俺を除く坂本達の今後の方針は、覗き仲間を増やすために、姫路達を呼ぶことにしろと言う話だが……
「それじゃ、明久は姫路と島田に木下優子、ムッツリーニはカメラの準備をしろ。ヅラは裏切るから岩下に連絡とかは無しだ」
「待つのじゃ!?姉上はやめておくのじゃ!!」
「ど、どうした、秀吉!?今までにない必死さがあるぞ!?」
「もしも姉上を呼ぶとなると、間違いなくお主の妻……もとい、霧島が来るぞ!!(本音は、姉上にこれをばれた場合は……ワシが死ぬ!それは避けないとダメじゃ!!)」
「っ!?!明久、木下優子はなしで頼む」
霧島と言うキーワードに坂本は、本当にこれは不味いと思い木下優子を呼ぶことを諦めた。秀吉は安心しているが、自分が着るという未来があることを忘れているな……
「バカぁぁ!僕のバカぁっ!ある意味、自分の才能にビックリだよ畜生!!」
「な、なんだ!?いきなり叫んで!?!ついに、失敗し続けて発情しているのか!?」
「どうした明久?さっき何か悲鳴が聞こえたが?」
「色々と大変な事になっちゃったんだ!今は、僕の邪魔をしないで!」
「大変なこと?」
「それは……?っとと」
坂本がバナナの皮に滑り込み、坂本が明久を巻き込んで倒れる。そして、坂本が明久の携帯電話を踏み潰す音した
「それは、なんなのだ?」
「それは、たった今キサマが作った状況だ!!」
「あー、これは明久の携帯電話は、今や電子パーツへと分解されて見るも無残な状態な」
「何、明久の携帯なのか?」
坂本は明久の携帯だとわかると、珍しく申し訳なさそうに謝っていた
「これは本当にすまん……。今度、修理して返す」
「いや、今はそんなことどうでもいいから、とりあえず、雄二の携帯電話を貸して!」
「あ、ああ。別に構わんが……っていうか、どうした?」
いかにも坂本が好みそうなシンプル形状の携帯電話を受け取り、明久はすぐに雄二の携帯を操作し始めたが……
「雄二、何で電話帳が霧島さんしかないの!?」
「なに!?!」
つまり、坂本のアドレス帳登録というのになっているのは『霧島翔子』というアドレス1件になっていた
「ぐ……翔子のヤツ、また勝手に俺の携帯を弄りやがったな!?機械オンチのクセに……。これでまた家でアドレス帳を入力し直さないとならないじゃないか」
「またって、何回も消されてるのか。それは大変だな」
「もう慣れたさ……それよりも、明久。そんなに深刻そうな顔をしてどうしたんだ?まるで、間違えて島田に告白とも取れるようなメールを送ってしまって弁明しようとしたところで、俺に携帯電話を壊されてなにもできなくなってしまった、なんて顔をしているぞ」
「ははは、そんなのさすがにそんなアニメ展開はないではないか?そんなのあっては笑い話だな」
「あははっ。何を言っているのさ雄二。そんなことあるわけないじゃないか」
「そうだよな。そんなことになっていたら流石に携帯電話を壊した俺が極悪人みたいだもんな」
「全くだ」
「「あはははは!!」」
坂本と明久が笑いあっているのか俺は見てしまった。明久の目の奥には笑っていないことを俺は気づいてしまった
「ふふ……」
明久が、急に笑って雄二の携帯で何をしているのかが気になり俺は明久の後ろに見ると驚いてしまった
To:霧島翔子
From:坂本雄二
もう一度きちんとプロポーズをしたい。今夜浴衣を着て俺の部屋まで来てくれ
「……送信」
「うん、送信?明久、俺の携帯で誰に何を送信……ゴふっ。ななな、なんてことをしてくれるんだキサマ!」
「黙れ!キサマも僕と同じように色々なものを失え!どりゃぁぁーっ!」
「おわぁっ!俺の携帯をお茶の中に突っ込みやがったな!?これじゃ壊れて弁明もできないだろうがこのクズ野郎!」
「そう!その気持ち!それが今!!僕が雄二に抱いている気持ちだよ!
「「全く意味がわからん!!!」」
本当に、そんなのでは意味がわからない上になぜそんなに叫んでいるのか俺達は分からん!
「何をわけのわからんことを!と、とにかく今は翔子の部屋に行って誤解を解いてこないと大変なことに……!くそがあぁあ!!」
坂本は叫びながら、出ていくが雄二が廊下へと続くドアを開ける音すると廊下にいた鉄人が雄二に拳を叩き込む音がきこえて……雄二がテーブルを巻き込んで壁に激突する音した
「部屋を出るな」
「「sir、yes!」」
坂本が、鉄人に殴り飛ばされたのを見て俺達は逆らえずに敬礼して返事した
「そうだ!!ヅラは携帯あるよね?!」
「…実はな、階段転んだ日に俺の携帯は無惨に破壊された……く、あの携帯のなかには明久弄るメモがあったのに……!」
「待って!?今不穏なこと言わなかった!?」
俺の言葉に、明久がなにかいっているが、とりあえずは坂本のやらかしたことをどうにかしないとな
「ちなみに秀吉とムッツリーニはまだ携帯は買ってないの?」
「うむ。特に必要ないからの」
「……いざというとき鳴り出すと困る」
「まて、ムッツリーニの理由は特殊過ぎる上に、なにか恐ろしいことを言わなかったか?」
さすがに、聞き捨てにならない俺は、ムッツリーニに指摘をするが、本人は首を横に降っていた
「しかし、この部屋は片付けないとまずいのではないのかの?これでは布団も敷けぬぞ」
「そうだね、とりあえず片付けて秀吉の撮影を始めようか。ヅラ手伝って?」
「ヅラではない、家政婦桂だ。ごみ袋も用意したぞ」
「なんであるの!?」
明久がなにか言いたそうだが、これ以上は突っ込むのはよそうと決めたのかなにも言わずに片付けすることに
「「えっと、秀吉の荷物は右、割れた花瓶とガラスは左明久の荷物は右気絶した雄二は……左」!」
「ぐぁあっ!せ、背中にガラスの破片がっ!」
明久と共にごみを捨てると、気絶した坂本雄二が重すぎたので俺達二人がかりで投げると坂本がのたうち回っていた
「あ、雄二。起きたなら手伝ってよ」
「待て!お前には俺の背中の傷が見えないのか!?」
「ははは、大丈夫そうではないか?なにせ、致命傷ではなさそうだから」
「そうだね。第一、それだけ叫べるなら大丈夫だね」
「そう思うならお前らにも……こうだっ!」
「ああっ!着替えがガラスまみれに!?」
「ふははは!!こうなったら、お前らもこの痛みを味わえ!」
「安心しろ、そういう事情ならそれなら浴衣を着るからいいさ!」
「そうさ!秀吉とペアルックだしね!」
「……………羨ましい」
「だから……お主ら…ワシは男じゃと言っておるじゃろうが!!!!」
俺達はそう言い合いながらなんとか片付けをすることになった。なお、坂本はその後どうやって誤解を解くか真剣に考えていたのと、明久がなにか真っ青になって考えていた………
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お気に入りが増えていることに驚き、読んでいただいてることに大変恐縮です。
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