徒然なる中・短編集(元おまけ集)その2   作:VISP

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【実質GTA】ブルーアーカイブ転生スレ【美少女化MOD】その9

【介入】ブルーアーカイブ原作対策スレ【放置】Part212

 

548:名無しの生徒

漸くアビドス編終了か…

 

549:名無しの生徒

見ろよユメパイにホシオジ、対策委員会の幸せそうな顔をよ…

 

550:名無しの生徒

感無量

 

551:名無しの生徒

わちゃわちゃしながらヘリに乗って、手当とか身支度してから柴関亭にいってさ

 

552:名無しの生徒

ニトネキが他全員から丸め込まれてるの笑うw

 

553:名無しの生徒

先生にっこにこやん

…当然やな!

 

554:名無しの生徒

入店したら柴大将がおめめまん丸にw

そして最高の笑顔と声での「いらっしゃい!」

 

555:名無しの生徒

当時からアビドスにいただろうから喜びも一入だろうなぁ

 

556:名無しの生徒

分校組と合わせて30人近いからセリカも厨房入りしたな

 

557:名無しの生徒

で、皆疲れてる&大将大変だからって醤油ラーメン大盛で統一と

 

558:名無しの生徒

これには大将も苦笑いw

 

559:名無しの生徒

でお返しにトッピング盛り盛り

 

560:名無しの生徒

流石やでぇ

 

561:名無しの生徒

オレラも柴関亭行きたいなぁ

 

562:名無しの生徒

今後のアビドスとネフティスとの提携が進んだらな

 

563:名無しの生徒

もうちょい待つしかないね

 

564:名無しの生徒

しかしあそこの砂、そんなに価値あるものなの?

 

565:名無しの生徒会

以前にも説明あったけど、砂は建材=コンクリの材料として使われる

良質な砂は常に需要があり、史実世界だと砂泥棒とかもあった位

なので、アビドスの大量の砂も需要がある

 

566:名無しの生徒

加えて言えば、アビドス砂漠の砂は建材としてとても良好

しかもキヴォトスで最も古く神秘の濃い土地だから魔術方面の素材としても使用可能

 

567:名無し

良い建材(骨材)としての条件 ※wikiまま

 

・適当な硬度があること

・泥などの有機物の含有、付着がないこと

・吸水量が少ないこと

・アルカリ骨材反応の原因にならないこと

・塩分が少ないこと(鉄筋コンクリートの材料とする場合)

・粒径が均一であること(大小粒がかたよらず適当な割合で混合していること)

 

568:名無しの生徒

性質としては川砂に近いが量も膨大と来れば手を出さん理由がない

 

569:名無しの生徒

加えて言えば、キヴォトスはご存知ほぼGTA世界

建物の破損・倒壊なんぞ日常茶飯事!

 

570:名無しの生徒

川砂に近いのは恐らくアポピスの神秘に長く晒されてたからな

蛇って基本水属性だし、アポピスは冥府とも縁深い

だから生物由来の有機物とかも少ないんだろう

 

571:名無しの生徒会

ニトネキ達がアビドスへ、うちらがネフティスへと交渉する予定

交渉成功すれば居住区周辺から採取していく予定

 

572:名無しの生徒

作業員向け宿舎には現地の放棄されたホテルなんかを買い取って再利用!

従業員は基本現地の人を雇用します!

露天掘りだから他の設備投資は最低限で済む!

 

573:名無しの生徒

飲食店は多少こっちからも出す予定だけど、旧アビドス出身の店なんかに声かける予定

 

574:名無しの生徒

既にリストアップ済み!かつてのリゾート飯が今蘇る!

 

575:名無しの生徒

所でカイザーは?今回の一件で遂に力尽きたって聞くけど

 

576:名無しの生徒

株主総会から大バッシング喰らってもう屋台骨しか残ってないゾ

 

577:名無しの生徒

屋台骨(キヴォトス各地のインフラ事業)

 

578:名無しの生徒

変に欲張らずにいれば平和だったろうに…

 

579:名無しの生徒

他は大体オレラが駆逐したからね、仕方ないね

 

580:名無しの生徒

で、ウトナピシュティムの本船の発掘は?

