
「ハイです!」
「ちょ、ちょっと待って!!キミは誰?見たところ小学生だけど、僕にそんな歳の知り合いはいないよ?」
「え?お兄ちゃん……知らないなんて、ひどい……。うぇーーん!!バカなお兄ちゃんのバカぁっ!バカなお兄ちゃんに会いたくて、葉月、一生懸命『バカなお兄ちゃん知りませんか?』って聞きながらここまで来たのに!!」
「小さな子を泣かすなんて……真由美!」
「許せない……律子!」
「「殺るわよ!!」」
「ぐぎゃぁ!?」
「おぉ、見事なボディブローをまともに受けたな……しかもあの明久が目を回してダウンしているとはなかなか鋭い攻撃みたいだな」
子供を泣かせたことでBクラスの二人は怒りに触れて明久のお腹にボディブローをしていた。当の本人はまともに受けて苦しんでいたが助けない
「明久――じゃなくて、バカなおにいちゃんがバカでごめんな?」
「そうじゃな……バカなお兄ちゃんはバカなんじゃ。許してやってくれんかのう?」
「……バカなお兄ちゃんだから怒っていい」
「ムッツリーニ、鼻血溢れそうになる前に押さえろ。それと、バカはバカだったからバカのせいで泣かしてごめんね?」
「でもでも、バカなお兄ちゃん、葉月と結婚の約束もしたのに忘れられてるなんて……」
葉月ちゃんの言葉を聞いた俺はそれを聞いてFFF団に指令を出した
「FFF団、吉井明久に天誅下せえぇぇ!!」
「「「吉井!!天誅!!」」」
「やばい!?」
明久はFFF団に追いかけられてお仕置きされるのは不味いと思い、教室の外へ出ようとすると……
「はぁい……アキ……」
「吉井君どこにいくのですか?」
「へ、美波と姫路さん……その肩を強く握りしめても……ぎゃぁぁぁぁぁ!!!」
明久は島田と姫路に捕まり、教室の外につれていかれたと思うと数分後にはこの世と思えない大きな叫び声を出していた
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