さて、明久が島田達にボロボロになりながらも俺は助けないぞ。今回ばかりは小さい子の味方な対応を取るからな
「ヅラ、ひどいよ!僕を助けてくれても良かったじゃないか!」
「ヅラではない、桂だ。そもそも、お前が子供を泣かした時点でギルティではないか。さすがに止めを刺すのはかわいそうだったので、FFFの仕向けは止めたがな」
「バカなお兄ちゃんにファーストキスもあげたのに忘れられていたなんて……」
「前言撤回、総員!!吉井明久に天誅を用意!!」
「「「「おう!」」」」
「アキ……覚悟しなさい……!!」
「吉井君、その小さい子を泣かせる悪いお口はこの口ですか?」
「はいはい、みんな落ち着きなさい。とくに、桂も…ね!」
「ぐぼぉ!!!」
岩下が皆をなだめながら俺には問答無用でげんこつで沈められた。俺の頭を思いきり殴った岩下は何事もないように対応していた
「とりあえず、接客をお願い。三名で桂が奢ってくれるわ」
「待て!?殴られた上になぜ俺が岩下達をおごらないといけない!?」
「蕎麦」
「よかろう、奢ろう…」
「屈するのはやっ!?律子なにしたのよ……?」
蕎麦と言う言葉に俺は問答無用で奢ることを決めた。なにせ、蕎麦を食べたいと店に世話になっているからな
「あれ、葉月?」
「あ、お姉ちゃん」
「む、島田の妹だったのか。ムッツリーニ、あれを出してくれ」
俺はムッツリーニにおすすめのメニューを頼むとムッツリーニと無言で提供していた
「いただきますー!……おいしいですぅ!」
「本当ね」
「表面はカリカリで中はモチモチで食感がいいし。甘すぎないし、そしてこのお茶も染み渡る……普通に美味しいじゃない!?やっぱりデマね」
デマ?聞き捨てならないことを聞いたのと同時に坂本が言わした達に聞いていた
「デマってどう言うことだ?」
「葉月、ここに来る前に聞きました。えっとね、中華喫茶は汚いから行かない方がいいって……」
「私たちのクラスでもそのデマを聞いていたわ。ご飯美味しくないって言っていたわ」
「なるほど、それでお客さんがなかなか来なかったのだね。でも岩下さん達は何で食べてくれたの?」
「バカね、この学園祭でそういうのを信じるなんていけないでしょ?それに、真剣に作っていると信じて食べたわけだしね」
「律子の言う通りね。そもそも、デマはどこに言ってもデマね」
「そのデマを恐らく流した可能性は……あの連中か」
岩下の言葉にムッツリーニ達は嬉しそうになっていたが、俺は葉月ちゃんから聞いたその噂はあの連中だろうと判断したら、そういうと坂本達も思案になっていた
「仕方あるまい、向こうがその気なら……」
「まて、ヅラ。向こうが嫌がらせするならこちらもやるなら……とびっきりのやり返ししてからの方がいいだろ?」
「そうだね。葉月ちゃん、その噂はどこで聞いたの?」
俺と坂本の会話に明久も賛成していて、とりあえずこの会話をどこで聞いたのかを確認しないとな
「えっとですね。短いスカートを穿いた綺麗なお姉さんが一杯いる店でした!」
「よし、雄二。その情報をもとにすぐに向かうよ!」
「そうだな明久、すぐに向かうぞ!我がクラスの成功のために(特に低いアングルから)綿密に調査しないとな!」
「あ、まて!全くあいつらはどこの教室か知っているのか……?島田と姫路と葉月ちゃん、先に行っといてくれ」
「ほへ?どうしたのですか?」
「奢るといった手前、きちんとお会計を済ましてから追いかけるからな。葉月ちゃんもせっかくだからお姉ちゃんと遊んできなさい」
「はーい」
俺の言葉に島田達も出ていき、俺と秀吉と岩下と菊入が残っていた
「その心当たりのある連中の写真は?」
「名前の方はクラスでも情報屋が集めてくれてな。さきほど、判明したが三年の連中で坂本いわく、常夏コンビと任命」
「ふーん、この人間を出入り禁止しといたらいいわね」
「できるのか?」
「当然。しっかり商売をやっていて、いちゃもんをつけるなんて論外よ。これをAクラスや二年生のクラスに全部配布するわ。いざというときは音声も録音をした方がいいわ」
「その案いいわね。それとすぐに各クラスのメンバーにも連絡した方がいいね」
「徹底的にやるのぅ」
岩下の言葉に菊入も頷いてすぐに連絡していた。そんな様子に秀吉がビックリしていながらも感心していた
「では、俺も坂本達に追いかけるから。では、打ち合わせ通りに頼むぞ」
「「了解」」
俺は岩下達と別れて坂本達のいる方に追いかけると、坂本が震えていた……いったい何をしているのだ?
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