坂本のやつはこんなところでなんで嫌な顔をしてるのかわからないが、明久が何やら説得していた
「どうしてこんなところで立ち往生するのさ!?」
「二人ともなんで出入り口前で……あぁ、ここは二年Aクラスか……」
「そうなんだ!雄二の奴はここで立ち往生するのだよ!?」
「お前達にいまの気持ちわかるか!?この処刑台にいく気持ちが?!」
「「処刑台?なにそれ?」」
「明久と桂!!何をワケわからないと言う顔をするな、ボケぇ!」
坂本のやつ、霧島にたいしてここまで逃げるとはなかなかどうして罪深い男なのだろうか?それにしても、契約の件も坂本には知られないようにしてるか心配だな
「全く落ち着け。そもそも、俺たちの目的はなんだか忘れたのか?それ以前に何を怯えることがある?」
「雄二、これは敵情視察なんだ。決して趣味じゃないんだよ!」
「……!!(パシャ、パシャ!)」
「まてまて、あれを見て趣味と言えるのか?あれでは盗撮と変わらないぞ?」
明久の言葉を聞いてる横ではムッツリーニが必死に写真を撮っていた。その様子に坂本がさすがに待てと言わんばかりに突っ込みいれた
「なにいってるのさ!?ムッツリーニのは今さらでしょ!?」
「それもそうだな」
「……お前たち心外なことを言う。俺がしているのは敵情視察だ」
「いやいや、ダメじゃないかムッツリーニ。盗撮なんてしたら、撮られている女の子達が――「……一枚百円」……それは2ダース買おう――可哀想だと思わないかい?」
「「なにちゃっかり買っているんだ、おい?」」
「ハッ!?」
明久はしまったと言わんばかりに動揺をしていた。ムッツリーニは明久に渡したあとに用はすんだと言わんばかりにその場を立ち去った
「アキ、それをどうするの?」
「み、美波?これはね……しょ、処分するのさ!」
「へぇ……本当ですか?」
「姫路さんも疑うんだね。もちろん、この写真を処分するに決まっているじゃないか。それよりそろそろお店に入ろうよ」
「あ、そうですね。入りましょうか」
「そうそう、はやく行こうって……これ男の足しかないじゃないか!チクショー!」
「吉井君。ちょっといいですか?」
「アキ、ちょっといいかしら?」
「ち、ちがう!僕は嵌められたんだ!!!だからお仕置きはしないでーいやぁぁああ!」
「はーい、葉月ちゃんはいい子なのでこっちにいこうかー。明久はバイビー!」
俺は小さな子に悪影響だと判断してすぐにAクラスへと入った。もちろん、坂本も無理矢理なかにつれていき明久たちも入ってきた
「「「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様」」」
入るとAクラスの女性たちが挨拶していて、木下優子と霧島がでてきた
「何名様でしょうか?」
「おかえりなさいませ。今夜は寝かせません、ダーリン」
「バカを含めた六名です。坂本は今夜好きなようにしてください」
「かしこまりました、案内します」
「まて、全然かしこまってないぞ!?ヅラてめぇ!?」
「バカってだれのこと!?」
坂本と明久の抗議があるが、俺はそんなのを無視して席を案内してもらった。しかし、霧島が坂本に対してここまでぐいぐいいくとはな……
「それにしても霧島さん、坂本にあぁ言う風に言うなんて大胆ね」
「見習うべき点ですね!」
「ねぇねぇ、きれいなお姉ちゃん。あのお姉ちゃんは寝ないで遊ぶの?」
「そうねー、きっと勉強をするために寝ないで過ごすのじゃないかしら?」
「あわわ、お兄さんたち真面目なんですねー!葉月も見習います!」
まて、木下優子の言い方は少し語弊があるが……いや…この際は仕方あるまい。多少の言い方はそれしかないからな
「……メニューを見てご注文を」
霧島さんがメニューを渡して横では木下優子が紙を持っていた
「ウチはふわふわシフォンケーキを」
「あ、私もそれでいいです」
「葉月もー!」
「それじゃ僕は水で、付け合わせに塩があればうれしいかな?」
「店に来てそれはさすがに不味いだろ。すまないが、俺は紅茶でこのバカの分はホットケーキを頼む」
「僕いま金はないよ!?」
「俺が貸す。なに、代わりに契約書を守ってくれれば問題ない」
俺はそれを言うと、明久もそれならお言葉に甘えるといっていたが、ばかめ!俺はそんなに甘くないぞ!
「俺はー……」
「……では注文を確認します。シフォンケーキが三つ、ホットケーキが一つ、紅茶、婚姻届がひとつですね」
「まてこら!?!全然よろしくねぇぞ!!」
「…それでは、メイドとの新婚生活を楽しみにして待ってください」
「まて、木下優子をよんでくれないか。少し話がある」
「…優子を?了解」
俺は霧島に木下優子をよんでもらおうと頼んでいた。明久が急に俺をにらんでいた
「桂、木下優子さんと付き合ってるの?」
「ちがうわ、たわけ。本来の目的はなにか忘れたのか?」
「え、メイドを見る……」
「俺達のクラスの嘘の噂の悪評を流したバカを探しに来たのだろ」
「そうだった!」
「呼ばれてきたけど、どうしたの?」
「実はーー」
俺達のクラスで嘘の悪評を流してるバカがここに来ているという話と相当ひどいクレーマということでブラックリストをのせないといけないレベルだと話した
「なるほどね、それなら私たちも協力するわ」
「すまない。写真もこれだ……」
「あれこの人たちは……?」
木下優子がその男達の写真を見るなり、嫌そうな顔になっていた。どうやらこのクラスにも出入りしているのか……
「…お待たせしました。シフォンケーキとホットケーキを持ってきました。紅茶と婚姻届も……」
「うわー、おいしそうです!」
「栄養がたっぷり……!!」
「まて!?なんで俺の家の判子もある!?」
霧島代表の持ってきた食べ物に女性たちは喜んでいて、明久は久々の栄養なのか涙を流していた。すると、木下優子が霧島代表をよびとめた
「代表、これ……」
「……うちにも出入りしてる」
「やはりか…あ、この紅茶うまい…」
俺はこいつらが黒だというのをわかると、同時にAクラスで新たに客が入ってきた。そう、明らかに俺達のクラスで迷惑をかけたやつだ……
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