Dクラス戦を終えて、俺達はその日は補充試験だったが俺と坂本は元々自身の召喚獣を出していないからより高い点を目指してやっていた
「ふぅ……頭を使うというのはかなり疲れるな」
「うむ。それより、明久はなんで早朝に鉄人にお説教くらっていたのじゃ?」
「家庭科室の包丁を無断で持ち込んでいたことがばれて怒られたそうだ。全く、包丁を持っていったらバレるとは気づかないのか?」
「明久だからそんなの気が回らないのだろう……」
朝登校すると明久は鉄人にお説教されてさらに、島田に昨日の罪を擦り付けたのがばれて身体も心もボロボロだ
「それもそうだな。それと、明久は船越先生にどう対応したのだ?」
「あぁ、それなら近所のお兄さんを紹介したよ」
「そうか。だが、これから近所のお兄さんが大変だな」
船越先生は数学の教授だが、婚期を逃した45歳の女性で単位を盾に生徒に迫っているという噂だ 。そんな先生に近所のお兄さんは大変だろうな……
「よし、昼飯食いに行くぞ!今日はラーメンとカツ丼と炒飯にするか!!」
「ん、吉井たちも食堂いくの?だったら一緒していい?」
「そうじゃのう」
「……同伴させてもらおう(こくり」
「じゃあ、僕はソルトウォーターでも」
「あ、あの。皆さん……」
恥ずかしそうに話し掛けてきたのは姫路だったのだ。俺はその様子を思い出して手を叩きながらいった
「あぁ、お弁当の件か!あまりにも栄養をとれてない尚且つ生活費を遊びに使う大馬鹿のために作ってくれると昨日話いたな!」
「ヅラ、そろそろ僕は泣くよ?!でも、姫路さん本当に用意してくれたのだね!」
「はい!皆さんの分もありますのでよかったらどうぞ!」
「それはありがたいな」
「うむ!楽しみじゃ!」
「むぅ……瑞希は意外と積極的なのね」
姫路が嬉しそうにいうとみんなも笑っていた。島田は大方、姫路の積極的な姿勢に悔しそうに言うが試合は始まったばかりだからあせるな
「では、屋上で行くとするか。明久達は先に屋上を向かってくれ」
「あ、ならウチも手伝うよ!」
「俺も手伝おうか?」
「いや、二人でいけば十分だ。先にいっておいてくれ」
坂本のご厚意もあり、俺達は先に屋上に行くことにした。しかし、まさか高校生で女子高生の手作りを食べるとは思いもしなかったな
「明久、そこのシートの部分を押さえてくれ。そうだ、それでいい!」
「しかし、姫路がシートを用意してくれていたとは用意がいいのぅ」
「……感謝」
「今日はいい天気だと聞いていたので、皆さんと屋上に食べるかもと思い用意しました!でも、皆さんにシートを敷いてもらうのはすいません」
「気にするな、これくらいの事をしないと男が廃るというものだ」
シートを敷き終えると俺達は座って姫路は作り上げたお弁当を取り出していた。かなりの量を作ってくれているな
「あの、あまり上手くはないんですが……」
そんな謙遜をしながら姫路さんが弁当のふたをあけると きれいに盛り付けられたおかずとおにぎりがでてきた
「おぉ、これは美味しそうなのじゃ!」
「……豪華」
「おにぎりも作られてるのか!これは楽しみだな」
「凄いよ、姫路さん!塩と砂糖以外の物が入ってるよ !」
「ふふ、吉井君や皆に栄養をつけてもらおうと思い、張り切っちゃいましたっ!」
「栄養を考えてしっかりと作るとは姫路はいい奥さまになれそうだな」
「うむ!」
これはどんな味が作られてるのか楽しみだな!しかも明久のために作られたとはいえこれは本当に楽しみだな
「じゃあ、早速このエビフライを…あっ!ずるいぞ、ムッツリーニッ!」
明久が食べようとしていたエビフライをムッツリーニは横取りをするように奪ってそのエビフライを自身の口へと食べた
「……!?!」
ムッツリーニは突然目を見開いて正座のまま真後ろに頭をぶつけ、まな板にの せられた鯉みたいに痙攣している……
「わわっ!?土屋君!?」
「……(グッ!)」
「あっ美味しかったんですね!良かった」
ムッツリーニは根性で起き上がり、姫路にむけてサムズアップする……だが、き『凄く美味しいぞ』って言いたいんだろうけど足が生まれたての小鹿みたいに震えてるのを俺達は気づいてるぞ
「「「(まさか………これは命の危機??)」」」
ムッツリーニの様子を見て俺達は心のなかで同じ意見が一致した。どうやら、この昼休みは穏やかに終わりそうではないということが俺はわかったぞ……!
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