徒然なる中・短編集(元おまけ集)その2   作:VISP

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スぺゴジ主のスレ立て その3

 

 「凄い…。」

 

 その日、社霞は生まれて初めて「神」を見た。

 

 嘗て彼女がトリースタ・シェスチナ、即ちオルタネイティブ第三計画の産物たる人工ESP発現体第六世代300番目と呼ばれていた頃。

 彼女達には神という概念を知識として知っていても、それを信じると言う事が分からなかった。

 他者へのリーディングにより信仰と言う感情は知れたものの、ソ連と言うオカルトや宗教を否定するイデオロギーを持つ国家により生み出された彼女らは信仰とは何なのかを実感としては知らない。

 なのに故郷たる地球よりも遥か遠く、片道60年の宇宙の彼方において、今漸く体験する事が出来た。

 こんな感情を抱いたら、理性を投げ捨てても仕方ないだろう。

 

 「そうね。もう、そうとしか言い様が無いわ。」

 

 ふと口を突いて出た言葉に、傍らから返事が来る。

 香月夕呼博士。

 現在の自分の保護者である女性。

 悪ぶっていながら、しかしとても優しい人。

 先程G弾の投下を確認した際、ありったけの罵詈雑言を吐いて自分だけでも逃がそうとしていたとは思えない程に今は落ち着いていた。

 

 「はい。とても、とても凄いです…。」

 

 自分の拙い語彙ではとても言い表せない。

 神々しいまでに強力無比な、人では決して敵わない絶大な力そのもの。

 理性では抑えきれない程の恐怖と憧憬、畏怖と崇拝を見る者に与える程の存在感。

 ただただ伏して仰ぎ見る事すら許されない圧倒的なスケールの差。

 今、G弾の直撃から透明なバリアと重力操作で私達を守り、返礼とばかりに地上にいながら移民船の一隻を死人が出ない程度に破壊する規格外。

 

 「『スペースゴジラ』」

 「ん?」

 「彼の名前です。スペースゴジラと。」

 「その名前だと、スペースって付かない個体もいそうね。」

 「はい。そちらもとても強いそうです。でも…」

 

 思い出すのは、先程投げかけられた言葉ならぬ思念。

 あの巨体、あの力を持ちながら、彼の神は底知れぬ程に慈悲深かった。

 

 

 『小さき者達よ。次会うまでにその意思を一つに纏めよ。出来ぬまま我が前に立てばその命亡きものと思え。』

 

 

 「大丈夫、だと思います。」

 「…そっか。なら多分大丈夫でしょ。」

 

 一度の無礼を許した上、条件さえ満たせばまた会う事を良しとするこの「神」ならば大丈夫だろうと、社霞は理屈じゃなく感情でそう考えた。

 その後、迎えの船が来るまで、二人+戦術機一機は去っていく「神」の背を見送ったのだった。

 

 次の邂逅の機会は、思ったよりも早く来た。

 この星に向けてやってきたBETAの着陸ユニット。

 迎撃のために慌ただしくなった船団を他所に、再び現れた脅威はあっさりと消滅した。

 地表から放たれたスペースゴジラの熱線。

 惑星全土に配置された結晶体によるエネルギーの生産・増幅・供給を一身に受けての圧倒的火力の一射目。

 そしてそれ以上にその熱線の射程距離と射撃精度、何より蛇の様にのたうち、砕け散った破片も残らず消し飛ばした誘導性能を見せつけた二射目。

 この時点で、船団内の軍人や研究者らは武力によるスペースゴジラへの対応を諦めた。

 G弾も効かず、BETAすら歯牙にもかけないスペースゴジラの圧倒的な力に心を折られたのだ。

 

 

 『少なくとも、今後100年は我々は彼と敵対してはならない。その瞬間、我々の滅びが確定する。』

 『もう我々には後が無い。尊厳も何もかも捨ててでも生き残り、人類の未来を繋ぎ、残していった者達、死んでいった者達の分まで生きる義務がある。』 

 『……彼の手を、取ろう。彼は人類ではないがBETAとは異なる対話可能な知生体であり、一度過ちを犯した我々にまたもチャンスを与えてくれる程度には慈悲深い。』

 『どうかこの船団で生きる全ての者が、同意してくれる事を願う。』

 

 

 全船団に向けて、最後のアメリカ合衆国大統領の演説が流れて間も無く、移民船団はスペースゴジラとの平和条約を結んだのだった。

 

 

 ……………

 

 

367:名無しの結晶

とまぁ、大体こんなもんやな

今現在は先遣隊の上陸が始まって色々調査してる所やで

 

368:名無しの転生者

おお、感動的やな

 

369:名無しの転生者

火力高過ぎて草

 

370:名無しの転生者

その火力があればなぁ…オレもなあ…(EDF

 

371:名無しの転生者

EDFニキお労しい

 

372:名無しの転生者

スぺゴジの熱線てあれ誘導可能かつ高威力

しかも概算だが威力と射程がゴジラアース級とかそりゃ心折れるわな

 

373:名無しの転生者

だが、人類は漸く安地を手に入れた訳だしめでたしめでたし?

 

374:名無しの転生者

え、ここからいつもの内ゲバパターンじゃないの?

 

375:名無しの転生者

マブラヴ世界の人類だからなぁ…(遠い目

 

376:名無しの転生者

内ゲバの原因て幼馴染みヒロインが武ちゃんと他ヒロインとくっつく可能性を排除してるからだっけ?

 

377:名無しの転生者

せやぞ

 

378:名無しの転生者

ころころした方が良いのでは???

 

379:名無しの転生者

せやな

 

380:名無しの転生者

原作ファンとしては助けてほしかったけど、もうどうしようもない段階だからなぁ

 

381:名無しの転生者

人類にとっては基本害悪だが、それでも救いの一助にはなる

 

382:名無しの転生者

ちな原作BETAはそれでも大幅弱体化してるゾ

 

383:名無しの転生者

してないと数年で人類滅亡ゾ

 

384:名無しの転生者

マジかい(;゚Д゚)

 

385:名無しの転生者

ガチだゾ

 

386:名無しの結晶

とりまこれで話したい事は無くなったな

何かあったら浮上してカキコするんでその時までバーイノシ

 

387:名無しの転生者

あらま実質終わりか

 

388:名無しの転生者

じゃねーノシ

 

389:名無しの転生者

まぁ書く事ないしな

 

390:名無しの転生者

面白かったで

 

391:名無しの転生者

乙乙

 

392:名無しの転生者

乙!またな!

 

 

 

………

……………

…………………

 

 

 

998:名無しの結晶

あれから10年経過

結晶調査する許可出したら香月博士が並行世界観測&行き来する方法開発したったw

 

999:名無しの転生者

ファ!?

 

1000:名無しの転生者

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取り敢えずこれで第一部完
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