バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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プール対決と血まみれ

俺達は第一回最速王者決定戦のため、各自ストレッチを整えていた。やるからには勝つためではなく、姫路のあの手料理から生き延びるためだ

 

「そういえば、泳ぎに指定はある?」

 

「うん、どういうこと?」

 

工藤愛子の質問に明久は疑問を思い浮かんでいたが、そういえばこいつはバカだったからルール知らないな……

 

「水泳の大会で、いろいろな型があるだろ?たとえば、クロール、平泳ぎ、背泳ぎとかあるだろ?」

 

「あ、そういうこと」

 

「うん、だから聞いてるの」

 

「うーん、基本は自由形でいいと思うよ」

 

「OKー、審判は任せてね」

 

明久は工藤愛子の質問に答えると向こうは、ウィンクして了承してくれた。さて、それをされた明久は顔少し真っ赤にしていたのをみて、後ろでは少し怒りのオーラが感じた

 

「さて、他の連中は……?」

 

「…雄二、やるからには一位を目指して」

 

「当たり前だ」

 

「……もし負けたら」

 

「負けたら、なんだ?(どうせ、こいつの出してくる条件の予想では婚姻届とかだろうな。さすがに、何回もされていたら予想できる……)」

 

「……負けたら、婚姻届を書いたのをお父さんお母さんに見せる

 

ふざけるぁ!?!よりにも、よって自分の親に見せるとか俺を殺す気か!?しかも書いた覚えがねぇよ!?」

 

「…大丈夫。雄二のお母さん達にも見せるから」

 

「何一つ大丈夫な要素なねぇ!!」

 

なんだ、いつもの坂本が霧島に尻敷かれている状況ならなに一つ心配なことはないな。ムッツリーニは輸血を終えてもよろよろと起き上がって屈伸運動してるな

 

「秀吉」

 

「なんじゃ、姉上」

 

「わかっていると思うけど……やるからには負けるの許さないからね」

 

「な、なぜ姉上が燃えているのじゃ?!」

 

「あんたが、負けると私も弱いと思われるかもしれないからよ」

 

「ははは、姉上は普段は猫を被っている上に……あ、姉上……そこは曲がらないのじゃが……?」

 

「はーい、しっかり屈伸運動しましょうねー」

 

いだだだただだだだだ!?!!

 

「ゆ、優子!?それはさすがに体痛むよ!?!」

 

秀吉の柔軟を姉の優子っちが付き合っているが、かなりスパルタにやっているな……。菊入は柔軟もう少し優しくと言っているが、姉にして見たら負けるのを見たくないのだろうな

 

「やれやれ……やるからには勝つぞ(命懸けてでも今回は乗り越えたい!!)」

 

「何故かしら?背中に悲しみが見えるのは……」

 

俺も覚悟を決めて屈伸運動や柔軟してる後ろでは岩下が疑問を呈していたが、そこまで今は答えてあげる余裕はない!!

 

「よーし、そろそろ始めようよ」

 

工藤愛子の呼び掛けにそれぞれのスタート地点に立っていた。それぞれが覚悟を決めた顔でスタートラインに立って睨みあっていた

 

「(いつもなら入る前に妨害をしたいが、人数が多すぎてできない!く、泳ぎながら雄二を妨害するしかない!)皆、分かっているね?」

 

「(く、負けたら翔子の手によって俺の人生が……俺の自由を奪われるわけにはいかない!!)入る前に妨害なんてなしな」

 

「(恐らく、二人が勝手に潰しあってくれる…なら、桂だけを注意)……クリーンに」

 

「(姉上の前で無様に敗北したらワシはどうなるやら……)やるからには正々堂々と!!」

 

「潰しあいます!!」

 

「「「「「おい!?」」」」」

 

「冗談だ」

 

それぞれが覚悟を決めながら叫ぶように話していて、おれが潰しあいます!!と宣言すると全員から突っ込まれたが、冗談に決まっているだろ …一割は

 

「じゃあ位置について……よーい…」

 

「「「「「(まだ死にたくない!!)」」」」」

 

スタート!!

 

工藤愛子の言葉に俺達は全員プールへと飛び込んでいた。珍しく入ってるときに明久達から妨害がなかったな……む?

 

「ごぼごぼ!?(なにか重りが感じると思ったら………明久、貴様が何かしたな!?)」

 

「ーー(悪いね……。勝つために、細い糸で君のズボンをひっかけていたのさ!)」

 

「(く!泳いでいて、こいつをとりたいが、それをしている間に……!)」

 

「(あー楽チン……!?)」

 

俺のズボンに、なにか引っ掛かりを感じて横を見ていると明久がどや顔で俺のズボンに引っ掻けていたと判明した。明久は優越を浸ろうとしていると明久の方にも違和感を感じて後ろを見ると…_

 

「ーーー(漁夫の利だな。俺もお前と同じ考えでズボンに糸を引っ掻けていた……いまなら、お前達二人にズボンを下ろせる!)」

 

「ーー(雄二、きさまぁぁ!!)」

 

「(俺はまだ死にたくない!!だから、犠牲になれ!!)」

 

「ーー(なるほど、二人がそうくるなら……)」

 

「(おしりからなにかを取り出して……ば、ばくだん!?)」

 

「(水中爆弾だ。威力は抜群で貴様らを空に舞ってやる!!)」

 

「「(人殺し!最低だ!!!)」」

 

