バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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目覚めと状況整理

俺は、たしか飲み物を買いに行った筈なのだが……何故か目を覚ますと頭に包帯を巻かれていた上に、別室で寝ていた

 

「ここは……」

 

「目を覚ました?桂」

 

「この声は……岩下?」

 

俺は目を覚まして、ゆっくりと岩下の方に振り向くと、彼女が浴衣を着て俺のベットの横に座り込んでいた

 

「どういう状況だ?そして、何故俺はここで寝ている」

 

「その前に確認だけど、記憶はどこまであるの?」

 

「記憶だと……?うむー…明久が死にかけていてAEDを使って生き返って…そして、飲み物を買いにいって……そこからが記憶がないな」

 

「ちょっと待ちなさい!?今さらっと、吉井君の状態が恐ろしいことあったみたいじゃない?!」

 

「あったと言うよりも……まぁ、そこは良いだろう」

 

「うぅ……本当にFクラスは頭痛い問題を()()()()()()起こしてくれるわね……」

 

「む、何かあったのか?」

 

岩下が頭痛いと言わんばかりに、頭を抱えてると俺も何かあったのかと気になった。なにせ、次から次へとと言う言葉に流石に何かあったとわかるだろう

 

「実はね……あんたの友人の吉井君、坂本君、土屋君、木下君が覗きをしょうとしていたけど、鉄人……西村先生達が止めて現在補習中」

 

「何をしているのだ、あのたわけどもは!?」

 

「因みに事の経緯はーー」

 

「……なるほどな」

 

岩下が説明してくれた明久達の愚行を頭抱えながらも容疑としてかけられていたことも判明していた

 

「む、しかし……それなら俺も容疑になるのでは?」

 

「私と真由美がその容疑を否認したわ。そもそも、発見した時に血まみれで倒れてるのを発見していたわけだし、どう考えても疑いにかけるにしては無理があると言ったわ」

 

「あ、桂。目を覚ましたの?」

 

「起きたのじゃな」

 

医務室に入ってきたのは、菊入とどこかぐったりしている秀吉だった。どうやら、だいぶ鉄人にこってり絞られたようだな

 

「聞いたぞ、秀吉。何で覗きをしたのだ?」

 

「うむぅ……友人の名誉回復と言えば良いかのぅ」

 

「いや、覗きしたら名誉回復どころが不名誉してるわよ!?」

 

「「ごもっとも」」

 

確かに、名誉回復するなら別の方法をすれば良いものの覗きをしていたら余計に疑われるだけではないのだろうか?

 

「秀吉、覗きになった事の経緯は大体聞いてるが……理由をきちんと話してほしい。俺が血まみれで倒れてる間に何故そうなったのかを」

 

「しかしのぅ……」

 

「大丈夫だ。この二人はお前が考えている()()ではない」

 

「「容疑??」」

 

岩下と菊入が俺の言葉に疑問を持っていると、秀吉も意を決して二人に話を切り込むことに……。恐らく一部は防いで話しているが、二人とも口を挟むことなく聞いていた

 

「なるほどね……そういう事情なら話してくれたらよかったのに」

 

「でも、今の話聞いていたら根本はないね」

 

「その心は?」

 

 

「「やるならもっと姑息な手でやりそうだから」」

 

「Bクラスの代表は信頼0な上に、別の意味で信頼されているのぅ」

 

まぁ。あのBクラスの代表が悪い意味で信頼されているのなら喜ばしい話でないか。さて、今回のメインは……

 

「さて、ここまで話したのはお前達を信頼してだ。なにより、お前達がそういうことをするのは考えにくい」

 

「その根拠は?」

 

「俺は、お前達を信頼してるからだ

 

「確かにのぅ。ワシもこの二人には信頼しておるぞ」

 

「うーん、なんかそういわれると照れ臭いわね……。まぁ、確かに私達はしてないし、するメリットもないわ」

 

確かに岩下達がメリットもないし、どちらかというとあれは異性…つまり、男を嫌っている……む、男を……?

