バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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Dクラス戦開幕と闘いに犠牲は付き物だ

昼休みに坂本との作戦会議を終えて、遂にDクラスとの戦争が始まった。戦場には明久と島田がひとつの隊を率いてDクラスへと攻めていた。そして、俺はというと坂本とDクラスに対抗するための作戦を立てていた

 

「まず、今回の作戦のメインは秘密兵器(姫路)の戦力を向こうに知られないように尚且つ、決定的な勝利をつけることが大事だな」

 

「あぁ、そのために明久と島田を前線に行ってくれてるがどこまでもつかだな。さて、現状を把握するためにムッツリーニに無線機で聞いてみるか。ヅラ聞いてくれ」

 

「ヅラではない、俺はスパイカーツラだ。ムッツリーニ、そちらの戦況はどうだ?」

 

俺はムッツリーニに通信機を繋げるとムッツリーニからの応答があった

 

《……島田が異常な怒りで明久に喋っている。それもきれいな目潰しをしていた》

 

「なるほどな。大方、あのバカは失言したのだろうな。だが、それ以外の情報はあるか?」

 

《……どうやら、うちのクラス一人が戦死したそうだが………》

 

「戦死したが、どうした?なにか問題があったのか?」

 

《試験召喚獣戦争で戦死した人間は補習される……鉄人に。それを見た明久達が撤退をする動き考えているみたいだ》

 

「横溝、いるな?これを明久に渡してこい」

 

ムッツリーニの報告に俺はこれは不味いと思うと、それを黙って聞いてた坂本が横溝を呼んで伝言らしき手紙を渡した

 

「坂本、何を書いたのだ?」

 

「逃げたら殺すと書いた」

 

《……明久が手紙を受けとると、鬼のような形相で突撃の指示を出していた》

 

「なるほどな。島田と明久は撤退をする可能性を考えてあんな脅迫をしたのか。ムッツリーニ、引き続き報告を頼む。万が一の時はわかってるな?」

 

《…了解》

 

この分なら当分は問題ないみたいだな。しかし、このままではじり貧な上に少しでも作戦が上手いこと進まなかったら厳しいぞ

 

「坂本、なぜ今回はムッツリーニや俺を戦場に出さなかった?この戦力では厳しいのを貴様が考えていないわけがない」

 

「1つはムッツリーニやお前を頼りすぎるとあいつらはきっとだらける。もう一つは、ヅラ。極力お前の得意科目を今後知られないようにするためだ」

 

「ヅラではない、桂だ。しかし、現状を考えればまだまだ厳しくないか?今うちの勢いは恐らく向こうに飲み込まれる危険があるぞ」

 

「代表!」

 

俺達がこの状況をどう打開するか考えていると、クラスの一人…須川がこちらに走ってきた。戦場で状況が悪化したのかと訳を聞くと……

 

「何?状況を打開するために、放送を流せだと?」

 

「あぁ、吉井隊長がそういっていたんだ!だが、どう流したらいいかわからず迷っているのだが、どうしたらいい?」

 

「明久にしてはいい案だが…そうだ!俺に提案があるが坂本はどうだ?」

 

「奇遇だな。俺も同じ意見かもしれないがいい案が思い浮かんだぞ?」

 

俺達はその内容をそれぞれ書いて伝言役のそいつに渡した。この状況を打開するためには仕方がない犠牲だ

 

「さて、坂本は何を書いた?俺は明久関係に書いたが?」

 

「ほう、やはり考えることは同じだな。俺も同じことように明久関係を書いてるぞ」

 

ピンポンパンポン♪

 

〈連絡致します。船越先生、船越先生〉

 

お、どうやら放送室についたそうだな。さて、明久よ……

 

〈吉井明久君が体育館裏で待っています。生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです。繰り返します、禁断の大事な話があるみたいです〉

 

「「ふ、俺達の勝利のために犠牲になってもらおう」」

 

そう、明久には俺達の勝利のためにささやかな犠牲になってもらおう。俺と坂本はお互いに力強くうなずいて敬礼した。因みになぜ船越先生かというと、ムッツリーニから不穏な動きがあると事前に聞いていたからだ。偽情報を流すなら中途半端なのよりもこれがいいと思った

 

「雄二、ヅラ。須川君はどこにいるか知らない?」

 

しばらくすると明久が血眼になってこちらに帰ってきた。どうやら、かなり頭に血が上っているみたいだな

 

「ヅラではない、桂だ。なんだ貴様、その手元にある包丁はまるで今から鉄人を仕留めにいくのか?」

 

「鉄人なんてあと!!今は須川君を仕留めることが優先だ!!」

 

「さらっといつかは鉄人を仕留める宣告をしてるな。それと………さっきの放送をあんな風に指示をしたのはこの俺達だ」

 

「貴様らぁぁぁぁ!!!」

 

明久はすかさず俺達に攻撃を放つ。しかし坂本は予想していたのか特に慌てずに言う

 

「あ、船越先生」

 

「くっ!!」

 

飛び込みながら攻撃をしょうとすると雄二が落ち着いてそう言うと明久は卓袱台を蹴散らし掃除用具入れに飛び込んだ

 

「空中で軌道を変えるとは器用なやつめ」

 

「さて、バカはほおっておいてそろそろ決着をつけるか」

 

「だな。坂本隊、桂隊、出陣だ!!いざ行け!!」

 

「「「「おぉぉぉ!」」」」

 

俺の指示と共に残っていたメンバー達はお叫びをあげながらDクラスへと走っていった。そして、俺はこの教室に出る前に……

 

「船越先生が来たのは嘘だ。バイビー!」

 

明久に真実を伝えると共に、俺は坂本と共に教室出ていった。その数秒後に明久が全速力で出ていったのを俺達は知らない

 

「Fクラスの坂本が出てきたぞ!!!!」

 

Dクラスの人間が叫んでいるのを聞こえたが、俺はもう一仕事があるので坂本と別行動を取っていた

 

「いいか、姫路。Dクラスの代表は男で平賀という人物だ。ほら、あそこにいる男だ」

 

「は、はい!」

 

裏ルートで姫路と合流して、俺は姫路に代表の最終確認を説明していた。この作戦の本来の狙いは……姫路が代表に声かけて奇襲することだ

 

「落ち着いていけ。なに、バックアップは俺がいる」

 

「ありがとうございます!ではいってみます!」

 

姫路が緊張しながらもDクラスの代表の方に歩いていった。そして、恐る恐る声かけると向こうはAクラスと勘違いしていたのか戸惑っていると姫路が勝負に申し込み、見事にDクラス代表の平賀を討ち取った……




ここまで読んでいただきありがとうございます!!
次回も宜しくお願いいたします!
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