 

581:名無しの生徒

ビナーぶっ潰したからそっちも開始するぞ

オアシス復活のため各地で測量&試掘してそのついでに

 

582:名無しの生徒

で、夜ごとビナーに襲われるんですね分かります

 

583:名無しの生徒

面倒だったけど素材残ったから勘弁してやる

 

584:名無しの生徒

夜ごと復活しては採取されるだけのビナーくんカワイソスwww

 

585:名無しの生徒

毎夜採取決戦は草なんだ

 

586:名無しの生徒

あ、懐かしそうに食べてたユメパイとニトネキの食事が終わったぞ

 

587:名無しの生徒

で、ニトネキが堂々と全額支払いした

 

588:名無しの生徒

ニト「どうかちゃんと支払いさせてください。今までのお礼と今後の繁盛のためにも」

ユメ「毎回サービスしてもらって申し訳なかったんだ。でも、柴大将には今後も頑張ってもらいたいし、受け取ってもらえないかな?

 

589:名無しの生徒

柴「仕方ねぇなぁ。戻って来た二人にそう言われちゃ、受け取る以外あり得ねぇよ」

 

590:名無しの生徒

ニトネキ「え、いや私は」

ユメ「まぁまぁまぁ」

ホシ「さ、皆で帰りましょう。私達の学校へ!」

皆『はーい!!』

 

591:名無しの生徒

美しい…これ以上の芸術は存在しないでしょう

 

592:名無しの生徒

これだよ…!これが見たかったんだよ…!

 

593:名無しの生徒

いつまでも幸せあれ。私がお前を、愛する限り…

 

594:名無しの生徒

ビアン博士乙

 

595:名無しの生徒

でマザー、そろそろお願いしまーす

 

596:名無しの生徒

あ、忘れてた

 

597:名無しの生徒

っつーわけでユメパイにブラックバレル、それも厄ネタ強化済み与えた説明はよ

 

598:名無しの生徒

早くしろー (ノシ`・ω・)ノシ バンバン

 

599:名無しのマザー

仕方ないにゃぁ…

ブルアカ世界ループ説と言えば分かるかな?

 

600:名無しの生徒

あー…そういう…

 

601:名無しの生徒

え、スマホゲー特有のサザエさん時空じゃないの?

 

602:名無しの生徒

電車での連邦生徒会長

「この結果に辿り着いて初めて、あなたのほうが正しいことを悟るなんて…

きっと私の話は忘れてしまうでしょうがそれでも構いません。

何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから…」

 

603:名無しの生徒

一度は時間遡行またはループしてるのはほぼ確定

 

604:名無しの生徒

ん?あーだからディーン・レヴとディス・レヴなのか

 

605:名無しの生徒

え、どゆこと?

 

606:名無しの生徒

ディス・レヴ ※スパロボwikiまま

怨霊・悪霊など、負の属性を持つ魂を封入しており、マイナスの念の集合体である「負の無限力」を吸収して相互に反応させ、輪廻転生の輪に戻すことで「正の無限力」へと転化させる機構であり、この際に発生する「生と死の狭間に生ずる無限エネルギー」を動力として抽出する。

 

607:名無しの生徒

で、ループしてるって事はそれまでの各種因果とかが降り積もってるの

前のマブラヴ世界みたく

 

608:名無しの生徒

あ!

 

609:名無しの生徒

しかも積み上がってるのは恐らくキヴォトス滅亡とそれに至るまでの負の因果というね

 

610:名無しの生徒

血と硝煙、死と滅びの因果か…

 

611:名無しの生徒

それらを吸収·消費·清算するためか

 

612:名無しのマザー

そーゆーこと

加えて言えばブラックバレルは神秘特攻

今後キヴォトスを滅ぼす可能性のある大体の存在に通るというね

 

613:名無しの生徒

なーるほど

因果の清算&防衛手段の確保な訳か

 

614:名無しの生徒

まぁ学生に持たせるには余りに物騒だけどね

 

615:名無しの生徒

マザーが募集時に「滅んでも構わない世界線」って言ってた訳だ

 

616:名無しの生徒

そらループものならそうよ

 

617:名無しの生徒

でも、オレラが頑張れば終わらせられるんじゃない?

 

618:名無しの生徒

どうだろ?

そこの所どうなのマザー?

