二日目の勉強合宿を終えて俺は、帯同していた保健医に安静しろと命令されたので、部屋で本を読んでいた。本音を言えばすぐに、探る方法を考えたいが……
「第二回!女子風呂突入作戦を開始する!!」
「「「イエーーイ!」」」
このバカどもの会話を聞いてわかる通り動けない。とりあえずは、どういう風に動くのかを聞いとかないといけないな……
「先に言っておくが、俺は今回参加できないぞ。二回も頭に血を流されてお陰で貧血だぞ」
「っち、お前を利用してと思ったが先手打たれたか……。まぁ、いい。それよりも、お前達は誰が怪しいと思った?」
「怪しいのは工藤さんかな?」
「……どちらにしても、候補としては挙がってる。他にもいるかもしれないが現段階では工藤愛子も容疑リスト」
「ワシは聞いていただけじゃが、候補の一人としては間違いないのぅ」
小型録音機があることと、あの手慣れている感じは確かに疑いのひとつとしてあげられるし、考えれる上ではそうなるな
「ヅラはどう思う?」
「ふむ……確かに容疑の一人としてあげられるがやるメリットが考えにくいのと証拠が少ない。仮に犯人としても、チャンスは一度きりだぞ……」
「どう言うこと?」
「犯人の特定を失敗すれば、次はないと言うことだ」
俺の言葉に全員が冷や汗をかいていた。なにせ、今回の被害者はこの二人なのだが………女性のお風呂を覗こうとしてるので、どちらかと言うと今は加害者だな
「まぁ、昨日は無様に敗北してしまったんだ。同じ方法で戦えば敗けを繰り返す」
「雄二、なにか作戦あるの?」
「あぁ、昨日の二の舞になってしまうので、仲間を増やすことにした」
「「「仲間?」」」
コンコン♪
「なんだ、坂本?俺らを呼んで?」
須川を先頭にFクラスの全男子がぞろぞろと入ってきた。因みに、部屋に入りきらず、廊下にいるメンバーにも聞こえるように、坂本は立ち上がった
「急に集まってもらって悪いな、実はみんなに提案があるんだ」
「(なるほど、人数多く集めて犯人探しをするのか。覗くという行為は諦めたのだな)はい、お茶を入れたから全員に渡せよ」
「提案?お、お茶ありがとう』
「今度はなんだよ。正直疲れて何もやりたくないんだけど……あ、このお茶うめぇ」
「早く部屋に戻ってダラダラしてぇな~……はぁぁ……お茶うまいのぅ。ありがとう、お婆ちゃん」
「それは言わない約束だよ……って誰がお婆ちゃんだ!」
「ヅラ、話ずれるからよせ…さてお前達に集まってくれたのは他でもない。………皆、女子風呂の覗きに興味はないか」
「「「詳しく聞かせろ!!」」」
「結局そっちに転ぶのか!?!」
俺はこいつらの反応を見て、覗くという行為に目を輝かせるというのはどう言うことだ!!く、話を最後まで聞いてから止めるか!
「昨日の話だ……。俺たちは女子風呂の覗きに向かったんだが、そこで卑劣にも待ち伏せしていた教師陣の妨害を受けたんだ」
「ふむ、それで……」
「そこで、風呂の時間になったら女子風呂警備部隊の排除に協力してもらいたい。報酬はその後に得られる
「「「ふ、そんなの答えるまでもない…乗った…!!」」」
「まて、坂本!!お前達も少しは慎重に考えてその判断を下さないとさすがに不味いぞ!!むしろ覗くことに恥を知れ!!」
「須藤、明久」
「「ラジャー」」
俺はさすがに全員で覗くというのは、仮に成功してしまえば女性陣によってお前達が深い心の傷が残す可能性があるから少し冷静になれというが坂本の指示に、明久達が俺の体を縛った
「ヅラ、悪いけど……これも僕らの夢のためだよ」
「そんな夢なぞドブに捨てろ!!」
「代表、これで桂は動けない。あとは指示を」
「よし……ムッツリーニ。時間は!!」
明久の言葉を否定しながら叫ぶと、須藤は坂本に指示をあおいでいた。そして、坂本はムッツリーニに指示を出していた
「……現在の時刻は20時10分。時間はまだ間に合う」
「よし!!今から隊を四つに分けるぞ!A班は俺に、B班は明久、C班は秀吉、D班はムッツリーニにそれぞれ従ってくれ!」
「「「了解っ!」」」
「いいか、俺たちの目的は一つ!理想郷(アガルタ)への到達だ!途中に何があろうとも、己が神気を四肢に込め、目的地まで突き進め!神魔必滅・見敵必殺!ここが我らが行く末の分水嶺と思え!」
「「「おおおおっっ!」」」
「全員気合を入れろ!Fクラス、出陣るぞ!」
「「「おしゃぁぁーっ!やったるぜ!!」」」
坂本の言葉と共に興奮したFクラス全員が出ていった………俺を拘束してるのを忘れて外にいった……
「何故、俺がこんな思いをせねばならぬ……」
俺が虚しい思いを抱いてると共にこの真犯人に対する怒りが少し出ていたのはここだけの話だ…
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