「(貴様らの方が最低だろ!!)」

 

俺達は泳ぎながら睨みあっていると……

 

「お、優子の弟君とムッツリーニ君がターンをしたみたい!」

 

「吉井くん達が予想以上に遅れているわね」

 

「秀吉!そのまま勝ちなさい!!」

 

「「「(なにぃぃぃ!?)」」」

 

俺達はいつのまにか先にいかれていることにわかり、同盟を結ぶことにした。秀吉の方には明久がムッツリーニの方には俺と坂本が妨害をすることに……

 

「……!?」

 

「「(お前だけ幸せに逃げ切らせない!!)」」

 

「な、何じゃ明久!?お主は隣じゃろう!?というか、どうやって追い付いたのじゃ!?」 

 

「ダメだよ秀吉!ここは通さない!」 

 

「くっ!明久、離すのじゃ!」 

 

「逃がすもんかぁぁあっ!!」

 

俺達はムッツリーニを妨害をしているよそに明久が必死に秀吉を妨害していた。よし、隙を見てターンして勝つチャンスを……

 

「……あれ、なんだろう?」

 

「「「「え?」」」」

 

明久が突然戸惑う声になりさっきまで必死に妨害していた俺達は明久の方を見るとなにやら、パーカーをとっていた……

 

「あ、明久君!?なにしてるのですか!?」

 

「それ、秀吉の着ていたパーカーよ!?!」

 

「「「「え!?」」」」

 

「んむ?そう言えば胸元が涼しいのう……服がいつの間にとれていたのじゃ?」

 

「………死してなお、一片の悔いなしっ……!

 

「「ムッツリーニ!?!!」」

 

パーカーを脱いでしまった秀吉をみて、ムッツリーニを中心に朱に染まっていく水面…そして、沈んでいくのをみて俺と坂本は慌てていた

 

「きゃぁっ!土屋君が大変な事に!?血がものすごい勢いで出てるわ!?」 

 

「不味いわ!!!吉井君は早く木下君に水着を返してあげて!!律子は、私と一緒に輸血用のを!」

 

「了解!!吉井君、早くして!!」 

 

「わ、わかった!」

 

ムッツリーニを中心に血の海になりかけているのをみて女子達は大慌てで動いていた。そして、島田が秀吉にさけんでいた

 

「き、木下っ!早く胸を隠しなさい!土屋の血が止まらないから!」 

 

「イヤじゃっ!ワシは男なのじゃ!胸を隠す必要はないのじゃ!」 

 

「秀吉、ごちゃごちゃ言わない!!着なさい!吉井君はあとで折檻よ!」

 

「姉上まで!?!なんでじゃ!?」

 

「さらっと折檻宣言!?」

 

「秀吉、早く着ないと……お姉ちゃんあなたに、何をしてしまうかわからないわ……」

 

「わ、わかったのじゃ……」

 

秀吉がごねているのを姉の優子っちが低く秀吉に言うと急いで明久からパーカーをもらっていた

 

「死ぬな、ムッツリーニ!」

 

「…雄二、愛子が119番しといた」

 

「ナイス!!」

 

「……ここで……死ねぬなら本望……」

 

「「死ぬなぁぁあぁあ!?!」」

 

結局、ムッツリーニは何度も峠を迎えているが、あのあとはなんとか命をとり納めた……

 

 

ムッツリーニ血の海事件はなんとか乗り越えて、俺達は週明けの朝に鉄人に呼び止められた

 

「吉井、坂本、桂。ちょっと聞きたいことがある」  

 

「黙秘します」 

 

「言う事なんて何1つない」

 

「話すのを断ります」

 

「どうして……どうして掃除を命じた筈なのにプールが血で汚れるんだ!?鉄拳をくれてやるから、生活指導室で詳しい話を聞かせろ!!」  

 

鉄人は怒りのオーラを出しながら俺たちに言うが俺達からしてみたらかなりの心外と言わんばかりの話だ!!

 

「説教なんて冗談じゃねぇ!むしろ死人を出さなかったことを褒めてもらいたい位だ!」  

 

「そうですよ!本当に危ないところだったんですからね!」

 

「この文月学園で殺人事件を防いだことに誉めてほしいくらいだ!!」

  

「黙れ!お前達の日本語はさっぱりわからん!!」 

 

「この暴力教師め!ええぃ、逃げるぞ明久、ヅラ!」 

 

「「了解!」」

 

「貴様ら、今度は反省文とプール掃除では済まさんぞっ!!」 

 

「人の話を聞いてくれない鉄人は馬に蹴られてくれ!」

 

「それは恋愛で使う言葉だ!そして、人の恋路に邪魔をするやつは馬に蹴られて死ねと言うのが正しい使い方だ!」 

 

必死に逃げ出すも鉄人に担がれ生活指導室へと連行される殴りながら俺達から事情を聴いた鉄人は……

 

「………今度の強化合宿の風呂は、木下を別にする必要がある様だな」

 

こうして、人知れず秀吉の風呂も特別に変えられていることをまだ誰も知らない……そして、プール事件の時に秀吉は男扱いされていないことに菊入が苦笑いして慰めていたのはまた別の話だ




ここまで読んでいただきありがとうございます!
プール編まで毎日投稿できましたが、ストックが切れてしまい明日はお休みにさせていただきます。
次回の投稿は決めていませんが、よろしくお願いします!
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