 

「今は証拠もないから、確実性はないが……少なくとも冷静なお前達に頼みたい事がある」

 

「「?」」

 

「あやつらは合宿最終日まで騒ぎを起こすだろう。それも確実に……」

 

「それ、決定事項!?!!!」

 

俺の言葉に菊入が叫んでいたが、少なくともあの程度で収まるなら召喚獣戦争を起こしたりはしないだろう……

 

「まぁ、要するに私達に女性側の真犯人を探れということね?」

 

「そういうことね。それならお安いご用よ」

 

「助かるのじゃ。ワシらはこれからも騒ぎが起こして表向きはワシらを疑ってくれるとありがたい。そして、裏ではワシらと情報共有するのじゃな」

 

「そうだ」

 

少なくとも、これで真犯人が見つかる手がかりが少しでも選択が増えると思えば大きいだろ。すると、菊入が疑問を思ったのか聞いてきた

 

「瑞希達には話さないの?」

 

「今のあやつらが人の話を聞いてくれると思うか?」

 

「どういうこと?」

 

「『まさか、本当に明久君達がこんなことをしていたなんて…』、『アキ……信じていたのに、どうしてこんな事を……』、『……浮気は許さない』……このような発言している連中が、きちんと人の話聞くか?」

 

「「「……」」」

 

秀吉から聞いていた話を元に、理由をのべると俺の言葉に、三人とも目をそらしていた。まぁ、あんな発言をして協力を求めるのは酷だし、こちらから求める必要はない

 

「少なくとも、俺の意見はあやつら三人に協力は求めない。理由は三つある」

 

「理由?」

 

「そうだ。1.大勢で協力求めると真犯人が動かなくなる。2.姫路達は明久達を信用していたというか信用してたら、もっと話し合えてそういう事はしないはず。3.バカどもの暴走を止めるのが不可能だからだ

 

「1.2はわかるけど3は……?」

 

「どうせ、いつかは俺も巻き込まれるに決まっているからだ」

 

「あ、巻き込まれることにもう、諦めたのね。OK、とりあえずは動きを警戒しとくわ」

 

俺の言葉に呆れながらも、理由を納得してくれていた。少なくとも、姫路達にも少しお灸を添えないといけないからな

 

「っていうか、菊入はなんで秀吉を助けたのだ?」

 

「え、木下君はほら……性別が秀吉という扱いだから、覗きといえるのか疑問を思って……」

 

「何故か、一気に気持ちが悲しくなったのじゃ……」

 

菊入の言葉を聞いた秀吉が悲しそうにしていたが、俺達は苦笑いするしかなかった……。さて!それよりもあいつらはどうするのか様子を見ないとな……

 

「そうだ。桂は唯一の女性の味方として此方に着いたら?どうせ、巻き込まれるならそちらの方に回ったらどうかしら?」

 

「む!?」

 

「何故、そうするのじゃ?」

 

「少なくとも、Fクラス男子での風当たりを少しでも下げるためよ。全員覗いたら、ほら……瑞希のお父さんがこれを耳に入ってしまって」

 

「「………そういえばそうだった」」

 

清涼祭で、瑞希の転校を防ぐために必死に頑張ったのにこのばか騒ぎが原因で転校をしてしまえば不味いな……

 

「Fクラスに荷担していると見せかけて、女子の味方とさせて……さらに、本当の裏では真犯人を見つけるための算段でか……」

 

「えぇ」

 

「……よかろう。真犯人を見つけるならまだしも……万が一覗きで退学処分なってしまうのは友としては避けたいな」

 

「ワシもそちらにつけば良いのかのぅ」

 

「いいえ、木下君は男子に完全についてほしいの。男子側の裏切りをね。女子は私達が探して、ヅラは情報を共有したので考えられる真犯人をお願いね」

 

「了解したのじゃ」

 

「よし、この四人で真犯人を見つけて可能ならあのバカどもの覗きを防ごう。………本当に、こういう覗く行為を防がないとあいつらが悲惨な目に合いそうな気がする……」

 

「「「?」」」

 

本当にどうでも良いかもしれないが、嫌な予感がする上に恐ろしい目に合いそうな気がする……




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