坂本たちが常夏コンビを追いかけている間に俺達はAクラスから出ていき、Fクラスに戻って接客をしていた。因みに島田と姫路は次の試合までは時間があるので、せっかく葉月ちゃんが来ているのだから気分転換してこいと言った
「いらっしゃいませ~、三名様ですね?窓際のほうにどうぞ!」
「お会計ですか?ーー円です。またのご来店をお待ちしております」
だが、こんなにお客さんがいると猫の手も借りたくなるな。だが、これもAクラスのアフターケアもあったお陰で、今Fクラスは悪評をひっくり返して、少しずつお客さんが入ってくれている
「ーーふぅ……これでひとまず全員の客は帰ったのぅ」
「……少しハードだった」
「Aクラスのお陰とはいえ、少しずつお客さんが入ってくれたのは助かるが、一時的なアドレナリンだろうな」
「うむ……次の手を考えないとのぅ……」
このままこういうペースに行けると思っていないから、次のを考えないと……。そうしてる間に明久たちが戻ってきたが、明久は女装ではなく普通の男に戻っていた
「なんだ、女装はやめたのか?」
「僕にそんな趣味はない!!!お客さんの流れはどうだった?」
「Aクラスのアフターケアのお陰で少しずつお客さんが来てくれたぞ。それよりも、お前たち大会のほうは間に合ったのか?」
「あぁ、それは間に合ったが相手は小山と根本だった。まぁ、その勝負は棄権してもらって勝ち進めたがな」
「ほう?勝ち進めたのならそれでいい」
俺はあの根本が棄権したことに驚くも、大方坂本が何かの手で打ったのだろうな
「今秀吉とムッツリーニに相談していたのだが、Aクラスのアフターケアがあったとは言えどこれでは一時的なアドレナリンだ。だから、なにか手を考えないと……坂本はどんなアイデアがある?」
「そうだな…」
俺の考えにそういうと坂本はバックから一着のチャイナドレスを取り出した
「なるほど、これを坂本が着るのだな…うっ、吐き気が……」
「……同じく」
「違う!!これを……」
俺とムッツリーニは坂本の女装を思い浮かぶと気持ち悪くなり、吐きそうですという雰囲気を出すと坂本は怒っていた。そして、これを着てもらうのは先程のメイド姿だった……
「ま、まさか僕!?そんなのは断る!お願い……メイドの次はチャイナとなると僕の女装趣味疑惑が確実なものになっちゃうから」
「今さらではないか?」
「僕にそんな趣味はない!!!」
「安心しろ、お前が着ては無意味だから秀吉と女子に着てもらう」
「ワシが着るのは冗談ではないのか!?まぁ、演劇部のすることと思えば別にいいかのぅ……」
明久は必死に自分の性癖を否定しているが、実際は本人しか知らない……まぁ、ないだろうがな。しかし、明久が着てもせっかくの集客が台無しになるというので坂本は秀吉と女子を名指ししていた。そして、名指しされた秀吉はそう自分に納得させていると島田たちが戻ってきた
「たっだいま~。あれ?アキ、メイド服もう脱いじゃったんだ」
「あ……残念です………。結構かわいかったのに」
「お兄ちゃん。葉月もう一回見たいな~」
「それなら、明久にまたサインをしてもらって……」
「しないからね!?女装しますというサインはしないからね!?それに世の中ただでコスプレさせてあげないよ!」
っち、明久の癖に学習してるな!だが、貴様は知らないだろう!!俺はある裏契約していることに!!
今回の文月学園の清涼祭後、私は島田美波と姫路瑞希に○○○店のプリンを奢ります。尚、このサインをしたと言うことは同意したと見なしますので断れば、吉井明久はFFF団の手でお仕置きされることを誓います。
尚、明久がおごる人は増えることもあるので、しっかりと考えた上でサインをしてください
吉井明久
この契約書を知っているのは島田と姫路と俺だけだ。ふふ、明久よ、いまだけ安心しておくがいい!!ふははは!!
「ヅラ、てめぇすごく悪い顔をしてるぞ。とりあえずは……明久!」
「オーケー。へっへっへ。おとなしくこのチャイナ服に着替え……」
「はぁぁあ!!」
「「ごぶっつ!?」」
俺は島田の手によって吹っ飛ばされた明久がこちらに飛び込んできて、奴の体がそのままこちらに直撃した
「「サーセン!!刃向かってすいませんでした、姉御!!」」
「誰が姉御よ!!!……で、どういうこと?チャイナ服は着ないよという話になっていたのに……」
「店の宣伝のためと、明久の趣味だ。明久はチャイナ服が大好きだったよな」
「うん、大好……愛してるよ」
「この通り明久はチャイナ服を着てほしいそうだ」
「しょ、しょうがないわね。店の売り上げのためにしかたなく着てあげるわ」
「そ、そうですね。お店のためですしね」
「さらに……今なら特典セールサービスをしますよ……アキちゃん女装を密かにムッツリーニが納めているらしい」
「「
これで交渉成立だ。やれやれ、密かに縁を支えるためとはいえこの役目は仕方があるまい
「ねぇお兄ちゃん。葉月の分は?」
「ん?葉月ちゃんも手伝ってくれるの?」
「お手伝い……?あ、うん!手伝うから葉月にもあの服ちょうだいー!」
「ムッツリーニ!(くわっ!!)」
「……任せろ!!」
俺はその言葉を聞いた瞬間にムッツリーニに指示を出していた。やつは歩くエロ図鑑頭脳だからきっと最高の仕上げをしてくれる!
「って、ムッツリーニ!いつのまに!?」
「……完成した。そして、俺の嗅覚をなめるな」
そうしている間にチャイナドレスは完成して、島田たちにはその服を着て宣言をしてもらうとなった。始めはしぶっていたが明久の真剣さに、少し感づくも島田のフォローのお陰で着替えてくれることに……
「んしょ、んしょ……!」
「………!(ボタボタボタ)」
「は、葉月ちゃん!君もこんなところで着替えちゃダメだよ。ムッツリーニが出血多量で死んじゃうから!」
「秀吉、葉月ちゃんをつれていくんだ。そして、葉月ちゃんはこの場所で着替えてはいけないよ?悪い~大人がいるからね」
「え?はい。わかました!」
「ではいくかのぅ」
秀吉が葉月ちゃんを連れ出してくれたお陰で、俺と明久はすぐに対応していた
「すぐに、輸血をすぐにしろ!ムッツリーニグッズのSPO2を起動させて計りながら輸血しろ!!」
「オッケー!ムッツリーニ!!しっかりするんだ!!今輸血をするから!」
「……キャラプリ…ごっぶ!?」
「ムッツリーニ!!」
「死なせるか!!死なせるのものかぁぁ!!」
俺達は必死に死にかけのムッツリーニを救出していた。坂本もすぐに辺りの血まみれを処理してくれてなんとか一命取り納めた……
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