バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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クイズは常識がないと良い問題が出せないもの

俺と翔子はあのバカどもの策略により、クイズのステージへと立っていた。本当にこいつらは俺を生かして返さぬつもりか!?

 

《さて、ツーさん。先程のクイズの説威名をもう一度教えてあげてください!》

 

《はい、ヨーさん。あと、ツーさんではなくヅラだ!ではなく、ツーさんでいいです。では、クイズの説明にうつりたいと思います!》

 

1.5つの問題をこれから出します。2つの問題を二人でしっかり考えて答えてあげてください

2.5つの問題をクリアすると弊社が提供する最高級のウエディングプランを体験して頂ける

3.仮にクイズが失敗しても入籍は可能である

 

《以上、3つのルールとなっています!もちろん終えた後の入籍もありですよ!》

 

仮にクイズを失敗しても入籍あり…じゃねぇよ!!この大ボケやろう!!とんでもなく恐ろしくいうな!!あと、ヅラは隠すならもっとそのツッコミ癖を直せ!!

 

「…なんか疲れている、雄二?」

 

「あぁ、このワケわからん状況とバカの考えていることがわからないと言う気持ちだよ…」

 

「?」

 

あいつらも大概だが、翔子もかなり振り回していると言うことも原因だがな。尤も連中や翔子にその自覚はあるのかどうかだな……

 

《それでは【如月グランドパークウエディング】プレゼントクイズを始めます!尚、問題を聞いて理解した場合は、その間のボタンを押してください!》

 

「(こうなったらわざと間違えるしかねぇ!!だが、最初に間違えると不審に思われるから正解したるか)来るならこい……!」

 

《では、問題です!楽市楽座や関生の撤廃を行い、商工業や経済の発展を促したのは誰でしょうか?》

 

「織田信長」

 

俺がそう答えると、ヅラは正解!!という音声ボタンを押して回りは拍手が起きていた。翔子は驚いたようにこちらを見ていた

 

「……雄二……」

 

「どうせ、やるなら真剣にだ。どうせ、ここでごねてもお前は逃がさないだろ」

 

「…もちろん。でも真剣になって嬉しい」

 

「は、離れろ!暑いから!!(なんてな、そう思わせとけば次に間違えたらこいつも諦めるだろ!!)」

 

そう!こうなれば次に間違えても回りは不審に思わないし、こいつも諦めるだろう!!

 

《さぁ、次の問題です!ヨーさん、お願いします!》

 

「……答えてみせる!」

 

「そうだな、俺も負けないぞ(さぁ、どんな問題でも間違えて見せるぞ!)」

 

《坂本雄二さんと翔子さんの結婚記念日はいつでしょうかっ?》

 

「……は?!(問題の意図がわからねぇ!?!どういう答えを求めているのだ!?)」

 

いま明久から出された問題の意図がわからずに困惑していると翔子が回答ボタンをおしてしまった

 

「しまった!?」

 

「……毎日が記念日」

 

「やめてくれ翔子!恥ずかしさのあまり死んでしまいそうだ!っていうか、それが正解になるわけ……」

 

《お見事!正解です!》

 

「正解になるのかよ!?!!」

 

おい、こら!こんなのが正解になるなんて、恐ろしすぎるだろ!?まさか、これは出来レースかっ!

 

《第3問!お二人の結婚式はどちらで挙げられるでしょうかっ?》

 

「……だからなんだ!?この問題!!!」

 

「…結婚式は……」

 

「だから、翔子もさらっ答えるな!?どう考えてもこの問題おかしいと考えろよ!?!えぇい、鯖の味噌!!」

 

とにかく、こう答えたらいくらなんで答えは不正解になるはずだ!!!俺はそう信じて、自信満々に答えると……

 

《正解!!》

 

「なん……だと……!?」

 

《2人の挙式は当園にある如月グランドホテル・鳳凰の間、別名【紗馬野美蘇仁(さばのみそに)】で行われる予定です!》

 

「てめぇら、絶対にそれは後付け設定だろ!?いくら、なんでもそれは無理矢理だろ!?」

 

《第4問!お2人の出会いはどこでしょうかっ?》

 

く、あくまでも問答を押しきるつもりか!!それならばこちらももっとわざと間違えて結婚のフラグを回避してやる!!

 

「よーー」

 

「…させない」

 

「ぎゃあぁぁぁ!?目が、目がぁっ!?」

 

《はい、回答をどうぞ!》

 

「小学生」

 

《正解、正解っ!お2人は小学校からの長い付き合いで今日の結婚までに至るという、なんとも仲睦まじいカップルなのです!》

 

今、俺が目を突かれたのは見えてないのか!?どこをどう見たら仲睦まじいという言葉が出てくるんだ!そして、ものすごく目がいたい!!

