僕達は助けてもらいながらも、雄二とムッツリーニは倒れていて、僕は辛うじて岩下さんのお陰でまだ意識が保っていた
「単刀直入に聞くけど、貴方達……今ここにいない桂に何かしてはいないでしょうね?」
「そういえばヅラは飲み物を買いにいくと言いながら帰ってきていないや。って、今の質問はどういうこと?」
「どうやら、その反応で大体わかったわ。
「シロじゃと??」
岩下さんの言葉に、僕らは疑問を思っていると岩下さんがため息をつきながらわけをはなししてくれた
「簡単に言うと、桂が階段から落ちて血まみれで倒れてるのが発見したのよ」
「「ヅラは何してたの(じゃ)!?」」
「まぁ、貴方達がやったと言うわけではないのなら、誰かがやったのかあるいは、桂が自分で転んだのかどっちかね。とりあえずは、戻るわ」
「まて………」
僕達の疑いが晴れたのか、岩下さんは立ち上がりドアを開けようとすると、後ろから雄二がよろよろと起き上がりながら岩下さんに聞いた
「まさか、お前はわざわざ止めるために……」
「別に、初めからあんた達に用があって来たわけだし……まぁ、偶然ね」
そう言いながら、岩下さんはこちらに振り返ることもせずに出ていった。何て言うか、岩下さんはヅラのことを聞いてきた時、嘘は許さないと言わんばかりの目だったよね……
「しかし、災難じゃのう」
「うん。何だか何時もより生命の危険があったよ………。岩下さんが止めてくれなかったら本当に……」
「……本当に酷い濡れ衣じゃったのう。なぜだかワシは被害者扱いじゃったのも解せぬが」
「……ホント、酷い誤解だったよ」
「………そもそも見つかるようなヘマはしないのに」
「ムッツリーニ……ギリギリその発言アウトだよ。それよりも、ヅラが戻ってこない理由が驚いたよね?」
「うむ、『簡単に言うとヅラが階段から落ちて血まみれで倒れてるのが発見したの』……じゃったのぅ。大河のやつはいったい何をしたらそうなるのじゃ??」
そもそも、飲み物を買いにいくだけで何でそういうことになったのだろうか?どうせ、失礼な発言をして転んだのか、自爆して転んだのかどちらかだよね?
「ヅラのことは無視して……雄二がさっきから静かなんだけど……」
「む、そういえば……」
「……俺達に冤罪をかけてくるとは、上等じゃねぇか……。ここまでのことをされて、黙っているほど、俺は穏やかじゃねぇよ……」
雄二がよろよろと立ち上がりながら低くそして、ドスの効いた声で決心したように語りかけてきた
「雄二……?」
「明久、俺は完全にきれた……本当にしてやる……!こんなことをされかけられて、黙っていられるか!!!」
「え、雄二。そんなに霧島さんの裸が見たいのなら、個人的にお願いしたらいいんじゃない?」
「馬鹿言うな!誰があいつの裸なんて見たいと言った!?」
「あ、犯人を探すためのこと?」
「そうだ。流石に覗きなんて真似はやりすぎだと思って遠慮していたが……向こうがあんな態度で来るなら遠慮は無用だ。思う存分覗いて犯人を見つけてやろうじゃないか……!」
僕は雄二が、何をしたいのかわかると雄二が否定せずに最初はそうするつもりはなかったと前置きしながら怒っていた
「さっきのカメラとマイクは、脅迫犯の物と同じだった」
「なんじゃと?それは本当かの、ムッツリーニ?」
「……間違いない」
「そうか。それは嬉しい事実だな」
「そうじゃな。雄二と明久を脅してる犯人はおなじで、覗き犯のカメラとマイクがその犯人と同じだったんだ。ということは、同じ犯人の手によるものだということだから……?」
「はっ!わかった!!火傷の痕がある人を探したら全部解決するってわけだ」
「よし!疑う余地はないな!」
「うん。それにしても……何でこんなにやる気だしてるの?霧島さん関係に雄二がすごく気合い入ってるのはなぜ?」
いつもの雄二なら、ごねたり否定したりするのに、難でこんなにやる気を出してるのだろうって思っていると、雄二は儚い顔になった
「……実はこの前、いつものように翔子にクスリをかがされて気を失ったんだが」
「ごめん、その前置きから色々と分かりにくい……!いつものって何!?」
「目が覚めたら、ヤツの家に拉致されていたんだ」
「で、そこで霧島さんの両親と挨拶をしたの?」
「いや、そうじゃない。ただ、ヤツの家に……」
「まさか、両親だけじゃなくて祖父母もいたのかな?」
「俺の部屋が用意されていたんだ………。あんな台詞を聞かれたら、間違いなく俺は、俺の未来は………!」
最近は雄二の壊れた姿も見慣れてきたね……でもこの何とも言えない雰囲気をどうしたらいいのさ!?
「そ、そうとなれば、すぐにでも向かわねば風呂の時間が終わってしまうぞ!」
「……有言実行」
「え、協力してくれるの!?」
「うむ!!友人の危機を助けるのは当たり前じゃ!!」
「……同志のため」
二人が協力してくれるのは本当に大きいにし、これなら真犯人を捕まえれる可能性が高まる!!
「さぁ……野郎共!いくぞ!!!」
「「「おう!!」」」
雄二の言葉を聞いて僕たちは自信をもって難関を挑んだ結果………あっさりと負けて反省文を書かされた……
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!