バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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録音機と書いて弄るとよむ

前回までのあらすじ……俺達は、学校の行事として合宿所で何泊か泊まっての勉強会をすることになっていた。そんな、勉強会をすることになっているなか、我がFクラスの吉井明久は……

 

「工藤さん、少し良いかな?」

 

明久が真剣な顔つきになって工藤愛子になにかを質問しようとしていた。恐らく、明久のやつはなにか気になることがあって聞こうとしてるのだろうか……

 

「うん、なにかな?」

 

「君が……(は、しまった!君が脅迫状を出した犯人なの?』と聞いてバカ正直に答えてくれる人はいるだろうか?答えは否!)」

 

「君が……?」

 

「(質問の仕方を変えて答えさせてやる!)君が僕にお尻を見せてくれると嬉しい!!

 

「「「………………は?」」」

 

明久のとんでもない質問に全員が固まり、俺はゆっくりと立ち上がり……

 

「貴様は何とんでもない発言をしてるのだ!!このたわけ!」

 

ぶべらぁ!?

 

「うわっ、見事に吉井くんの顎にアッパしたわね……」

 

俺は、明久の顔に思い切りアッパすると、明久は空中へと飛んでいき、畳へと倒れた。俺達がそういうやりとしてると、工藤はいきなり笑った

 

「ぷっ、あははっ。吉井君はお尻が好きなの?それともボクの胸が小さいから気をつかってお尻にしてくれたのかな?」

 

「ご、誤解だよ!別に僕はお尻が好きってわけじゃなくて!」

 

「流石だな明久。録音機を目の前にそこまで言うとは」

 

「へ?どういうこと、雄二」

 

坂本の言葉と共に工藤愛子は、ピ、と電子音を上げて再生される明久の声が流れた

 

《僕にお尻を見せてくれると嬉しいっ!》

 

「吉井君って、からかい甲斐があって面白いなぁ。ついつい苛めたくなっちゃうよ」

 

「それはわかる……。リアクションが本当にがちのリアクションしてくるからな。少し貸してくれ」

 

「いいよ」

 

俺は工藤愛子は小型録音機を貸してもらうと、俺はやり方を教えてもらい……

 

《お願い工藤さん!》《僕にお尻を見せて》

 

「ヅラ、共感しないで!?助けてくれるどころが嵌められた!?誰か助けて!!」

 

「…今の、何かしらね?瑞希と優子」

 

「…なんでしょうね?美波ちゃん」

 

「録音機…だとしてもなんか腹立ってきたわね」

 

表情を変えずに島田と姫路が明久の後ろに石畳を設置し始める。その後ろには恐る恐る秀吉が手伝っていた

 

「まてまて、これは録音機、流してるだけだから誤解をするな。あと、録音機を返す」

 

「きっちりと返すのね。……でも、その発言したのは事実でしょ?」

 

「………それもそうだな」

 

「諦めるの早いよ、ヅラ!!」

 

俺はさすがにそれはかわいそうと思い、島田達をたしなめるが、明久のあの発言は誤解ではなく事実を言ってしまった

 

「まさか、ただでさえ問題クラスとして注意されているのに、これ以上問題を起こすような発言をしたバカがいるのかしら?」

 

「困りましたね。そんな人がいるなら、厳しいお仕置きが必要ですよね?」

 

「本当に……バカな発言してるのだから……」

 

「(少なくとも、初日にあらぬ疑いを先にかけていたのは女子だが、それを言えば喧嘩になるから言わないでおこう)……南無」

 

「3人ともこれは誤解なんだ!僕は問題を起こす気はなくて、ただ純粋に《お尻が好きって》だけなんだ…待って!今のは途中に音を重ねられたんだ!お願いだから、僕を後ろの手に縛らないで!特にヅラはお経を唱えるなぁ!!」

 

「工藤愛子。おふざけが過ぎる」

 

そこにムッツリーニが立ち上がる。明久はムッツリーニを救世主のように見ているが、俺からしてみたら何かするだろうとわかっていた

 

「ムッツリーニ!助けてくれるの!?」

 

「…うまくやってみせる」

 

「頼むよ!木下さん、姫路さん。美波。よく聞いて。さっきのは誤解で、僕は《お尻が好き》って言いたかったんだ。《特に雄二とヅラ》《の》《が好き》ってムッツリィニィィーッ!、後半はキサマの仕業だな!?うまくやるって、工藤さんよりも上手に僕を追い込むってことなの!?」

