何だかんだで坂本は11時になると無事に解放されて教室に戻ってきたが、かなりげっそりしていたのは見なかったことにしてる。どうせ、ギリギリまでごねて霧島に落とされたのだろう
「明久達、そろそろ時間じゃろ?ここはワシらに任せるのじゃ」
「え、もうそんな時間なの?」
「まぁこれだけのお客さんが来ては一々時間など気にしてられないな」
「ここは俺たちに任せて二人はそろそろ向かえ」
秀吉が時間だと伝えると明久は驚いており、坂本はお客さんが多いことに納得しながら話していた。そして、俺がそういうと明久達は会場へと向かう用意していた
「明久達、必ず勝てよ?」
「うむ、さすがにここまで来たら優勝じゃ!」
「……勝利の微笑みは努力したものにしかこない。健闘を祈る」
俺と秀吉とムッツリーニが激励の言葉を送ると、姫路と島田が心配そうに聞いてきた
「本当に大丈夫?肝心なときに二人ともやらかしそうなのだけど……」
「そうですね……特に決勝戦の相手は上の学年相手ですから……」
「心配するな。さすがにあの召喚獣戦争と同じ失態を起こさないようにやってきたからな。むしろ明久のほうが大丈夫なのか?」
「失礼な!僕のどこが心配する要素があるのさ!?」
「「「「「学力……」」」」」
「みんな嫌いだ!!」
俺達が明久の心配なポイントが学力と伝えると明久は上を向いて涙を流しながら叫んでいたが、事実だから仕方ないだろ…… 。俺も二人に決勝戦に向けてのエールと紙を用意した
「では、明久達は必ず勝ってこい。そうだな、万が一でも負けるようなことがあったら……」
「「あったら……?」」
俺は明久と坂本にある紙をみせると、二人とも最初は気になり見ていたがだんだん真っ青になっていた……
「「ヅラ、貴様ぁぁあ!?」」
「ふはは!勝てばよかろう、勝てば!!そうすればそれを回避できるのだからな!!二人ともそろそろいかねばならないだろ?」
「く、必ず勝つぞ!!明久!」
「OK、雄二!!」
俺がみせた紙は真っ青になりながら叫ぶも俺は聞く耳持たずに勝てば良いと伝えると、明久と坂本は全速力で出ていった
「いったい何をみせたのじゃ……?あの二人が真っ青になるとはのぅ……」
「内容はこれだ」
「……これは………!?」
秀吉の疑問に俺は紙を見せるとムッツリーニは驚いていた。これを簡単に話すと、明久と坂本が万が一決勝戦で負けた場合は……
もし、Fクラスの坂本と明久が決勝戦で負けることになれば、明久の女装姿と坂本が霧島と寝ていた写真を親に配布する予定である。決勝戦で勝てば、親に送らないことを誓います
Fクラス
桂大河
俺は明久達にみせた紙を秀吉達に教えると、何とも言えない顔になっていたが、俺はそれを落ち着いて話した
「だが、これは嘘の誓約だ」
「「「「「嘘!?!」」」」」
「これを見せることであいつらはより命かけて負けられないと言う本能になるだろう。そうすることで、より危機感をもって勝てる確率が上がるだろう」
「……鬼畜の一言だ……」
俺の説明を聞いたムッツリーニの感想の一言で全員うなずいていたが、俺としてはあっさり友達を焼こうとするFFF団のほうが鬼畜だがな……
「さて、ムッツリーニと俺は少しだけ席をはずす」
「あ、そういえば試合を代わりに見てくれるのでしたよね」
「あぁ」
「……そろそろ俺たちもいこう」
ムッツリーニがそう呼び掛けると俺は頷いて教室の外に歩きながら明久達のいる会場へと………向かわずにあるところへと歩いていた。ムッツリーニには先に会場へと向かってもらった
「失礼します。桂大河です」
「入っていいですよ」
俺の言葉に中の主は入ることを許可してくれて、俺は頭を下げて入った。そして、その部屋の主は優しい顔で資料を持ちながらこちらを見ていた
「この場所での盗聴の可能性は全部ないですよ。現状報告をお願い」
「ここ最近にして過激な行動はやはり裏が絡んでいたことが確認される。……これはどうするべきでしょうか?」
「うーん……向こうが焦っているのもあるのだろうけど……さすがに私たちの通っている生徒にまでその手をとったとなれば教師としては範囲を越えてるわ。大河君が報告してくれたのは驚いたけどね」
その女性……現国の教師で副教科の政治・経済も教えている竹内先生は微笑みながら俺の方へとみていた
「申し訳ございません……。仲間が手を出されたとなれば……」
「それは仕方がないわ。でも、昨日家に訪れたときに怪我のあとがあるから問い詰めて正解ね」
「現状あともう一手あればボロが出るかと思いますが……」
「そのためにはFクラスのお友達が優勝してくれないとね。さて、今後をどうするかだけど……まずはあの三年生を泳がした方がいいわね。あせると向こうもボロが出るはずよ」
竹内先生はのほほんと発言しながらもさすがに生徒に手を出されたと分かると目は笑っていなかった
「証拠を見つけたあとの三年はどうされるのですか?」
「学園長の事だから、
竹内先生はぶつぶつと言いながらも、教頭の行動に少し不審はあったそうだ。そしてやがて良い笑顔で……
「少し用事ができたから、学園長とお話ししてくるわね。その不良の件も教頭が裏を引いてるならこちらも出るところ出るまでだから」
竹内先生は良い笑顔で出ていったが、あれは間違いなく切れている…それも文月学園の生徒を傷つけた上に己の欲望のために大きな迷惑をかけた教頭に対してかなり怒っているな……
「まぁ、仕方あるまい。竹内先生はそういう人間を嫌うのだからな」
俺は納得しながら明久達のいる会場へと歩きながらも、もし本当に負けたらあの冗談な誓約を乗せてやる……
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