明久side
僕は先程まで召喚獣大会で、雄二と共にAクラスの木下優子さんと霧島さんとで対戦していたが……
「明久……必ず貴様を殺す……」
「あははは、いやだなー雄二の顔怖いよー。それに、霧島さんは雄二の幼馴染みだからこうなることも予測されていたでしょ?だってさ、霧島さんだよ?」
「ぐぅ、それを言うと反論できない。明久の癖に…珍しく正当を言いやがる…」
「それ、どういう意味かなぁ!?」
今の雄二の言葉の意味だと、まるで普段から僕は珍回答をしている残念な人みたいな言い方だよね?!
「だがな……!婚姻届けに判を押すやつがどこにいる!!裁判起こしたら結婚詐欺で確実に勝てるぞ!?」
「え?でも、そんなことをしても本気で出しにいかないでしょ?」
「お前はあいつの恐ろしさを知らないから言えるんだよ……このボケが……!」
え、まるで今の台詞……本当に婚姻届を出しにいくなんて霧島さんはさすがにそんなことしないでしょ?といいたいけど……
「まぁ、いい……。それよりもヅラや、姫路達は?」
「確認していないけど、教室にいるんじゃない?ヅラはほら………どうせ、どこかでスタンバっているんじゃない?」
「スタンバっているんじゃないって……。まぁ、そろそろ何かしら仕掛けて来る筈だと思うんだが……」
雄二が教室の前にいくと中から怒号が聞こえたので、僕たちは慌てて中はいると……
「どうして、そうなっているのか教えなさい!!」
「り、律子……落ち着いて!」
「うむ落ち着くのじゃ……!」
荒れているBクラスの岩下律子さんがムッツリーニに詰めより、それを宥める秀吉と菊入真由美さんがいた
「おいおい、どうした?」
「いいところに帰ってきたのじゃ。緊急事態な事が起きたのじゃ」
「緊急事態?」
「……ウェイトレスが連れて行かれた。ついでにヅラもだ」
え!?ヅラはどうでもいいけど、それって姫路さん達がつれていかれたということ!?
「桂はどうでもいい!どうせ、あいつはほっといても大丈夫だけど美波達は危険なのよ!?」
「律子落ち着いて!?美波達が心配なのはわかるけども!!後、Fクラスの桂は一応学園の仲間だからね!?」
「(大河の扱い少しかわいそうじゃ…)この通り島田達がつれていかれたとわかると荒れているのじゃ」
な、なるほど……それにしてもヅラもつれていかれたなんてもしかってそっち系が好きな人いるのかな?
「それよりも、今の話を聞いたら恐らく犯人は常夏コンビではないな」
「え、どういう……」
「その人達は三年生。もし、そんな犯罪みたいなことがばれたりしたら停学や受験取り消し。最悪、退学する危険性があるから……でしょ?」
「あ、姉上!?」
腕を組ながらFクラスに入ってきたのは秀吉のお姉さんの木下優子さんだった
「何の用だ?」
「秀吉に先程のあの戦いの事ですこーしお仕置きをするつもりだったのだけど……どうやら今はそれどころではないみたいね」
「あぁ。それに、先程の考察はその通りだ」
「そうね。ましてやさらった人数からして、出入り禁止レベルの三年生では連れ去るのは厳しいわね……となると、三年からの報復の可能性は低いのに何故……?」
岩下さんも冷静になったのか、しかめヅラで木下さんの推測した話を追加で付け加えていた。どうやら、第三者ということは……
「それってすごく不味くない!?姫路さん達が危ないじゃない!?ヅラはどうでもいいけど!」
「そうだな、ヅラはどうでもいいな。だが、こうも予想範囲内で動くとはな」
「それ、どういう事?」
「もう一度俺達に直接何か仕掛けてくるか、あるいはまた喫茶店にちょっかい出してくるか、そのどちらかで妨害工作を仕掛けてくると予想できたからな……」
雄二がそこまで予想していたなんて、じゃあなんで対策しなかったのだろうか?いや、読めなかったからできなかったのか?
「さすがに、拉致しかけてくるとは予想しなかったがな。ヅラはどうでもいいけど」
「先から貴方と吉井君はなんでいちいち桂君のだけは冷たいの?」
「「え?だって、ヅラだもん」」
「そうね、あいつはどうでもいいから、美波達が心配ね」
そんなのヅラを心配するだけ損だもん。どうせ、今頃煽っているかもしれないし、死なないでしょ?
「なぜだろう?律子と吉井くん達の桂くんに対する扱いが不憫すぎて少しだけ同情するのだけど……」
「ハンカチあげるから少し涙拭くのじゃ」
「ありがとう……」
菊入さんがすこしだけ同情しざる終えないと言わんばかりの顔をしてると秀吉がさりげなくハンカチ貸していた。そういう気遣いをできるのはさすが僕のお嫁さんだ!!
「でも、助けに行くって言っても場所はわかるの?」
「……行き先はわかる」
「それラジオみたいに見えるけど……?」
「……盗聴の受信機」
「「「それ普通に犯罪だから!?というか、なんでそれを持っているの?!」」」
「……男は秘密を飾って強くなる生き物だ。これは護身のためにもっていた」
「そんなかっこいいことを言っても……まぁいいわ。この際はそれは、なにも聞かなかったこと見なかったことにするわ」
木下さんが疲れたようにため息をつくと、雄二は教室の外に出ていこうとしていた
「どこにいくの?」
「決まっているだろ?明久……場所が分かるなら簡単だ。かる~くお姫様達を助け出すとするぞ」
「うん!ムッツリーニは来て!」
「待ちなさい、それは私もついてくわ」
「律子!?」
僕が振り向くと、岩下さんが有無を言わさない雰囲気でこちらに歩いてきた
「友達をつれていかれて、黙っているほど私は穏やかじゃないの。真由美、少し悪いけど……」
「あーもう、了解。木下君とFクラスの荒れた部分を整備しておくわ」
「私も手伝うわ。だから、岩下さんは助けにいきなさい」
「ありがとう。さぁ、いくわよ」
笑顔で指をバキバキならしながら歩く岩下さんはまるで美波と姫路さんを混ぜたかのような………犯人うっかり死なないか心配だな…
ここまで読んでいただきありがとうございます!
ヅラの扱いはかわいそうかもしれませんが、ある意味信頼していると思っての発言……です
お気に入り、評価ありがとございます!
感想もお待ちしています!