バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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人の話は最後まで聴くことを勧める

明久が、Aクラスの久保相手に交渉を挑んでからどのくらいたったのだろうか?久保はAクラスでトップ5に入るくらいの学力優秀であるが、裏の情報では久保は明久のことが……

 

「出ていってから何分だ?」

 

「……5分は経過した」

 

「まだ、なにも聞こえておらぬが……万が一の事もあり得るのじゃ」

 

「落ち着け、ヅラとムッツリーニの護身用を渡してるから問題はない……筈」

 

俺達は小さい声で死地に向かってしまった明久の事を心配しながら待っていた。さすがに坂本ですら、久保の件は明久に弄らないようにしてる……

 

「っ、明久が戻ってきたのじゃ!」

 

「「!」」

 

「明久、どうだった?」

 

「ごめん……失敗だったよ」

 

「そうか……。まぁ、お前が無事で何よりだ」

 

「なんか、大袈裟だなぁ……。まるで僕が、本当に身の危険が迫っていたかのようにいうね」

 

いや、本当にお前は身の危険があった!…と誰も口を出せなかった。って言うか、言えない上にAクラスの交渉は失敗か

 

「しかし、こうなると他のクラスとの交渉を迅速に進める必要があるな」

 

「それはそうだけど、今は一応授業中だよ?」

 

「それは、わかっている。だが、もし全クラスに声をかけるとなると休み時間程度では、全然足りないからな。なんとしても、抜け出すしかない」

 

そう、もし動くのであれば休み時間程度では無理であり、休み時間は短いから、今すぐに行動を起こすしかない。しかし、そう考えていると島田が此方にやって来た

 

「こら!アンタたち、また何か悪巧みしてるでしょ」

 

「美波、僕たちはそんなことを考えていないよ」

 

「どうかしらね……それにしてもあんた達にいっても無駄かもしれないけど少しでも覗かれる人の気持ちになったら?」

 

「まて!?俺は協力してないのになぜそういうことを言われないとダメだ!?そんなことをいうのであれば、こちらは冤罪をかけられたと訴えたら俺は確実に勝てるぞ!!」

 

本当に、この日まで俺は、なにも協力してないのになぜそういう風に言われてしまう!!すると、鉄人のオーラが怒りに変わって此方に警戒していた

 

「そうだ、桂といえば気になったのだけどさ……どうして血まみれで倒れていたのよ?」

 

「それは気がついたら、血まみれで倒れていた。昨日は拘束されていたわかったか?」

 

「いや、そんなのわからないわよ!?」

 

「はぁ……」

 

「いや、なんでわからないのだよ。っていう雰囲気を出されても……」

 

俺が島田と会話していると、明久達がいつの間にか作戦をたてていたみたいで俺に目線でサインを送ってきた

 

「そういえば、明久が話あるみたいだぞ?」

 

「え、アキが!?話ってなに?」

 

「(おのれ、ヅラ!!よくも僕を売ったなぁぁ!?!)えっと……そ、そうだ!さっき、須川君が大事な話があるってさ!」

 

「須川が?ふーん、あとで休み時間に聞くわ」

 

「そ、それは困る!!須川くんがどうしても大事な話があるんだって!今じゃないと困るって」

 

「えっ!」

 

お、明久がなにか閃いたのか島田に必死に交渉しているが、果たしてどうなるのやら……ついでに俺は鉄人に話したいことがあるから聞いておくか

 

「鉄人……ではなく、西村先生に少し聞きたいことがある」

 

「ん、なんだ。桂」

 

「俺が、初日に階段落ちていた理由は俺自身は分からないのだが、なにか知らないですか?」

 

「うーん……Bクラスの岩下が発見しただけでそれ以外はなにも知らんな。って、島田どうした?」

 

島田が凄い覇気で此方にやって来たが、俺は明久が何をいったのか知らないが、先程なにか仕掛けたのか?

 

「島田。そんなに血相を変えてどうした?」

 

「西村先生。ちょっと須川に用事があるんです。スグに終わりますから」

 

「そうか。だが、その剣幕だとお前が須川を血の海に沈めないかと心配なんだが」

 

「もし、島田のせいで須川が死体になったら犯人は吉井明久(バカ)と書いときます」

 

「お前とあいつの友情はないのか……?」

 

友情?あいつと俺の間になんて友情なんて言う言葉はないし、あいつは俺を売るなら俺もあいつを売るという関係だからな……

 

「アキ、騙したわねぇ!!」

 

「何を怒っているのだ……?」

 

「さぁ?さて、俺は席に戻ります」

 

時間稼ぎは終えて俺は自分の席へと戻って勉強を再開することに……ついでに、岩下にメールを打つとやはり、手がかりは向こうも掴めなかったみたいだ……

 

少ししてから、明久達が戻ってきたが、戻ってきた直後に島田に外へとつれていかれて暫くしてから、ボロボロの明久とスッキリしている島田がいたとか………




ここまで読んでいただきありがとうございます!
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