 

「工藤愛子。お前はまだ甘い」

 

「くっ!さすがはムッツリーニ君…!」

 

二人は永遠のライバルかのように火花を散らかしているが、明久はそれどころではないと言わんばかりに必死に弁明していた

 

「……明久、貴様……」

 

「ヅラ、引かないで!?録音機だってわかってるよね!?」

 

「アキ……。そんなに坂本達のお尻がいいの……?ウチじゃダメなの……?」

 

「前からわかってたことですけど、そうはっきり言われるとショックです……」

 

「………ありね……って、本当に吉井君は………」

 

「2人ともどうしてすぐに僕を同性愛者扱いするの!?僕にそんな趣味は……「同性愛者をバカにしないで下さいっ!」え?」

 

言い切る前に学習室のドアが開き、見覚えのある女の子がつかつかと教室の中に入ってきた。そしてを険しい目付きで睥睨して、声高に告げる

 

「み、美春?なんでここに?」

 

「お姉さまっ!美春はお姉さまに逢いたくて、Dクラスをこっそり抜け出してきちゃいました」

 

「須川バリアー!!」

 

「け、汚らわしいです!腐った豚にも劣る抱き心地ですっ!」

 

盾にされた挙句口汚く罵倒された須川は、涙を堪えて上を向いていた。さすがにそれはかわいそうなので、あとでおにぎりを持っていこうか……

 

「お姉様は酷いです……。美春は、こんなにもお姉様を愛しているというのに、こんな豚野郎をませるなんてあんまりです……」

 

「君たち、少し静かにしてくれないかな?」

 

騒いでる空間に凛とした声が響き渡った。そのクールな声は眼鏡を押し上げる学年次席である久保利光のものだった

 

「あっ、ごめん」

 

「吉井君か。Fクラスは危険人物が多くて困る。それと、同性愛者を馬鹿にする発言はどうかと思う。彼らは別に異常者ではなく、個人的思考が世間一般と少し食い違っているだけの普通の人たちなのだから」

 

「え?あ、うん。そうだね」

 

「ほら美春。くだらないことで騒いでないで自分の学習室に戻りなさい」

 

「くだらなくなんか、ありません!美春はお姉様を愛しているんです!性別なんて関係ありません!お姉様、美春はお姉様のことが本当に……」

 

「はいはい。ウチに、その趣味はないからね?」

 

久保の言葉に明久は少し寒気を感じたのか震えていて、俺は少なからず同情していた。まぁ、やはり久保は……もう手遅れなのか…… 

 

「全く………ほら、自分のところに戻りなさい」

 

「嫌です!!」

 

ザクッ

 

清水が暴れていると、何かが刺さった音がして辺り全員が静かになっていた……それも、先程騒いでいた清水ですら……

 

「「「「「………」」」」」 

 

「む、なにやら頭に何かが刺さったような……あ、血が出てき……たな……」

 

「「「ヅラァァァァ!!」」」

 

俺が血まみれで倒れると、明久と坂本が大慌てでこちらによっていた。先程まで騒いでいた清水は少し真っ青になっていた……

 

「美波、Dクラスの清水さんはそちらに……桂!?」

 

俺が血まみれで倒れていると、岩下が此方に駆け寄ってきた。そして、俺の血をすぐに塞ぐように、ハンカチで押さえてながら、周りを見てその原因を探っていた

 

「なんで、桂が血まみれになっているのは気になるけど……誰がやったのかしから?」

 

「……えっと……」

 

「同じことを言わせないで……全員、動くな……これをやったのは誰?

 

「「「「暴れていた清水が何かに蹴ったのが、ヅラの頭に刺さりました」」」」

 

「ちょ、全員私を売りますか!?その豚野郎が交わせなかったのが悪いではないですか!?

 

「へぇ……罪を認めるんだ」

 

「あっ……」

 

清水は隠していたのがばれて気まずくなると、岩下はものすごいオーラで清水を逃がさないと言わんばかりに掴んで………

 

「ちょっと出ようか」

 

「その勘弁…「逃げるとかそういう選択したら覚悟しなさい」……はい」

 

にこやかに笑いながら岩下は有無を言わさずに清水を外に連れ出していき……

 

「えっちょ、あのその…イヤァァァァァァ!」

 

岩下に連れていかれた清水が、叫んでいるのを聞いた全員が震えてるのを見届けながら俺は意識がふっとんでしまった…………

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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