バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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昼御飯と死神がこっちこっちと招いてるよ 2

ムッツリーニは明久の食べようとしたエビフライを横取りで食べた瞬間、屍のように倒れてしまった。倒れたあとに震えながら指をたてていたが、俺たちには分かる……

 

「「「「(あれは演技ではない……!)」」」」

 

優雅な昼御飯から死神にまぬかれて、これから処刑されるのかと言う恐怖が出てきたと同時に姫路はなんで倒れたのかわかっていなかった

 

「土屋君はなんで倒れたのでしょうか?」

 

「さ、さぁ?恐らく料理がおいしいから倒れたのではないかなぁ?!明久、お前は料理で倒れることなんてあるのか?」

 

「ど、どうだろう?でも、ヅラの言う通り、すごく美味しかったからムッツリーニは倒れたのだと思う」

 

「そういうことがあるのですねー」

 

姫路はなんでムッツリーニが倒れたのか疑問を持っていたが、そこは傷つけないように俺と明久は共に姫路にそう話していた。その合間に俺と明久と秀吉は目線で会話していた

 

「どう思う?さっきの、ムッツリーニのあれは紛れもなく演技と思えないが、演劇部のお前から見てどうだ?」

 

「間違いなく演技ではないのぅ……」

 

「どうしょう…楽しかった昼御飯のはずなのに、とんでもないことに……」

 

「いや、落ち着け!恐らく、たまたまエビフライがそうだっただけで他の食べ物はおいしいはずだ!」

 

俺の言葉に明久と秀吉が死んでいた目の光が取り戻して気を取り直すように話しかけていた

 

「いやー、しかし。ムッツリーニったら、なんで先に僕の食べたかったエビフライを横取りするのさ」

 

「イヤー、本当だな。姫路は朝早くからこれをつくって大変じゃなかったか?」

 

「いえ、みんなの美味しく食べてくれると思うと作るの楽しくって!」

 

だめだ、良い子が……良い子が目の前にいる!!こんな良い子がムッツリーニが倒れたのは美味しすぎたから倒れたに違いない!

 

「よう、来たぞ……っておお、美味しそうだな!」

 

坂本が飲み物を持ってきて屋上に入ると姫路の手料理を見て美味しそうだと感嘆していた。そして、やつは愚かにも……

 

「愚かなやつめ……」

 

「ん?がっ!?」

 

俺の言葉に坂本が疑問を持つも、すぐに倒れた時に散らばった缶の音がやたらと響く …

 

「毒を盛り込んだなぁ…ヅラ……!」

 

「ヅラではない、桂だ!どうやら、現実は残酷だったな…姫路の手料理の実力だ…」

 

「うそ……だろ……!?」

 

俺は坂本と目で会話していると島田が屋上にやって来た。屋上につくなり坂本が倒れてるのを見て驚いていた

 

「お待たせ……って坂本?!どうしたの?大丈夫!?」 

 

「ちょ……ちょっと足の指が攣ってな……」  

 

「階段をダッシュで駆け上がったからじゃないの?」 

 

「そ、そうじゃな………」 

 

「そう?坂本って結構体鍛えられているって感じなんだけど?というか、足の指をつるなんていうことあるの?」

 

島田は疑問を持ちながらそれぞれに飲み物を渡していた。さすがに足の指をつるなんて言うのはばれるのか

 

「そういえば、島田さん」

 

「ん、なに?」

 

「島田さんが今手をついたところだけど……さっきまで虫の死骸があったよ?」

 

「えぇ!?それを早く言いなさいよ!?」

 

「ごめんごめん。とにかく早く洗ったほうがいいよ?」 

 

「そうね。ちょっと行ってくる!」

 

明久の言葉に島田が手を洗いにいってそんな様子に俺達は会話していた

 

「島田はなかなか食事にありつけないでおるのう」 

 

「こらこら、明久。食べたい気持ちはわかるがあぁ言うのは先にいってあげた方がよかったのではないか。お陰で彼女はまた食べるまで時間かかってるではないか」

 

「そうだね。これはミスったな~」 

 

「「「ハッハッハハ!!」」」

 

俺達は穏やかな会話してるようだが、実は……

 

「(明久、貴様が食べるのだ!)」

 

「(嫌だよ!?絶対に死ぬよ!)」

 

「(ワシもさっきまでなら行けると思ったのじゃが……あれを見ると決心鈍るのぅ)」

 

坂本が倒れたせいでさっきまでのエビフライだけは外れと言う考えが消えてしまい俺達はお互いに擦り付けあっていた

 

「(明久、姫路はお前のために作ってくれたのだぞ!ここで食べないと男が廃るというものだぞ!!)」

 

「(ヅラに言われたくない!!というか、きっと姫路さんはヅラに食べてほしいと思っているに違いないよ)!」

 

「(そうかのう。わしには明久に食べてもらいそうなんじゃが)」

 

「(そんなことないよ。乙女心をわかってないね!)」

 

「(ふざけるな!!学年一のお馬鹿に乙女心を言われたくない!!)」

 

俺がそういうと、明久は突然何を思ったのか姫路に話しかけた

 

「(ええい!往生際が悪い!!)姫路さん、あそこになにかいるよ!」

 

「ほへ?」

 

明久の言葉とともに天のほうへと指指すと姫路さんはその方向に注意が向いた

 

「(くたばれぇぇ!)」

 

「ごぶっ!?」

 

「(ヅラぁぁぁ!?)」

 

「(お主最低じゃのぅ!?!)」

 

明久が無理矢理俺の口に入れた瞬間、俺の目が白黒になり、意識が飛びかけていた。そして無理やり咀嚼させてのどに流し込もうとしているのを必死に抵抗するが……

 

「ごふっ!?」

 

俺はその食べ物を飲み込み意識が吹っ飛んだ………

 

『大河や……たとえ一騎当千の強者でも巧みに兵を使える知恵者でも将を取られれば戦は負けじゃ。死ねば兵も国も何物も守ることは叶わん。故に将たるは戦場で最も臆病でなければならぬ』

 

『……』

 

『将が生きていれば、お前さえ生きていれば桂家は滅びぬ。臆病者と呼ばれてもいい。生き残れ大河や。何と罵られようが儂らは知っている。お前は立派な将であると……』

 

おばぁ、俺も今からそっちに逝くよ………そして、すまない……今回は引き際を間違えてしまったよ……そちらに逝くよ




ここまで読んでいただきありがとうございます!!次回も宜しくお願いいたします!
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