バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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AEDと臨死体験

俺達は明久が眠った後に、内心凄く冷や汗をかきながら様子を見ていたが、時々夢で魘されるように呻いていたが段々静かになってきた……

 

「ったく、こいつよく寝るよなぁ」

 

坂本が明久を背負いながらそういうが内心は焦っているのが確かだろうな 。なにせ、何を期しても起きる気配はなかったのだからな

 

「そうですね。よほど、楽しみにしていて寝れなかったのでしょうか?」

 

「アキが勉強楽しみにするのはあり得ないわね……」

 

「秀吉はAEDを早めに、ムッツリーニはその間にある調べ事を頼む!」

 

「「了解」」

ムッツリーニと秀吉はひそかにAEDを取りに行ってもらい、その間に俺達は姫路達と別れて、部屋にこもった

 

「坂本、明久の脈は!?」

 

「く、さっきよりも低下してる!!秀吉とムッツリーニはAEDをまだ持ってこないのか!?」

 

「待たせたのじゃ!!容態は!?」

 

俺達は部屋に入るとすぐに明久を横にさせて、様態を確認していたが電車で眠ったときよりも脈が弱まっていた。そんな俺達が焦っていると、秀吉がAEDを持って戻ってきた

 

「一刻も争う!!」

 

「く、まさかここまでヤバイとは!?」

 

「み……」

 

「「「み……?」」」

 

明久の容態の悪さが想像以上に進んでいると思って焦っていると、明久が突然口を開いていた

 

「み……皆様に……私はバカで最低な事をしました。あ、もう川が見える……渡れば……」

 

「「「マズイ!!!!」」」

 

明久が本当に死人になりかねないと思い、俺達はAEDを起動させながら明久を呼び起こしていた。暫く、蘇生措置をとっていると明久咳き込んだ

 

ごっほ、ごっほ……ここは……」

 

「目を覚ましたか……はぁぁ……マジで焦ったぞ」

 

「ここは合宿場だ……」

 

「明久、無事じゃったか!よかった……お主がうわごとで前世の罪を懺悔し始めた時には正直もうダメじゃと…」

 

「え、僕そんなに危ない状態だったの……?」

 

俺たちの言葉を聞いた明久が真っ青にしていたが、本当に危ない状態な上に…よそう。これ以上話せば本当に背筋が寒くなる

 

「あ、そういえばムッツリーニは?」

 

「ムッツリーニなら、例の事件を探してくれている。明久、喉乾いてないか?」

 

「あ、そういえば……」

 

明久が、そういうと俺は飲み物を購入しにいくと話すると、三人は飲み物を頼んできた。やれやれ、本当にこいつらは俺を走りかなにか勘違いしてないか?

 

「取りあえずは、要求はわかった。とりあえずは買いにいく」

 

俺は席を外して、飲み物を買いにいこうとするとムッツリーニと遭遇した

 

「ムッツリーニ、どうだった?」

 

「……有益な情報手にいれた。昨日、犯人が使ったと思われる道具の痕跡を見つけた」

 

「犯人は?」

 

「……判明せず。明久達にひとまず報告をする」

 

「わかった」

 

俺はムッツリーニの報告を聞いて、犯人は判明できずとも、ひとまずは分かった事はやはり真犯人はいるみたいだな。自販機で、明久達四人分を購入すると階段降りようとしていた

 

「はぁぁ、明久のやつ死にかけるとはやはり恐ろしいな……大急ぎに走っている音が聞こえるな?」

 

「ちょ、邪魔です!!」

 

「え?」

 

なにかが俺の背中に直撃して、俺は……

 

ぁぁあぁぁぁぁあ!?!!!」

 

背中になにかが直撃した俺は階段を思いきり転げ落ちた……。そして、なにかが俺の頭に直撃して………意識が吹っ飛んだ

 

 

明久side

ヅラが出ていった数分後に入れ替わるようにムッツリーニが、部屋へと戻ってきた

 

「……戻ってきたのか」

 

「なんとかね」

 

「ムッツリーニ、情報は?」

 

「……昨日、犯人が使ったと思われる痕跡が見つかったが……確実性がなかった」

 

「そういえば、犯人がはどういう手がかりがあるのじゃ?」

 

「……犯人は女生徒で、お尻に火傷の痕がある”という事しかわからなかった」 

 

「「「ちょっと待て!」」」

 

いったい、どうやったらそんな調べできるのさ!?訳を聞くと、あの日校内に網を張ったらしく、ムッツリーニが用意した小型録音機が取り出され、そこに収められた会話が流れ始める

