バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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プール掃除の交渉

鉄人に捕まり反省文を書かされた俺達は、後日、プール掃除をしろと命じられた……。おのれぇ、自分達が掃除するのが嫌だから俺達に命じたな!!

 

「ーということがあった。本当にひどい目に遭ったよ」

 

週明けの教室、朝のHRが始まるまでの時間にいつものメンバーで卓袱台を囲い、昨夜の降りかかった不幸についての説明をしているのだ

 

「ったく、お陰で反省文を書かされるはめになるとはな」

 

「そもそも、鉄人があの時間にいることが予想外だったな」

 

「いや、お主達が何故その発想至ったかはもう突っ込まぬからの?しかし、お主達災難じゃったのぅ……」

 

「……プール掃除は重労働」

 

秀吉は同情、ムッツリーニは憐れむように明久の隣で、ボソリと呟いた。まぁ、確かにあの作業は優しくない労働だな

 

「ムッツリーニの言う通りだよねー。あんな広い所を掃除なんて、何か褒美が欲しい位だよ」 

 

「褒美という程じゃないが、『掃除をするのならプールを自由に使っても良い』と鉄人に言われたぞ?」

 

「そういえば、そうだったな。そうなると、3人だけでは寂しいから、秀吉とムッツリーニも、今週末にプールに来ないか?」

 

「そうだね、折角の貸しきりだからね」

 

俺達の言葉にムッツリーニは頷こうとしていたが、坂本が悪い顔でムッツリーニに条件つけた

 

「ただし掃除を手伝ってもらうけどな」 

 

「……!?」 

 

さっきの雄二の一言で動きが止まった。重労働な仕事をしてまでしたいかというと逆の立場なら間違いなく躊躇するが……

 

「ちなみに、姫路と島田にも声をかけるつもりだ」

 

「……ブラシと洗剤を用意しておけ」

 

「やはり、本能が勝るか」

 

「貸し切りのプールなぞ、こんな時でなければ中々体験できんじゃろうし、相伴させてもらうかの。無論、ワシも掃除を手伝おう」 

 

「え、いいの?」

 

「うむ!お安いご用じゃ!」

 

これで俺達を含めて5人の重労働が確定した。まぁ、まだ人数が多ければ問題はあるまい

 

「そうと決まれば女子も呼ばないとな。おーい、姫路と島田」

 

「はい?」

 

「どうしたの、坂本」

 

「2人とも今週末は暇か?学校のプールを貸し切りで使えるんだけど良かったらどうだ?」 

 

「「え……?」」

 

坂本の言葉に姫路と島田の笑顔が固まってしまった。どうやら二人の言葉にはプールと言う言葉がなにか何か感じたかもしれない

 

「あ、何か予定があったのかな……?だとしたら、無理にとは言わないけど……」

 

「い、いや、別に予定はないんだけど。その、どうしようかな……?プールって言うと、やっぱり水着だし……」 

 

「そ、そうですよね。水着ですよね……その、えっと………」

 

「まぁ、女性特有の悩みあるかもしれないが、先に言っておくと秀吉は来るぞ。明久に水着を見せにな」  

 

「なっ!?ずるいわよ秀吉!!自分は自信があるからって!」 

 

「そ………そうですっ!木下君はずるいです!」

 

「うむ??おぬしらは何を言っておるのじゃ?そして、なんでワシが怒られんと駄目なのじゃ?」 

 

まぁ、秀吉って男の娘と言われているが優子っちとの双子と言うのもあって、スタイルは女子受けがいいというか……

 

「まぁ、無理にとは言わないが……」

 

「い、行くわよ!!その、色々と準備をしないとだけど……」

 

「そ、そうですね!準備しないとダメですよね……」

 

なにやら複雑そうな顔をしつつ、2人は一応肯定の意を示したようだ。これで7人プールいくことになるが、坂本が決心したように顔あげていた

 

「よし……あとは翔子を呼ぼうと思う」

 

「珍しいね。今までは嫌がっていたのに」

 

「ふ……明久。呼ばなかったら俺の身がどうなると思う」

 

「……ごめん」

 

坂本が明久の肩を叩いて悲哀を漂わせて問いかけると、明久も何か察したのか悲しそうに謝っていた

 

「あ、ねぇ。坂本に聞きたいのだけど、他の面子誘っていい?」

 

「ん、まぁいいが、誰を誘うのだ?」

 

「律子と真由美と優子。この間のバイトのお手伝いのお礼をと思ってね」

 

「ねぇ、人数多くならない?」

 

「大丈夫だろ、逆に人数多い方が早く終わるだろ」

 

明久の心配に坂本は人数が多ければ多いほど助かると言っていた。まぁ、確かにあの重労働がどうにかなるのなら、それはいいことだろう

 

「よし、全員オッケーだな。んじゃ、土曜の朝10時に校門前で待ち合わせだ、水着とタオルを忘れるなよ」

 

「OK。しかし……」

 

「どうした、ヅラ?」

 

「ヅラではない桂だ。坂本と明久はその日までに鉄人の補習もあるのだろ?こうなってはお前達も大変ではないか」

 

「「………………あ………」」

 

こいつらはどうやら、本当に鉄人の補習という存在は忘れていたみたいだな。あ、知らない人は※50話の『処分下されたのは……』を見てくれ!二人とも結局それを思い出してその日は悲しそうに過ごしていた……

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
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