バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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手作りは愛情を込めて

俺は、なんとか命がけの逃走を無事に乗り越えてよろよろと幽霊屋敷の外へと出ていった……。あんな、恐ろしい幽霊屋敷を考えたあいつらの神経がわからねえ!!

 

「お疲れサマでシタ。どうでシたカ?結婚したくなりまシタか?」

 

「あんなので結婚したくなるか!?俺を殺す気か!?!」

 

「おや、オカしいデスね?危機的状況に陥っタ二人の男女ハ、強い絆デ結ばれルという話なのデスが……」

 

「それは、襲い来る危機が結ばれるべき相手自身でなければそうなるかもしれないが……やる相手を間違えている上に俺を殺す気か……はぁ……」

 

「……そろそろお昼」

 

あのエセ外国人に説得をしていると、お昼の時間だと言われた。俺は翔子に言われて、時計を見ると確かにその時間だし腹が減ったな

 

「……あの、あの、私のバッグを」

 

「Oh.それでした、特等席でお昼ご飯を用意させていただきますが……どうしました?」

 

「……その、わたしのバックをお願いしたいの」

 

「分かりました。席は用意しておきます」

 

翔子はエセ外国人に耳打ちをすると、その外国人は流暢に喋っていた。やはり、エセ野郎だろう!?エセ野郎に、食事するところを案内されるとそこには小洒落たレストランが見えてきた

 

「はい、バックデスゥ」

 

「……ありがとう」

 

エセ野郎は翔子に幽霊屋敷入る前に渡されたのをきちんと返しながら、翔子は嬉しそうに笑っていた。しかし、似非野郎が案内したのはパーティー会場のような広間で、そこら中に丸テーブルが設置されており、前方にはステージとテーブルが用意されている

 

「この雰囲気というより、この空間まるで……クイズ会場かよ」

 

「……雄二、今日は遊園地いくと決めて頑張って用意したものがあるの」

 

「ほぼ脅迫に近かったがな……ん?」

 

翔子の言葉に俺は疲れたため息をつきながら、言うと翔子は鞄から大きな弁当箱を取り出していた

 

「……雄二に食べてほしくって」

 

「(ん、よくよく見ればこいつの指所々傷があるじゃねぇか……まさか、こいつ今日のために料理を……)わかったよ、何を作ってくれたんだ?言っておくが、俺は評価に厳しいぞ」

 

「……!うん!」

 

翔子は俺の言葉に嬉しそうに笑い、弁当箱を開けるとそこには高級と思われるお肉がのせられていたり、鞄の中から水筒みたいなのを取り出して……

 

「し、翔子……この水筒みたいなのはなんだ?」

 

「…これはお父さんの会社関係で作っている商品の保湿水筒みたいななので……」

 

「お味噌汁……だと!?しかも、いい匂いがする!?」

 

「……頑張った。ちなみにお肉はA5のを用意した」

 

「それはお弁当と言うレベル越えているよな!?!」

 

時々こいつの概念はどういう風にできているのかすげぇ気になるが、そこは触れないでおこう。きにすると、俺が疲れると言うことだけはしっかり学んだからな

 

「……いただきます」

 

「頂きます」

 

俺と翔子は頂きますの言葉を言うと共に恐る恐るこいつの作ったのを手に出した。ここまでしっかりとしてるから大丈夫だと思うが……姫路のケースもあるからな……

 

「(えぇい、せっかくこいつが頑張って作ったのだから食べてねぇとな!)あむ……!」

 

俺は覚悟を決めて食べると……その味は本当に美味しく、夢の世界へとつれていかれた……。この旨味とこくがあるのはなんだ!?

 

「翔子、うまいぞ!これは本当に驚いた!!」

 

「……よかった。実は、美波と瑞希と律子と優子と真由美とで色々美味しく作れる勉強をしていたの」

 

「(あの姫路もか!?)そ、そうか……」 

 

「材料はみんなで選んで、味付けは律子と私とで材料を買ってくれたのは優子と真由美。美波と瑞希は食べ物を切ってくれた」

 

な、なるほど!しかし、味付けは岩下と言うのはさすが店やっているだけの事があって厳しく色々教えてくれたのだな!

 

「……ちなみに愛子は水泳で予定が合わなかったのと、お肉はA5のを用意したと言うとみんなは慎重にどういう料理するか考えていた」

 

「だろうな」

 

しかし、その話を聞けばもう姫路の料理もきっと問題ないのだろうな……。いや、まてまて、姫路だからそう簡単に改善はしないだろう。まぁ、その後は美味しくお昼ご飯はいただいたとだけ伝えておこう…

 

《さぁ!!皆様、本日は如月グランドパークのプレオープンイベントにご参加いただき、誠にありがとうございます》

 

《本日は、お集まりくださりありがとうございます!!》

 

俺が安堵していると、突如ライトが落ちて会場に大きくアナウンスの声が響き渡った。声からして桂と明久だという事がすぐにわかった

 

「やはり、あの野郎たちが今回絡んでいたな!!」

 

「……この声は吉井と桂?」

 

このまま無事に終わったらどれだけ幸せだと思ったか……!あんだけの仕掛けをしていたらそりゃあまだ終わらねぇよな!!

 

《なんと、本日ですが、この会場には結婚を前提としてお付き合いを始めようとしている高校生のカップルがいらっしゃっているのです》

 

《なんと!それは随分と、幸せな話ですね!!そこで、如月グループとしてはそんなお二人を応援する為の催しを企画させてきました。題して【如月グランドパークウエディング体験】プレゼントクイズ!》

 

「あの野郎達は何を恐ろしいことを!?」

 

「如月グランドパークウエディング体験……!」

 

俺はあいつら二人のその言葉に震えていると、翔子はついにそれを知ってしまい目を輝かせていた

 

《本企画の内容は至ってシンプル。こちらの出題するクイズに答えて頂き、見事5問正解したら弊社が提供する最高級のウエディングプランを体験して頂けるというものです!》

 

《凄いクイズですね!もちろん、ご本人様の希望によってはそのまま入籍ということでも問題ありませんが、私どもとしては仮に失敗しても入籍してほしいですね》

 

大問題だ!!特に、明久の野郎はとんでもなく恐ろしいことを言いやがったな!?俺の人生をなんだと思ってやがる!!

 

《それでは、坂本雄二さん&霧島翔子さん!前方のステージへとお進み下さい!》

 

「……頑張る……いくよ、雄二」

 

「まて!?そういったものはだな、きちんと双方の合意の下に痛だだだだだっ!腕がねじれるぅぅ!!」

 

本当にこいつらは恐ろしいのしか考えないのか!?俺に優しさはないのか!?俺に平和な明日が訪れるのか!?

 




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