雄二side
俺は先程、遊園地のキャラクターの着ぐるみしていた姫路に言われて、お化け屋敷へと向かっていた。そこにいくと、例のエセ外国人がそこに待っていた
「Oh.お化け屋敷ヘトキタノデスネ」
「あぁ、嫌々だがな」
「では、こちらにサインして下サーイ」
「ボールペンと紙……おい、これはなんだ?」
「ただの誓約書デス」
「それをしないといけないくらい、危ないのか?それはそれで面白そうではあるな」
俺は少しだけ楽しみをもってその紙を貰って書こうとすると……
1.私、坂本雄二は霧島翔子を妻として生涯愛し、苦楽を共にすることを誓います。また、婚礼の式場には如月グランドパークを利用することを誓います
2.どのような事態になろうとも、離縁しないことを誓います
3.もしも離縁した場合はシニマース
「…はい、雄二。実印」
「Oh.用意がいいですね!実印はそちらで用意してるのでしたら、朱肉はこちらが用意しますー」
「おい、ちょっと待て!」
俺は、たまらずこの誓約書からの流れに疑問をもって、はっきりと強く言うと、二人ともキョトンとしていたが、いやいや、これは俺だけが反応おかしいのか!?
「この、離縁した場合はシニマースって何だ!?そして、なんで朱肉や実印がある!?」
「……雄二がいつでも結婚できるようにお母さんから許可もらっている」
「貴様……!そして、お袋もこんなの許可出すな……!」
「冗談デース。誓約書はいいのでなかに入ってクダサーイ」
「……うん、冗談……一割は」
いやいや、待て!?今こいつは、不穏なことを言わなかったか!?俺はこれ以上問い詰めても俺が疲れるだけだから、問い詰めるのはやめよう……
「それデハ、邪魔になりそうなノデ、その大きなカバンをお預かりしマース」
「…お願い。あと、こぼれちゃうから、横にしないで欲しい」
「このカバンをですカ?わかりまシタ。気をつけマース」
その鞄の中に何が入ってるのかは気になるが、俺のそんな疑問の前に翔子は俺の腕を抱き締めて中へと歩いていった
「って、があぁぁぁ。普通に行くから腕を極めるなっ!肘がねじ切れる!」
本当にこいつは俺を生かして返さないつもりか!?腕がものすげぇ、痛いのだけど!?!そう思いながらも、幽霊屋敷の扉の前と歩いて、その扉は横開きの自動ドアでありながらも、電気が入っていないようで手動で開けるようになっていた
「……行くよ、雄二」
「はぁ……仕方ねぇ。行くか」
俺はもう腹をくくりながら少しだけこのお化け屋敷がどういう風にできているのか楽しみだと思い中へと入った
ヅラside
だから俺はヅラではなく、桂だ!!そう言いたいものの、今モニターで坂本の動きを見張っていたがやれやれあやつは本当に強情だな
《こちら、ブラボー01です。坂本さん達が中に入りました~》
「了解。引き続き、頼むぞ」
《了解です!必ず仕留めますー!》
係員からの連絡を受けた俺は計画通りに進んでいることを安堵していた。そして、俺の背後には真っ白なぬいぐるみがこちらに戻ってきたので俺は優しく声かけた
「ご苦労だった、エリザベス」
【あれでよかったの?っていうか、どうしたの?】
「いや、いつか本当のエリザベスが出てきそうだと思ってな。あぁ、もう楽にしていいぞ……」
エリザベスがこちらに戻ってきて俺と二人で会話していた。実はこのエリザベスの正体は幽霊ではなく……
「協力してくれて助かる、優子っちと岩下と菊入。お陰で奴はこちらのことを考える前に行動を起こしているからバレていないぞ」
「どういたしまして。真由美と私でぬいぐるみの用意をして、優子が入って、着ぐるみをやってくれたのは助かるわ」
「じゃんけん負けたしね。それにしても……このデサインは桂くんが?」
「うむ、こういう相棒ないればなぁと思ってな。しかし、協力して助かる」
俺は秀吉の姉の優子っちの疑問に、頷いて答えると共に岩下と真由美にお礼を行った
「桂から面白い話があると聞いたから、何かとんでもないことするんじゃないかなぁって気になるわよ」
「そうね。だって……噂では先輩を爆弾で脅したと言うから、何をするかこちらはわかったものではないわ」
「俺はそんなことをしない。さて……3人には普通のぬいぐるみでうろうろと子供達を楽しませてやってくれ」
「少し気になるのだけど、何で今回バイトできるの?」
「そこは都合と言うものと、人手が足りないから頼みたいと明久から聞いていたのでな」
バイトできるの?という理由には明久から頼まれていたのが理由と、明久が何を躍起になっているな理由を聞くと霧島と坂本を夫婦体験してほしいと……
「やれやれ、明久プランがどこまで通用するかだな。まぁ、危ない点をいくつか改善にしたから問題ないと思うがな」
「あ、そうだ。桂にも耳にいれてほしいのだけど……実はーー」
「………ふむ、なら警戒リスクをあげておこう。明久達にはあとで連絡いれるから優子っち達も警戒してくれ」
「「「了解!」」」
全く、どうやらこの如月ハイランドでも迷惑客はいるものなんだな……はぁ……明久のやつのお化け屋敷提案はうまくいくのか不安だがな?
《そういえば、霧島さんからなにか大きな荷物預かっていますがどうしましょうか?》
突如通信が入ってきたので、俺は先程の霧島が預けた荷物がどんなのかわからないから悩んでいると……
「それ、代表…霧島さんが出てきたら、それを渡してあげて」
「雄二っち?」
「そうね。それとこの後の予定をお昼御飯は二人の時間を与えた方がいいね」
「うん、遊園地でそれを持ってきている可能性は高いよね」
俺の疑問をよそに女性陣達は何かを察したのか、俺の代わりにスタッフに指令を出していた。スタッフは疑問に思っていたが、なにか考えあると理解して二人が出たらお昼時間を与えると了承してくれた
「本当に男どもは鈍感ね」
「俺達が鈍感?よく分からんが、仕事頼むぞ」
俺はその言葉に疑問を思いながらも、とりあえずは各自着ぐるみを着て本来の仕事をしてくれていた
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