 

『……らっしゃい』

 

『雄二のプロポーズを、もう1つお願い』 

 

『毎度。2度目だから安くするよ』 

 

『値段はどうでも良いから、早く』

 

『流石はお嬢様、太っ腹だね。それじゃ明日……と言いたいところだけど、明日からは強化合宿だから、引き渡しは来週の月曜で』

 

『わかった。我慢する』

 

ムッツリーニは通信を切ると、部屋に重苦しい雰囲気が張り込んでいた。主にその雰囲気は雄二から発生していた

 

「あいつまさか……こんなことに絡んでいたなんて……!」

 

「いよいよ、雄二の人生もピリオドになるのかのぅ……」

 

「まだだ!まだ諦めない!!」

 

「時には諦めるの肝心かもしれないよ」

 

「うっせぇ!!」

 

「……すまない、こっちだ」

 

ムッツリーニは謝罪しながら、再度別の通信機を取り出して音を流していた

 

『いらっしゃい』

 

『いつものやつを頼む。爆弾を作るための素材が必要でな』

 

『毎度ながらそれをよく頼みますね?』

 

『足りない素材を集めてくれるから信用して頼めるのさ。それと、もうひとつはFバカコンビの売り上げは?』

 

『上々。お会計はいつもの振り込みで』

 

『了解』

 

ムッツリーニの流した通信が終わると僕は明らかに今の会話はおかしいと思いムッツリーニに切り込んだ

 

「これ、ヅラだよね?!!」

 

「……間違えた、今度こそ本物を」 

 

ムッツリーニが機械を操作し、続いて録音機から声が流れた

 

『相変わらずすごい写真ですね。こんな写真を撮っているのがバレたら、酷い目に遭うんじゃないですか?』

 

『ここだけの話、前に一度母親にバレてね』

 

『大丈夫だったんですか?』 

 

『文字通り尻にお灸を据えられたよ。全く、いつの時代の罰なんだか』

 

『それはまた……』

 

『おかげで、未だに火傷の痕が残ってるよ。乙女に対してひどいと思わないかい?』

 

ムッツリーニが録音機を消すと、このやり取りで犯人の手がかりがそういうことなのかと納得していた

 

「わかったのは、これだけ」 

 

「確かに、特定できる情報である事は間違いないが、有力でもないぞ?場所が場所だけに確かめようとしたら間違いなく犯罪だ」 

 

「だよね。スカートを捲くってまわったとしても、その上にパンツがあるし」 

 

「……赤外線カメラでも火傷の痕なんて映らない」

 

「そうだ!もうすぐお風呂の時間だし、秀吉に見てきてもらえば良いじゃないか!」 

 

「明久。何故にワシが女子風呂に入ることが前提になっておるのじゃ!?」

 

秀吉が僕の言葉を否定していたが、だって秀吉は秀吉だから行けるのではないの?

 

「明久、それは無理だ」

 

「え、なんで?」

 

「これをみろ」

 

雄二は強化合宿のしおりを僕に投げ込むと僕は、それを取って開いていくと雄二の言いたいことが分かった

 

~ 合宿所での入浴について ~ 

・男子ABCクラス…20:00~21:00 大浴場(男) 

 

・男子DEFクラス…21:00~22:00 大浴場(男) 

 

・女子ABCクラス…20:00~21:00 大浴場(女) 

 

・女子DEFクラス…21:00~22:00 大浴場(女) 

 

・Fクラス木下秀吉…22:00~23:00 大浴場(男) 

 

なるほど、これをみて納得してしまったよ……。僕は悔しげに地面を思いきり叩き込んだ

 

「くそ!!コレじゃ秀吉に見て来て貰う事は出来ない」 

 

「そう言う事だ」 

 

「どうしてワシだけが扱いが違うのじゃ!?」

 

秀吉はこのしおりをみて叫んでいたけど、僕はあることを思い出した。鉄人がムッツリーニの鼻血事件を聞いて秀吉は別の時間にした方がいいと言っていたよね……

 

ドバン!

 

全員手を後ろに組んで伏せなさい!」

 

「逃げたら、命はないと思いなさい!!」

 

僕たちが犯人を特定する方法を考えているとすごい勢いで扉が開け放たれ、女子がぞろぞろと中に入ってきた

 

……え、何事?!と思いながら女子が怒りまみれにこちらの部屋へ入ってきた……




ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
次回もよろしくお願いします!
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