 

619:名無しのマザー

皆の頑張り次第だね

現状、最初期の小さな学区からヱルトリウム建造までこぎ着けた

これで緊急時にキヴォトス全住民を乗せて脱出はできるけどそれ以上は難しいかな

 

620:名無しの生徒

どうにかなんない?

 

621:名無しの生徒

いや、何処を目標にするかによるんじゃないか?

 

622:名無しの生徒

あー…原作もまだ完結してないしなぁ

 

623:名無しのマザー

取り敢えずキヴォトスの存続と考えると色彩勢力(本体含む)の撃退を目標と仮定

そうなると今の戦力、具体的には転生者全体の4割がルナティック受講済みだと

はっきり言って心許ない

 

624:名無しの生徒

dsynー

 

625:名無しの生徒

推定クトゥルフ神話の異次元の色彩ことカラーだからな

 

626:名無しの生徒

他の生物の生命力を糧とし、影響を受けた生き物は精神を病み生命力と色彩を失って灰色に変じ、最終的には崩れさせるガス状生命体かぁ

 

627:名無しの生徒

人間の眼には奇妙な色彩そのものに映るエネルギー生物

人間の肉を直接喰らうこともあり、その場合には獣のような形に実体化する

またこの生物は、旧神の印に弱いとされる

 

628:名無しの生徒

で、専門家からの意見は?

 

629:名無しのデモベネキ

呼ばれたから来たぞ

対C.C.D.としてははっきり言ってまだまだ足りん

死にたいのかお前ら?

 

630:名無しの生徒

dsynー

 

631:名無しの生徒

しってた(白目

 

632:名無しのデモベネキ

ヱルトリウムの対神格装備は問題ない

単にお前らの修行が全然足りてないだけだ

それでは藁の様に死ぬ事すら出来んぞ

 

633:名無しの生徒

はい

 

634:名無しの生徒

分かってたけどキッツ!

 

635:名無しの生徒

そりゃこの世界にいる転生者は負け組が大半だからなぁ

 

636:名無しの生徒

元の世界でしくじった組が過半だっけ?

 

637:名無しの生徒

主人公補正無しでORT道連れにした藤丸立香()とかもいるぞ

 

638:名無しの生徒

嘗て無くした青春を取り戻しに来た人だっているんですよ!?

 

639:名無しの生徒

こっちで生徒の肉体貰って人間らしい生活できて満足してる

邪魔するなら誰だろうとブッコロよ

 

640:名無しの生徒

>637~639みたいな連中はしっかり受講してるけどね

 

641:名無しの生徒

失敗転生者は所詮時代の敗北者じゃけぇ

 

642:名無しの生徒

はぁ…はぁ…敗北者…?

 

643:名無しの生徒

取り消せよ、今の言葉

 

644:名無しの生徒

草w

 

645:名無しのマザー

まぁもしもの時の脱出手段は用意できたし、後は君達の好きにしなさい

私もそうするから

 

646:名無しの生徒

(とか言って後で泣き付かれるんだろうなって)

 

647:名無しの生徒

(まぁマザー達の目的は転生者の修行だしね)

 

648:名無しの生徒

(優秀なのはいくら居ても良い。人格者なら猶更)

 

649:名無しの生徒

とりま頑張るしかないと

分かってたけど前途多難だな

 

650:名無しの生徒

生徒や学校間の問題だけならどうとでもなるのになぁ

 

651:名無しの生徒

なお監禁

 

652:名無しの生徒

止めてくれカカシ

その話題は色んな奴に効く

 

653:名無しの生徒

赤冬の227号室で酒に酔ったふりして誘い受けして生徒に襲わせようとした事件もあったな…

 

654:名無しの生徒

その節は本当に申し訳なかった

あいつらに関しては未遂だったから記憶処置は無し

ただしハードコースのヘビロテとボランティア活動で手打ちになった

 

655:名無しの生徒

下手なルナティックよりキツイ奴じゃん草

 

 

……………

 

 

 翌朝 アビドス高等学校にて

 

 「は?私がアビドスに留学?は???」

 

 朝一の通信に、クリスは再び宇宙猫顔になっていた。

 

 『そーそー。今後の提携考えると、やっぱクリスちゃんがそっちにいてくれると楽だからさー。』

 

 ユメパイはその辺あんまり役に立たんからさーと、生徒会渉外部の一人が告げる。

 

