バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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幽霊屋敷は心臓が悪い仕掛けするのが一番

あの訳がわからないやり取りのせいで、変に疲れながらも、お化け屋敷へと入った

 

「……ここのお化け屋敷はさっき係員に聞いたのだけど病院だったのを利用して廃墟へと変えたんだって」

 

「あぁ、そういえば言っていたな。しかし、こう以前の病院をこうもスリル満点の廃墟へと変えるとは、普通に凄いな」

 

「……うん、でも少し怖い」

 

「こういうのに怖がらないおまえが怯えるなんて珍しいな」

 

「……うん」

 

こいつはあんまりホラーなのは怖くないし、俺を拉致して八時間の恐ろしい映画を平気で見せるくらいメンタル強いのだが、どうやらここは翔子でも怖く感じたか

 

バン!

 

「…っ!」

 

「落ち着け、壁に思いきり叩いただけの音だ」

 

「…うん、少し音大きくってビックリした」

 

「まぁ、俺も少しビックリしたからな。しかし、ずいぶん古典的な脅しだな」

 

確かに大きな音を出されると俺でも驚くが、これは古典的な手で驚きはするも、慣れればどうしたことない

 

「ん?」

 

「放送?」

 

俺達は病院の階段に上がると、放送が突如流れてきた。俺は何故、お化け屋敷なのに放送がと思いながら聞いていた

 

《皆さん、この病院の都市伝説を知っていますか?この病院には実は地下にいくと恐ろしいのがあります》

 

「地下に?そういえば、俺達は今地下に向かっているよな?」

 

「…うん、順路って書いてある通りに歩いてる」

 

「まぁ、いいか。それにこの放送はまるで今から怖い話をするみたいだな」

 

そこの地下には……夜な夜な鳴き声がするのです。しかし、誰もいないはずなのにいったいなんの鳴き声かと一人の関係者がそこへと歩きにいきました……》

 

この話ってたしか、慰安室にいくと赤ちゃんの鳴き声がすると言う話だったような気がするな……。俺達はその放送を聞きながら地下のドアへと近づいていった

 

一人の関係者は、最初はそれは噂だろうと思いましたが、地下へ近づくとだんだん恐ろしく感じて来ました……》

 

「へぇ、なんか霊感があったのか?」

 

「……霊感?」

 

「あぁ、たまに本当に霊感が強い人が鳥肌たったり独特の雰囲気を感じたりするんだとよ」

 

《男は歩く度にだんだん息苦しく感じました……。その原因が、きっとこの地下の奥にあると信じて扉付近へと歩いた》

 

俺達も扉付近になると放送が止まり、続きがきになるがこれを聞こうには、ドアを開けないと行けないと言うことか?

 

「……二人でドアを開けないと開かない?」

 

「なんだその変な仕組みは…。まぁ、人か何かが出てくるのかもしれないが…とりあえず開けるか」

 

俺はこの仕掛けの意味がわからないがとりあえず開けないとわからねぇなとおもい、二人で開けると、そこには……

 

《“翔子結婚しょう”と、大きな声で叫んでいたのです。スタッフは驚きはするもそれは愛のある台詞なのだと理解しました。めでたし、めでたし》

 

「ふざけるな!?!一番恐ろしい仕掛けをするな!!それにめでたし、めでたし……じゃねぇよ!?!」

 

「……雄二……」

 

「まてまて、これは誰かが俺の声を真似してるだけだ!俺にその気持ちはない!!!」

 

「…結婚式はここであげよう」

 

「するか!?」

 

あいつら恐ろしい仕掛けをしてくれたな!?俺の人生をBadendにするつもりか!?そんなやりとりをしながらもまだ順路は続いていたので俺達は二階へと上がった

 

「くそ……とんでもない汗かいたぜ……」

 

「……残念、あれが本当の声ならいつでもお父さんに聞かせるのに」

 

「お父さんって貴様……!」

 

俺は疲れたと言わんばかりにため息するし、こいつはこいつで恐ろしいことを言っていた。そんな、俺達は少し進んだ廊下で何かの演出が顔を出した

 

《―――じの方が――――――よりも―――――》

 

冷たい風に乗ってかすかにに聞こえる声は、ふむ……怨嗟の声の演出か? 

 

「……あれ、この声、雄二?」 

 

「ん、そうなのか?っていうか、先のも俺の声をしていたのに、ずいぶんワンパターンだな……」 

 

どうやら、先程の俺に似た声も秀吉に声真似でもさせたのだろうな……。まぁ、確かに自分の声が聞こえてくるなんて怖いといえば怖いが、あいつらにしては普通の演出だと……

 

《姫路の方が翔子より好みだな。胸も大きいしスタイルもいいし、可愛いし、抱き締めたい…》 

 

「………雄二……覚悟、できてる?」 

 

「怖ぇっ!翔子が般若のような形相になりやがった!!確かにこれはスリル満点の演出だ!っていうか、あいつらが手を引いている可能性を考えたら普通の演出期待するのが間違えだった!」 

 

なんて、恐ろしいことを考えてるんだあいつら!まさか俺を生かしてここから出さないつもりか!?

 

《あ、でも……》 

 

「翔子よく聞け!きっと、このあとの台詞は違うはずだから!!」

 

「……本当?」

 

《やっぱり、俺は高橋先生でもありだな》

 

「……雄二、やっぱり覚悟いい?」

 

「絶対これ手を引いてるのはヅラだなぁ!!!後明久も絡んでるな!!!」

 

俺が叫んでいると何やら後ろで音がしたのでこのチャンスを逃すまいと翔子に呼び掛けた

 

「翔子!何か出てきたぞ!」 

 

「……気がきいてる。ありがとう」 

 

俺が声した方向に翔子は振り向くとそこには釘バットが……釘バット!?!

 

「……軽いし、質量感もある……これならお仕置きで使える」

 

「畜生っ!よりにもよって処刑道具まで用意してくるとは!全く趣旨は違うが最強に恐ろしいお化け屋敷だ!」

 

すると、翔子の後ろからドアが開いて出てきたのは……

 

「「「「処刑……処刑、処刑!!!」」」」

 

「FFF団か!?くそが、なんでいやがる!!」

 

「……逃がさない、雄二」

 

「ふざけるなぁ!!こんなところで……死んでたまるかぁあぁぁ!」

 

本当に史上最強の恐ろしいお化け屋敷だと俺は心の中で刻み込んだ……その後どうなったかは想像に任せる……




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