バカとボケの召喚獣   作:絆と愛に飢えるシリアス

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経過報告と疑い

午後になり、とりあえず俺は明久達の助けをしようと思ったのだが……それができなくなってしまった。なぜなら……

 

「なんで………なんで、俺だけ個人勉強されているのだぁぁぁ!!!」

 

「そこ、手を休めないの!!!」

 

「さらっと、俺を勉強指導してるとはどう言うことだ!岩下!」

 

明久達を助けようと思うと、岩下が止めに入ってしまい、現在岩下の監視のもとで勉強していた

 

「あんた初日は、血まみれで倒れていたし、勉強も思っているより捗ってないでしょ?それ以前に、勉強しっかりしてなかったらいざというときに困るでしょ?ほら、そこ間違えてる」

 

「ぐっ……お説教しながら間違いを指摘するとは……!」

 

「あ、逃げるの許さないからね。実は……」

 

岩下が話そうすると、ドアが開く音したので俺はそちらに意識向けると……

 

「…ふふ…」

 

笑顔だがその裏では般若な表情の現国竹内先生が此方にやって来た。俺はその怒りを見て、怒っているのだと分かった

 

「大河君、もし脱走したら許さないからね」

 

「はい……」

 

「まぁ、勉強と言うのは建前で先生にも実は協力を求めてたのよ……例の件を」

 

「なっ!?話したのか!?」

 

俺の問いかけに岩下は小さく頷いていた。そして、竹内先生の方を見ると先程までの般若なオーラを閉じて俺の方に向き合った

 

「岩下さんから、大体の事情は聞いてます。さて、今回この対応を取ったのは経過を話すためよ」

 

「話すため、ですか?」

 

「えぇ、盗聴される恐れがあるかもしれないからね。それよりも、私がいることで向こうも仕掛けないはずよ」

 

「なるほど……」

 

「さて、桂。まずそちらの報告を」

 

岩下がなにか進展あったかと聞いてきたので、俺は隠すことなく、明久達から聞いた今わかっている範囲を話した

 

「そう……となると、まずは工藤さんは無いわね。そして、木下さん、霧島さん、姫路さん、島田さんも無いわね」

 

「現状怪しいのはDクラスの清水……俺はそう考えてます」

 

「その意見は同感。まず、美波関係になると動きが異常に早すぎる……どう考えても、これはおかしいわよ」

 

「そうね……。今のところは、それが考えられるわね。あとは、その脅迫の手紙が共通してるかどうかの証拠よね……」

 

「証拠か……」

 

俺は、頭のなかで考えていた。あの二人の共通点は、脅迫されていること……そして、何故そうなっているのかだ……

 

「どちらにしても、そこまで考えても仕方がないわ。桂、今夜は私達の味方で男子どもを止めてほしいの」

 

「止めると言うと召喚獣で対抗をしろと?」

 

「えぇ。そのためにいま勉強の指導をしているのと、もう一つの目的は、()()()()()()()()()()()()でもあるのよ。今の女子は男子が全員怪しいと考えてもおかしくないから、そのうち、あんたも殺られるわよ」

 

「まて!?殺られるわよが殺すの殺られるわよに見えたのだが!?」

 

「決まりね、大河君はお風呂場付近で待機してもらいましょう」

 

そう話して、数時間経過して、俺は色々と疑いをかけられながらも、鉄人と共にお風呂場の前で待機していたのだが………

 

「……来ないな…」

 

「……来ませんね」

 

俺は、鉄人と会話をしながら待機していた。明久達には先生に呼び出されてということで、別れているのだが、あいつら今日は行動をおこさないのか?

 

「しかし、お前は覗きに加わらないのか?」

 

「してほしいのですか?あ、斜め取りました」

 

「するな、馬鹿者!そして、よくもそこを取ったな」

 

「こそこそ、覗きなんてしてもお互いに何もいい思いをしませんよ。あ、今度はそちらを取りましたね?!己、西村教諭!!」

 

「ふん、覗くこと自体が言語道断だ。そして、これで俺の勝ちだ」

 

「いや、何してるのですか!?!!」

 

「「何ってオセロ対決……」」

 

俺と鉄人は、ずっと待ってるのだがなかなか来ないので退屈だと思い、鉄人とオセロ対決してた。因みに俺達の会話に突っ込み入れてきたのは、岩下と同じBクラスの菊入真由美だ

 

「ここに来ていると言うことは、防衛はいいのか?」

 

「それはもういいの。終わったから」

 

「「終わった??」」

 

俺とで鉄人は菊入の報告にずいぶんあっけなく今回は終わったのだと思うと、高橋先生が介入したことで今回は早く終わったらしい……

 

「はぁ……結局、俺も鉄人にオセロ対決負けての悲しい時間か……」

 

「ふん、教師に勝とうなんぞ10日早い」

 

「いや、そこは普通は百年とか言うのが普通ではないですか!?なんで、10日!?10日で勝てる可能性があると言うことですか!?」

 

「はっはは!細かいことは気にするな。来ないのであればそろそろ戻っていいぞ」

 

「では、俺は部屋に戻ります」

 

俺は鉄人に一言伝えて、自身の部屋に戻ると屍のようになっている坂本と明久がいた。予想以上にボロボロで俺が引いてると秀吉が説明してくれた

 

「また無様に負けたのか……」

 

「ちがう!()()()()()()()()のだよ!!」

 

「は??」

 

「……高橋先生が出てきて、男子は降参。明久達は姫路と霧島に折檻…」

 

「なるほど、大体わかった。Fクラスは降参して土下座したのか……」

 

まぁ、あの連中がそうしても不思議ではないが秀吉は無罪放免だったとは……

 

「秀吉、ついにお前は……教師に女も男も扱いされないようになったのか」

 

ワシは男じゃ!!!じゃが、どうする?このままでは、お主らは脅迫犯の影に怯え、且つ覗き犯という不名誉な称号を掲げられてしまうぞい」

 

「覗き事態が犯罪だがな…いや、明久はもう手遅れか…」

 

「うるさい!!まだ、なにも手遅れてない!!」

 

まだと言うことはいつかは手遅れになると言うことではないか。しかし、確かにこのままではこいつらの脅迫した犯人が見つからないのは問題だな

 

「……方法はある」

 

「っ!?本当!?」

 

「あぁ……だから、まだ諦めるなよ」

 

坂本の言葉に明久が希望を持ったように聞いてきた。果たして坂本が出す作戦はいったい何を……そして、俺はどういう風に動くかを決めないとな




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いいたします!
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