 「分校の子達は!?私じゃなくてもいけるじゃないですか!」

 「いや、私らそっち方面は苦手だぞ。それに治安維持の仕事あるし。」

 

 戦争屋にそれ以外を期待すんな、と先日ビナー相手に二線級の機体で掠り傷で生き残ったアビドス分校のAT乗りの一人が返す。

 昨夜は皆学校で雑魚寝であり、そのまま朝食の席まで一緒だったからほぼ全員がその会話を聞いていた。

 今後、ヱル学に移籍となる分校組だが彼女らは学籍こそヱル学に移るが、バイト先にアビドス自治区内PMCを予定しており、遠からず治安維持の戦力の一つとして戻ってくる予定だ。

 今後のアビドスでの事業展開を考えれば、増え過ぎたヘルメット団や不良達に暴れられては困るのだ。

 故に治安維持用の戦力、それもアビドスの過酷な環境に適応してて展開速度の優れるAT部隊を有する分校組を他に回す事は出来ない。

 必然、やれる奴がやれる事をやるしかないのだが…アビドスで事務仕事ができる者は少数派だった。

 

 『アビドス高校の今の生徒会長は小鳥遊ホシノでしょ?ユメパイだけじゃなく貴女の留学も条件にすれば必ず食い付くじゃない?』

 「それは、まぁ、そうですが…。」

 『それにーしょっちゅう詐欺とかに合うアビドスの子達に政治全般もいけるニトネキが色々教えたりフォローした方が将来のためにもよくない?』

 

 新渡戸クリスは黙り込んだ。

 完全に正論であり、背後でアビドス対策委員会の面々からすっごい期待のオーラ(というか圧)がヒシヒシと感じ取れる。

 加えて、実際に嘗てニトクリスとして古代エジプトでファラオとして苦労しながら国を運営し、その後も英霊として多くの召喚に応じてきた彼女の経験は今のアビドスにとって正に欠けていた穴を埋めるもの。

 ホシノもその辺は苦手だし、ノノミは得意だが実家の関係上余りやりたがらない。

 辛うじて得意そうなのはアヤネ位だが、彼女はまだ一年生であり、余り押し付ける訳にはいかない。

 それではダメだ。

 カイザーに土地を巻き上げられた様に、再び何らかの詐欺に合う可能性が高い。

 無限借金返済の日々再び、とか死んでもごめんだし、先輩と後輩達がそんな目に合うのもごめんだ。

 

 「………………………………いいでしょう。ただし支援は弾んでもらいますからね。」

 『オッケー!んじゃ理事にはしっかり言っておくから!まったねー!』

 

 ガチャリと通信が切れる。

 スマフォをポケットにしまい、振り返るとキラキラ☆とした目でこちらを見つめるアビドス対策委員会の面々がいた。

 

 「いやったー!これでクリスちゃんと今後も一緒だね!」

 「おめでとうございますクリス先輩!」

 「うふふ、これでアビドス完全復活ですね。」

 「ん、今日からはホシノ先輩も寂しくない。」

 「う、うへ~。シロコちゃん、そんな事言わなくていいからね?」

 

 満面の笑みで、これからの幸福を疑いもしないアビドスの子達の姿にクリスは呆れた様に肩の力を抜いた。

 諦めたのだ。

 もう自分は大事なここから、大事なこの子達から離れる事は出来ないと。

 この笑顔を裏切る事は、自分には出来ないと。

 

 「いいでしょう。私が戻って来たからには今後はしっかり指導します。特にユメ先輩とホシノ。いい加減に事務仕事位しっかりできるようになってもらいます。」

 「「や、藪蛇~~!」」

 

 だからせめて、命に代えてでも守り抜こう。

 この過酷ながらも美しい、私達の青春の日々のために。

 嘗ての様な姦しさと幸せを噛み締めながら、新渡戸クリスはそう誓うのだった。

 

 (あーこりゃアタシらでフォローしないとなぁ。)

 (あんないい子達が曇るのは人としてNG。)

 (よし、ニトネキは死んでも生かしてやろうぜ。)

 (どうせガッツ持ちだしなコイツ。)

 (やらかしたらユメパイとホシオジに泣き落としてもらおう。)

 

 無論、そんな思考なんて同じ様な事考えてる愉快な同類共に読まれてるのだが。

 今はその事に気付けていないニトネキだった。

 