 

「うぅ、目が……」

 

「……大丈夫?」

 

「これで大丈夫と思うなら本当に精神科いけ……本当に痛いぞ、これ……っていうか、やった本人が言えることか……」

 

俺はよろよろと立ち上がりながら翔子にクレームをいった。この痛みはいずれ明久とヅラにやれば、俺の痛みもわかるはずだ!

 

《では、最終問題です!》

 

《ヨーさんの問題を解くと、「ちょっとおかしくな~い?アタシらも結婚する予定なのに、どうしてコーコーセーだけがトクベツ扱いなワケ~?」……は?》

 

ヅラが気分よく話していると、不愉快な口調が聞こえたのでその場の全員が声の主を探ると、彼らは呼ばれてもいないのにステージのすぐ近くまで歩み寄ってきていた

 

《お客様、イベント中なのでどうか退席していただけませんでしょうか?》

 

「あぁっ!?グダグダうるせーんだよ!オレたちゃオキャクサマだぞコルァ!」

 

「アタシらもウェディング体験ってヤツ、やってみたいんだけど~?」

 

《あのそのー》

 

《申し訳ございません、不細工なお二人では無理なので。また、特別企画でそういうのがあるので不細工で常識がないお客様なお二人のお客様には対象とされていません》

 

明久がどう対応しようかと悩んでいると、ヅラが笑顔でとんとんと対応していたが、あれは軽く切れているな。ヅラは普段はあれだがこういう常識のない手合いは大嫌いだからな

 

「てめぇ、オキャクサンにたいして失礼じゃねぇか!?あん!?」

 

「そーそー、オキャクサンは神様だよー」

 

《お客様は神様だから、何をしても良いという訳ではございません。ましてや、こういう常識のない行動をされては周りのお客様にも迷惑かけているのですから、お客様として扱うには難しいですね》

 

「なんだと!?オレたちもクイズに参加してやるって言ってんだボケが!」

 

「うんうんっ!じゃあ、こうしよーよ!アタシらがあの二人に問題出すから、答えられたらあの二人の勝ち、間違えたらアタシらの勝ちってコトでーー」

 

《お客様、警告します。これ以上妨害されるのはご迷惑です。ですが、問題を出すのでしたらひとつ警告します。あまりにも常識のない問題でしたら…落ちてもらいます》

 

ヅラが冷たくそういうと、男達は一瞬怯むもプライドだけは高いのか問題を出そうとしていた

 

「はっ、なら問題だ!」

 

「(めんどくさい輩だが、こういうのにはチャンスだ!!わざと間違えれば回避できる!!)」

 

「ヨーロッパの首都はどこだか答えろっ!」

 

「「「「「…………………は?」」」」」

 

あまりにも不可解で常識がない問題を出されて俺達やアワアワしていたお客さん達が固まっていた。たしか、ヨーロッパは国というカテゴリーに属していたことは一度もないのだから。その首都を答えるなんて不可能だ

 

「おら!?答えれねぇのか!?あ?」

 

《……はい、問題だしたお客様の常識がないと思う方は全員ボタンを押してください》

 

ヅラがそういった瞬間、会場にいる人たちが全員ボタンを押したと思われて……

 

「「え……」」

 

チンピラバカカップルのいたところには穴が開いたのだ。そして、そのカップルは状況わからず落ちていったのだ

 

「おい、こら!!こいつら答えられなかっただろ!?オレたちの勝ちじゃねぇかコルァ!」 

 

「マジありえなくない!?この司会バカなんじゃないの!?」

 

「ねーねー、お兄ちゃん。この答えをいっていい?」

 

《どうぞ》

 

チンピラバカカップルが穴の奥から怒鳴っていると、会場にはいつのまにか島田の妹の葉月がこちらにやって来たので、ヅラがマイクを貸してあげた

 

「えっとね、この問題ですが、ヨーロッパは、国じゃないから、首都はないんですよ」

 

「「っ!?」」

 

《あまりにも常識のない問題でしたら…落ちてもらいますと言いましたので、こんな常識ない問題は初めてです。では、ヨーさん》

 

《あ、はい!坂本雄二さん、翔子さん。おめでとうございます。【如月グランドパークウエディング体験】をプレゼントいたします!》

 

《なお、常識のないお客様お二人は、梯子をおいたので頑張って上がってください。小さい子でも笑ってしまう問題ありがとうございます》

 

ヅラが呆れるように指摘するとともに、葉月の指摘にチンピラバカカップルが恥ずかしそうに穴から出てきて舌打ちをしながら此方を睨んでいたがあまり怖くねぇな。そして、同時に俺の死のカウントダウンが始まった…




ここまで読んでいただきありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
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