 

 ……………

 

 

 「で、何の用なんだ黒服。昨日の今日だぞ。」

 『クックックッ冷たいですねぇ先生。貴男と私の仲じゃないですか。』

 

 生徒達が青春を送る一方、大人達は物陰で秘匿通信に勤しんでいた。

 

 「要件を言わないなら切るぞ。」

 『ヱルトリウム総合工業学院はご存知ですか?』

 「AT等の人型兵器の開発元で、今回も手助けしてくれた彼女達だろ?」

 

 全てとは言えないが、それでも主要な学校の名前や地理・政治関係を先生は把握していた。

 三大校と言われるゲヘナ・トリニティ・ミレニアム、その他規模を問わぬ様々な中小校。

 それらの連合軍を相手に全く引かず、自治区防衛に成功したキヴォトスにおける台風の目。

 最強にして最優の学校、連邦生徒会すら手出しできないキヴォトスにおける特異点。

 それがヱルトリウム総合工業学院の大凡の評価だ。

 

 『あの学校には注意してください。少なくとも、その目的を知るまでは決して気を許さぬように。』

 「私は先生だ。生徒を信じ、教え導く。それは何処の誰であっても変わらない。」

 『えぇ、貴男ならばそう言うと分かっていましたとも。しかし、彼の学校だけは例外とすべきでしょう。何せ目的のためにほぼ死体だった者にほぼ蘇生に近い処置をし、剰え戦略兵器を貸与する。大凡常識で彼女らを測る事は不可能です。』

 

 短い付き合いだが、何時になく真剣な黒服の声色に、先生は黙って続きを促した。

 

 『あの兵器、ブラックバレルと言っていましたが。アレは神秘そのものを破壊する恐るべき兵器です。一学生に、子供に持たせるべきものでは決してない。いえ、例え何人であろうとあんな代物を手に取るべきではない。冒涜的とまで言える悍ましい代物なのです。』

 「お前がそこまで言うのか…。」

 『アレは文字通り冥府、地獄そのものです。命有る者、特に神秘を持つ者にとっては本来触れるだけで害となる。況やその一射を受ければ、如何なる神秘、如何なる守りであろうと殺し尽くし滅ぼし尽くす。その威力は先生が昨日見た通りです。』

 「…使用したユメ、補佐したクリスに悪影響があると思うか?」

 『当然あるでしょう。しかしヱルトリウムならばそれを無害化する術も心得ているのでしょう。こちらが観測した限り、彼女らに疲労以上のものは観測できませんでした。』

 「そうか。なら、私は先生として少しヱル学に用事が出来た。」

 

 先生の、生徒を第一とする聖者が如き大人の目と声は冷え切っていた。

 一度はその命を救いながら、しかし生徒に危険な兵器を与え使用させたヱルトリウム総合工業学院への不信と怒りから、生徒を教え導く先生は次の優先目標を決めた。

 

 「礼を言っておくよ。ありがとう黒服。」

 『クックックッ、どういたしまして。しかし先生、ヱルトリウムに行くのでしたらお気を付けて。彼の学園は連邦生徒会どころか我々ゲマトリアすら手出しできないある種の聖域です。中がどうなっているのかは全く分かりません。』

 「それでもだ。私は先生で、生徒達のために動く。たったそれだけさ。」

 『クックックッ!ご武運をお祈りしますよ。』

 

 プツリと通信が切れる。

 知らず力の入っていた肩を脱力させ、先生は深々と息をついた。

 

 「アロナ、ヱルトリウム総合工業学院の調査をお願い。表も裏も、可能な限り頼むよ。」

 『わっかりました!お任せください先生!』

 

 こうしてアビドスでの騒動は終わり、脚本は次の章へと進むのだった。

 

 

 




なお、ユメパイ=オシリスは生前は豊穣神で緑の肌を持つ
復活して冥府神だけじゃなく豊穣神の神秘も宿してるので、今後アビドスは栄えるのが規定路線というね
しかもヱル学から援助兼事業提携が始まるからスゲー発展するのは確定という

Q.つまりどういう事だってばよ?

A.治安維持と学校運営両方でクッソ忙しくなるって事だゾ♡
 だから事務方の教育が必須というね
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